幻奏(遊戯王OCG)

登録日:2015/02/23 (月) 01:38:00
更新日:2024/03/10 Sun 14:10:00
所要時間:約 12 分で読めます




幻奏 とは遊戯王オフィシャルカードゲームのカテゴリーの一つ。
シャドール鳥銃士カステル等が登場したデュエリスト・アドベントにおいて新たなカテゴリーとして登場した。

アニメ遊戯王ARC-Vにも、ヒロイン柊柚子の操るカテゴリーということもあり頻繁に登場している。


●目次


【概要】

前述の通り、所謂「アニメテーマ」と言うものであり、ヒロインの柚子が使用する。

アニメにおいての活躍はそこそこ、といった具合。
勝ったり負けたりを繰り返しながら柚子と共に成長していく、割合王道なデッキである。

他のARC-V産のアニメテーマと比較すると、
比較対象が脳筋なサーカス団だったりフルモンスターなメカ弁慶だったり融合・シンクロ・エクシーズ・ペンデュラムを全て制覇するだったりと、
どうにもアクの強い連中に比べ、至って普通な見た目と動きのデッキなので今一影が薄い感は否めない。
柚子の覚悟完了と共にスポットライトが当たり始めた事もあり、まだまだこれからということかも知れない。

また、コンセプト的には当初は「特殊召喚」に特化したテーマだったが、後に融合召喚を軸に取り入れていいる。
アニメ本編の展開的にはジェム使いの光津真澄への敵愾心と紫雲院素良の影響と言う流れであり、
後に融合を使わず融合を出来る様になるまでに成長した。
……「君に融合は似合わない」って? 確かにチューナーか幻奏Xモンスター来たら化けそうだけども。

命名法則は音楽に関する単語で、音姫は形容詞+著名作曲家の名前。
余談だが攻撃時に「ら~」と言う発声練習の様なボイスが付くモンスターが多い。
ライディーン、ラーゼフォンやしあわせごはんの歌だのと言われる事も。


OCG視点で見ると、「光属性天使族」という至って全うな種族・属性の組み合わせで統一されている。
テーマとしては自身が「特殊召喚」に成功した時にある程度のアクションを起こせるというこれまたシンプルな動きを要求されている。

特筆すべき特徴は一部のモンスターの耐性

アリア1体を特殊召喚するだけで戦闘破壊不可対象耐性
エレジー1体を特殊召喚するだけで効果破壊耐性
2体が並ぶだけでハムドオベリスクに更に戦闘耐性がついたレベルという超耐性になる(まあステータスは比べ物にならないが)。
融合体のブルーム・ディーヴァに至っては素でベエルゼや時械神と同等の耐性を有するという異常な堅さを持つ。

非常にシンプルかつわかりやすいテーマなので、強化案は色々な考案をされている。
ヴァルハラを張りアリアを立てるだけで擬似的なロックが決まる等、応用範囲も意外に幅広い。

また甲虫装機デーモンに並ぶトランス・ターンが無理なく入るテーマの一つとしても有名。
種族・属性の組み合わせがメジャーなものの一つかつ、幻奏自体が特殊召喚を売りにしたカテゴリーなので何かと噛み合うのだ。
エレジーやアリアに相性が良好な事も見逃せない。

展開しやすくロックしやすい代わりに決め手に欠ける(というか、決め手足りうる最上級が地味過ぎる)テーマでもあったが、
融合というフィニッシャーを用意して新たな強さを手に入れた。
それでも全体的に安定性・攻撃性能が貧弱でカテゴリとしては如何せんパワー不足の状態が続いた…が、LEDEの新規により超強化。
待望のサーチや蘇生にテーマ専用の融合魔法等が与えられ、現代遊戯王らしく妨害効果持ちの大型フィニッシャーも登場。
現在では「エトワール+アリア+エレジー」の並びを先行で作る動きが基本となるだろう。


弱点としては属性と種族が統一されているため普通に光属性メタが大体引っ掛かる。マジックミラーとか。
また、全体的に素の攻撃力はそこまで高く無いのでサポートが無いと戦闘は強くない。
優秀な壁にはなるが、結局相手の大型を退けられず先手を打たれた…といったパターンが少なくない。
近年だと壁を並べるだけでは、採用率が高い《天霆號アーゼウス》《拮抗勝負》で簡単にめくられることが増えたため、前のめりになれる構築が基本となる。
そして、全体的に効果の仕様に「幻奏」縛りを与えるカードが多いため出張パーツを使った混ぜ物が難しい。
一部のキーカードは属性・種族どころかカテゴリとして制約を加えられるため、天使族の切り札たる《大天使クリスティア》すら採用が難しくなるほど。
特に妨害・除去効果持ちが幻奏カテゴリ内ではエトワールしかいないため、ここを止められると一気に攻めの手が減ってしまう。


