ジャンクマン(ロックマンエグゼ)

登録日:2015/03/02 Mon 11:49:45
更新日:2023/05/17 Wed 13:36:51
所要時間:約 4 分で読めます





ロックマンエグゼシリーズ』に登場するネットナビの一種。属性は無(置物系)。

CV:三宅健太(アニメ版)


モデルは『ロックマン7』にボスロボットとして登場したワイリーナンバーズの1体、DWN.050 ジャンクマン。キン肉マン同名のキャラクターがいるが全然関係ない。
本家のような人型ではなく、分類上で言えば物質型のナビに該当する。
インターネットのアジーナエリアにあるゴミ捨て場にあったジャンクデータが、突然変異を起こして生まれたナビ。
一応人格プログラムを持っているが不完全なもので、言語もカタカナだらけで訛りも混じっている。一人称は「オデ」。
身体がジャンクデータで出来ているため、周囲から「バケモノ」と呼ばれ蔑まれるが……


【活躍】

ブルームーントーナメントにアジーナ代表として出場。
アジーナエリアに大量のゴミデータを撒き散らし、調査にやってきたロックマンの身体を事故を装って乗っ取ってしまう。
それによってロックマンを棄権させようとしたが、熱斗の機転によってロックマンの身体から追い出される。
去ってゆく彼を見て「酷い奴だ」と罵る熱斗だったが、ロックマンは彼の心に深い孤独がある事を感じる。
彼の心を救うために熱斗はアジーナへ飛び、大仏の電脳でロックマンは「やさしさのデータ」を受け取って試合前にそのデータをジャンクマンに渡す。
だが彼は「オデニハヤサシサナドヒツヨウナイ!ヒトノヤサシサヲカンジタコトハナイカラナ!」と言って、そのデータを握りつぶしてしまう。
ジャンクマンにはオペレーターはおらず、和解することもないまま試合が開始され、その後はロックマンに敗北する。

実は正確なデータから作られたナビではないため、時間が経つと身体が崩壊してしまうという宿命を背負っていた。
死期を悟っていた彼は、完全に消えてしまう前に自らの存在を知ってもらうため、このトーナメントに参加していたのだ。
ロックマンに敗北した後にタイムリミットが来た彼は、自分を1人のナビとして接してくれた彼らに対し、本心では人の優しさが欲しかったがそれを素直に言えなかったという事を告げる。そして最期に…

光熱斗… PETノナカッテ… アッタカインダナ…

…と言い遺して、ロックマン達に見守られながら安らかに消滅していった。


【主な技と強さ】

  • ジャンクキューブ
ジャンクデータの塊を前方に発射する。
スピードは速いが攻撃を当てると遅くなる。

  • ボルトミサイル
直進するボルトを連続で発射する。
追尾機能あり。
ちなみに、カウンタータイミングはミサイル1発射毎に発生する。

  • ジャンクプレス
両手をプレス機に変形させてそれをエリアの端まで伸ばす。
ブレイク性能あり。


ゴミに関する技で攻撃を行う。
常にエリアの最後列におり、前方に出る事はまずないためソード系は当てづらい。
なのでバルカン系など遠くまで届くチップか攻撃範囲の広いチップを多めに入れておけば有利に戦える。
また、右端の真ん中のマスに穴を作るとジャンクマンは移動ができなくなる。
個々の攻撃は単独だと避けるのは簡単だが、2種類の攻撃が一緒に来ると途端に避けづらくなるので油断は禁物。


彼のナビチップを使うと、エリアにある全ての設置物を敵味方問わずに浮遊させ、敵に目がけてそれをぶつけてくれる。前作まであったチップ「ポルターガイスト」に効果はよく似ている。
強力PA「ポイズンファラオ」も対象になるので対戦で真価を発揮するチップだが、エリア上に設置物がない場合は何も起こらないので注意が必要。

障害物を利用するナビチップは同じ作品で「コールドマン」が存在する。
あちらはの攻撃は水属性であり、滑らせた物体は穴パネルの前で止まる欠点があるが、こちらの場合は無属性である代わりにパネルなどの影響を受けない点で差別化されている。


【それ以外の活躍】

『エグゼ4.5』に登場した時は、やさしさのデータを組み込んだのか心優しい性格になっている。
だが孤独だった頃のトラウマを持っているようで、オペレーターに捨てられる事にひどく怯えていたりする。この時の反応が結構可愛い。
なおこの作品では、時間が経つと身体が消滅するという事はないのでご安心を。

アニメ版では、第2期(AXSESS)と第4期(BEAST)に登場。
ゲーム版と違い、恨み辛みとは無縁の明るい性格をしている。

第2期『AXESS』では、第31話「衛星からの物体J(ジャンクマン)」で初登場。
城のようなスペースデブリで暮らしていて、宇宙ゴミを「友達」として集め、他の衛星に迷惑をかけていた。
やいとはこれを解決すべく熱斗達を強制的に自家スペースシャトルに乗せ宇宙空間へ向かうのだが、ジャンクマンにゴミとして集めてしまう。
ジャンクマンが作り上げたデブリ城に招かれるような形で侵入し、内部のサイバーワールドで彼と対峙。
ロックマン達に「人間がいる乗り物はゴミじゃない」ことを教えられ、和解した。

その後、第47話「宇宙からのメッセージ」にて再登場するが、登場早々ネビュラのステルス性能を備えたキラー衛星のレーザー攻撃を受けてしまう。
ネビュラの衛星討伐へ向かった熱斗達の乗るやいとのスペースシャトルと再び遭遇し、ロックマンにジャンクソウルを与え、デブリを反発させる能力でネビュラのキラー衛星のレーザーを防御させる手助けをした。
また、熱斗達が侵入したキラー衛星の墜落時には、デブリ城を分解して衛星に装着し、大気圏で発生する熱を抑えるという役目を果たす。

デブリ城を失い地球のサイバーワールドに住み着いたのか、最終話「光とどく場所」にも登場。
リーガルタワーのサイバーワールドのウイルスをサーチマン達と共に撃退し、最後には仲間たちと共にフルシンクロCFロックマンにエールを送った。


第4期『BEAST』では、第15話「鉄路の王国」にてグレイガ側所属ゾアノロイドのゾアノジャンクマンとしてビヨンダードに登場。
大まかな性格は第2期と変わらない様に見えるが、
自分の砦を作るため、手下の獣化ウイルスと共に鉄道の町を破壊してくず鉄を奪おうとする完全な悪役である(しかも喋り方や声が2期とは全然違う)。
ブルースチャージマン達の抵抗を受けると、時限爆弾を残し撤退するが
鉄国男が蒸気機関車で送り返してきた爆弾の爆発に巻き込まれデリートされた。


ジャンクマンの心を助けてあげたいと思った方、追記・修正お願いします。


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最終更新:2023年05月17日 13:36