近鉄名古屋線

登録日:2009/11/15(日) 12:27:32
更新日:2023/10/28 Sat 22:40:38
所要時間:約 7 分で読めます




近鉄名古屋線(きんてつなごやせん)は、伊勢中川駅から近鉄名古屋駅までを結ぶ近畿日本鉄道の鉄道路線である。
路線記号はE

本項では運行上の基準である近鉄名古屋駅を起点として記述する。

(出典:Wikipedia)


概要

近鉄名古屋駅から伊勢平野を縦断して伊勢中川駅までを走り、名古屋近郊の通勤路線として桑名や四日市、鈴鹿、津など伊勢平野内の主要都市を繋ぐ役割も担っている。

津新町~伊勢中川間を除いた全区間で関西本線、伊勢鉄道伊勢線、紀勢本線と並走しており、シェアとしては電化前から近鉄が圧倒していた。
JR化後は一部の複線化や伊勢・鳥羽へ直通する「みえ」を含めた快速列車の増発などある程度競合するレベルになったが、それでも関西線は単線が多く列車本数も近鉄の方が多いため有利な点では変わらない。

歴史

これ語ると冗談抜きでかなり長くなるため、なるべく簡潔に説明する。全部はマジ無理。
元々は複数の会社を繋ぎ合わせる形で建設されたためか、区間によって1067㎜の狭軌だったり1435㎜の標準軌だったりと、線路幅が統一されていなかった。
一度は全線が1067㎜の狭軌に統一されたのだが、大阪に向かうにも伊勢に向かうにも線路幅が違うせいで直通ができないため、伊勢中川駅で乗り換えが必須という不便な状況だった。
そこで全線を1435㎜に改軌することになり、1960年春に改軌工事完了の予定だった。
しかし、1959年9月に襲ってきた伊勢湾台風により、全線に大きな被害をもたらした。
当然のことながら復旧する流れになるわけだが、ここで当時の社長である佐伯勇氏の一声

「どうせ復旧させるなら改軌工事もまとめてやっちまえよ。」

こんな軽い口で言ったかどうかはわからないが、これをきっかけに改軌工事が前倒しで行われることになった。
そして同年12月に復旧。同時に名古屋~上本町(現:大阪上本町)間、名古屋~宇治山田間の直通運転も開始した。


列車種別

しまかぜ
2013年から運行を開始した観光特急。
詳細はリンク先を参照。

特急
全車指定席。
運行系統としては大阪線へ向かう名阪特急、伊勢志摩方面に向かう名伊特急に大別され、それぞれ毎時1~2本設定されている。
停車駅の少ない列車が甲特急(旧ノンストップ)、主要駅に停車列車が乙特急と呼ばれる。
上述の「しまかぜ」と名阪甲特急「ひのとり」を除いて新旧様々な車両が充当されるため、運が悪いと旧式車に揺られて何時間も旅をすることになる。
2021年からは名阪甲特急の一部列車で荷物輸送も開始している。

急行
無料優等列車の主力。
基本的には2両+4両の6両編成で、4両編成車にはJRとの競合している関係でクロスシート車やL/Cカーが充当される事が多い。ロングシートだとハズレ
特急料金がそこそこかかるため、遠くへ行くのにも使う人は多いのではないだろうか。
日中は毎時3本の運転となっている。
2018年のダイヤ改正で南が丘と桃園が停車駅に追加され、江戸橋~伊勢中川間の各駅に停車するようになった。

日中は松阪行きが毎時2本、宇治山田か五十鈴川行きが毎時1本運転される。
もう少し頑張って鳥羽行きにしてくれたら嬉しいのに
一応、朝と夕方以降に鳥羽行も設定がある。

準急
名古屋近郊の中距離優等列車という位置付け。2両・3両編成が大半だが、ラッシュ時は4両・5両編成での運転もある。
全ての列車が近鉄四日市駅までしか運転されない……と言いたいところだが、多くの列車は近鉄四日市駅で普通に種別変更をして白塚・津新町・伊勢中川まで運行する、いわゆる「化け種別」でもある。
逆もしかりで、伊勢中川方面からの普通が近鉄四日市駅で準急へと変更されて名古屋へ走っていくことも。

日中は近鉄四日市まで急行に抜かれずに先着するので、急行の混雑緩和に役立っており、利用者も結構いる。
しかし、ラッシュ時に運転される富吉発着の乗車率は見るも無惨である。

