クイックマン(ロックマンエグゼ)

登録日:2015/02/07 Sat 16:15:25
更新日:2023/06/09 Fri 17:36:13
所要時間:約 3 分で読めます





ロックマンエグゼシリーズ』に登場するネットナビの一種。属性は無。

CV:茂木優(アニメ版)


【概要】

モデルは『ロックマン2』にボスロボットとして登場したワイリーナンバーズの一体、DWN.012 クイックマン。
デザインの変更はあまりなく、よりスマートな印象になった。
非常にせっかちな性格で相手の話をほとんど聞かず、オペレーターの指示を受けた時はすぐさま行動を起こす。
ロックマン2のボスでは唯一「効かない武器を当てるとガードモーションを取って弾く」アクションがあり、そこからアームガードで攻撃を防ぐというアレンジになったと思われる。


【活躍】

第2話で、ネットマフィア「ゴスペル」に所属する青年・速見ダイスケの持ちナビとして登場した。
起爆装置の電脳の最奥で、おくデンダムに仕掛けられた爆弾を作動させてデンサンシティを水没させようと企む。
だがロックマンとのネットバトルに敗北し、その野望は絶たれた。……と思われたが、クイックマンがデリートされると同時に爆弾が爆発するようにプログラムされており、最後は「駆け抜けた人生に満足!」と言い遺し爆発しようとした。
しかし、肝心の爆弾は炎山の手によって既に解体され、クイックマンも爆発する間際にブルースに斬られ完全にデリートされた。


【主な技と強さ】

  • クイックブーメラン
前方横1列に高速で往復するブーメランを飛ばす攻撃。
HPが減ると2回連続で繰り出すパターンが追加され、V2以降は最初から2~3回連続で飛ばすようになる。

  • Vソード
ロックマンの目の前まで移動して、頭の飾りを使って目の前縦3マス範囲を斬りつける。所謂フミコミザンのようなもの。
V2以降で使用する。


恐らく多くのプレイヤーにとっての最初の壁となったであろう存在。前作で同じ第2話のボスをつとめたナンバーマンと同じく「序盤のボスだしそんなに強くないだろ」みたいに舐めて挑むと大抵返り討ちに遭う。
クイックマンが動いていない時はガード状態となっており、腕のアームガードであらゆる攻撃をさばいてガードする(ホウガン等のブレイク効果を持ったチップならガードを貫けるが、2話の時点で入手するのは難しい)。
反対に動いている時や攻撃を繰り出す時は無防備になるが、エリア内を高速で動くためダメージを与えづらい。

攻撃方法はV1ではクイックブーメラン一つのみで、これ自体は避けるのはそれほど難しくない。
だが避けながらダメージを与えようとすると途端にそれを食らいやすくなり、HPが少ないとあっという間にやられてしまう。
そして慣れた頃にHP低下からの2回連続パターンが追加されるので、最後まで気が抜けない。

幸いV1のHPは400と少ないので、遠くからヒートショットなどで少しずつ削っていけば何とかなる。
また多少強引ではあるものの、エリアスチールを2枚使ってワイドソードを当てやすくする方法もある。
ロールやガッツマンなどの軸をずらして攻撃できる暗転系のチップだと安全に攻撃を当てやすい。
やや運も絡むがクイックマンが移動し始めたのを確認してからショックウェーブを打つのも手。ロックマン側が列を動かなければあちらからあたりに来てくれる事が多い。

最後に身も蓋もなくなるが、この時点で手に入るガッツシュートの一撃必殺に賭けるのも手か。

ゴスペルが使用する技「ダークネスクリエイター」の一部としても登場。
ブーメランを斜めに飛ばしてくるので地味にかわしにくい。

シナリオ上で倒した後はインターネットのコトブキエリアにV2が出現。
HPも600に上がっている他、火力・スピードが格段に上がりブーメラン後の後隙がかなり短くなっている。
そしてHPが半分を割ると新たにVソードを使ってくるようになり、自エリアの最後列にいるとまず避けられない。
Vソードはブーメラン後に派生して出してくるためブーメランを避けつつすぐに攻撃できるよう後列に陣取るロックマンを的確に狩りにくる。
第3話から戦えるようにはなるが、腕に自信のないようなら後回しにしたほうが無難。


