GUILTY GEAR Xrd-SIGN-/-REVELATOR-

登録日:2015/03/02 Mon 17:53:14
更新日:2024/02/21 Wed 23:17:34
所要時間:約 20 分で読めます




「GUILTY GEAR Xrd-SIGN-」とは、アークシステムワークスの代表作ギルティギアシリーズの最新作である。
読み方は「ギルティギア イグザード サイン」。
2014年2月20日稼働開始。同年12月4日にPS4/PS3で発売開始。
2015年8月25日には続編であるGUILTY GEAR Xrd-REVELATOR-(レベレーター)が稼働開始した。

本項目では、双方について解説する。


【概要】
(バージョンアップを除いて)長きに渡り沈黙を保ってきたギルティギアシリーズの完全新作。
前作の「GUILTY GEAR 2 OVERTURE」が、
リアルタイムストラテジーと3Dアクションを融合させたメーレーアクションという格闘ゲームとは異なったものであったが、
今作はいつも通り2D格闘ゲームである。

舞台はGG2から1年後、初代GGから6年後の世界を描いている。

目立った変更点を挙げるとすれば、やはり従来の2Dグラフィックを使ったものから3Dグラフィックに移行したことが挙げられる。

これについて開発者の石渡氏は
「2Dグラフィックについては、BLAZBLUEで頂点を極めた個人的な印象があったので、同じ事をやっても比較されてしまう」、
「GUILTY GEAR 2 OVERTUREという形で新路線を打ち出すのに前後して2D対戦型格闘ゲームの人気やニーズを認識したため、
改めてその格ゲーを作るならどういった形で新しさや魅力を表現できるか、感動を作り出せるかということを考え続けてきた」
と述べている。

本作ではグラフィックエンジンにギアーズオブウォーシリーズで有名なEpic Games社のUnreal Engine3を採用している。
家庭用のデータベースにもこのエンジンの項目があり、これがなかったら本作は完成していなかったとまで言われている。


【システム】
本作は青リロをベースにしているため、ACのシステムはほとんど削除されている。
○は新登場のもの、●は仕様変更されたもの。コマンド表記はテンキー形式

○デンジャータイム
相殺発生時にランダムで起こる。
この間は攻撃がヒットすると初段のみダメージと硬直が増加する「モータルカウンター」が発生する。
ヒットさせてモータルカウンターになった技はありとあらゆる行動でキャンセル可能。

○ヘルファイア
体力20%以下になると覚醒必殺技の威力がアップする。
20%を切ると体力ゲージが点滅し、発動時には表示もされるので見逃すこともない。

○ブリッツシールド(S+HS)
テンションゲージを25消費して発動できる特殊なガード。相手の攻撃を弾いて無防備な状態にする。
成功するとテンションゲージが12.5増加し、ゲージ増加量に関わるテンションバランスが大幅に上がる。
通常ガード同様、立ち・しゃがみ・空中で出せる。
弾かれた側もゲージがあれば弾かれ中に発動可能。
さらにREVELATORからは、HS長押しで強力な追加攻撃「ブリッツシールドチャージアタック」が発動するようになった。
またブリッツシールドを成功させると、BURSTゲージが回復するようになった。

○投げ相殺
厳密には違うらしいが、いわゆる投げ抜け。
GGXXACから実装されていたが、Xrdでは削除されていた。REVELATORから実装。
ただしタイミングはかなりシビアで狙ってできるものではなく、
あくまで同時に投げた際の引き分け的要素。

○BURST覚醒必殺技
REVELATORから実装。
覚醒必殺技をDボタンで発動すると、BURSTゲージを全部消費して強化された覚醒必殺技を放つことが出来るようになった。
威力の他無敵時間なども強化されるので一発逆転を狙えるが、サイクバーストが当然使えなくなるのでご利用は計画的に。

○スタイリッシュモード
REVELATORからボタン一つでお手軽に必殺技が打てるスタイリッシュモードが実装された。
極めれば従来通りのテクニカルモードの方がコンボが繋がるが、格ゲー初心者の方はひとまずこれで慣れるべし。