日中は近鉄四日市行きが毎時2本運転されている。
日中毎時4本運転されていた時期があったが、急行が近鉄蟹江に停車するようになったダイヤ改正で運転本数が減らされた経緯がある。

普通
2両・3両編成での運転。
全区間で運転されているが、運転区間は細かく分断されている。
全線通しの列車は、一部の時間のみの運転になっている。

この他、ラッシュ時を中心に入出庫を兼ねた白塚発着列車がある。
かつては白塚⇔賢島間で2両編成のワンマン運転を行っていたが、2018年3月17日のダイヤ変更で日中に津新町⇔伊勢中川間の普通列車が運転されなくなった。
そのため、名古屋線内でのワンマン運転も見直しされることになった。

使用車両

すべて富吉検車区もしくは明星検車区の所属である。
本項では特急形および大阪線メインの車両の説明は割愛する。

近鉄の主力幹線でありながらシリーズ21の配属が1両もなく、一般形で直接投入された新車は5800系が最後でそれ以外は奈良大阪線からの転属車という中古車センターと化している。
特に近年は近鉄全般で車両更新のペースが遅くなったせいか*1、JRや名鉄からはとっくに姿を消した1960~70年代初頭の車両が平然と走る「近鉄廣島」と化している。

前述の通りJRとの競合関係から、急行列車には転換クロスシートの5200系やL/Cカーが優先的に投入されている。

  • 1000系
名古屋線向けに吊り掛け駆動方式の旧2200系の機器を流用して1972年と73年に計20両が製造された形式。そのうち4両は当初から冷房付きで、1200系(初代)と称された。
その後、1982年までに1200系以外の車両も冷房化され、1200系も1000系に編入された。1984年からは高性能化が行われ、この際に後述の1810系と一部の車両が入れ替えられた。このため、オリジナルの1000系より元1810系の車両の方が多くなってしまっている。
廃車もすでに発生しており、1000系として製造された車両は2021年3月現在5両のみが在籍し、1810系からの編入車両とともに3両編成5本を組成する。
ワンマン運転には非対応。

  • 1010系
京都線・橿原線向けに920系として製造された形式で、こちらも当初は吊り掛け駆動方式であった。京都線時代に冷房化と高性能化が行われ、1987年から1989年までに全車が名古屋線に転属してきた。
しかし、2008年に1012Fが火災を起こしたため、B更新未施工の1014Fのうち先頭車および1012Fのうち中間車の計3両が2016年までに除籍され、1010系としては1011F、1013F、1015Fおよび1012Fと1014Fの残留車両で構成された1016Fの3両編成4本12両が在籍する。
なお、1012Fの中間車であったモ1062はサ8177として京都線に里帰りした。
1011F以外はワンマン運転に対応。現在近鉄唯一のゾロ目車番(1111)がいる。

  • 1201系
1982年に登場した界磁チョッパ制御車両で、名古屋線の生え抜き。当初は後述の1200系を名乗っていたが、ワンマン化により1201系となった。このグループは2両編成10本の計20両が在籍する。
2020年頃から一部の編成の前照灯がLED化されている。

  • 1200系/2430系(一部)/2410系
先述の1201系も当初はこの形式だったが、現在は1984年に製造された4両のみがこの1200系を名乗っている。
この4両は非常にカオスな編成を組んでおり、伊勢中川駅方面からモ1200-サ1380-モ2450-ク2590の4両×2本で構成され、うち伊勢中川駅方面の2両が1200系、モ2450形が1971年製の2430系、ク2590形が1969年製の2410系と非常に複雑な3種が混合している。このため前後で顔が違うばかりか、車体断面すら違う。
車体更新も行われており、急行運用に充当される。

  • 1230系
1989年登場。THE・近鉄と言われるくらい複雑な形式の1つ。すべて2両編成で日立製のGTO-VVVFを搭載する。名古屋線にはワンマン非対応の富吉車5本とワンマン対応の明星車9本が在籍し、系列としては富吉車が1233系4本、1253系1本、明星車が1230系2本、1240系1本、1259系6本となっている。

  • 1400系
1981年から1984年にかけて製造された大阪線向けの界磁チョッパ制御車両で、4両編成4本が在籍するが、名古屋線では2018年より1407Fの1本だけが使用されている。
車体更新や前照灯のLED化も行われており、急行運用に充当される。

