幸腹グラフィティ

登録日:2015/02/09 (月) 12:22:29
更新日:2022/07/18 Mon 03:12:10
所要時間:約 7 分で読めます




『幸腹グラフィティ』とは『まんがタイムきららミラク』にて連載されていた4コマ漫画
2012年3月号から2016年11月号まで連載。
作者は川井マコト。全7巻。

4コマ漫画でありながら、料理を中心に扱っているグルメ漫画。
料理の描写や食事シーンはちょっと癖があるもののかなり力が入っており、読んでいるととにかく腹が減るメシテロ漫画。
料理の内容以上に「だれかと一緒に食べるご飯は美味しい」という面が強調されており、心温まる話になっている。

2015年1月よりアニメ化。制作会社はシャフト
原作同様見ていると腹が減るメシテロアニメ。特にお腹が減ってくる深夜に見るのは危険。
ちなみに食事シーンになると作画や演出が変わるが、これはおなじみのシャフト演出・・・ではなく原作通りである。



☆あらすじ

一人暮らしをする中学生・町子リョウ。一緒に住んでいた祖母を亡くしたあと、なぜかどんな料理も美味しいと感じられなくなってしまいます。
そんなとき、同い年のはとこ・きりんが泊りに来ることに。
優しいきりんと一緒に食べるご飯は、美味しくて、とても暖かくて・・・
リョウの友人・椎名も交えて、食事でつながるあたたかな青春が今、はじまります!
寂しい時は、ご飯を食べて一緒にぽかぽかしませんか?

(アニメ版公式サイトより)




☆登場人物

町子リョウ
CV. 佐藤利奈
本作の主人公。連載開始時点で中学2年生。
「年齢にそぐわない巨乳で、かなりスタイルが良い。だが中学はいりたてのころは割と服がぶかぶかだった。
両親は仕事で海外に住んでおり祖母に育てられていたが、その祖母が亡くなり現在一人暮らし。
美術系の高校を志望しており、そのため美術予備校に通っている。
相当な料理上手で和洋中全般得意。もうその道に進んだほうがいいんじゃないの?っていうレベル。
だが、祖母が亡くなってからは自分の料理がまずくなったように感じていた。
しかしきりんと一緒に料理を食べたことで自分の料理の腕が落ちていたのではなく、独りで食べていたからおいしくなかったということに気が付いた。
言葉遣いは丁寧で基本誰に対しても敬語。
少々天然気味でしばしば嘘を信じてしまう。
予備校では常に精神統一したように絵を描いており、雰囲気が違う。
食べ方はやたらエロい。あとレポっぽく語る。

森野 きりん
CV. 大亀あすか
リョウの同い年のはとこ。
東京の美術学校に通うことを希望しており、そのため、毎週日曜日に通う美術予備校への通学の関係で前日の土曜日はリョウの自宅に泊まることになった。
リョウに料理は一人でなく一緒に食べてくれる人がいるから美味しいということを気づかせる。
リョウとは対照的に小学生に間違われるほど身長が低い幼児体型。
その小さい身体のどこに入るんだというくらいの大食いでかなりの力持ち。
高校時代は運動能力を生かしてかバスケ部に入っていた。
人見知りで、知らない相手に礼儀正しく接することから親戚中では礼儀正しいと評判だが、実際はちょっと子供っぽい性格。
一方で家族と離れて暮らすリョウを思いやることも多い。
母親は上京に反対しており、東京には家出同然で出てきた。
アニメではその後リョウに教えてもらった料理をきっかけに仲直りして上京の許しをもらったことが語られている。
また、絵のタッチは繊細で優しい。
食べ方は、まあバクバクって感じだが意外と語る。
余談だがアニメ版のきりんの私服には食べ物のモチーフが取り入れられており、しりとりになっている(最初のみ「はりやま」でサボテンのTシャツ)。
ついでにアニメでは歩くときに「ポク、ポク、ポク」という独特の足音を立てる。


椎名
CV. 小松未可子
リョウときりんと同じ予備校に通う女の子でリョウとは友人。その後きりんとも友人になった。
下の名前は現時点でも不明。身内も名前を呼ばないし…
クールで独特な雰囲気を持つ美少女で、どこかつかみどころがない自由人。
少し体が弱く、体力があまりない。
実家は農家を営んでいる旧家で都内でありながら相当立派なお屋敷に住んでおり、育ちのせいか食べ方が上品で大人びている。なぜかポエムくさい批評を下しつつだが。
ミステリアスな雰囲気だが、いつも料理を作ってくれるリョウのことを気遣う優しい性格。
ただし料理そのもの(というか家事全般)はあまり得意ではない。
その感じから両親は友達がいるのか心配していたが、リョウやきりんと仲良くなって以来二人の話をよくするようになったらしい。
画力は高く、街中でよくスケッチ(クロッキー)をしている。これにもポエムを伴うことがあるらしい。
その気になれば全国レベルのコンクールで入賞できるレベル。


リョウの祖母
CV.久保田民絵
リョウの母方の祖母。物語開始時点で故人のため回想でのみ登場する。
両親の海外赴任後、リョウの保護者になった。
リョウの料理はほとんど祖母から教わったものだが、実はもともと料理があまり得意ではなく、アニメでは娘たちにかなりメチャメチャな料理を作っていた。
リョウを預かることになってから図書館で料理の本を借りる等して特訓して上手になった様子。
また、子供のリョウの健康を気遣って塩分を少なめにするなど食べる相手のことを思ったまさに「愛のある料理」を作っていた。
リョウの人格形成に大きな影響を与えた人物。