●ロマンキャンセル
ロマンキャンセル時に「自身以外の時間の流れをスロー化する」という効果が付与されるようになった。
またロマンキャンセル発生時の状態で(黄色)、(紫)、(赤)の3つの種類に分かれている。
この仕様変更により特定のタイミングでしか出来なかったロマンキャンセルが、ゲージさえあればいつでも発生するようになった。
入力受付時間も過去作と比べると大分延びており、
スロー化の効果と相まって初心者でもロマンキャンセルの恩恵が分かりやすくなっている。
同様に上級者達の間でもどのようにスロー効果を有効活用するか、
何時でも出来るロマンキャンセルをどのように戦術に組み込むかなど駆け引きが生まれている。

●ダストアタック
従来のホーミングジャンプに加えてヒット後に6入力で地上ダッシュで追いかけるホーミングダッシュが追加。
REVELATORから更にホーミングダッシュが強化され、画面中央付近からのダストでも追撃できるようになった。

●R.I.S.C.レベル
前作までのガードバランスに相当。
攻撃をガードするとゲージが増加、増加した分は攻撃を受けるか時間経過で減少する。
ゲージの状況によってダメージが増加、ゲージ量が一定以上になるとヒットした攻撃が全てカウンターヒット扱いになる。
ガードバランスと違ってダメージ減少には影響しない。

●一撃必殺技
全キャラ共通で「始動技を繰り出し、ヒットすると演出へ移行する」形式になった。
また、一定条件を満たすとコンボ中にもヒットさせることが可能。
条件は↓
1.自分がマッチポイント
2.相手の体力が20%未満(ヘルファイア状態)
3.テンションゲージが50以上
…これらすべての条件を満たして一撃必殺準備をすると、一撃必殺ゲージとキャラの纏うオーラが赤から黄色になる。
この状態になるとコンボに組み込めるようになる。
また、体力に関しては別に条件があり、21%以上でもそこからのコンボで10%未満まで体力を削れば組み込むことができる。


家庭用の「ストーリーモード」では、アーケード版の続きの話が描かれている。
全キャラフルボイス + 良く動き、下手なアニメ映画よりも濃密なストーリー展開がなされており、
一部ファンから「ストーリーモードの為だけでも買う価値があった」と言われるほど評価が高い。

ただし、公式でブレイブルー同様に「ストーリーモード」のネタばれ動画や画像は厳禁としているので、その辺は自重しよう。

2015年2月現在、プレイアブルキャラはアーケード版で14人。家庭用ではDLCキャラ含み17人。
同年3月のアップデートでアーケード版も17人になった。
2015年8月25日稼働のREVELATORからは更に2人増え、その後のアップデートでもう1人、
更に人気投票で1位になったキャラ()が参戦する。




【登場キャラクター】

◯続投キャラ
主人公。GG2の頃と同じくシンを連れて賞金稼ぎをしている。
かつて振るっていた神器「封炎剣」を改造して、現在は「ジャンクヤードドッグ」を武器としている。*1
ラムレザルの宣戦布告を受けた後、カイからの依頼を受けシンと共に日本跡地へと向かう。

性能は相変わらずの初心者向けガン攻め志向のバランス型インファイター。
GG2であった「砕けろ」の実装や、
「ドラゴンインストール」に専用のキャラモデルとBGMが用意され、
コンボに組み込むことが出来るようになった他、とにかくファフニールが強く、かなりの強キャラ。
アップデートでファフニールの弱体化を喰らったが、それでも上位キャラである。


もう一人の主人公。イリュリア連王国第一連王で1児のパパ。
髪が伸びており、ポニーテールにしている。今作からようやく「嫌いなもの」の欄からソルの名前が消えた。
ラムレザルの宣戦布告をある「情報」から予知していた彼は、その後ソルを召集し日本跡地へと向かう。

本作でも封雷剣は使えない状態。
代わりに、封雷剣に似た細身の長剣「Magnoria Eclair II(マグノリア・エクレール・ツー)」を使用する。

性能はいつも通り初心者向けのバランス型。
通過した飛び道具を強化する「グラインダー」が実装され、新しい攻め要素が増えることになった。


  • メイ CV:こおろぎさとみ
「ジェリーフィッシュ快賊団」所属の見た目少女。絶滅危惧種であるジャパニーズの末裔。
初代から6年の月日が経っているが容貌は殆ど変わらない。
ただ実年齢はやっぱり見た目より上のようで、チップ曰く「アメージング芸者」。
ラムレザルの宣戦布告と同時に自分の体調に違和感を抱くようになり、
直感で原因がラムレザルにあると理解し、彼女を倒すため艇の進路を東に向けた。