【幻奏カード一覧】

メインデッキの幻奏

『幻奏の音女(おとめ)』モンスター

幻奏の音女アリア
レベル4/光属性/天使族/攻1600/守1200
(1):特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの「幻奏」モンスターは効果の対象にならず、戦闘では破壊されない。

ザ・デュエリスト・アドベントで登場した最初期の幻奏の一枚。
普通に召喚してもただのバニラだが、どの方法でもいいので特殊召喚すれば自身を含めた場の幻奏全員び戦闘破壊と対象への耐性を得る。
下級一枚が付与するにはあまりにも強力な耐性で、表側守備表示で置いとくだけで一部のファンデッキはお手上げになる強度のロックになりかねない。
無論《サンダー・ボルト》《氷結界の龍 トリシューラ》等で簡単に抜かれるのだが、逆に言えば下級一枚に切り札級のカードを使わせないと処理ができないとも言える。

また、効果の対象にならないのは使用しているプレイヤー自身も含まれる。
そのため装備魔法や一部の幻奏サポートが使えなくなる点にも注意。
幻奏の機転にして優秀過ぎる壁になる一方、強固な耐性が足を引っ張る場面も起こりえるため採用する際はデッキ構築の段階で考えておこう。

「アリア」=オペラにおいて多数の楽器と一人の歌手によって演奏される楽曲のこと。


幻奏の音女エレジー
レベル5/光属性/天使族/攻2000/守1200
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの特殊召喚された「幻奏」モンスターは効果では破壊されない。
(2):特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの天使族モンスターの攻撃力は300アップする。

幻奏の上級天使。こいつが存在する限り自身を含めた幻奏全員に効果破壊耐性と微弱なバンプアップを与える。
正に上述のアリアを並べて使えと言わんばかりの性能をしており、特殊召喚されたアリアとエレジーが並ぶと「『幻奏』モンスターは戦闘・効果では破壊されず効果対象にならない」所謂「ハムドオベリスク」以上の耐性になり、デッキ次第では真面目に無理ゲーになる強度のロックが行える。
近年は全面的に信用できる耐性ではなくなったが、それでも強力なことには変わりない。
ただし上級なので事故要素にもなりかねず、パンプ持ちであるがエレジー本体は貧弱なのに注意。

「エレジー」=フランス語で「悲歌」と言う意味を持ち、文字通り悲しみを表現した歌。


幻奏の音女カノン
レベル4/光属性/天使族/攻1400/守2000
「幻奏の音女カノン」の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):自分フィールドに「幻奏」モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):1ターンに1度、自分フィールドの「幻奏」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの表示形式を変更する。

よくある場に同カテゴリがいると特殊召喚できるモンスター。
このデッキにおける展開力を担う一端であり、素材として優秀な1枚。
本体は貧弱だがパンプアップしやすいのでアタッカーとしても使えなくはない。
(2)は使う場面も無いことは無い程度のおまけ。 

「カノン」=各パートが同じメロディーを異なるタイミングから演奏しだす形式の曲のこと。
最も有名なものは「カエルの歌」か。


幻奏の音女セレナ
レベル4/光属性/天使族/攻400/守1900
(1):天使族モンスターをアドバンス召喚する場合、このカードは2体分のリリースにできる。
(2):このカードが特殊召喚に成功したターン、自分は通常召喚に加えて一度だけ、自分メインフェイズに「幻奏」モンスター1体を召喚できる。

融合次元から脱出した瑠璃のそっくりさん、もとい幻奏のダブルコストモンスター。
天使族のダブルコスト効果があるが、他の上級以上の幻奏が微妙な上に幻奏デッキが混ぜ物を推奨されていない純構築が基本になるため、基本おまけ。
幻奏に通常召喚時のCIP効果持ちがそこまで多くないのが痛いが、召喚権を増やして展開を伸ばせる効果はシンプルに強力。
有事の際にピン差ししておくと意外と役立つ場面が出てくるかもしれない。

「セレナ」=音楽のジャンルの一つ「セレナーデ」のことで、一般的に恋人や女性を讃えるために演奏される楽曲である。


幻奏の音女ソナタ
レベル3/光属性/天使族/攻1200/守1000
(1):自分フィールドに「幻奏」モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの天使族モンスターの攻撃力・守備力は500アップする。

