蒼穹のファフナー EXODUS

登録日:2015/02/11 Wed 23:22:00
更新日:2024/02/20 Tue 17:53:35
所要時間:約 16 分で読めます




未知の希望が新たな戦いと共にやって来たその日、

僕らの最後の時間が始まった



蒼穹のファフナーシリーズ四作目。
劇場版『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』の続編に当たる。
放送開始時点で既に全話納品済だったが、番組構成の関係で2015年1月から前半13話を放送。後半は同年10月から放送。
制作会社はXEBEC練馬スタジオことXEBECzwei。

OP1:イグジスト
OP2:DEAD OR ALIVE
ED1:暗夜航路
ED2:ホライズン
4曲全て、これまで同様にangelaが担当する。

シリーズ一作目『蒼穹のファフナー』から実に10年振りとなるTVシリーズ第二期。
監督に羽原信義、脚本に冲方丁、メカデザインの鷲尾直広を始め、主要スタッフは続投。さらに、今作から総監督として能戸隆プロデューサーが参加している。
上述の通り、第二期と言っても5年前に公開された劇場版の続編であるため、ファフナー本編と『HAE』をきっちり見届けてから本作を視聴しよう。
予備知識なしだと初っぱなから専門用語連発で新規視聴者はほぼ間違いなく置いてきぼりになる。最も説明描写自体は一期の序盤よりよっぽど多いのだが。

長い準備期間の元で製作された為か戦闘時の作画レベルは非常に高く、深夜アニメながら劇場版と比べても遜色無い水準を維持している。 
また最序盤からひたすらに不穏で「何かある」様な雰囲気を漂わせており、よく訓練されたシリーズのファンほど何もかもが(死亡)フラグに見えると専らの評判。

一期と比べて次回予告やアイキャッチが簡略化されているのは少しでも本編の尺を確保するための措置だとか。

OPタイトル『イグジスト』は適当に検索すれば出てくるが「存在する」「生きている」等の意味を持つ。
また、歌詞の中には作品を象徴する台詞「(あなたは)そこにいますか?」、「蒼穹(そら)」、「僕等は目指した」といった、過去のシリーズを意識したフレーズが組み込まれている。
一方、後期OP『DEAD OR ALIVE』は、メロディ面でも『Shangri-La』に『蒼穹』に『イグジスト』まで、これまでangelaが作ってきたファフナー主題歌そのもののオマージュがふんだんに含まれた、また違った形で総括的な楽曲になっている。
これまで同様、ファフナーという作品に対し見事なクロッシングを果たした主題歌と言えるだろう。
いうまでもないだろうが、カラオケ難易度は説明不要の高難易度である。

◆ストーリー

西暦2150年6月25日。人類の数少ない生存圏、ハワイ島が「食事」の概念を学習したフェストゥムによって襲撃された。
事態を重く見た新国連は交戦規定アルファを発令、かつての日本同様、ハワイを核攻撃で焼き払う。
その爆心地近くで人類軍大将ナレインはエメリーという少女を発見する。彼女は一体のフェストゥムによって守られていた。

それから1年後。第二次蒼穹作戦を成功させた竜宮島は世界から姿を消し、束の間の平和を謳歌していた。
しかし、エメリーを乗せた人類軍輸送機が来訪したことで再び戦いに巻き込まれていくことになる。


◆登場人物

☆先輩組

第一次・第二次蒼穹作戦を戦い抜いたパイロット達。
一話の時点では真矢を残して皆レギュラーパイロットを引退、それぞれの道を歩みながら後輩達をサポートしている。

皆城総士
CV:喜安浩平
本作の主人公その1。今回はキャスト順等は一番上。第二次蒼穹作戦で帰還した島の頭脳。
平時は同化現象の研究、戦時はお馴染みジークフリードシステムでファフナー部隊を指揮する。
一期ラストで肉体が消滅、現在の肉体の大部分はフェストゥムによって構成されている。肉体の再構成により左眼の視力も復活した。
現在は研究職に就いている。HAEにて復活し、現在封印されている悪魔の機体マークニヒトの解体を当面の目的としているが上手くいっていない。同化現象に関連する研究も行っている模様。
性格は以前よりも柔らかくなり、仲間達とも良好な関係を築いている。
織姫の覚醒後、彼女の意志に従いマークニヒトに搭乗することになる。
シリーズ恒例のポエムも引続き担当しているが、不穏なことばかり呟くため視聴者からデスポエムと呼ばれている。