高い火力は健在だが、新しい飛び道具や設置技が増え、今までとは違った立ち回りが要求されるキャラとなった。
一撃必殺技の「そしてさらば」は全キャラ様々な反応を見せてくれるので、中々面白い。ランクとしては中堅。


元アサシン組織所属のロシアン美女。ザトーの元恋人。
今作で大幅にデザインが変更されたキャラその1。コサック帽を被り、黒タイツを履いている。銀河鉄道に乗ったりはしない。
露出は減ったのだが一層エロくなった気がしないこともない。
かつての同僚ヴェノムから「ザトーが生き返った」という情報を聞き、
クライアントとの契約上自由に動けない彼に代わり事の真相を探るべく動き出す。

「起き攻めの女王」と呼ばれたその性能は今作でも健在で、かなりの強キャラ。
だがそんなことよりも、刺激的絶命拳によるやられ表情&やられボイスがエロすぎて必見&必聴もの。


アサシン組織の現リーダー。そしてホモ(公式)。
基本的には常識人なのだが、相変わらずザトーに対する忠誠心とか執着心は尋常ではない。
「元老院」から依頼を達成したらザトーを生きかえらせるよと連絡があり、
半信半疑ながら「もしも」の一念を捨てきれず依頼を受ける。

ビリヤード玉のセットの仕方で大きく戦略が変わる上級者向けのテクニカルキャラ。
その性質上ランク付けが難しいキャラでもある。
アップデートによる強化で、強キャラという声が大きくなった。


元アサシン組織のリーダー。ミリアの元恋人で、ヴェノムの恩人。
ザトー自身はGUILTY GEAR XのEDで死亡しており、それ以降は自我が芽生えた禁獣のエディがザトーの死体を操り活動をしていた。
しかし、今作にて「元老院」の手によりエディ共々蘇生させられたので、久しぶりにザトー=ONE名義で登場する。

黄泉の世界で人間が体験できる経験という経験を全て無限に体験することになったため、
あらゆる事に関心がなく悟りを開いた状態になってしまった。
しかしミリアについて考えるときだけ、微かに他とは違う感情が沸いたため、彼女に会い確かめるため「元老院」の手から抜け出し外に出る。

分身(エディ)と本体を操作する必要が有るため、基本操作が難しい上級者向け。
ただ、その分極めた時の強さは他の追随を許さない恐ろしいものとなる。要はいつものエディ。


アサシン組織の創始者。現在は妻のシャロンと一緒に隠居中の吸血鬼。
隠居した後も半ば道楽の感覚で、知人に頼んで世情の動向を探っていたがその知人が行方不明に。
最期に寄越した連絡に「ザトーが生き返った」あり、その真実を探るため再び姿を現す。

相変わらずのバ火力キャラだが、過去作と比べると弱体化が顕著。
崩しの弱体化がかなり響いており、今作では弱キャラという評価が多い。
しかしその後のアップデートで大幅に強化され、十分戦えるキャラになった。

長年スレイヤーの声優を務めていた家弓氏が鬼籍に入られたので、家弓氏のスレイヤーが見られるのはSIGNが最後である。
REVELATORからの後任には北斗の拳のトキや、ハリポタのスネイプ先生でお馴染みの土師孝也氏が選ばれた。


ご存知紙忍者。Xrdシリーズでは中の人が替わっている。
統治や政府の助成が追いつかない荒れ果てた地域の人間を実力と謎のカリスマ性で従え、
2万人を越える大世帯のトップである「東チップ帝国(申請中)の大統領(自称)」というツッコミどころ溢れる地位についている。

昔は「弱い奴は死ね」といった考えをする、短気で血の気が多く思考力も残念な小物臭溢れるキャラだったが、今作ではそういった性格が改められ大分人間として成長している。
「大切なもの」から睡眠薬が消え、仲間(と眼鏡)が加えられている事からも、彼の成長がうかがえる。
彼自身も仲間たちから「オカシラ」と呼ばれ慕われている。