幻奏のキザン。それ以上でもそれ以下でもない。
幻奏モンスターの中でも一番効果が扱いやすく、発動条件も達成しやすい。
第一と第二の効果が噛み合ってるため、アタッカーとしてもそこそこ使える。
素材としても優秀な一枚。

「ソナタ」=クラシックのジャンルの一つで、基本的には3~4楽章からなる器楽曲を指し、楽章ごとに緩急が大きく変化するもの。
日本だと韓流ブームの火付け役となったドラマ『冬のソナタ』を思い出す人も少なくないと思うが、これは邦題で付けられただけで原題は『겨울연가(冬の恋歌)』と全く別の意味になっている。


幻奏の音女タムタム
レベル4/光属性/天使族/攻1000/守2000
(1):自分フィールドに「幻奏」モンスターが存在し、このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分のデッキ・墓地から「融合」1枚を選んで手札に加える。
(2):このカードが融合召喚の素材となって墓地へ送られた場合、自分フィールドの「幻奏」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力を500ダウンし、相手に500ダメージ与える。

自身の名前でもある銅鑼を持った、専用融合ではなく普通の《融合》のサポートを持つ下級幻奏。
《融合》サーチは条件がある上に特殊召喚じゃないといけないためやや使いづらい。
融合素材時の効果は幻奏の攻撃力を下げる代わりにその分相手にダメージを与えるもの。エースに使っても意味が無いため、中継地点や殴る気のない幻奏を対象にしよう。
自身の幻奏を対象に取るためアリアがいると効果が使えない点に注意。
《融合》を入れた構築があまりメジャーではない上、(2)の効果も強力とは言い難くアリアとも相性が悪いため残念ながら基本的な構築にはあまり入らない。

「タムタム」=オーケストラにおける銅鑼の呼び方。


幻奏の音女オペラ
レベル4/光属性/天使族/攻2300/守1000
(1):このカードは召喚・リバースしたターンには攻撃できない。
(2):このカードが融合召喚の素材となって墓地へ送られた場合に発動できる。
このターン、自分フィールドの「幻奏」モンスターは戦闘・効果では破壊されない。

タムタムと同期の下級幻奏。
下級にして2300と強力な攻撃力を持ったアタッカーだが、通常召喚・リバースしたターンには攻撃ができないデメリット持ち。
特殊召喚ならば問題なく殴れるので《融合解除》からの追撃に最適。
融合素材になった場合は幻奏に破壊耐性を付与するが、そもそもアリアやエレジーで耐性が付与できる上にこれ自体が誘発効果なので、チェーン除去で乙るのに注意。
そもそも打点こそあるがわざわざこのカードで殴る状況も多くないため、採用は稀。

「オペラ」=歌手が歌唱によって演劇を行う事を特徴とする舞台劇・歌劇のこと。


幻奏の音女スコア
レベル2/光属性/天使族/攻200/守200
(1):自分の「幻奏」モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
その相手モンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで0になる。

幻奏専用の《ダークオネスト》。
勿論普通の《オネスト》等でもいいし連続攻撃をするのならむしろそちらの方がいいのだが、此方は幻奏持ちでレベル2なため、ルフランや《イーバ》でサーチができるのが強み。
幻奏は耐性こそ強固になれるが全体的に攻撃力は低い傾向にあるため、このカードで戦闘をサポートしてあげるとスムーズに相手にダメージを与えられる。

「スコア」=全てのパートが描かれた楽譜のこと。幻奏カード群の命名方式的に単なる点数のことではないと思われる。


『幻奏の音姫(おとひめ)』モンスター

幻奏の音姫プロディジー・モーツァルト
レベル8/光属性/天使族/攻2600/守2000
このカードの効果を発動するターン、自分は光属性以外のモンスターを特殊召喚できない。
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札から天使族・光属性モンスター1体を特殊召喚する。

シンプルな手札からの展開効果を持つ、元祖幻奏の切り札。
その縛りの緩い効果の特性から、どちらかと言えば【幻奏】以外の天使族デッキの方が相性が良い。
【幻奏】ではわざわざこいつを使わなくても展開できるようになったため、事故要因のこのカードの出番は殆どない。
一応貴重なメインデッキに入る幻奏の音姫と言う利点はあるため、使うならその点を活かしたい。

「プロディジー(Prodigy)」=天才、驚異の意。
下の名前は説明不要の天才作曲家「ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト」が由来。


