志島北斗

登録日:2015/02/01 Sun 10:25:39
更新日:2023/10/20 Fri 20:28:25
所要時間:約 5 分で読めます





LDSのエクシーズこそが最強だと証明するために!



志島北斗とは遊戯王ARC-Vに登場する人物の一人。
CVは花江夏樹


【概要】
大手決闘塾、LDSに所属するデュエリスト。
(ジュニアユースの中の)エクシーズコースの一番手であるエリートでもある。

紫の髪を後ろに反り返らせている独特な髪型で、額に北斗七星をイメージした飾りをつけている。

自他共にエリートと呼ばれ、LDSの理事長である赤馬日美香にもその実力を信頼されている。
公式戦の記録は58戦53勝、更に彼がエクシーズ召喚を体得してからというもの、40戦40連勝を成し遂げている。

主人公で、遊勝塾のエースとされる遊矢が(ペンデュラム召喚を発現する前とはいえ)
勝率5割5分の成績だということを考えれば、その凄まじさが分かるだろう。
しかも遊矢とのデュエルまで1ダメージも喰らわなかったらしい。
実際、遊矢のことも41勝の糧と見下していた。

得意なアクションフィールドは「星の聖域(コスモ・サンクチュアリ)」。
星々が夜空に煌く神殿のフィールドで、星座がモチーフのセイクリッド使いにはベストマッチだと言えるだろう。

Aカードが出現する位置、タイミングを全て把握している北斗の独擅場。
よほど引きがいいのか舞網チャンピオンシップでもこのフィールドで戦っていた。

ちなみに遊矢戦で、塾長が特に何も考えず、挑発に乗って発動したので結果的に非常に不利な状況になってしまったわけだが……
北斗「フッハッハッハ! よりによって僕が一番得意とするフィールドを選ぶとは!」
素良「北斗って名前なんだからちょっと考えれば分かるじゃん」
と突っ込みが入った。

北斗というのがストロング石島のような通称とかならまだしも、
本名から得意なデッキ・フィールドを連想するのはちょっと無理が無いだろうか。

しかしまあ「ああ~!」と、塾長が「言われてみれば!」みたいなリアクションを返しているので、よくあることなのだろう。

そんな彼の性格はというと、尊大で自信家。
自分の戦績が輝かしいことを鼻にかけ、いちいち嫌みったらしい発言で相手を挑発する。
遊矢の父、榊遊勝についても「逃げ出した臆病者」という世間のイメージそのままに挑発。刃と一緒に社長に怒られた。

直接攻撃こそしないものの、高所でモンスターをバウンスして落下させたり、
(「普通逃げるだろう」とは思っていたものの)建物を破壊してAカードの入手を妨害する危険な手段を取る。
それを「卑怯だ」「デュエルをなんだと思ってる!」と非難されても、
「黙れ! デュエルは戦いだ!」「勝つためなら手段は選ばん」
と返した。
大会編でのアクションデュエルはこうした妨害は常套手段のようなのだが

デュエル内容も凄まじく、先攻初手でいきなりプレアデス召喚。
アニメどころか現実でも十分な嫌らしさを誇る開幕プレアデスである。

どうにかこうにか素材使い切らせたと思えば、2体目のプレアデス召喚。
さらには1体目に重ねてトレミスをエクシーズ。
鬼か。

この通り、いかにもエリートな、しかもやーな感じの性格をしたキャラだった。
加えて40連勝という肩書きに恥じぬガチっぷりを見せた。

……遊矢に負けるまでは



彼にとっての悲劇は遊矢がペンデュラム召喚を主体とした決闘者だったこと。
プレアデスの効果によって次々と召喚したモンスターをバウンスして苦しめるが、
そこは一度準備が整うと下手なアンデッドよりしぶといと名高いペンデュラム。
Aカードの駆け引きによって優勢にはなっていたものの、決死のダイブで1枚入手されてから劣勢に。

アニメ版オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの「レベル5以上のモンスターとの戦闘時に」という戦闘ダメージ倍化条件が、
レベルではなくランクを持つエクシーズには発動しないで苦戦していたものの、何!? レベルを(ry
星読み専用魔法カードの「マジカルスターイリュージョン」の効果(簡単に言うと逆「強者の苦痛」)により克服。
レベルを持たない特性を逆手に取って自陣だけ攻撃力を上げた遊矢のモンスターにより、総攻撃を受ける。