町子 明
CV. 野中藍
リョウの叔母。
リョウの祖母が亡くなってからは姪であるリョウの保護者代わりを務めるが、仕事が忙しいため、あまりかまってあげられないことを申し訳なく思っている。
そのためかややスキンシップが過剰。
少しアルコール中毒気味で、アニメではそのことが強調されている。
露子さんとは親代わりという点で飲んだくれつつ意気投合できる。
ちなみに食事の時に語ろうと思えば語れないわけではない。

町子緑
CV.能登麻美子
リョウの母。
夫とともに海外出張中でめったに帰ってこない。世界レベルで重要なポジションらしい。帰ってくるときはだいたい旦那に仕事を任せていく。
自分であまり子育てできなかったことは申し訳なく思っている。
リョウの家族としてのきりんの役割はありがたくも若干ライバル感もあるらしい。
リョウと一緒でも姉妹くらいの年齢にしか見えない。
家事はやっぱり苦手なようだが餃子包みだけうまい。

森野凛
CV.広橋涼
きりんの母。
緑とは当然従姉妹同士。
家の仕事は…野菜を育てているので農家なんだろうか?
料理は野菜炒めやら素うどんやら載せるだけサンドイッチやらで苦手。
娘の成長を寂しく感じるお年頃。
ツンデレ気味。

椎名の母親
CV.松来未祐
椎名とは違い外見も性格もやや幼いが、娘の事はちゃんと気にかけている。
ちょっと過保護気味だが、進路など大事なことになかなか踏み込み切れないという悩みも持っている。
もっと幼かったころは仕事が忙しくて子育てを露子さんに任せ過ぎていた反動だろう。
現在でも忙しくて来られないことは多く、椎名はそういう用事は半ばあきらめている。

農家をやっており、椎名の家は母親の実家を継いだもの。
彼女のセリフによってリョウ、きりん、椎名の食事の仕方や表現はこの世界でもいささか異常であることが判明した。

好きなものは豚汁。

露子
CV.小林ゆう
椎名家に雇われているお手伝いさん。苗字は現時点でも不明。
仕事が忙しい椎名の母に代わって椎名の面倒を見てきたためか、椎名と雰囲気や性格が非常によく似ている。
椎名専用の記録なんてのも制作しているらしい。
ものすごい手さばきで家事を行うスーパーお手伝いさんで、三ツ星レストランの料理人が土下座するほど料理が上手。リョウといい彼女といい進む方向が間違っている。実際椎名家に来る前は流れの料理人をやっていた。別のグルメ漫画みたいだな。
ただし、アニメではおだてられて調子に乗ると失敗するらしいことが語られた。


内木ユキ
CV.井口裕香
リョウが住んでいる自宅アパートの真下の住人。
気が弱く内向的で口下手。
以下ネタバレ注意
リョウ達が合格した高校の司書教諭として赴任した新任教諭。
けっこう流されやすく、たびたび友達感覚で生徒と接してしまっている。
食事のリアクションは妙にファンシーでキラキラしている。

内木アキ
ユキの妹。
ドライな家庭なので(愛がないという意味ではない)、あんまり家族とは会わない。
本人もドライっぽい性格。ちょっとしたツンデレかもしれない。
現在は美大生でオープンキャンパス時にたまたま知り合ったリョウと仲良くなった。
きりんにぎりぎり勝ってるくらいの小ささ。


きららファンタジア

作者は初期からいるNPCの一人ライネの立ち絵を担当しているのだが、本作は長らく参戦していないことから不思議がられていた。
しかし2020年2月のイベント「勇者のグルメ~エトワリア食紀行~」において参戦が決定。
一切前触れがなかったこともありユーザーからは驚きを思って迎えられた。

参戦キャラは町子リョウ、森野きりん、椎名。さらにその後内木ユキが追加された。
上記イベントではグルメの他、三人の絵描きという一面も取り上げられており、
絵繋がりでこみっくがーるずの色川琉姫、色川美姫の姉妹、かおす先生とも共演した。
あれとかこれじゃないのはおそらく官能的な描写繋がりでもあるからか。

なお、原作での期間が中学~大学入学と長いが、いつ頃の時期から呼び出されたのかは定かにはされていない。
きりんのプロフィールには「中学生」と書かれているが、作者としては「高校入学後のとある時期」というイメージでイラストを描いたらしい。
が、とあるイベントでクイズとして「リョウが試験を受けた大学の学科」が出題され、リョウが解答と共に感想を語っていた。
ひょっとすると高校卒業後なのだろうか?
まぁ全編通して3人とも体型一切変わらなかったのであまり気にすることもないだろうけど。

ちなみに本ゲームの状態異常には行動の際にダメージを受ける「腹ぺこ」というものがあるのだが、当然というか本作のキャラは腹ぺこに関するスキルが非常に多い。
具体的にはリョウ以外の食い専3人はスキルまたはとっておき(ゲージ技)で腹ぺこになる。
ユキに至っては回復役のそうりょなのにPT全員を腹ぺこにするというネタっぷりである。
逆にリョウは腹ぺこ解除スキルが異様に多い。特に水着ver.では全てのスキルで腹ぺこ解除が可能とさすがという他ないスキル構成である。


追記・修正は次回予告の時の歌が頭から離れない人にお願いします。

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最終更新:2022年07月18日 03:12