幻奏の音姫ローリイット・フランソワ
レベル7/光属性/天使族/攻2300/守1700
このカードの効果を発動するターン、自分は光属性以外のモンスターの効果を発動できない。
(1):1ターンに1度、自分の墓地の天使族・光属性モンスター1体を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。

2枚目の最上級幻奏にして、貴重なメインデッキの幻奏の音姫2枚目。
やや厳しいようで天使族デッキなら有って無いような縛りのサルベージ効果を持ち、《オネスト》等を回収出来るのは大きな利点。
ただしステータスが3期レベル未満と言う貧弱さがネック、ソナタ等を使いフォローしよう。

「ローリイット(Laureate)」=優秀な、受賞者の意。
下も音楽家の名前なのだが、「フランソワ」と名がつく著名な音楽家は複数存在するためモーツァルトほど明確に特定できない。
イラストでピアノを弾いていることから、「ピアノの詩人」こと「フレデリック・フランソワ・ショパン」が最も有力か。


『幻奏の歌姫』モンスター

幻奏の歌姫ソプラノ
レベル4/光属性/天使族/攻1400/守1400
「幻奏の歌姫ソプラノ」の効果は1ターンに1度しか発動できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した時、「幻奏の歌姫ソプラノ」以外の自分の墓地の「幻奏」モンスター1体を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
「幻奏」融合モンスターカードによって決められた、このカードを含む融合素材モンスターを自分フィールドから墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。

幻奏の歌姫モンスター第1号。
特殊召喚時のシンプルなサルベージと、フィールド限定の融合効果を持つ。
サルベージが優秀なのは語るまでもないが、手札が使えないものの融合魔法を使わずに融合できるのも強力。
専用融合はどちらもターン1の制約があるため、デッキに数枚忍ばせておくと何かと役に立つだろう。

「ソプラノ」=歌唱において女性の声が高いパート。
高い声をよく「ソプラノボイス」と例えられるため、想像は容易い。


幻奏の歌姫ソロ
レベル4/光属性/天使族/攻1600/守1000
(1):相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「幻奏の歌姫ソロ」以外の「幻奏」モンスター1体を特殊召喚する。

幻奏の《サイバー・ドラゴン》+《シャイン・エンジェル》。
どちらも効果自体は悪くないが、先攻では徹底して腐る効果なのが近年の遊戯王では厳しいと言わざるを得ない。
今時セットエンドや自爆特攻なんてしてる暇も無い上にソロ自体もそこそこ攻撃力があるためそれも向かない。
もっと簡単に特殊召喚できる幻奏がいるため基本的にはそちらでいい。

「ソロ」=ぼっち「独唱」「独奏」などを意味する音楽用語。


幻奏の歌姫クープレ
レベル5/光属性/天使族/攻1200/守2000
【Pスケール:青9/赤9】
このカード名の(2)のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分は光属性モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。
(2):自分フィールドに「幻奏」モンスター以外の表側表示モンスターが存在しない場合に発動できる。
デッキから「幻奏」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
【モンスター効果】
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが通常のドロー以外の方法で手札に加わった場合、このカードを相手に見せて発動できる。
自分の手札・墓地からレベル4以下の「幻奏」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードがEXデッキに表側で存在する状態で、自分フィールドに「幻奏」融合モンスターが特殊召喚された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。

LEGACY OF DESTRUCTIONで登場した、純粋な幻奏カードとしては約4年ぶりの新規。
権ちゃんとともに遊矢に合わせるかのように、Pカードとなった幻奏。
通常ドロー以外で手札に加わったら幻奏を特殊召喚できる《光天使スローネ》みたいな効果を持つが、此方は自身以外も可能な上に蘇生の可能と非常に強力。
さらにP幻奏はどちらもEXデッキにある状態で幻奏融合が特殊召喚されたらPゾーンへ行くため、後述のルフランとともにさっさとハーモニストの素材にしたいところ。
何気に幻奏融合であれば特殊召喚全般に反応するため、意外とポンポンPゾーンへ行く。
P効果はお馴染みの制約に加え、幻奏しか場にいない場合に幻奏魔法・罠をサーチできるもの。
一見強力そうな効果なのだが、優秀な幻奏魔法・罠は大抵「幻奏」カードではないため、サーチできるカードはたった2種類
しかもうち1枚は微妙で基本的な構築には入らないため実質1枚しかサーチ先が無い。
幸いその1枚は幻奏では軸となる重要カードなため、あると便利な効果なのは間違いない。

