ガルザス(FE)

登録日:2015/02/28 (土) 18:20:59
更新日:2023/01/26 Thu 22:12:38
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俺もイザーク人のはしくれとして、受けた恩はかならず返す!

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


『ガルザス』とは、『ファイアーエムブレム トラキア776』に登場するキャラクターである。


○ステータス
マーシナリー LV20
HP-54
力-20
魔力-9
技-20
速さ-20
運-17
守備-14
体格-18
移動-7
武器LV-剣A斧A
スキル-流星剣・月光剣
再行動-★★★★★
追撃必殺係数-3

マンスターを支配する帝国の代官レイドリックの用心棒をしている剣士。
幼い頃に生き別れたマリータの父親であり、元々は東方のイザーク王国出身で、かつて内乱でイザーク王家に滅ぼされた豪族リボーの王子。
聖戦の系譜』に登場したシャナン王子とは従兄弟同士に当たり、背中には娘と同様、剣聖オードの一族である事を示す聖痕がある。

かつての内乱で一族を当時のイザーク王(シャナンの祖父にあたる)によって滅ぼされて以来苦労を重ねており、イザークの王族でありながら解放軍に味方していないのもこの為。
と言っても王家への復讐や帝国への忠誠で動いているようでもなく、あくまで用心棒に徹している。
その為にシャナンのそっくりさんのシャナムを見ても斬りかかったりはしないのだ。

妻はマリータを産んですぐに亡くなり、以来娘と共に旅をしていたが、その途中に立ち寄ったコノートの街で、少し目を離した隙に彼女は奴隷商人に拐われてしまう。
必死に行方を捜すも見つける事はできず、娘がエーヴェルに保護された事も知らないままであった。

ストーリー上の初登場は第5章で、ここでは攫われてきたエーヴェルとナンナに用心棒がけしかけられ、闘技場で戦うことになるが、次々現れる剣闘士を計4人倒すと敵ユニットとして現れる。
が、ここで直接やりあおうなどとは絶対に思ってはいけない。
登場時点で魔力を除く全ての能力がほぼMAXになっており、初遭遇時はもちろん、レベルが上がった最終局面のリーフ達ですら瞬殺される鬼ステータス&鬼畜スキルを誇る。闇雲に挑んだところで後のしっこくよろしく剣の錆にされるだけである。
その実力は、終盤の話になるが、今作唯一の神器持ちであるセティですら「倒せるかわからない」と言うほど。
実際フォルセティを持たせた彼ですら見切り無しで迂闊に挑めば流星による 怒涛の10回攻撃 &月光による守備無視+必中効果で呆気なく瞬殺されかねない。逆に見切りをつければほぼ確実に倒せるが。
おまけに再行動が最高の星5つで25%。4回で1回の割合で音符が鳴る。悪夢である。

もっとも、この章ではリーフ軍のユニットは遠く離れている上に壁で隔てられた所からスタートするので、余程のことがない限り接敵する心配はない。

問題なのは間近にいるエーヴェルとナンナの二人。
エーヴェルはこの時点では無敵仕様が継続している為やられる心配はないが、ナンナは攻撃範囲に入ってしまった場合間違いなく即死する。
よってエーヴェルを盾にしつつ後退してイベント発生を待とう。

ベルドによってエーヴェルが石化すると、レイドリックの命令で残ったマリータを連れてその場を撤退するが、最初に見た時は気付かなかった彼女の正体が自分の娘であると気づき、見張りを襲って奪還し宮廷司祭サイアスにこっそりと預けて逃がす。

続く第6章では、15ターン目に増援として現れるが、余程のんびりしていなければ、この時点で自軍は全員壁の向こうへ退避しているはずなので問題ないだろう。
出現するターンが間近になるとおどろおどろしいBGMが流れ始めるので、速やかに全員離脱すること。
もちろんここでガルザスを倒したり、捕獲してマスターソードとマスターアクスを強奪することもできる。...が、前述の通り、戦力の乏しい6章時点のリーフ軍で勝てる相手ではないので、基本的には無理と考えてよい。そこまでして欲しい武器という訳でもないし。
なお倒した場合、当然二度と登場せず、仲間にもできない。また、捕獲できた場合も解放してしまうと同じことになる。捕獲したまま離脱すること。ストーリー的にはおかしいけど

以降はパッタリと登場しなくなり、再び現れるのは物語も終盤となった第24章。
やはりレイドリックの用心棒をしているが、マリータで会話することによって仲間にできる。
開始時点でリーフ軍は左右中央の3箇所に分散しており、ガルザスがいるのは中央の玉座の間。
この3エリアは扉などで繋がっておらず、ワープ系の杖を使わない限りは途中で合流することができない為、出撃画面で調整してマリータは必ず中央に配置し、接近してくるのを待って説得するのが王道。
ピコーンと彼が「♪」と口ずさんだら?…素直にリセットしましょう。

彼女が十分に育っているなら、攻略本等で推奨しているように、最初のターン、ワープの杖で一気に玉座の間へ飛ばしてしまうという手もある。
説得して仲間になった後、二人で戦えば玉座周辺の敵程度はあっという間に殲滅できるだろう。主だったレイドリックすら下記の通り蹴散らせる。