真壁一騎
CV:石井真
主人公その2。数々の激戦を戦い抜いた元エースパイロット。
現役を引退し、喫茶店『楽園』の調理師として穏やかな日々を過ごしているが、
まだファフナーに乗れなくなったわけではないため必要なら自分を出撃させるよう父・史彦に進言している。
第一次・第二次蒼穹作戦での無理が祟り、視力こそ回復したものの、余命が3年ほどしか残されていない模様。
封印されているかつての愛機マークザインの元に時折足を運んでおり、カノンから心身を案じられている。
かつて新国連の捕虜になった際に自分から抽出・生成されたマカベ因子により、
多くの人類軍兵士をファフナーに乗せ、彼らの寿命も20代の終わりまで保たないことを知り苦悩する。
織姫の覚醒後、彼女の言葉で自分の命の最後の使い方を決意し、マークザインを再び駆り戦場に赴く。

遠見真矢
CV:松本まりか
ヒロイン。
航空の道に進み、溝口に師事しながら戦闘機パイロットとして鍛錬に励んでいる。
楽園のスタッフも続けているが、航空演習が忙しくあまり手伝えていない。
同世代最後のファフナーパイロットでもあり、戦時は後方支援をメインにサポートを行う。
異母弟のジョナサンを戸惑いながらも受け入れ、家族に紹介した。
姪を守るため、遠征作戦に参加する。
愛機『ファフナー・マークジーベン』
冷静沈着な変性意識と正確無比な狙撃の腕は健在。
相変わらずのマークゴルゴっぷりを発揮している。

羽佐間カノン
CV:小林沙苗
メカニックの道に進み、養母・容子に師事してファフナーの整備を担当している。
相変わらず一騎に片想いしているが、真矢と同様想いを伝える気はない模様。
一期の頃からすると別人レベルで表情豊かになり、声色も柔らかい。
新人達からの要望で機体コードを考え直す羽目になり、徹夜して再考するなど面倒見の良い「先生」となった。

近藤剣司
CV:白石稔
咲良の世話をしていた経験からか医療の道に進み、平時は学校の保険医、戦時はメディカルチェックを担当している。
後輩達のため、かなり最近までファフナーパイロットをやっていた模様。
総士不在時にリーダーとしてパイロット達を束ねていた時に培った戦術眼も健在で、戦況を正確に把握することができる。
このため、総士の戦闘参加後はジークフリードシステムの第二指揮者として活躍する。
咲良との仲は順調に進展中。

要咲良
CV:新井里美
同化現象の後遺症は大きく快復し、杖が必要ながらも歩けるようなった。
現在は母の後を継いで学校の体育教師をしながら、パイロット達の教官となっている。
後輩達を生き残らせるため、やれることは全てやるスタンスをとる。


☆後輩組
第二次蒼穹作戦から防衛の主戦力となっているパイロット達。
これまで一人も戦死者を出していない。

堂馬広登
CV:佐々木望
高校卒業後、放送局にて様々な番組を制作・出演している…が、あまりにも番組を作り過ぎたため同期達から呆れられている。
戦時では実質的なパイロット達のチームリーダー及び防御の要として活躍する。
以前は反抗していた剣司のことも衛同様尊敬するようになり、パイロットとしての責任を自覚している。
1話での出撃時、ゴウバインヘルメットを新人の美三香に譲った。
芹とフラグが立っているが…
世界の人々を繋げる、という夢のため遠征作戦に参加し、過酷な現実と前向きに向き合う。
搭乗機『ファフナー・マークフュンフ』

立上芹
CV:福圓美里
高校卒業後、実家である鈴村神社の巫女を務める傍ら、広登の番組制作に協力している…が、なぜか酷い目にばかり合っている。
現役組の中では随分と垢抜けた様子で、非常に美しく成長している。
ワルキューレの岩戸には今でも頻繁に通っており、二代目乙姫である織姫に語りかけている。
織姫がエメリーとの対話の結果、“戦う力”であるフェストゥムのコアを大量に発生させたことに対し、自分の知る乙姫の意志との違いから困惑した。
織姫が目覚めた直後も彼女と乙姫の違いを認識してぎこちなかったが、織姫の頼みもあって彼女の名付け親になるなど、彼女と触れ合うことで徐々に仲を深めている。
搭乗機『ファフナー・マークツヴォルフ』
ショットガンホーンによる頭突き攻撃は健在。ビームも撃てるよ!