「クーブレ」=ロンド形式のクラシック音楽の挿入部、いわゆる「サビ以外の部分」のこと。


幻奏の歌姫ルフラン
レベル4/光属性/天使族/攻1600/守800
【Pスケール:青1/赤1】
このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「幻奏」融合モンスター1体を対象として発動できる。
デッキから「幻奏」モンスター1体を墓地へ送り、対象のモンスターの攻撃力をターン終了時まで、墓地へ送ったモンスターのレベル×200アップする。
【モンスター効果】
このカード名の(1)(2)のモンスター効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「幻奏の歌姫ルフラン」以外の「幻奏」モンスター1体を手札に加える。
(2):このカードがEXデッキに表側で存在する状態で、自分フィールドに「幻奏」融合モンスターが特殊召喚された場合に発動できる。
このカードを自分のPゾーンに置く。

ク―プレと同時に登場したP幻奏の片割れ。
幻奏では念願のサーチ効果を持ったモンスター。特殊召喚にも対応しているため、非常に使い勝手は良い。
P効果も墓地を肥やしながら融合幻奏をバンプアップするもので、下級を落としても上がり幅は結構大きいためなかなか強力。
2回攻撃可能なプリマに使うとより強力。
ただし対象を取る効果なため、アリアがいると使えない点に注意。

「ルフラン」=ロンド形式のクラシック音楽の主題部、いわゆる「サビ」のこと。
ロンド形式とはソナタ形式同様楽曲の形の一つであり、ルフラン→クープレ→ルフラン→クープレ…と繰り返す構成である事が多い。
著名な楽曲で言えば高橋洋子歌「魂のルフラン」ベートーヴェン作「エリーゼのために」や、チャイコフスキー作「くるみ割り人形」等がある。


EXデッキの幻奏

融合モンスター

幻奏の音姫マイスタリン・シューベルト
融合・効果モンスター
星6/光属性/天使族/攻2400/守2000
「幻奏」モンスター×2
(1):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、お互いの墓地のカードを合計3枚まで対象として発動できる。
そのカードを除外する。
このカードの攻撃力は、この効果で除外したカードの数×200アップする。
この効果は相手ターンでも発動できる。

幻奏の音姫の元祖融合モンスターにして墓地メタ手段。
実質3000の高い攻撃力を持つモンスターとして扱えるのでアタッカーにどうぞ。
素材も幻奏×2と調達しやすく、場に並べるのが得意な幻奏ならトランプ・ウィッチのP効果を利用しても良い。
また、単純に墓地メタぶっぱにも使いやすいので《D.D.クロウ》みたいな動きもできる。
中継点としては後に同素材で優秀なバッハが追加されたため、此方は墓地メタ兼アタッカーとして使っていきたい。

「マイスタリン(Meisterin)」=ドイツ語で女性の巨匠の意。
下は「歌曲の王」とも呼ばれるオーストリアの作曲家「フランツ・ペーター・シューベルト」が由来。


幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ
融合・効果モンスター
星7/光属性/天使族/攻2500/守1800
「幻奏」モンスター×2
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「幻奏」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):融合召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の「幻奏」融合モンスターが発動した効果は無効化されない。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、「幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ」以外の自分の墓地の「幻奏」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。

2体目の融合版幻奏の音姫。
特殊召喚されたらデッキから幻奏を何でもリクルートできるシンプルにして強力な効果を持つ。
さらに(2)の効果により自身を含め幻奏融合モンスターの効果は無効化されないため、この手のリクルーターの天敵である《灰流うらら》等に邪魔されない。
バッハ以前にうららを使われた?知ら管
そしてどんな手段でもいいので墓地に送られたら自身以外の幻奏を蘇生できるため、融合して何かしらの素材にすればこいつ1体で幻奏を2体も展開できる。
強力な上に素材も条件もゆるゆると言う非常に優秀な効果を持つ融合モンスターで、展開の中継点としては完璧なカード。
【幻奏】はとりあえずこいつを融合召喚するところから始まると言っても過言ではない。

「スペクタキュラー(spectacular)」=素晴らしい、壮大なの意。
下は「音楽の父」とも呼ばれるドイツ人の音楽家「ヨハン・ゼバスティアン・バッハ」が由来。
バロック音楽の集大成でもあり、西洋音楽の基礎を構築した作曲家でもある日本でも髪型やCMでも著名な音楽家。