ラムレザルの宣戦布告を経て、彼女を倒すことで名声を得て「東チップ王国」の建国を果たすために日本跡地へと向かう。

相変わらずの紙装甲。まぁ紙装甲じゃないチップなんてチップじゃないので仕方ないが。
しかし、全キャラ「根性値補正」の高くなっている本作の世界では意外と粘り強く、高火力コンボを受けてもギリギリ体力が残っていることも多い(チップは元々根性値が高い)。
実質的には根性値のまるでない、ザトーやミリア辺りの方が余っ程紙防御であろう。
攻め手はさらに豊富になり、「壁貼り付き」が実装され画面端での攻めがかなり強い。
またやたらと見えにくくなった迷彩による文字通り目に見えない動きも可能で、
ランクは中堅といったところだが機動力、火力と防御力の都合で相手ごとの相性差が激しい。


空中武装皇国「ツェップ」の軍人。ガブリエル大統領の腹心。
大幅なデザイン変更があったキャラその2。軍服を着て、ヘルメット(というかロビンマスクのような甲冑用兜)を被っている。
素顔は見られないのだが、刺激的絶命拳を喰らうと見られる。
ラムレザルの宣戦布告を受けて、ガブリエルから日本跡地に向かうよう命令され出発する。

宿命的な機動力の低さにより悲しみを背負っているキャラ。
相手を捉えられれば持ち前の火力でゴリゴリ削るが、そもそも捉える手段が乏しくてどうしようもない状況。
現状ポチョムキンを使いこなせる人物は日本で一人しか居ない、
とまで言われておりアップデートによる調整が待たれるキャラである。
アップデートによる調整により、ダントツ最弱キャラではなくなった。
よってプレイヤー人口も増えたが、それでもまだ弱キャラという評価が多い。
ただし、これはあくまで上級者間での話であり、相変わらず圧倒的な火力と耐久力による事故も多いので相手にする際は油断禁物。


世界最高の闇医者。贖罪のために世界各地を放浪して人々を助け続けている。
一回人格が破綻しているので、その後遺症からくる支離滅裂な言動が目立つが、その実シリーズ通して屈指の人格者であるのは今作も健在。
かつての医療ミス…に見せかけた何者かの陰謀に迫る方法を、旧友であるスレイヤーから手紙で伝えられ、彼は手紙の記す場所へと向かう。

奇妙奇天烈な言動は戦闘面でも目立つが、その割にシンプルかつ実戦向きなコンボを持っているので、
ソル・カイに次ぐ初心者向けのキャラ。性能も高め。しかし相変わらず切り返しは乏しく、空中のやられ判定も巨大で専用コンボが各キャラにザクザク。
覚醒必殺技の「刺激的絶命拳」も相変わらずヤバイ。
というかやられ表情も追加されたのでより大変なことになっている。特にミリアとか。
一撃必殺技の「コレが……、私?」は腹筋崩壊必須。


現代出身のタイムトラベラー。ソルの数少ない友達。
ミリアやポチョムキンほどではないが、デザインが変更されている。
具体的には半ズボンを履き、バンダナの柄が変わって体格も一回りガッチリしたものになっている。黒歴史初代のデザイン、あるいは元ネタのビリー・カーンに近づいた感じか。
ある人物から「あの男(ギアメーカー)」への言伝を頼まれ、何処に居るかも分からない「あの男」を探しに出る。

尋常ではないリーチから来る鬼のような牽制力は健在だが、崩し・固め・起き攻めに乏しい。
アップデートにより大幅に強化。特に新技の「鷂(はいたか)の構え」の性能がえげつなく、初心者はこれを連打されるだけで詰む。
ランクは弱キャラから中堅へと移行。


歩く18禁。「あの男」の3人の側近の一人。
平時のソルを上回る高い戦闘力を有し、時を渡る能力でこの先にある未来を何度も目にしている。
ラムレザルの宣戦布告も彼女にしたら何度も見た光景だが、今回は「あの男」も巻き込んだ歴史であるため、
自分の渇きを癒やすため何らかの変化を求め日本跡地へと向かう。

従来と殆ど変わらない性能。攻めていれば異常に強い、守りに回れば異常に脆い。まさにドSの権現。
使いこなすためのテクニックが非常に難しいのも相変わらず。
ランクは中堅どころか。