ちなみに、ガルザスが父だと名乗らずにいたのは、不注意からとは言え奴隷商人に拐わせてしまった事や、自分の手が血に汚れすぎてしまっている事への負い目からだったが、再会したマリータは、拐われたのは自分が言いつけを守らなかったからで、一度だって恨んだりした事はないと言ってくれる。ええ娘や…。


まぁ大抵の場合、パパ以上に娘の剣の方が血に染まっていたりするのだが。


彼女の説得により「イザーク人の端くれとして受けた恩は必ず返す」と仲間に加入する。

ちなみにここで説得しなかった際、マンフロイに派遣されて出てくる魔戦士の一人ツヴァイとなって最終章で戦う事になる。
同性能の敵と彼抜きで戦うのは結構痛いし、何よりあまり後味も良くないので、縛りでもない限りは説得しておきたい。

参戦後は終盤の救済キャラとして、参戦の遅さを補って余りある活躍をしてくれる。
上記のとおり力・速さ・技といった戦士系パラメータが最高である事に加え、イザークの王族として月光剣・流星剣の二大スキルも習得している。

この点は娘マリータも同じだが、彼女には惜しいことに「体格」という弱点がある。
華奢な少女である為に、聖戦士の書で補正したとしても、どうしても重い武器を持たせると実力を発揮しづらい。
それに対してこの親父殿は、イラストや顔グラのイメージ通りにガッチリした体つきで、体格は何と初期値で18。
マスターソードやマスターアクスといった重量級の武器でも安心して持たせることができる。
これら2回攻撃の可能な武器を装備して必殺や流星剣、月光剣が発動しようものなら、雑魚はもちろんボスでさえ生き残るのは難しい。
斧使いや斧が強化された今作だがなんだかんだ言ってオーシンとハルヴァン以外の斧使いはクセのある連中が多いため、余っていたマスターアクス等を使わせるにもちょうど良い。

支援効果を受けられるのはマリータからのみだが、父を全く恨んでいないという言葉通りに何と20%もの支援がつく。
ガルザスからもマリータに10%を与えることができるので、二人で並んで進軍すれば、その様はまさに死神の父娘。

ちなみに、仲間となる24章では、ボスであるレイドリックが、こちらのパラメータを半減させるロプトの剣を装備している為、それに対抗できる強化版アーマーキラーブラギの剣の入手が重要視されるのだが、実はそれ以前にガルザスなら半減込みでもほぼ確実にレイドリックをスキルや必殺でのゴリ押しで仕留められる。ブラギの聖剣なんていらなかったんや!

王子が颯爽と乗り込む前に新入りの超戦士が全てを終わらせていた…という微妙な展開になってしまうが、娘にセクハラ紛いのことをやらかし、あんこくの剣で闇堕ちまでさせたレイドリックを親父の怒りで切り刻むというのも一興なので、そこはプレイヤー次第。

弱点があるとすれば、戦士系にお約束の魔力の低さ故に、高レベルの魔道士や、ベルクローゼンの集団(中でもヘル装備)と戦う際だろう。
中でも厄介なのが敵方にバサークやスリープ持ちがいる場合。特にバサークには気をつけたい。
万が一混乱させられ、そしてレストの杖が使える味方も近くにいない場合、そこは瞬時に阿鼻叫喚の地獄と化す。
治療方法を用意しておく、あるいはサイレスなどで黙らせる、など対策はきちんとしておこう。



エンディングの後日談では、マンスターの解放後、彼は再びどこかへ姿を消した。
エーヴェルを救出した際、娘を助け、ここまで育ててくれた事に礼をいい、これからも共にいてやってくれと頼むガルザスに、エーヴェルは「年に一度だけでいい、フィアナ村に立ち寄ってほしい」と頼み、彼もそれを了承する。
それ以外のことは一切触れられず、イザークの英雄として語り継がれるシャナンとは対照的に、正史・異聞を問わず全く記載はない。
どこかで静かに暮らしているのか、あるいは密かに闇に葬られたのかも、不明のままである。



  • FEヒーローズ

俺はガルザス……俺に過去はなく、未来もない。

闇に生き、ただ、死すのみだ。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、2017年2月2日配信開始
(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS


2022年3月から登場。イラストはチーコ氏。
剣装備歩兵ユニットにあたる。この月は娘のマリータが開花英雄として登場しており、その娘と属性が被る。

武器は周囲2マスの敵は、戦闘中速さ、守備を-5する『牽制の剣+』。

Aスキルは自分から攻撃した時、戦闘中の攻撃、速さを+7し、かつ戦闘中奥義による攻撃でダメージを与えた時、
自分の最大HPの(10+自分の奥義の発動カウントの最大値×20、最大100)%回復する『鬼神飛燕の迫撃』。
Cスキルは戦闘中敵の絶対追撃を無効にし、かつ自分の追撃不可を無効にする『見切り・追撃効果3』。

汎用武器装備ながら攻撃は総選挙マルスすら上回る脅威の57。同タイプのユニットでは実装時点で最高を誇る。
鬼神飛燕の迫撃により奥義発動時にはHPを回復できる。デフォルトの奥義は月光なので、天空とほぼ同様の性能になる。
攻撃以外にも速さと守備も高めで、見切り・追撃効果でかなり多くの相手に追撃を確保できる。

追記・修正は生き別れの娘と再会してからお願いします。

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最終更新:2023年01月26日 22:12