アイドルマスター ミリオンライブ!

登録日:2015/02/27 Fri 23:52:58
更新日:2023/11/13 Mon 01:16:01
所要時間:約 6 分で読めます




アイドルマスター ミリオンライブ!(THE IDOLM@STER MILLION LIVE!)は、2013年2月よりGREEにて提供されていたTHE IDOLM@STERシリーズの携帯電話向けソーシャルゲーム。
スマホの普及に伴い、2014年からはアプリ版も登場。
2016年からはアプリ版のみのサービス提供となっていた。
2017年より、サービスの更新が進まなくなっていき、同年10月に後継アプリ『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ(ミリシタ)』の登場等に伴い、GREE版のサービス提供の終了が発表された。

『ミリシタ』の登場により、本家に触れてみる新規プロデューサー(P)も増えていた中での終了を惜しむ声もあったものの、
翌2018年3月19日を以て、5年と21日に渡る全てのサービスが終了した。
2023年の10月にアニメ化が放送決定された。

通称はミリマス、またはグリマス
因みに、ミリマスは現在でも『ミリオンライブ!』関連の代表的な略称として用いられているためか、現在では本ゲームを指す場合にはグリマスとのみ呼んで区別するようにもなっている。

2015年の10thライブにて(全国キャラバン編を倣ってか)、翌2016年初旬にスタートするミリオン3rdライブ“BELIEVE MY DRE@M!!”はツアーライブで全国5大都市7回公演、初のシアター組37名総出演と発表された。
それまでのライブにも参加していたメンバーのみならず、初参加のメンバーも高いパフォーマンスを披露している。

続く、2017年の4thライブでも田中琴葉役の種田梨沙のみ欠場*1となったものの、36名による武道館3DAYSを成功させた。
また、同ライブにて4周年記念PVの公開と共に、後継アプリである『ミリシタ』のサービスが開始されることが発表された。

この、4thライブにてアイマス総合プロデューサーであり、ミリマスのスタートを推し進めた坂上プロデューサー(ガミP)は、これまでの活動を準備期間と称しており、
実際に『ミリオンライブ!』の世界は『ミリシタ』で刷新されると共に、過去の要素を新たな形で引き継いでの再スタートを切ることとなった。

イラストはアニマスの制作会社A-1picturesの書き下ろしで、先輩組のキャラクター付けの方向性も含めて、アニマス寄り(TVシリーズ~劇場版の続き)を意識したような雰囲気となっている。
  
プレイヤーは765プロのプロデューサーとなって、50人のアイドル達“765 MILLION STARS”と765プロの新たな試み『ライブシアター』を成長させ、アイドル達をトップへと導いて行く。
50人の内訳は、既存の765アイドル13人(オールスターズ組)とその後輩となる37人(シアター組)
一応は先輩後輩なのだがほとんど形だけで、展開の幅を狭めないためなのか実際は対等な関係。*2

また、既存の13人と同列に扱うためか、同じソーシャルゲームであるシンデレラガールズと比べると個々のキャラ付けは大人しく、どちらかと言うとイベント等の描写の積み重ねでアイドルのキャラや人間関係を丁寧に掘り下げる事に重点が置かれている。

ただし、これは本家の先輩組と同方向の、
長く広く使っていけるちょっとダサいけど垢抜けると光るキャラクター付けを狙ったため。

……実際、ゲームが進んでキャラクター付けが広がると共にイベントの方向性が奇抜になっていった結果、非常に濃ゆいキャラクター性を獲得していくことになった。

これまでのアイマスと違う、 ランティスによる楽曲提供のペースも早く、一年毎にCDシリーズが展開されたのも特徴で、これらの楽曲が更にキャラクター性も補完した面もある。


☆システム
カードを強化、進化させるなど基本はソシャゲによくあるカードゲーム。
クエスト→営業、とアイマスらしくするところなどはシンデレラガールズ
と同じだが、攻撃力をAP(アピールポイント)、他のプレイヤーやCPUとの戦闘をライブではなく(CS版のライブとは、規定以上のスコアを出すもの)オーディションバトル、合同フェスと表現するあたり、後発コンテンツということで表現や設定により気を配っているのが分かる。
しかし守備力は難しいらしく、守備力たるDPはそのまま『アピールに対する耐久力』となっている。
アイドルにおける耐久力とはなんぞや…
え?気を配ってんのになんで亜美真美がDa属性ではなくVi属性なのかって?
そんなの亜美さん真美さんがせくちーだからに決まってるっしょ→      