「ジェリーフィッシュ快賊団」を率いるナイスガイ。
お尋ね者で女好きだが基本善人なので、交友関係は広い。
武器は日本刀で抜刀術の達人。REVELATORからプレイアブルキャラとして本格参戦する。
ランク的にはかなりの強キャラだったため、さすがに修正が入っている。それでも弱キャラとは程遠く、ジョニー使いは歓喜している。
代名詞である「ミストファイナー」を始めとして必殺技コマンドが変わっているので、過去作経験者は戸惑うかも。


面食いの中華娘。うまい飯を客に食べさせたいという料理人としての情熱は本物。
中国拳法の達人で、数少ない気属性の法力の使い手。
2015年9月下旬のアップデートで参戦。
青リロードベースだが、新規モーションも多い。
それでも隙あらば呼吸で強化のスタイルは変わらず、経験者でもすんなりと手に馴染むだろう。
パンチラも健在で今回はカラーだけでなく日替わりで下着の色や柄が変わるという謎のこだわりぶり。

担当声優は長年務められた小森まなみ氏が未だ活動休止中のため、小森氏に変わり本作では松嵜麗氏が担当。
実際の声を聴いても担当声優が変わったとクレジットを見るまで気付かなかったという人もいるほど、小森氏の演技を忠実に再現している。
ちなみに松嵜氏は前任の小森氏に憧れて声優を志したそうで、紗夢役を引き継ぐことになった時には嬉しさと責任の重さを感じたという。
なお石渡氏は松嵜氏に紗夢役のオファーをしてからそのことを知り、奇妙な巡り合わせに驚いたとのこと。



紗夢解禁直後に行われたプレイアブル総選挙で見事1位に輝き、家庭用GGXrdRで復活を果たす。
なお人妻で子持ち。ちなみに妊娠時は4歳となる計算だが…どうやら公式で卵受精だったらしく、お腹の中で育てたわけではないようだ。
ついに実装された一撃必殺技がとんでもなかった事で有名。

戦い方はこれまでのがそのままリファインされたような形。ビットを射出し、それと共に攻撃するというのはもはやおなじみだろう。
ただしAC(アクセントコア)のようにビットを射出してからワンボタンで行動を変えられるというのはなくなり、青リロをベースにしたビット構成。
これまで度々防御面では優秀な切り返し手段を持っていなかったが、新しく覚醒必殺技に非常に発生の早い無敵技を取得しよりその牙城は強固になったと言える。

これまでの作品では例の森やジェリーフィッシュ海賊団の元、その成長を描いていたが今作ではカイの良き妻として描かれている。
またハード性能の向上のおかげか対戦中にコロコロ表情が変わる様は見てて微笑ましい。
特にニュートラル状態維持で各キャラクター色々な行動を取るのだが(一例としてエルフェルトは寝たりする)、
彼女はギアの証でもある尻尾の先端に結われたリボンを直したり服装の乱れを直し、それらが終わると「良し!」と意気込む姿が描かれている。控えめに言ってめちゃくちゃかわいい。

Xrdが稼働してからそのあまりにも無茶苦茶な演出から話題をかっさらったファウストのいわゆる「カンチョー」だが、ディスィーの場合も必見である。
これまで通りならばディスィーがアレされて悶絶・・・・・・というのが流れだがあろうことか対象は彼女の両翼に住む片割れのウンディーネであった。
これにはネクロも驚いた表情を見せており、ディズィーに関しては開発はとても力を入れていることがうかがえる一幕だろう。



古くには初代ギルティギアで隠しボスを務め、以降恒常プレイアブルキャラクターとしてその身を投じていた隻眼の女剣士がRev2で参戦。
これまでの戦い方や各種技の性能は若干の変化こそあるものの、概ねこれまでのシリーズ通りのコンセプト。

特筆すべきは全キャラの中でも屈指の技の多さ。
これまでの作品ではガード中に攻撃を行える「ガードキャンセル技」を主体に戦ってきたが、今作では当身技の【亞坐身(あざみ)】がそれの代わりとなる。
亞坐身という当身が成功すると各種ボタンを押すことで攻撃を行え、それによる防御性能はこれまでの梅喧とは少し違った形を見せてくれる。
ガードモーションを亞坐身でキャンセルすることができるので連続攻撃をガードしている最中に亞坐身からカウンターを取るということも可能。

余談だが彼女のエピソードモードには例の半裸のメガネ男とおぼしき人物が確認できる。真意は定かではないが神器を携えて参戦する日も近い・・・?