◇西尾里奈
CV:白石涼子
暉の双子の姉。高校卒業後、実家の西尾商店の店番をしている…が、やる気がなくアルヴィスで働きたがっている。
なぜか島の少年達のアイドル的な存在になっており、彗からアプローチを受けているが、剣司に想いを寄せていることもあって全く気付いていない。
おっぱいやらお尻やらがピックアップされる本作のお色気担当。
島を訪れた人類軍には人一倍不信感が強く、暉の遠征作戦参加には最後まで反対していた。
搭乗機『ファフナー・マークノイン』

◇西尾暉
CV:梶裕貴
里奈の双子の弟。高校卒業後、真矢目当てで楽園で調理師として働いている…が、肝心の真矢が航空演習で不在がちなのが不満。
真矢の想い人である一騎をライバル視しているが、料理の腕はまだまだ及ばない模様。
外の世界を見てみたい、という希望(と真矢も参加する)から遠征作戦に参加する。
広登と違い、過酷な現実を前に憤りを爆発させる。
搭乗機『ファフナー・マークツェーン』


☆新人組

本作から新たに登用されることになったファフナーパイロット達。
前二世代より更に高度な遺伝子操作を受けており、卓越した才能とそれを伸ばす意志を持つ「本物の天才」。
初陣で抜群のコンビネーションと戦果を上げ、先輩達に思わず世代交代を意識させるほど。

◇鏑木彗
CV:小野賢章
現在の生徒会長で新人3人のリーダー格。
里奈に片想いしており、様々なアプローチを試みているが相手が鈍感すぎるので全く進展していない。
蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』で同化現象を発症し“いなくなった”パイロット鏑木早苗の弟で、
両親は娘の死を引きずるあまり彗に殆ど構っておらず、家庭環境が最も不安な子。
天才症候群の兆候は総士と酷似しており、8画面でチェス・囲碁・将棋を行い全てに同時に勝利する離れ業を見せた。
また、思考力・集中力・メンタルポテンシャルにおいて歴代最高値を叩き出し、状況判断能力:特A++を記録している。
その特性からジークフリードシステムの継承者としても登録されている。
搭乗機『ファフナー・マークゼクス改 アマテラス』
ガンドレイクを投擲し、更にレージングカッターで操作するなど大胆かつクレバーに戦う。
初陣では一目でフェストゥムが陣地を作成したことを見抜き、即座に総士に作戦変更を提案・実行するなどその能力を遺憾なく発揮した。

◇水鏡美三香
CV:石川由依
新人組の紅一点。通称:みかみか。年齢にしては発育が凄まじい。
広登に憧れており、三代目ゴウバインとしてヘルメットを継承。しかし最初被った時は思わず「くさっ!」と漏らしていた。
OPでは当初素顔のまま搭乗していたが、初陣の5話からメットを装着した姿に切り替わる演出がなされた。
天才症候群の兆候は「高い身体能力」で、身体能力:特A++を記録している。簡単に言うと一騎並の運動神経で、同化耐性もトップクラス。
搭乗機『ファフナー・マークフュンフ改 ツクヨミ』
美三香の希望でカラーリングはピンク。
イージスを剣のように使いフェストゥムを両断する、イージスを足場に見立ててサポートを行うなど先代達よりアグレッシヴに戦う。
攻撃の度に技名を叫び、総士からツッコミを受けている。「そんな機能はない」

◇御門零央
CV:島﨑信長
実家が洋菓子店で、楽園にデザートを提供している。
両親の出会いがベルギーで、ベルギー国旗のシンボルである「ライオン」が名前の由来。
美三香に片想いしており、お守りに彼女の写真を入れるベタなフラグを建設した。
天才症候群の兆候は「高い格闘技能」で、格闘技能:特A++を記録している。
特殊部隊顔負けの実力を持ち、一騎でも一本取れるかわからないと言われるレベル。
搭乗機『ファフナー・マークエルフ改 スサノオ』
カラーリングは青色。
ルガーランスを正しい使い方で運用する。ルガーランスとレヴィンソードの二刀流で戦う。
初陣ではその技能を遺憾なく発揮し、スフィンクス型三体を瞬殺、腕を捩じ切られてもレイヴンソードを叩き込むなどまさに“侍”。


