デーモン(遊戯王OCG)

登録日:2015/02/09 (Mon) 10:26:00
更新日:2024/01/20 Sat 15:34:55
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『デーモン』とは遊戯王OCGでのカテゴリの一つ。

カテゴリーカードとしてはデーモンの召喚の有った大昔の時代から存在するが、
まとまったカード群としては堕落等により成立した。

デーモンデッキはわりと多種にあるが、派生には【チェス・デーモン】等も存在する。


【概要】


遊戯王の歴史において、「デーモン」と言うカードは”デーモンの召喚””デーモン・ビーバー”等、
装備魔法では”デーモンの斧”が遥か古の黎明期のパックから存在する。

しかし、パック”闇魔界の脅威”で所謂「チェス・デーモン」と称されるチェスの駒をイメージしたデーモンモンスターや、
デーモンの切り札として昔から機能していた「堕落」等維持にデーモンを要求するカードがデーモンをカテゴリーとして成立させた。

その後はわりと細々とアニメのジャッケロやディヴァインのおじ様が使ったり、
OCGオリジナルのカード「デーモン」モンスターは増え続けていたが、2013年パックJUDGH OF THE RIGHTで唐突に強化された。
デーモンの騎兵や戦慄の凶皇-ジェネシス・デーモンと言う、優秀なデーモンが幾つもあらわれたが、
特に下記のトリック・デーモンの効果が特に驚異的と言う事もあって、多くのデーモン派生デッキが誕生した。

トリック・デーモン
闇属性 レベル3 悪魔族
攻撃力1000 守備力0
このカードがカードの効果によって墓地に送られた場合、
また、このカードが戦闘によって破壊され墓地に送られた場合、
デッキから「トリック・デーモン」以外の「デーモン」と名の付いたカードを
1枚手札に加えることができる。
「トリック・デーモン」の効果は1ターンに1度しか使う事ができない。

この「墓地に送られた」と言う緩い発動条件からのデーモンサーチからの展開やコンボパーツサーチが非常に使いやすく、
インフェルニティ暗黒界と言う相性の良いデッキに出張するのも見かける様になった。


また、【デーモン】単独デッキとしてはスクラップよろしく「自壊テーマ」としてまとまった形になった。

デーモンの将星やデーモン・イーター、デーモンの雄叫びの破壊・自壊からデーモンの騎兵やトリック・デーモンを能動的に効果を発動し、
高打点Xモンスターやウィルスを効率よく撒いて堕落でコントロールする、よりコントロールに寄った暗黒界みたいなデッキとして動かすのが主流か。
比較的デメリットが重かったり墓地発動するカードが大半なデーモンモンスターにとっては、無理なくスキルドレインが入るのもメリットと言える。  

逆に弱点としては、大体暗黒界やインフェルニティ等のメタがそのまま完全に刺さる事。
最近のテーマだとシャドールのメタがやっぱり引っ掛かる。

「闇属性」「墓地利用」と言う動きが主流なので、
M・HERO ダーク・ロウやマクロコスモスやソウル・ドレイン1枚で身動きが中々取れなくなってしまう。
初動が遅いデッキなので速攻も弱く、防御手段もある程度欲しいデッキである。


なお、「デーモン」とは宗教の色が強い名前の為海外では名前が変わっている

だが、ガーディアンよろしく黎明期のカードはばらばらな名付けで付けられている為、
堕落やデーモンの雄叫び等のカードは、海外ではカオスな名前の指定が付いている他、
ガーディアンの場合は「テキストで省く」という手段でカード名の違いを乗り越えてきたが、
なんとデーモンはあまりの数の多さに対処しきれず「公式がカードリストを発表」という前代未聞の事態が発生した。

現在はビヨンド・ザ・ホープよろしく効果外テキストで「Archfiend」と扱うようになっている。




【派生の一例】

  • 3・4軸
事故要素になりやすい上級デーモンを捨てて、ランク3と4に特化したデーモンデッキ。
下級がメインなので安定しやすく、カメンレオンを採用しやすいのがメリット。
パワー・ツール・ドラゴン等も採用可能である。

  • 8軸
逆にジェネシス・デーモンやヘル・エンプレス・デーモン等のデーモンを主軸にし、
デーモンの駆け引きで決着を付けたりウィルスで制圧下に置くデーモン。

  • 天変地異デーモン
デーモンの宣告をトリック・デーモンでサーチできる事に眼をつけたデッキ。
堕落等を共有可能かつ、元々コントロールに寄ったデーモンの動きに更にコントロールの色をつけた、
嵌めデッキである。

  • デーモン満足
どちらかと言うとXYZ型インフェルニティの派生。
トリック・デーモンをトランス・ターンでインフェルニティ・デーモンやヘルウェイ・パトロールにできる事に眼を付けたデッキ。
デーモンの雄叫びや魔界発現世行きデスガイド等、意外と共有出来るサポートが多い。


【アニメ】

もともと原作にM&Wが初登場した際から、MtGを基にしただけあってデーモンも登場し、
その後のアニメ・漫画シリーズでもデーモンは登場している。

初代主人公武藤遊戯が「デーモンの召喚」や某タイミングを逃すで有名な「ギルファー・デーモン」を使用していたが、
カテゴリーとしてはGXのタイタンがチェス・デーモンを使用していた。が、再登場時ではわりとよくわからないデーモンデッキに代わっていた。

5D'sでは満足同盟時代の鬼柳京介が【チェス・デーモン】を使っていた描写があった他、ジャック・アトラスが一部のデーモンを利用していた。
シンクロモンスターではメンタルスフィア・デーモンやレッド・デーモンズ・ドラゴンがデーモンモンスターとして登場している。

遊戯王ZEXALではオーバー・ハンドレッド・ナンバーズのCNo.102が「CNo.102 光堕天使ノーブル・デーモン」と言う名前で登場した。

遊戯王ARC-Vのキャラクター赤馬零児DDDと付くモンスターを「ティファレント・ディメンション・デーモン」と自称していたが、
「デーモン」とは付かない為カテゴリー的には関係ない。もっとも読み切り版ではこの繋がりか「デーモン」カードも使用している。


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最終更新:2024年01月20日 15:34