◯新キャラ
「バックヤード」で生まれた生命体。勿論人間でもないし、ギアでもない。SIGNのラスボス。
(ただし、今作のアーケードモードは選んだキャラによって予めラスボスが決まっている仕様のため、SIGNにおいてはラムレザルと戦わないまま終了となるキャラもいる)。
「バプテスマ13事件」を引き起こした人物もヴァレンタインを名乗っていたが関連性は不明。
「お母さん」と呼ぶ人物に絶対服従しており、単身で全世界に宣戦布告をした。

基本的に「ヴァレンタイン」という存在は感情と呼べるものを持ち合わせていないが、彼女には僅かながら感情の起伏がある。
というのも本当に感情を持っていない機械のような存在ならば、利益不利益の判断すらできず嘘もつけないが、
彼女は不利益な情報を隠そうとしたり、とぼけてやり過ごそうとする事がある。

お供である使い魔ルシフェロ(CV:関智一)を介して2本の大剣*2を操り、自分自身も格闘術で相手を攻撃するキャラ。
大剣を装備したり設置したりする多彩な動きを得意とする。
上級者向けだが使いこなせば文字通り隙がない立ち回りが出来る強キャラ。
…だったのだが大幅な弱体化を喰らい、現在は弱キャラ、よくて中堅下位という評価。
体型的にはそこまでグラマーでもないが、顔は可愛くて格好も大変エロい。

出自・所属・目的が一切不明の新キャラ。多分人間ではあると思う。
本体は戦闘中も眠り続け、彼のベッドが戦闘を行うという前例がない新ジャンルのキャラ。
仲間の存在すら確認できないが、正体不明のクライアントが居るのは間違いない。

設定上は極めて高い戦闘能力を誇り、事実ストーリーモードでは多くの猛者たちと渡り合っている。
頭の回転が速く、相手の動きを読むことが容易。
そして自らが作り出した悪夢に対象を引きずり込む能力を有しており、夢の中で死亡した者は現実でも死亡する。
寝ているため戦闘中でも一切喋らないが、戦闘後は夢の中の彼がやたらと饒舌に長々と喋り出す。その他各種演出でも台詞はあるが、緑川氏による圧倒的な早口をもってしても収まらないくらい長い。
人が触れられたくないことや欠点に踏み込んで精神をかき乱してくるので、大分ウザい。

必殺技を使用するとその地点に「デジャブ」が残り、
コマンド入力でその必殺技が「デジャブ」地点で発動する、というトリッキーな要素を持ったキャラ。
デジャブ(タスクC)を使った画面端の起き攻めは本気でヤバい。
ただ嵌れば強いのだが、デカくて鈍いためそこまで持っていくのが非常に難しく、ランク的には弱キャラ。
アップデートにより嵌めることが軟化し、立ち回りも強化されたので中堅上位にまで上り詰めている。

ポチョムキン同様にシステムとしての空中ダッシュを持たないが、こちらは技の一つである停滞~空中移動で代用可能。
しかも他キャラと違い空中8方向どちらへも移動できる。


アホの子。カイとディズィーの実子で実年齢は約6歳。
2015年2月時点では家庭用専用の隠しキャラ。

カイとのわだかまりはGG2で解消しているので、嫌いなものからイリュリア連王国が消え、キスク姓がついた。
まだ照れくさいのか父と呼ばずカイと呼び捨てではあるが。
現在もソルと一緒に行動しており、カイの召集に応え日本跡地へと向かう。

「カロリーゲージ」という特殊なゲージを持っている。
これは必殺技を出すたびに消費するが、消費することで必殺技をキャンセルして別の必殺技を出すことが出来る。
必殺技からの必殺技による連携によって、高火力コンボを出すことが出来る。
ただし「カロリーゲージ」が0になると空腹状態になり、必殺技後に大きな隙ができるため、
定期的に特殊な必殺技の「育ち盛りだからな。」で「カロリーゲージ」を回復する必要がある。
ランクはかなり上位。


ラムレザルと同じくヴァレンタインの名を冠する女性。彼女の妹にあたるらしい。
姉と違い豊かな感情表現を持ちあわせており、自然や動物を愛し誰かの孤独を見過ごせない心優しい性格。