  • 1430系
1990年登場。THE・近鉄と言われるくらい複雑な形式の1つ。すべて2両編成で三菱製のGTO-VVVFを搭載する。名古屋線にはワンマン非対応の1430系2本とワンマン対応の1440系3本が在籍する。他に1435系、1436系、1437系が在籍するがいずれも大阪線所属である。
また、1440系の1438Fは一時期志摩線開業90周年記念して三重交通時代の塗色に変更されていた。

  • 1810系
1967年から1979年にかけて計43両が製造された名古屋線生え抜きの車両。当初は電制を持たず、1M2Tの編成も存在した。その後先述の1000系と車両を入れ替えたり廃車が進行したりしたので、現在は1810系としては6両のみが在籍し、うち2両編成2本が名古屋線の所属である(残りの2両は中間車)。

  • 2000系
1978年からビスタカーの10100系の機器を一部流用して製造された名古屋線生え抜きの通勤車。3両編成12本が在籍したが、トイレ付きの2107Fのみは2013年に2013系「つどい」に改造されている。
一部車両はワンマン運転に対応。

  • 2430系(固定編成)/2444系
1969年登場の大阪線向け車両で、全部で55両が製造された。うち2両は先述の1200系の編成に組み込まれているが、他に3両編成5本が名古屋線で使用されている。うち2本はワンマン化されており、2444系に形式変更された。

  • 2610系
1972年登場のクロスシート車だったが、ロングシートやL/Cカーに改造されている。名古屋線にはL/Cカー改造車の富吉車4両編成3本が在籍し、主に急行に充当される。

  • 2800系
1972年に登場したロングシート車両。そのうち3両編成5本、2両編成2本、4両編成4本が名古屋線で使用される。うち3両編成1本は2809Fであり、もともと大阪線所属の4両編成だったが、中間車1両を廃車にして名古屋線に転属してきたものである。また、4両編成のうち3本はL/Cカーに改造されている。
現在1編成が地元ケーブルテレビの全面広告車となっているが、七色のグラデーションというかなり目立つラッピングとなっている。ゲーミング電車

  • 5200系
1988年に登場した3扉転換クロスシート車両。
近鉄一般車の中では数少ない見た目からすぐに判別できる形式。
名古屋線では富吉検車区の4両編成9本が使用される。検査代走は大阪線で使用される2610系の明星車で行われる。なお、仕様の違いにより5209系や5211系も存在するが、すべて名古屋線に所属している。

  • 5800系
1997年製の最新型車両で、名古屋線には5812Fの4両編成1本のみが在籍する。L/Cカーで、三菱製のGTO-VVVF車となっている。

  • 9000系
1983年に奈良線向けに登場した界磁チョッパ制御車両で2両編成8本が在籍。2003年から2006年までに全車が名古屋線に転属し、一部の車両にはワンマン化も施された。


駅一覧


駅番号 駅名





特急 備考








E01 近鉄名古屋 東海道新幹線
JR東海道線中央線関西線、あおなみ線
名鉄線(名鉄名古屋駅)
地下鉄東山線・桜通線
しまかぜ停車駅
E02 米野
E03 黄金
E04 烏森
E05 近鉄八田 JR関西線、地下鉄東山線
E06 伏屋
E07 戸田
E08 近鉄蟹江
E09 富吉
E10 佐古木
E11 近鉄弥富 JR関西線、名鉄尾西線(弥富駅)
E12 近鉄長島
E13 桑名 関西本線、養老鉄道養老線
三岐鉄道北勢線(西桑名駅)
E14 益生
E15 近鉄朝日
E16 川越富洲原
E17 近鉄富田 三岐鉄道三岐線
E18 霞ケ浦
E19 阿倉川
E20 川原町
E21 近鉄四日市 湯の山線
四日市あすなろう鉄道内部線・八王子線(あすなろう四日市駅)
しまかぜ停車駅
E22 新正
E23 海山道
E24 塩浜
E25 北楠
E26
E27 長太ノ浦
E28 箕田
E29 伊勢若松 鈴鹿線
E30 千代崎
E31 白子
E32 鼓ヶ浦
E33 磯山
E34 千里
E35 豊津上野
E36 白塚
E37 高田本山
E38 江戸橋
E39 JR紀勢本線・伊勢鉄道伊勢線
E40 津新町
E41 南が丘
E42 久居
E43 桃園
E61 伊勢中川 大阪線山田線