☆劇場
765プロの劇場。
手作りの武道館

最初はえっ劇場…?となる規模(テント)だが、鉄筋コンクリートやホテルやウォーターフロントやドームを経て、最終的には961や346を越える規模に。
いずれは天空の城がスペースコロニーになるのではないかと噂されている。
とか言ってたら遺跡になりました。

……とか思ってたら、最後の最後に更新を重ねて本当にスペースコロニーに到達した。
宇宙へ浮かんだシアターは宇宙人専用の公演を行うらしい。
たまに『ミリシタ』でも前世界のことが話題になる。

またこのゲームの特色で時間経過でマニー(ゲーム内通貨)が手に入る。
元々はそれだけだったが、2014年5月の大型アップデートとPSL(プラチナスターライブ)編スタートに伴い、仕様変更。
PSLのシーズン(2ヶ月)毎にそのシーズンを担当する5人組ユニットを2組、計10人のアイドルが選ばれる。
10人以外のアイドルでユニットを編成し、お仕事やミッションをクリアしていく。
イベント等を利用してファンを稼ぎ、動員数100万人を目指す。
そうすることにより、シーズンユニットどちらか片方のストーリーの最終話をアンロック出来る。

以下PSL編のユニット編成
ユニット名 “ユニット曲”
メンバー(一人目がリーダー)の順で表記

★1st season

レジェンドデイズ “合言葉はスタートアップ!”
我那覇響水瀬伊織高槻やよい双海亜美秋月律子

乙女ストーム! “Growing Storm”
春日未来望月杏奈真壁瑞希伊吹翼七尾百合子


★2nd season

クレッシェンドブルー “Shooting Stars”
最上静香北沢志保箱崎星梨花野々原茜北上麗花

エターナルハーモニー “Eternal Harmony”
如月千早徳川まつりエミリー スチュアート豊川風花ジュリア


★3rd season

リコッタ “HOME,SWEET FRIENDSHIP”
天海春香福田のり子松田亜利沙横山奈緒周防桃子

灼熱少女 “ジレるハートに火をつけて”
田中琴葉宮尾美也所恵美大神環高坂海美


★4th season

BIRTH “Birth of Color”
菊地真萩原雪歩舞浜歩三浦あずさ矢吹可奈

ミックスナッツ “ドリームトラベラー”
馬場このみ木下ひなた佐竹美奈子中谷育双海真美


★FINAL season

ミルキーウェイ “星屑のシンフォニア”
星井美希天空橋朋花高山紗代子永吉昴二階堂千鶴

ARRIVE “STANDING ALIVE”
篠宮可憐四条貴音百瀬莉緒島原エレナロコ

PSL編終了後、劇場とは別にキャラバンシステムが追加されて2015年4月より新章、全国キャラバン編が始動した。


☆ミリオンライブ!のアイドル達
AS組を除いても37人いるので、俗に言う信号機トリオのみ紹介。
何れも初代アイマスのキャラの命名法と噂される「戦艦ルール」が意識されているのか、(ほぼ)同名の大日本帝国海軍の軍艦が存在する。

全アイドルの名前は上のPSLの編成を見て星井。
ついでに項目を建てて全リンクが機能するようにして欲しいかなーって。
アイドルについてもっとkwskって人はさっさとプレイするピヨ
美人事務員が貴方にあったアイドルを紹介してくれるピヨ

春日未来
偉大なる赤の系譜。
中の人的な意味でも外の人的な意味でもミリオンを引っ張るリーダー。
詳しくは当該項目で。


最上静香
残念なる青…もとい蒼の系譜。
属性的には赤だが千早と同じく髪色であてられている。
うどん。

  
伊吹翼
赤と蒼に振り回される黄色の系譜。
恋愛脳だったり、歳の割りにナイスバディだったりと美希を彷彿とさせるアイドル。


         
因みに、
可奈、志保、奈緒、美奈子、百合子、杏奈、星梨花は劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』に出演した。