☆アルヴィス関係者、及び島の住民たち

◇真壁史彦
CV:田中正彦
アルヴィス司令。一騎の父。
ナレインの提案を受け入れ、美羽とシュリナーガルミールを対話させるため遠征作戦を発動する。

◇溝口恭介
CV:土師孝也
アルヴィス特殊工作員。
真矢の教練を担当し、毎日のように共に空を飛んでいる。
遠征作戦には司令として参加する。

◇遠見千鶴
CV:篠原恵美
真矢と弓子の母で美羽の祖母。
剣司がメディカルチェックを担当できるようになったため、研究に専念している様子。
相変わらず非常に若々しいが、史彦との進展はまだない。

◇日野弓子
CV:ゆかな
真矢の姉で美羽の母。
美羽の育児に追われているが、娘の特殊性故に気苦労が絶えないのは相変わらず。
ジョナサンの存在に対して否定的だろうという真矢の予想に反し、彼を「いい弟でいい男」と評した。
美羽の保護者として遠征作戦に同行したが…

◇日野美羽
CV:諸星すみれ
弓子と日野道生の娘。
島のミールと常時クロッシング状態にあり、フェストゥムの言語を理解し“おはなし”することができる新人類。
遠く離れた場所にいたエメリーともクロッシングで会話し続けており、会える日を楽しみにしていた。
シュリナーガルミールを通じ、現在地球に向かっている新たなミール「アルタイル」と美羽を対話させることが遠征作戦の目的である。

◇皆城織姫
CV:仲西環
ワルキューレの岩戸で眠り続ける竜宮島のコア。フェストゥムと人間の融合独立個体。
島のミールが先代コアである皆城乙姫から生命の循環を学習した結果生まれた二代目のコア。
『HAE』での誕生時は赤子だったが、エメリーの来訪を察知して自ら成長を早め、かつての乙姫と同じくらいにまで成長した。
エメリーとの対話の結果、新たなコアを大量に発生させるなど、乙姫とは異なる意志を持つ模様。
幻影の姿で一騎に「あなたは世界をどう祝福するの?」と問いかけた後、岩戸から目覚める。
乙姫と違ってクールな態度を取り、同じ名前で呼ばれることを嫌がった。これは織姫にとって乙姫は母親でもあるため。
ただ、芹や千鶴に対しては甘えることもあり、島のことも乙姫同様に案じているツンデレ。

◇小楯保
CV:高瀬右光
アルヴィスのチーフメカニック。
飲んだくれ生活を脱却し、メカニックとして本格復帰したが、カノンの成長もあり世代交代を感じている。
漫画家大粒あんこの仕事も再開して現在は『真・機動侍ゴウバイン』を執筆中。

◇イアン・カンプ
CV:てらそままさき
元人類軍兵士。
保の右腕として腕を振るう傍ら、漫画のアシスタントもしている。
ゴウバインがパイロット育成教材である、という話を真に受けている。

◇ジェレミー・リー・マーシー
CV:遠藤綾
元人類軍兵士。オペレーター担当。

◇羽佐間容子
CV:葛城七穂
カノンの養母。ファフナー整備担当。
かつて翔子を奪ったマークゼクスを再建したことに複雑な想いを抱く。

◇要澄美
CV:石川静
咲良の母。オペレーター担当。
体育教師の職は娘に譲ったようだが、要流柔術の師範は継続している様子で、零央に格闘術や武器の扱いを叩き込んだ。

◇西尾行美
CV:京田尚子
里奈と暉の祖母。
遠征への参加を希望する暉に対し、人間はフェストゥムより時として恐ろしいことを諭しつつ、意志を尊重して参加を許可した。

