ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団

登録日：2010/03/08(月) 14:20:21
更新日：2021/08/06 Fri 14:09:45
所要時間：約 2 分で読めます

ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団とは、ポーランドにあるオーケストラの一つ。

概要
1901年にワルシャワ歌劇場の管弦楽団を母体として設立された。
設立には貴族や財界人が関わったので、当時としては高い水準の演奏家たちをメンバーにすることが出来た。

第1回公演にはポーランドの元首相にして、後に亡命政府の指導者になるピアニスト・バデレフスキが出演した。

その後は有名な作曲家や指揮者（サン=サーンス、ラヴェル、フルトヴェングラー等）と共演、次第にヨーロッパ屈指の管弦楽団として成長していく。

しかし、彼らは祖国と共に悲劇的な運命を辿る。

1939年、ナチス・ドイツがポーランドに侵攻。祖国は蹂躙され、楽壇の名誉ある地位は奪われる。
メンバーの大半を失い、演奏会場も破壊された為に演奏活動は中断を余儀なくされた。

大戦終結後の1947年に定期公演は再開、1955年にようやく演奏会場が再建され、「国立管弦楽団」の名を与えられる。
その後、楽団の徹底的な立て直しにより、世界的な演奏水準を取り戻す。

現在はショパンやマーラー、グレツキやルトスワフスキ等の新旧の音楽作品を多数演奏し、国外でもその洗練された精緻な演奏が高く評価されている。

その他

数々のアニメ、映画等のサウンドトラックを担当しており、アニオタもその流麗な演奏を耳にしている筈である。日本人でよく起用する作曲家は菅野よう子、天野正道、千住明あたりが挙げられる。

ジャイアントロボのサントラによると同規模のオーケストラを日本で揃えるよりも安上がりだったらしい('92年当時の話。現在は不明)。

【映画】
アヴァロン
バトル・ロワイアル
バトル・ロワイアルⅡ
戦場のピアニスト

【ゲーム】
塊魂
信長の野望･天翔記
エースコンバット5
ファンタシースターユニバースシリーズ
ファイナルファンタジーⅩⅢ

他、大河ドラマ等多数

1927年から開催されているショパン国際ピアノ･コンクール（世界三大ピアノコンクールの一つで、ピアニストの登竜門）では、
開催以来ずっと伴奏オーケストラとして出演している。

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最終更新：2021年08月06日 14:09

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