2016年、2017年のエイプリルフール企画にて衝撃を与えた茜ちゃん麗花さん辺りも『ミリシタ』稼働前から名を挙げたアイドルちゃん。


☆CD
アイマスらしく歌にも拘っている。
レーベルはいつものコロムビアではなくランティス。
その為か全体曲や一部を除いて、楽曲の作詞作曲陣はほとんどランティスお抱え。
なので良くも悪くもアイマスらしさを感じさせない新鮮な曲が多い。
また最初から全員声付きだからなのかCD発売のペースが駆け足なんじゃないかと心配されるくらい早い。
まあ本当に心配なのはおサイフの中身なんですけどね…
一年毎にシリーズ跨いで全員分のソロ、またはユニット曲が発表され、このペースは『ミリシタ』にも引き継がれている。

PSL編開始まではLTP(LIVE THE@TER PERFORMANCE)シリーズ、開始後はLTH(LIVE THE@TER HARMONY)シリーズを発売。
10thライブで新シリーズLTD(LIVE THE@TER DREAMERS)の
リリース決定が発表された。
ライブ二日目で初披露された新テーマソング「Dreaming!」も発表。
GREE時代のCDシリーズは続くLTF(LIVE THE@TER FORWARD)で一旦の幕を降ろし、
ミリシタからはMTG(MILLION THE@TER GENERATION)と、MS(M@STER SPARKLE)が展開されている。
それ以降も勢いは衰えることを知らず、MTGの後継となるMTW(MILLION THE@TER WAVE)、さらにその後継のMTS(MILLION THE@TER SEASON)が止まることなく発売され、2021年後半にはなんとソロ4曲目に相当するMS2(MASTER SPARKLE 2)の展開も予定されている。

また、配役投票によるメンバー選出により大きな話題を集めたTA(THE@TER ACTIVITIES)はミリシタにも引き継がれ、TB(THE@TER BOOST)が開催された。
TC(THE@TER CHALLENGE)は新型コロナウイルス感染症の流行で若干のダメージを負うものの無事に全てリリースされてPの心にダメージを負わせた。
MTW前半以降はリリイベの開催も延期され続ける大変な時勢の真っただ中であるので仕方ないのかもしれないが、2021年8月現在でTDの開催予告はない。トンチキテーマ復権のためにも期待したいところである。テーマ毎のドラマ仕立てだったMTG、MTWにも既にトンチキテーマがあるじゃないというツッコミは無しだ。


LTDでは全てデュエット曲形式で収録。
MSシリーズではデュエットの他、トリオやカルテット等、同属性による多彩なメンバー分けによるユニット編成へと発展している。

またライブの物販で会場限定(限定とは言ってない)CDとしてユニット曲のソロバージョンを収録したLTC(LIVE THE@TER SOLO COLLECTION)が存在する。


☆関連項目











☆余談
登場アイドルは上層部の指示でもっと多いハズだったが、ディレ1らの必死の説得で現在の人数に抑えられた。 大人数の弊害はデレマスでイヤというほど味わっただろうしね…
その甲斐もあってか、これが初キャリアという人も少なくなかったがスタート時点で全員声付きという、本家765プロの形態を引き継いだ形での登場となった。
更に『ミリオンライブ!』というタイトルに違わず、中の人達は実際のライブで歌って踊れることを基準に選ばれたなんて話も伝わる。

また、前述のように本企画はデレマスが先行する中で、男性アイドルによるアイマスの企画も出される中で、ガミPが765プロの新たな方向性として進めた企画であった。







追記・修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • アイドルマスターシアター組
  • アイマス
  • アニマス
  • ミリマス
  • グリマス
  • ミリオンライブ!
  • バンダイナムコ
  • GREE
  • THE_IDOLM@STER
  • 765プロ
  • ミリシタ
  • パチンコ化
  • パチスロ化
  • アイドルマスター
  • アニメ化決定
  • ゲーム
  • サービス終了
  • 23年秋アニメ
  • 白組
  • 綿田慎也

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年11月13日 01:16

*1 病気療養により休業中

*2 AS組のプロデュースもさせる為の方便だったのかもしれないが、後には不自然と判断したのかCDドラマでの描写が明確に先輩と後輩を分けた物になり、以降はそれを引き継いでいる。ただし、個人によって先輩でも呼び捨てにしてフランクに接しているシアター組も居る。