エルフ・ブル/エルフ・ブルック

登録日:2015/02/18 (水) 17:02:05
更新日:2023/11/28 Tue 02:11:21
所要時間:約 5 分で読めます








エルフ・ブル/エルフ・ブルックとは『ガンダム Gのレコンギスタ』に登場するモビルスーツ(MS)。
まとめて「エルフシリーズ」とも呼称される。
名前は妖精のエルフに由来する。






貴様は何人の戦友を殺してきたのか、分かっているのかっ!?


◆エルフ・ブル
型式番号:不明
所属:キャピタル・アーミィ
全高;不明
重量:不明
動力:フォトン・バッテリー
装甲材質:不明
武装:
5連装ビーム砲×2
小型ビーム砲×多数
ビームライフル×2

パイロット:デレンセン・サマター


キャピタル・アーミィがカットシーに続く主力機として開発したエルフシリーズの試作機
機体サイズはカットシーなどに比べると一回り以上大きいが、胴体は小さく手足が若干長い特異なシルエットを持つ。
頭部センサーはツインアイでコクピットは胴体前面に配置。
上半身は白、下半身は青主体に塗装されている。

下半身を左右に開き両腕を胴体の横に折りたたむことで鳥のようなモビルアーマー(MA)形態に変形する。
これにより大気圏内外を問わず優れた機動力を発揮すると共にエフラグに頼らずとも単独で長距離移動が可能になっている。また機体後部に増加のブースターユニットを取り付けることで航続距離は更に伸びる。
一方で高速移動時や大気圏内での飛行時にはMA形態にならなければならないが、変形時には隙が大きく無防備になってしまうという弱点がある。

武装は多数のビーム兵器で構成されているが、機体中央の動力炉内でビームを退縮させ各部に分散・集中させる「セントラルビームシステム」を採用したことで威力調節が容易となっている。


機動性、パワー、火力などカットシーを凌駕した強力な機体に仕上がっているが、これは同時にアーミィがスコード教の「技術進歩を行ってはならない」というタブーを破っていることを意味している。



【武装】
  • 5連装ビーム砲
両手の指先に内蔵されたビーム砲。ビーム自体の威力高め。
ビームサーベル発振器としての機能も併せ持つ。

  • 小型ビーム砲
両肩や腰部などに内蔵。一度に10発以上発射可能なことに加え、ビームが敵を捕捉・追尾するホーミング機能が付いておりかなり強力。

  • ビームライフル
両手に一艇ずつ保持するが専用品でグリップは銃身の側面にある。
威力は充分だが試験運用時に安定した性能が発揮できず制式採用は見送られている。



【劇中の活躍】
以前からデレンセンがテストパイロットを務め試験運用されていたらしい。

本編には第6話でデレンセンの乗機として登場。
ベルリ達を救出するという任務のためキャピタル・タワーのアンダーナットから単独で出撃し周回軌道に出たメガファウナを強襲。
皮肉にもベルリが操縦するG-セルフと交戦することになるがビーム主体のエルフ・ブルではリフレクター装備のG-セルフに有効打を与えられず苦戦。
割って入ったクリムモンテーロを圧倒するが、ベルリとの戦闘で左腕と下半身を失い至近距離からのビームライフルをコクピットに受け爆散した。

しかし爆発の寸前デレンセンとベルリは互いの敵機のパイロットの正体に気付いたのだった。


ベルリ生徒だったか……っ!






こぉれで死ねやぁ!!宇宙海賊ぅ!!


◆エルフ・ブルック
型式番号:CAMS-03
所属:キャピタル・アーミィ
全高:19.1m
重量:43.5t
動力:フォトン・バッテリー
装甲材質:不明
武装:5連装ビーム砲×2
小型ビーム砲×多数
ビームサーベル×2
ビームライフル

パイロット:マスク


エルフ・ブルの試験運用データを参考に開発された制式量産機。
基本構造や変形のプロセスはエルフ・ブルとほぼ共通でありシルエットも似通っている。

量産機ということで全機ともカットシーに似たセンサーとイエローカラーの装甲の頭部を持つ。
ただし、量産1号機はマスク専用機とされ頭部や胴体などはオレンジ色に塗装されセンサー部分も独自のデザインとなっている。


エルフ・ブルの段階で不安定だった機能は排除されているが、MA形態への変形による高機動力と多数のビーム兵器による火力は健在でありやはり高性能。ブースターユニットの追加による航続距離の延長も可能。
巨体に相応しくパワーも優れ、モンテーロのビームジャベリンを巻きつけられても装甲表面が抉れる程度で済んでいるなど防御性能も高い。

ただし変形時に隙が出来る弱点とMS形態での飛行能力の低さも相変わらず課題として残っており、マスクはMS形態でブースターユニットを使い単独飛行を行っている。



【武装】
  • 5連装ビーム砲
エルフ・ブル同様両手の指先に内蔵。威力も高い。
通常のマニュピレーターとしての使用も充分に可能でありMSの頭部をもぎ取る程のパワーを有する。

  • 小型ビーム砲
エルフ・ブル同様肩部などに多数内蔵されておりビームを雨のように放つ。
ただしホーミング機能はオミットされている。

  • ビームサーベル
脚部の先端部に内蔵されている格闘用装備。
高いビーム出力により機体全高の数倍の長さにまでビーム刃を発振させることができる。ただしエネルギー消費も大きいため長時間使用し続けることは出来ない。

  • ビームライフル
エルフ・ブルと同型。ただし試験運用で安定した実用が出来なかったため標準装備からは外されている。



【劇中の活躍】

エルフ・ブルの試験データのより開発され、マスク専用機が第5話から登場。
カットシー部隊を率いてメガファウナを襲撃しモンテーロを圧倒する。
しかしコアファイターが落とした水の玉を喰らって取り逃がし合体したG-セルフのビームサーベルを受け撤退を余儀なくされた。

その後マスク部隊に多数配備され再びメガファウナと交戦するがアーマーザガンの参戦で撃退されほとんどの機体は撃墜されてしまう。
そしてマスク機はキャピタルテリトリーに入ったメガファウナと三度交戦するが、アルケインのライフルが珍しく当たり墜落。
マスクはコクピットから生身で飛び出してダベーに飛び移り生還した


その後はマスク部隊としてマックナイフと共に登場する場面もあるが目立った活躍は無い。




【立体化】
HGシリーズでエルフ・ブルックが発売中。
変形とビームサーベルは差し替えで再現。これに合わせてかやたらデカイスタンドが付いている。
ブースターユニットも付属。



追記・修正は生身で空に飛び出してからお願いします。


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最終更新:2023年11月28日 02:11