幻奏の華歌聖(はなかせい)ブルーム・ディーヴァ
レベル6/光属性/天使族/攻1000/守2000
「幻奏」モンスター+「幻奏の音姫」モンスター
(1):このカードは戦闘・効果では破壊されず、このカードの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
(2):このカードが特殊召喚されたモンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。
その相手モンスターとこのカードの、元々の攻撃力の差分のダメージを相手に与え、その相手モンスターを破壊する。

幻奏の切り札にして、対特殊召喚モンスターへのメタの一枚。
完全破壊耐性と優秀なバーン効果を持ち、出せれば非常に心強いフィニッシャーになるだろう。
低いステータスで相手エースの高い攻撃力を逆用できるが、
その反面、下級アタッカーなど通常召喚されたモンスター相手には壁にしかならず、破壊以外の耐性が無いのがネック。
また、バーン効果については現在の攻撃力が上の相手に発動できるが、バーンで参照するのは元々の攻撃力である=効果で変化した分は無視されることに注意。
基本的には相手の大型へのカウンターとして、ジャイアントキリングを目的に使うカードだろう。

「ブルーム(bloom)」=花、開花の意。
「ディーヴァ(Diva)」=イタリア語で歌姫という意味。オペラ界の卓越した歌手として扱われることもある。
遊戯王OCGでも同じ由来の《深海のディーヴァ》が存在し、某電子歌姫のゲームでも知ってる人も少なくないだろう。


幻奏の華歌聖ブルーム・プリマ
レベル7/光属性/天使族/攻1900/守2000
「幻奏の音姫」モンスター+「幻奏」モンスター1体以上
(1):このカードの攻撃力は、このカードの融合素材としたモンスターの数×300アップする。
(2):このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
(3):融合召喚されたこのカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「幻奏」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。

2回攻撃と自己強化を持つ切り札その2。
最低でも2500は約束されているため、ディーヴァとは逆に下級モンスターを薙ぎ払うのに向いている。
オネストとも相性が良く、相手ライフを一気に削りにいける幻奏のメインアタッカー。

「プリマ(prima)」=「プリマドンナ」と呼ばれるオペラ界の卓越した歌手のこと。要するにディーヴァとほぼ同じ意味。


幻奏の華歌神(はなかしん)フラワリング・エトワール
レベル8/光属性/天使族/攻2800/守1500
「幻奏の音姫」モンスター+「幻奏」モンスター×2
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手ターンに発動できる。
自分フィールドの「幻奏」モンスターを任意の数だけエンドフェイズまで除外する。
その後、この効果で除外したモンスターの数まで相手フィールドの表側表示カードを手札に戻す事ができる。
(2):融合召喚した表側表示のこのカードが相手によってフィールドから離れた場合に発動できる。
デッキ・EXデッキから「幻奏の華歌神フラワリング・エトワール」以外の「幻奏」モンスター1体を特殊召喚する。

ディーバ・プリマの先に位置するエースとして登場した、華歌聖を超えた華歌神。
幻奏では初の3体必須の融合となるが、レベル・ステータスともに幻奏では最高レベル。
フリーチェーンで自身を含めた幻奏モンスターの数だけ相手の表側カードをバウンスできる、幻奏が待ち望んでいた優秀な妨害効果を持つ。
除外する幻奏は対象を取らず、帰還した際にも特殊召喚した判定は残るためアリアエレジーがいても問題ない。
同時に出た新規によって幻奏の展開力は跳ね上がったため、2枚以上バウンスするのも難しくない。
さらに場にアリアがいればペンデュラムの禁止カードのごとく《夢幻泡影》等採用率の高いフリーチェーン無効化カードにも邪魔されず、バッハがいれば《フルール・ド・バロネス》等のカウンター効果持ちも怖くない。
…とただでさえ強力な妨害効果だが、他の幻奏モンスターとの相乗効果によってさらに強力になる。
融合召喚しているなら相手によって場から離れれば後続も用意できるため突破された際の保険も完備。
総じて攻守ともに隙の無い、神の名に恥じない幻奏の新たな切り札と言っていいカード。
1体でも仕事はできるカードではあるが、他の幻奏と並べることで真価を発揮するためなるべく並べてあげよう。

「フラワリング(Flowering)」=花ざかりの、の意。
「エトワール(Etoile)」=フランス語で「星」の意で、転じて「花形俳優、スター」を意味する。
幻奏の終着点にして切り札に相応しい名前と言える。
また、服に「柚子の花」をあしらった装飾を身に着けており、顔つきもどことなく柊柚子に似ている。
柚子のデッキである幻奏のエースなだけあり、使用者自身をモチーフにしているのかもしれない。