ここで倒すと同じエリアでV3がランダムエンカウントで出現するようになる。あまりにも強力なみんなのトラウマ。
HPが800まで上がっており、攻撃力もアップしている。
さらに新たにクイックブーメランを斜めに投げてフィールド端で反射するように軌道が曲がるパターンが追加され、さらに避けづらくなった。
ブーメラン後の後隙も格段に短くなっておりちょっとでも遅れたらバスターすら当てられない。
終盤までシナリオを進めて強力なナビチップ・PAを揃えているか、もしくはプリズムコンボなどのよほどの備えが無い限り、彼に会ったらほぼ確実にゲームオーバーになってしまう。なので、序盤でこのエリアに来た時にビクビクしながら歩いていたプレイヤーもいたのではないだろうか?


最終話の8話でエアーマンとカットマンと共にマンションの電脳の最深部で立ち塞がるコピーデータとして登場。
3連戦の2人目として登場するが性能は初対戦時と同じV1でこの頃にはロックマンもフォルダもかなり強化されているので軽くひねってやろう。


彼のナビチップは前方に貫通するブーメラン攻撃を行うもので、最後列以外の相手には2ヒットする。
プリズムを敵エリア中央に置いてこれを当てると全体攻撃になり、V3のチップだと全体に200ダメージを与える事ができる(ブーメランも当たれば最大400ダメージになる)。
プリズムは通常入手できるコードが使いにくい「Q」だけなのだが、このチップとは共存可能なため結構使いやすいコンボである。


【それ以外の活躍】

ロックマンエグゼ トランスミッション』にて、ゼロウイルスに感染したナビとして登場。
銀行のセキュリティを占拠したが、ロックマンの活躍によって倒される。
この時点ではデリートまではされておらず、ダイスケの手によってプラグアウトした。
ちなみにこの時のダイスケは既にゴスペルの一員となっているからか顔を隠しており、クイックマンを正常にしてくれたお礼として匿名でチップ付きのメールを熱斗に送っている。
余談ではあるが銀行のセキュリティはロックマン2のクイックマンステージそのものであり、ロックマンシリーズお馴染みのトラップであるビームシャッターも登場する。

アニメ版でも原作とほぼ同じようにダムの爆破を計画する。
だが本気で爆破する意図はなく、あくまで横暴な自然開発をネット犯罪という形で警告しようとしただけだった。

その後のBEASTではビヨンダードの個体がグレイガ軍所属のゾアノイドとして登場し、
熱斗たちが乗る深海探査船を襲撃した。獣化すると口元がマスクで覆われ、腕のブレードが巨大化しクローに変形する。
CF(クロスフュージョン)ロックマンと互角に戦うも、無人のトラックに激突され(ファルザー側のゾアノゲートマンによるもの)
その隙にCFロックマンのワイドショットを受けデリートされた。
攻撃はクイックブーメラン、Vソードの他、ゾアノブーメランを使用。


漫画版(鷹岬版)には、他のゴスペルのナビと共に登場。
原作のようなガードはしなかったものの、ダメージを受ける度にリカバリーのチップを使ってブルースを苦しめていた。ある意味原作よりも厄介。
…が、ロックマンの加勢により回復する間も与えられず倒された。

漫画版(あさだ版)では、エアーマン・カットマンと共にゴスペルの尖兵として「秋原町誘拐作戦」を展開。
外部との交通を遮断するために道路を爆破したのち、町全体を爆破しようとしたところで、駆けつけたブルースと交戦。
炎山が爆破に巻き込まれ負傷したこともあり、一時は優位に立ったかに見えたが、
「スピードに頼った攻撃は正確さを失わせる」という弱点を指摘され逆転、
跳ね返されたブーメランを避けた所をブルースに切り裂かれた。
しかし、爆弾の起爆プログラムを作動せるためにブルースを巻き込み(ゲーム板と同じ台詞を残しながら)自爆。
が、ブルースは奥の手「コードΩⅡ」を発動、自爆のエネルギーを吸収することでスピードを向上させ、起爆プログラムのコードを全て切り取り爆発を防いだため、『無駄死に』になってしまった…


追記・修正はクイックマンの動きを初見で見切れた方がお願いします。

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最終更新:2023年06月09日 17:36