主な駅解説

E01 近鉄名古屋
東海道新幹線・JR東海道線中央線関西本線名鉄名古屋本線名古屋市営地下鉄東山線桜通線名古屋臨海高速鉄道あおなみ線乗り換え。
近鉄のホームは地下1階で、隣には名鉄のホームがある。
ちなみに名鉄とのホームの間にはなんと後付けの薄いコンクリの壁1枚しかないそりゃ名鉄のホームも狭くなる
JRとの連絡改札口も用意されている。
地下駅ではあるが面積が広く、ホームも4面5線とターミナルの風格が感じられる。
現在は他の駅でも行われている特急の発車メロディ発祥の駅で、さらに日本初の発車メロディ使用駅の候補としてもしばしば名が挙がる*2

E02 米野
ささしまライブ24が近い。
米野車庫が隣接しており、名古屋止まりの車両は当駅に一旦入って入庫する。

E04 烏森
「かすもり」と読む。「からすもり」はこちら
これよりしばらく高架駅が続く。

E05 近鉄八田
JR関西線、名古屋市営地下鉄東山線(八田駅)乗り換え。金山駅のような総合駅にする計画があったが頓挫した。

E06 伏屋
ファミマが構内にあり、駅業務を兼ねている。

E07 戸田
地上駅に戻る。名古屋市の駅はここが最後。

E08 近鉄蟹江
蟹江町の中心駅。
急行は通過でいいんじゃないか、という人がいるとかいないとか。
とはいえ、1日の利用者数が1万人を越えているため無理だとは思うが…。
その割に構内踏切が残っており、下り急行の多くは踏切を避けて1番線停まる。

E09 富吉
車庫が本線のすぐ横にあり、しまかぜをはじめ様々な車両が出番を待っている。駅舎が団地と同化した独特な構造。

E11 近鉄弥富
JR関西線、名鉄尾西線(弥富駅)乗り換え。
文鳥や金魚の街である弥富市の中心駅。
「日本一海抜が低い駅」が弥富駅とされているが、こっちの方が低い位置にあるのではという意見も。

E12 近鉄長島
これより三重県内の駅。
一部急行が停車する……ことがある。
近くにはなばなの里や、絶叫マシンで有名なナガシマスパーランドがある。

E13 桑名
JR関西線、養老鉄道養老線、三岐鉄道北勢線(西桑名駅)乗り換え。
桑名市の中心駅で、ホーム横の看板が圧倒的JR推し。だが利用者数は3倍近い差をつけられてしまっているようだ。
JRと近鉄は共同改札となっていて改札内で乗り換え可能だったが、 2020年に改装工事が行われ近鉄、JR、養老鉄道の改札が分離されることとなった(近鉄と養老鉄道の間には連絡改札が設置され、乗り換えがスムーズにできるようになっている)。
ちなみに駅南側の踏切は全国で唯一、3つの異なる軌間に跨っている*3

E14 益生
読みはこの人と同じ。三岐鉄道馬道駅が近い。

E15 伊勢朝日
朝日町ではただ一つの近鉄の駅。東芝の工場がすぐ近く。

E16 川越富洲原
川越町唯一の駅。

E17 近鉄富田
三岐鉄道三岐線乗り換え。
カーブの途中に駅があり、そのダイナミックさから撮影名所としても知られる。
「近鉄」と付くが三岐鉄道と駅を共用していて、特に上り列車は同じホームで乗り換えられるため便利。

E18 霞ヶ浦
霞ヶ浦緑地公園への最寄り駅。

E19 阿倉川
待避可能駅だっだが2018年に解消。

E20 川原町
2016年に高架化。萬古焼の郷という副駅名が付けられている。

E21 近鉄四日市
湯の山線・四日市あすなろう鉄道線(あすなろう四日市駅)乗り換え。
近鉄は高架で、あすなろう鉄道のみ地上駅。
地平時代は内部線と名古屋線のホームが並行して設置されており、ナロー車両と大型通勤車が同一線上で並ぶという写真が残されている。
四日市市の中心にあり、百貨店を併設するなど周囲はかなり栄えている。JR四日市のことは触れないであげて

E22 新正
三重県四日市庁舎や中央緑地公園が近い。

E23 海山道
「かいさんどう」ではなく「みやまど」。隣接して狐の嫁入りで知られる海山道神社がある。

E24 塩浜
隣にはJR貨物のターミナルがある。
反対側には塩浜検修車庫があり、運が良ければ養老鉄道の車両を見ることもできる。駅周辺は工場地帯。
時々、特急の二重退避が行われる。