彼女を語る上で欠かせないことは、何と言っても「恋愛」に対する強い興味であろう。
運命的な出会いやら新婚生活など様々な妄想を常にしており、妄想のし過ぎで寝不足になるほどらしい。

その性格は戦闘後の勝利セリフにも現れており、
男性キャラに勝利した場合は四次元オッパイからおもむろに婚姻届を取り出してサインを迫る(女性キャラだったら合コンに誘ったり男性の紹介を迫る)
相手が既婚者でもムキムキマッチョでも人間かどうか疑わしい闇医者でも、
そもそも人間ではなくてもサインを迫るので特別好みのタイプがあるわけではないようだ。
頼むから嫁に来てください。
理想の女性像に近づくため、女子力(射撃)を磨くのに暇はない。

軽量級なのに防御力が高い」というけっこう珍しい特徴を持つ。
戦闘では通常時を合わせて3つの構えを切り替えながら戦う構えキャラ。
おっぱいから取り出す高性能手榴弾の「ベリーパイン」をぶん投げつつ、
遠距離用の構えである「Missコンフィールを構える」でガー不の射撃を叩き込んだり、
中~近距離では「Missトラヴァイエを構える」でショットガンをぶっ放していける。
ただどちらの構えにもリロードが必要なので、戦術に上手く組み込む必要がある。
ランクは最強キャラの一角。

あと本作屈指の乳揺れ&パンチラ要員。見た限りではラムレザルより確実におっぱいがでかい。
特にパンチラの方は、某動画投稿サイトなどで変態有志の手により、
彼女のパンチラのみを延々と撮り続けた動画が投稿されたほどの作りこみである。

なお、SIGNとREVELATORではデフォルトカラーが異なる。
また、髪の色もピンク(SIGN)から白(REVELATOR)へと変わっている。


イリュリア連王国を治める3人の連王の1人。第二連王にあたるスーパー偉い人。
カイとは聖騎士団時代からの知り合いで、戦友。
厳つい外見だが文武両道に優れた天才であり、極めて優れた王様である。

聖戦時代は、全滅必至の戦線から部隊を生還させるほどの高い戦闘力と統率力を誇る人物であった。
豪放な性格のようで意外と慎重派、負けず嫌いで自尊心に溢れているが小さな努力も怠らない。
「マイ辞書」という、既存の言葉に自分の知っている人物や出来事を当てはめている辞書を趣味で作成している。
例として、「悪魔」の単語には自分の姉、「バンビーノ」の単語にはカイの名前が書かれている。

優秀な飛び道具と突進技を有する。
一番の特徴は「ブリュンヒルドの構え」という相手に背中を見せた状態を固定する攻撃特化の構え。
怒涛の攻めにより相手の体力をゴリゴリ削ることができるが、
ジャンプ・ガードが使えなくなりダッシュも特殊なものになるので使う場面を選ぶ必要がある。
ランクは中堅といったところ。


「あの男」第三の側近。しかし不完全な状態での覚醒のため、
飴を舐めるか仮面をつけるかしないと精神状態が不安定になり、突然無邪気な口調から冷静なものになったりする。
会話中に声色が切り替わることもあり、中の人の演技力はとてつもない。
また「おキャン」「マンモスラッキー」「バッチグー」などやたらと昭和臭溢れる死語を連発する癖がある。

REVELATORからラスボスとして参戦。
ギルティギア2のようなRTSを格ゲーに融合させてみたというのがコンセプトのキャラ。
完全自動で相手を攻撃するゴーストを設置し、自分も追撃するというタイプ。

そのためジャック・オーの同キャラ戦など、もはや別ゲーと化すぐらいカオスな画面になる。

彼女も衣装がエロく、胸元を大きくはだけておりおっぱいも小さくないのだが、
何と言ってもこのキャラで欠かせないのが尻である。
登場シーンでも勝ちシーンでも、はたまたしゃがみポーズでも度々尻を強調してくるので、稼働前から尻キャラとして話題になり、
稼働してもやはり尻キャラであった。

また、中の人は飴が大好物なニートアイドル役で知られており、ジャック・オーも飴を好物とすることから、
ロリ役を務めることが多い自分に(見た目は)お姉さんのジャック・オーのオファーが来た時は「飴が好物だからか」と思ったという。


