ゼロ(ロックマンエグゼ)

登録日:2015/03/08 (日) 00:45:17
更新日:2023/04/28 Fri 17:45:27
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俺の名は…ゼロ



この項目はゲームキューブ版『ロックマンエグゼ トランスミッション』に登場するゼロについて説明する。




WWWの事件を解決した熱斗ロックマンは平和な日々を過ごしていた。

しかし、ある時期からナビがオペレーターの命令を無視して暴走するという事件が各地で起こり始める…

事件を解決してゆく最中、とあるウイルスが原因という情報が入ってきた、その名は「ゼロウイルス」
こっちとは関係ない
ゼロウイルスは何物かの配下のナビであるスターマンがワクチンだと偽って、様々なナビに配られていたのだ。

そして、スターマンを倒し、ゼロウイルスの巣窟と思われる「ゼロアカウント」に突入したロックマンが目撃したのは…





−自我を持ち、言葉を話すウイルスであった−





●概要

CV:宇垣秀成(アニメ版ロックマンエグゼのボンバーマンと同じ声優)

トランスミッションにおけるゼロとはウイルスである。
WWWの残党である「教授」によって作られ、ドリームウイルスを復活させるための情報を集めるだけの役割だったが、ゼロウイルスが耳目となり、やがてそれらの情報から自我を持ったウイルスであるゼロが誕生した。

見た目はネットナビであるが、顔の部分がドリームウイルスのような無機質なものになっており、背丈はロックマンの二倍ほどある。
それ以外は、『ロックマンXシリーズ』のゼロに近いと言えばわかりやすいだろう。

残念ながらエグゼ内ではカーネルやアイリス、本家ではゼロと同じワイリー製であるフォルテとの関係は無い。


自分がウイルスであることに苦悶し、ネットナビとして生きて行きたいと考えており、初めてロックマンに出会った時は、以前からゼロウイルスに感染していたロックマンと熱斗の絆に興味を示していた。

ロックマンは戦わずに和解できるかと主張していたが、ウイルスである自分とネットナビは相容れないと結論づけたゼロは戦いを挑んでくる。



●戦闘でのゼロ

バトル中はロックマンXシリーズでのダッシュの体勢をとりながらロックマンに近づいて行き、間合いに入ると攻撃をするというものである。
しかし、移動中は常時シールドを張っており、攻撃中でないとダメージはおろか、カウンター攻撃を食らってしまう。


■使用技

  • ゼットセイバー
ゼロお馴染みの横→切り上げ→切り下ろしの三段切りである。
声はヒッフッハ!ではなくセイハットウ!である。


  • デンジンセイバー
電気を纏ったゼットセイバーでジャンプ切り上げ攻撃。ただし技自体は無属性。
元ネタはロックマンX5でのゼロの技「電刃」


  • ミカヅキセイバー
デンジンセイバーでのジャンプ後、回転しながらゼットセイバーを振り回す技。
元ネタはX5でのゼロの技「三日月斬」


  • ファントムゼロ
無敵状態で画面端にダッシュしたあと、全画面範囲の斬撃を二発放つ。
中断不可能のゼロの必殺技、威力が300もあり、回避ができないのでインビジブルでやり過ごすしかない。
回避系・防御系のいずれのチップもなければ、苦肉の策として、ゼロ本体にぶつかって斬撃を食らわないようにすれば、直撃するよりかはダメージ軽減できる。
元ネタはX5の零空間3で、敵として登場する覚醒ゼロが放つ即死技「幻夢零」





撃破すると、チップ「ゼットセイバー」(*1)を落とす。
戦闘後もゼロはウイルスである自分をデリートするように懇願するが、この時、インターネットに落ちている「なぞのソース(*2)」を持っていれば、ゼロがナビとして生まれ変わる事ができ、ウイルスを撒き散らす力をなくすことができる。
それによって科学省の監視の下ではあるが、ゼロは人間とネットナビとの共存が可能になった。

この時、なぞのソースがなければゼロはデリートされてしまうので注意しよう。

プラグアウトし、自宅に戻るとゼロから自身のナビチップが添付された電子メールが届く。

ちなみにこのゼロのチップで可能な強力なプログラムアドバンス「ゼロカウンター」ができる。
「ハイガード」→「ゼットセイバー」→「ゼロ」


その後、ウラインターネットでのドリームウイルスRとの最終決戦の決着が着いた後、逃亡しようとした教授の居所を突き止め、無事オフィシャルによって捕縛することができた。

ゼロはナビに生まれ変わった事でウイルスを撒き散らす力は失ったが、既に教授のコンピュータが感染したゼロウイルスを認識する能力は残っていたのである。


そして、自分を無害にしてくれた光博士、救いだしてくれた光熱斗とロックマンに感謝の言葉を伝え、ネットワークの海に去っていった。






『ロックマンエグゼ BEAST+』にも登場。
CV:渋谷茂

原作と同じくワイリーを崇拝する「教授」によって作られたウイルス。
しかし、ゼロウイルスそのものが獣化ウイルスから作られたという設定に変更されている。

登場当初からは教授の命令通りに、各所の電力を奪ったり超電脳獣の復活に必要なデータを採取したりと動いていたものの、クロスフュージョンして戦う熱斗・ロックマンや炎山・ブルースの姿を見ているうちに、自分を道具扱いする教授との関係に疑問を持ち始め、教授のアジトでは遂に「お前の操り人形ではない、自分の意思で動く」と豪語し教授から離反。

その後暫く行方を眩ませていたが、インターネットシティに再出現した際にひょんなことからガッツマンに手を握られ、感情を揺さぶられる。
自分の手を初めて握ってくれたガッツマンの欲しいものを与えるべくエネルギーセンターを襲撃するが、そこでロックマンと対峙、その中でガッツマンを目撃することで再び心を揺さぶられ、ロックマンとも和解することができた。

が、その直後に教授が自分を裏切ったゼロと計画を妨害した熱斗に復讐するため、ゼロを上回る戦闘マシーンウイルス・ゼロワンをネット警察に送り込んでくる。
ゼロワンとの戦いの中で、ピンチに陥ったロックマンを助けてほしいというガッツマンの懇願の下、元々ウイルスにはプログラムされていなかった「助ける」という驚くべき行動に出た。
ようやく本当の仲間となることが出来たように思えたのだが、彼らの友情を虫けらのように侮辱する教授に対し激しい怒りを覚えたファルザービーストの攻撃を受け致命傷を負ったゼロワンは、教授の命令でサイバーワールドごとネット警察を自爆で吹き飛ばそうとする。
これを見たゼロはガッツマンたちを救うため、自分のゼロウイルスの実体化能力を使いゼロワンと共に現実世界に実体化、ゼロワンを掴んだまま教授の飛行船に突っ込み、その身を自らデリートしてしまう。

ゼロはデリートされたものの、その魂は熱斗、ロックマンたちにしっかりと刻まれている。

戦闘能力はウイルスとは思えないほど高く、不意打ちとはいえCFロックマンに大ダメージを与えるほど。
ブルースにも劣らないゼットセイバーの剣術だけでなく、インビジブルを無効化する光線を放つこともできる。
またゼロウイルスをばら撒いてウイルスなどに感染させることが可能。





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(*1)ロックマンエグゼ4からは、ロックマンゼロシリーズのゼロが使うゼットセイバー(三角形の緑の刃&白く平べったいグリップ)を模したチップが「Zセイバー」という名前で登場する。テキストも「でんせつの あかい レプリロイドの 3だんぎりソード」で、こちらとは区別されている。
(*2)ワイリーが残した「ゼロの設計図」

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最終更新:2023年04月28日 17:45