E25 北楠
東洋紡の工場が隣接する。

E26 
こちらは宝酒造の工場などがある。

E27 長太ノ浦
「なごのうら」と難読な駅名。長太の大楠という大木が近くにあり、とても目立つ。

E29 伊勢若松
周りは田んぼだらけ。だが急行が停車する。
鈴鹿線乗り換え。一部の列車はそちらへ直通していく。

E30 千代崎
千代崎海岸への最寄り駅。受験シーズンには急行の臨時停車がある。

E31 白子
「しろこ」と読む。鈴鹿市の中心になる駅。鈴鹿駅ではないのは名古屋線が市役所のある神戸地区を避けて通っているから。鈴鹿サーキットへの玄関口でもあり、イベントがあると当駅発着の臨時列車が運転される。
乙特急以下が停車する。

E32 鼓ヶ浦
近くの子安観音には天然記念物に指定された不断桜が生えている。

E34 千里
マリーナ河芸というおしゃれスポットあり。

E35 豊津上野
イオンタウンが近くにあり、買い物に便利。

E36 白塚
かつては当駅発着の普通列車が数多く運転されていた。普通列車が車両交換を行うこともある。
ちなみに車庫が設置されている。駅舎も風格のある木造瓦屋根で、周りの駅に比べて立派。

E37 高田本山
駅名の由来は専修寺というお寺の別名からだが、ここからは少々離れており、紀勢本線の一身田駅の方が近い。

E38 江戸橋
三重大学の最寄り駅のため、朝夕は混雑する。
津駅にスペースが無いため隣の当駅に待避線が設置されており、名古屋行の列車が後続の特急によくぶち抜かれていく。
かつては伊勢線の乗換駅だったため構内が広め。

E39 
JR紀勢本線、伊勢鉄道伊勢線乗り換え。
三重県の県庁所在地である津市の中心駅にして世界最短の名前を持つ駅。駅前は四日市の方が賑わってるとか言うな
JRと近鉄の共同改札となっていて、中間改札なしで乗り換えが可能。番線もJRの続番となっている。

E40 津新町
名古屋方面からの一部の普通や急行が折り返す。
近くに学校が多く、時間によって色々な制服がホームに並ぶ。
津市の中心部へは当駅が便利で、バス乗り場が併設されている。

E41 南が丘
名古屋線で一番新しい駅であり、三重県で運転免許を取る人は一度は利用する事になる駅。
2018年のダイヤ改正で急行停車駅に昇格したは良いものの、急行が江戸橋~伊勢中川間で各駅に停車するようになっただけで、その分普通列車の本数が減らされてしまっている。

E42 久居
旧久居市の中心駅。駅の隣のビルが段々活気を失っている。
陸上自衛隊の駐屯基地がすぐそばにある。
2018年のダイヤ改正で停車列車本数が激減した一番の被害駅でもある。
そのため、同改正以降停車する特急を増やすことでお茶を濁している。

E43 桃園
読みは「ももぞの」。「とうえん」は台湾の方なので注意。

E61 伊勢中川
運行上の終点駅。名伊乙特急以下が停車。
大阪線山田線乗り換え。
名阪甲特急は駅手前にある短絡線を通るため全列車が通過となる。
ちなみに2~4番のりばはホーム両側に挟まれていて、特に3・4番のりば到着列車は両側の扉すべてが開く。
特急・急行は基本的にこの2線に入線するため、乗継にはかなり便利な構造になっている。

その他、年末年始には伊勢神宮などへの初詣需要に応え、終夜運転が行われる。


コラボレーション

近鉄自体が萌えキャラ関係には消極的ではあるものの、過去に若木民喜氏の神のみぞ知るセカイとコラボを行っており、
各キャラクターのポスターやパネルの展示や、各キャラの立ち絵が描かれた入場券や特製フリー切符を販売していた。
これは、神のみに登場するキャラクターの名前が近鉄の駅名に由来したものとなっていることから。



追記・修正をお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 近鉄
  • 私鉄
  • 標準軌
  • 近畿日本鉄道
  • 路線
  • 鉄道
  • 愛知県
  • 三重県
  • 複線
  • 電化
  • しまかぜ
  • 化け種別
  • 路線シリーズ
  • 中古車センター

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年10月28日 22:40

*1 2010年代は一般形車両の新車導入が一切行われなかったが、これは大手私鉄でも唯一である。

*2 開始した正確な時期は分からないが、1970年代には使用されていたと言われている。

*3 近鉄:1435mm、JR:1067mm、三岐鉄道:762mm。なお、駅を出て北へ向かう養老鉄道は1067mmの狭軌。