リンクモンスター

幻奏の華楽聖(はながくしん)ブルーム・ハーモニスト
リンク2/光属性/天使族/攻1000
◤ ▲ ◥
◀   ▶
天使族モンスター2体
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合、手札を1枚捨てて発動できる。
デッキからレベルが異なる「幻奏」モンスター2体をこのカードのリンク先となる自分フィールドに守備表示で特殊召喚する。
この効果を発動するターン、自分は「幻奏」モンスターしか特殊召喚できない。
(2):このカードのリンク先の「幻奏」モンスターが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。

かの禁止カード2を産み出した問題パック・LINK VRAINS PACK 3で登場した幻奏リンクモンスター。
素材自体は天使族なら何でもいいが、自身の制約により実質幻奏専用。
手札コストこそ有するが、デッキから幻奏を2体リクルートとリンク2にしてはとんでもないことをしてる、出身パックの名に恥じない性能のカード。
コイツを出したら幻奏しか特殊召喚できなくなるが、自身含めリクルート先に効果無効も制約は無いためあらゆることができる。
(2)の効果は大抵リクルート先はアリアエレジーか融合素材になる上に、自身の貧弱打点によりとっとと融合素材なりで処理したい場合が殆どなため基本はおまけ。
もちろん《灰流うらら》は天敵な上リンクモンスターなためバッハで守ることもできない。
出す場合は《墓穴の指名者》なりリカバリー手段なりを用意するように。

「楽聖」=歴史上の偉大な音楽家を讚え敬った呼称。
日本だと音楽史において非常に重要とされる音楽家「ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン」のことを差す。


幻奏魔法・罠カード

幻奏協奏曲
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、天使族の融合モンスター1体を融合召喚する。
その際、自分のPゾーンに存在する融合素材モンスターも融合素材に使用できる。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、「幻奏」融合モンスターが自分の墓地へ送られた場合に発動できる(ダメージステップでも発動可能)。
このカードをデッキの一番下に戻す。その後、自分は1枚ドローする。

地味に初の「幻奏」魔法カードであり、事実上のク―プレの唯一のサーチ先。
シンプルな天使族融合魔法で、Pゾーンのカードも素材にできる。
天使族融合であれば何でも出せるため、《エルシャドール・ネフィリム》《召喚獣アウゴエイデス》等も召喚可能。
…ではあるが【幻奏】自体各々の制約により混ぜ物が推奨されないため、実質幻奏専用の融合魔法扱いである。
(2)の効果もシンプルに優秀で、自身で墓地に送ってもいいため展開の途中でドローのおまけがつく。
オスティナートの様に派手なデッキ融合こそできないものの、サーチ可能でドローしながらデッキに戻るため採用枚数を絞れると小回りが利く。

「協奏曲(コンツェルト)」=管弦楽(オーケストラ)と独奏楽器による合奏・協奏のために作曲された曲のこと。
同じオーケストラで演奏される「交響曲(シンフォニー)」との違いは、「ソリスト(ピアノやトランペット等の楽器)」が使われるかどうかとされている。


幻奏のイリュージョン
通常罠
(1):自分フィールドの「幻奏」モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、その自分のモンスターは相手の魔法・罠カードの効果を受けず、1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。

幻奏専用の禁じられた聖槍、更に連続攻撃を行うこともできる。
防御的とも攻撃的とも言えるカードなので、使用者によっては正反対な運用になる一枚。
正確には防御も攻撃も兼ねたカードという感じなので、ロックに寄せるか融合や速攻に寄せるかという案配なのかも。
なお、イラストのアリアが「NDK?NDK?」とか「おお、こわいこわい」と煽ってる様にしか見えないともっぱらの評判。
或いはスタイリッシュマジ反復横飛びとも。
ただしアリアは自身の効果で対象に取れなくなるためこのカードとは相性が悪い。


幻奏サポートカード

クリスタル・ローズ
レベル2/光属性/岩石族/攻500/守500
「クリスタル・ローズ」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
手札・デッキから「ジェムナイト」モンスターまたは「幻奏」モンスター1体を墓地へ送る。
エンドフェイズまで、このカードは墓地へ送ったモンスターと同名カードとして扱う。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地から融合モンスター1体を除外して発動できる。
このカードを守備表示で特殊召喚する。