楽器のチューニングのように万物の「気の流れ」を調えることで世界を健全な状態にする、ギルティの世界における唯一人の「調律師」。
髭が特徴的な老年の大男・クム。しかしそれは世を忍ぶための仮の姿。
大男の風体は乗り込み型の小型ロボットのようなもの(「人型の琴(楽器)」と呼ばれている)であり、
それを操る中の人こそが調律師の正体、天才調律少女・ヘヒョンちゃんなのである。ちなみにドジっ娘。

REVELATOR家庭用から参戦。「必殺技コマンドを入力した後に、追加入力を行うとその技を操作したり性能が変化する」のが主なコンセプト。
特に四寅剣(しいんけん)は派生無しも含めて3パターンあるのでうまく使いこなそう。

重量級ながら普通に走るダッシュができたり、必殺技も飛び道具・対空技・突進技とスタンダードだが、先述のコンセプトが奥深さを出している。


韓国人という設定から参戦が発表された際にネット上が少しざわついてしまった経緯こそあるが、
そのギルティらしいギャップのあるキャラ造型やストーリーモードでのエピソードからギルティプレイヤーには概ね好評。


小説版やGG2等にも登場していた2番目の「あの男の側近」がついに格ゲーに参戦。
一見感情を抑えたクールな二枚目だが、その正体は痛みでアヘる変態マゾヒスト。

REVELATOR家庭用から参戦。最大の特徴は当て身技「ここにされたい」。
この技を出すことで無防備な構えを取ってスーパーアーマー状態になり、ここに相手の攻撃が当たるか一定時間以上放置されると「興奮度」が上がり、攻撃力が上昇する。
この際に受けたダメージは特殊な色で表示され一定時間で回復するが、構え解除後に再度攻撃を受けると変色したゲージは消滅し回復しない。
しかし彼自体の性能は飛び道具やリーチの長さを生かした守り気味の立ち回りと相手に反撃を許さない起き攻めが強みでありアンマッチ。
素の攻撃力自体は低めなのでチャンスがあれば「ここにされたい」によるパワーアップで決定力を手に入れたい、というデザイン。

彼のテーマソングはGG2と同じくヴォーカル付きのデスメタル。



  • アンサー CV:関智一
「東チップ王国(申請中)の大統領(自称)」と自ら呼称するチップの右腕にして補佐官。
ストーリーモードでは度々出番があり、Rev2にてプレイアブルキャラクターに昇格。

見た目はいかにもインテリっぽい眼鏡にすらっとしたフォルム、そしてホワイトカラーよろしくなスーツにおおよそ忍者とは思えない出で立ち。
彼の特技は物事を記憶することにあり一度見聞きしたことに関しては絶対に忘れないという稀有な能力を持っている。
しかし自身はその能力のことを嫌っており、過去や未来ということより今あることを大事にする性分である。

戦い方はチップと異なり画面上にお札を展開して、そのお札に張り付きつつ攻撃するというトリッキーなキャラ。ストⅡの金網ステージのバルログをイメージしてもらえれば解りやすい。
お札は一度に2枚、最大で画面上4枚まで設置することができこれ自体に攻撃判定はないが、お札からお札へ高速で移動できるため画面内を動き回る姿は忍びそのもの。
もちろんこれを利用した難解な起き攻めや崩しも豊富でパターンにハマれば爆発力は申し分ない。

チップに対しては一目置いているところがエピソード中やストーリー中に垣間見ることが出来る。
チップの直感は良くも悪くも当たる部分を特に尊重しているようで、ストーリー中はここが大きなターニングポイントの一つとなっているため必見。
彼と通信しているときは頭領として、見ていないところでは「アイツ」と呼んでおり、チップを支え尊重している反面素直に彼の友として接しているのが見て取れる。

◯その他

家庭用のストーリーモードでは上記のプレイアブルキャラの他にも、ガブリエル大統領や元老院、
Dr.パラダイムに「あの男」といった重要キャラや、過去作のプレイアブルキャラもかなり登場する。必見である。






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最終更新:2024年02月21日 23:17

*1 パチスロ版であるギルティギア ヴァステッジにて入手した神器「閃牙」を組み込んだもの

*2 黒い方が「ヴェルファ」、白い方が「ウェヌス」という名。2体合わせてルシフェロとなる。