◇将陵佐喜
CV:浅倉杏美
溝口の部隊の隊員。
男勝りな性格で、上官の溝口相手にも臆することなく意見する。
『ROL』の主人公である将陵僚の叔母に当たる。


☆シュリーナガル基地

エメリーの導きで、竜宮島を来訪した人類軍の一団。
主戦派と違いフェストゥムとの共存を目的としている。

◇ナレイン・ワイズマン・ボース
CV:大友龍三郎
100人以上いる大将の一人。現シュリーナガル基地司令。
ハワイ島の輸送基地司令だったが、交戦規定アルファにより自身の命令も無視され核で焼き払われてしまう。
その爆心地近くでエメリーを発見、彼女の導きで竜宮島に来訪する。
壮年に差し掛かっているがファフナーパイロットでもあり、史上最高齢のファフナーパイロットであることがささやかな自慢。
総士と同様フェストゥムによって命を保っており、腕が金色に光る描写がある。

◇ジョナサン・ミツヒロ・バートランド
CV:岡本信彦
ファフナー部隊隊長。イケメンで誠実な男。
名の通りミツヒロ・バートランドの息子で、遠見姉妹の異母弟に当たる。
父のことは嫌っているようだが、千鶴からは怖いほどに若い頃のミツヒロに似ていると評されている。

◇アイシュワリア・フェイン
CV:潘めぐみ
ファフナーパイロット。愛称はアイ。
伝説のファフナーパイロットである一騎に憧れており、対面した際は非常に興奮していた。

◇ビリー・モーガン
CV:森田成一
ファフナーパイロット。
本人に悪気はないが、女好きな上に空気が読めず、ジョナサンに窘められる。

◇エメリー・アーモンド
CV:佐々木りお
ミールの欠片が入った靴を抱えている少女。本作のキーパーソン。
北極ミールの欠片を手に入れた弟からフェストゥムとの対話能力を教わり、その力でハワイを襲うフェストゥムに攻撃を止めるよう説得していた。
説得が成功する前に核攻撃でハワイが焼かれてしまうが、交信相手だったスフィンクス型により守られ生存しナレインに保護される。
その後、クロッシングにより美羽と会話するようになり竜宮島へナレイン達を導いた。
織姫と対話して新たなコアを発生させるが、「これでもっとたくさんの人が長く戦える」と発言し美羽と芹を困惑させる。
なお、弟は以前住んでいた街を襲ったフェストゥムに殺戮を止めるよう説得した際に代償として同化され、両親も死亡している。


☆アルゴス小隊

アルゴス小隊関係者に関してはアルゴス小隊(蒼穹のファフナー)を参照のこと。


◆用語

◇エスペラント
ミールと対話できる人間に対する新国連の呼称。
美羽は世界最高のエスペラントであり、エメリーは美羽に次ぐ存在である。
なお、ナレインの部隊メンバーや、竜宮島の住民も低いながらも素養を持つ。

◇マカベ因子
かつて一騎が新国連の捕虜になった際に抽出された遺伝子から開発された特効薬。
コアを搭載したファフナーへの搭乗を可能にするが、後天的な遺伝子操作と同義であるため、投与されたパイロットの寿命は大幅に縮まる。
公には一騎が人類軍のファフナー開発に協力した成果、ということになっている。

◇シュリーナガルミール
エリア・シュリーナガル一帯を守護しているミール。
大樹の形態に変化しており、周辺地域のフェストゥムと共生関係にある。

◇アルタイル
現在地球に接近している新たなミール。
ナレイン達が交信を試みているが、アザゼル型に阻まれている。
シュリーナガルミールを通じてアルタイルと交信し、人類の味方になってもらうことが最終目的。

◇アザゼル型
北極ミールの欠片から生まれ、人類に対して敵意を持つフェストゥム。全部で6体存在する。
総じて巨大な人型の姿をしている。
アルタイルを人類より先に迎え入れるため、エスペラントを殲滅しようと動いている。

◇マークニヒト
かつて竜宮島を絶望の底に陥れたザルヴァートルモデルの一機。
現在は封印されているが、無人にも関わらずジークフリードシステムにクロッシング要請を行うなど不気味な動きを見せている。
総士による解体プランが進められていたが、織姫の言葉で彼の乗機となる。

◇マークザイン
かつての一騎の愛機。
マークニヒトとの共鳴により未知の反応を行う危険性があるため同様に封印されている。
その危険性を裏付けるかのように、ニヒトと共にクロッシング要請を行っている。
カノンらは廃棄を主張しているが、最強の機体故に総士と一騎は再配備を検討していた。
命の最後の使い方を決めた一騎が再び搭乗することになる。


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最終更新:2024年02月20日 17:53