MCSでの決闘後に真澄から受け取った融合代用素材モンスター。
その効果は幻奏、あるいはジェムナイトを指定したプリズマー。1ターンに1度だけ墓地コストで自己蘇生もできる。
【ジェムナイト】でなら主にクロシープやファントムルーツになって初動の動きの役に立てるが、【幻奏】でも墓地肥やしと自己蘇生は悪くない。
しかし幻奏モンスターではないため、(2)の効果が腐りがちなのが残念なところ。


ブリリアント・ローズ
レベル2/光属性/岩石族/攻500/守500
このカード名はルール上「ジェムナイト」カードとしても扱う。
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札から「ジェムナイト」カードまたは「幻奏」カード1枚を捨てて発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、EXデッキから「ジェムナイト」モンスターまたは「幻奏」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
このカードのカード名・種族・属性はエンドフェイズまで、この効果を発動するために墓地へ送ったモンスターの元々のカード名・種族・属性と同じになる。

2枚目のローズの名を冠した幻奏・ジェムナイトサポート。
やはり【ジェムナイト】では特殊召喚しながら墓地肥やしができる上にジェムナイトカードとしても扱えるため非常に優秀なのだが、何故か幻奏カードとしては扱えない上に縛りによって特殊召喚しづらいため【幻奏】では微妙。


独奏の第1楽章
通常魔法
「独奏の第1楽章」は1ターンに1枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分は「幻奏」モンスターしか特殊召喚できない。
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
手札・デッキからレベル4以下の「幻奏」モンスター1体を特殊召喚する。

幻奏専用の炎王の急襲。安定して幻奏の特殊召喚を発動できる。
縛りがきつく発動条件も厳しい為に採用枚数がむずかしいが複数枚採用したい。
発動条件が同じ且つより強力なオスティナートの存在もあるため、採用のバランス調整は慎重に。
希にアリアとこれだけ出張させて、アリアで耐えて帝のエサとかにする構築のデッキもある。

独奏とはソロ、第1楽章はソナタのような複数の曲(楽章)で構成される曲のうち最初の楽章のこと。


フォルテッシモ
永続魔法
(1):1ターンに1度、自分フィールドの「幻奏」モンスター1体を対象としてこの効果を発動できる。
そのモンスターの攻撃力は次の自分スタンバイフェイズまで800アップする。
(2):魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送って発動できる。
「幻奏」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを自分フィールドから墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。

徳松戦で登場した永続魔法。
時間制限つきの単体強化と融合効果を持つ……が、アリアの対象耐性と単体強化がまるでかみ合わず、ディーヴァの場合攻撃力が低ければ低いほどいいのでミスマッチ。
後半の融合効果にしても、そもそも普通の《融合》を使い回せば済む話なので、採用する意味がほとんどない不遇のカード。
幻奏統一デッキなら《一族の結束》張れば済むし……。

「フォルテッシモ」=「愛がすべてさとても強く」の意味を持つHOUND DOGの楽曲音楽用語。
実は対の「とても弱く」と言う意味を持つ音楽用語《ピアニッシモ》も存在しOCG化されているが、此方は何故か効果が幻奏と全く関係ない。

+ 幻奏サポートではないため折り畳み
ピアニッシモ
速攻魔法
(1):自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、その表側表示モンスターの元々の攻撃力は100になり、戦闘・効果では破壊されない。

守備表示のモンスターに使い、壁に使えと言ってるような効果。
相手モンスターに使ってサンドバッグにもできない上、こんなものなくても幻奏は破壊耐性を持たせるのが容易なため不要。



オスティナート
通常魔法
(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。
自分の手札・デッキから、「幻奏」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスター2体を墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
このターンのエンドフェイズに、この効果で融合召喚したモンスターを破壊し、その融合素材モンスター一組が自分の墓地に揃っていれば、その一組を特殊召喚できる。

自陣にモンスターがいないという条件はあるが、《融合解除》を内蔵したデッキ融合。
エンドフェイズに融合先は破壊されるが、オペラを素材にして破壊を踏み倒したり、破壊されても展開ができるバッハを出すなどやりようはいくらでもある。
むしろ破壊されるのを前提にアリアとエレジーを素材にすれば簡単にアリアエレジーの布陣が完成する。
どうあがいても強力な動きが可能なパワーカードなためとにかく初手に欲しいカードなのだが、名前の都合上サーチができないのが残念。
ちなみに自陣にモンスターがいないのはあくまで発動条件なため、これにチェーンしてモンスターを出しても問題なく効果処理はされる。

「オスティナート(Ostinato)」=執拗音型・執拗反復とも呼ぶ音楽用語で、ある音楽的なパターンを繰り返すこと。






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最終更新:2024年03月10日 14:10