この魔法カードが発動した瞬間、相変わらず険しい顔ながら涙を左右に噴射し、「なんですとー!」とギャグ顔を晒す。

トドメにトランポリクスのトランポリン部分に包まれ吹き飛ばされて、
「僕の41連勝が~」との台詞を言いながらどこぞの子悪党のようなポーズで大の字に。


最後の一連の流れは完全にギャグであり、この後の北斗の扱いが決まった瞬間でもあった。


次の真澄VS柚子回では初っ端から理事長に「それじゃあLDSエクシーズコースの名が泣くわ」と説教されている姿が。
正座で、うなだれながら。

続く刃戦。
権現坂相手に「俺は本当に強いからな」と強く出る刃に対し、

北斗「まるで僕達が弱いような言い方を」
真澄「そうね。確かにムカつくけど…負けたあなたはああ言われても仕方ないんじゃない?」
北斗「グサッ」←部屋の隅で真っ白体育座り

……意外と打たれ弱いことが判明した。
アークファイブにおける負けたらギャグキャラという風潮(確立してるかは知らない)を打ち立てた。


白熱する権現坂と刃。動と不動の対極。
華麗にシンクロを決める刃を評価して、
「相手ターンであるにもかかわらず 芋づる式に蘇ってくるモンスター」「この爆発的な展開力がエックスセイバーデッキの恐ろしさだ」
と言って、認めるところは認める面もあるところを見せたが、

真澄「あなたが人のデッキを褒めるなんて珍しいわね。負けて、弱気になったの?」
北斗「グサッ」←部屋の隅で真っ白体育(ry

もうやめたげてよぉ! 


次の登場は皆大好きマルコ先生が襲われ、カードになった騒動。
1人で事件に首を突っ込もうとする真澄を心配して、刃と共に後を追う。
ちなみに北斗君曰く「あいつほんとに執念深いよな」みたいな台詞を聞かれると真澄にぶっ飛ばされるらしい。ストロング真澄。
普段はあんな態度だが、超エリートである制服組に対しては尊敬の念を持っている模様。素直に憧れを示した。

対不審者の囮となって街中を徘徊する。この時汗を浮かべながら北斗だけキョロキョロしている。

「安心しろ真澄! マルコ先生の仇は僕らが必ずとらせてやる!」
召集を受けてどこからか飛び降りて登場。
LDS講師を襲って悪事を繰り返す不審者に対して(やっぱり額に汗を浮かべながら)、


アンタ、エクシーズを使うんだってね?

それで悪さばっかりして、すっっげー迷惑なんだけど!

エクシーズの名誉を守るため! そして、LDSのエクシーズこそ最強と証明するために!

と意気込む。
刃とのコンボで相手の場、手札を全て空けさせるという鬼畜の所業で優勢に立ち、
「この程度のやつにやられるなんて、僕らが入ったら速攻エースだ」と調子に乗る。

真澄にトドメを譲り、慢心していたがトラップでバーンを防がれてそのターンのダメージも無効に。
急に「俺達はまさに絶体絶命の崖っぷちに追い込まれている」と語りだした黒咲に、「なに言ってんの? コイツ」とやれやれな反応。
なお、遊矢のエンタメに対しても似たような反応だった。

墓地からエクシーズを決め、アニメ版の効果で攻撃力16400となったライズ・ファルコンの偉容を仰ぎ、3人まとめて吹き飛ばされる。
背中から落下してそこそこの距離をスケートして白目を剥いた。かなりマズい落ち方である。


遊矢と沢渡のエンタメ戦では解説に回り、新たに【妖仙獣】を操る沢渡を評価している。
「「「沢渡のくせに」」」
普段彼はLDS内でどんな扱いなんだろうか(取り巻きにネオ沢渡とか確かに言わせている人間ではあるが)。
というか北斗もギャグ度は沢渡とそんなに変わらない。


その後は仲良く記憶を改ざんされて黒咲を尊敬する先輩のように慕うようになる。
素良と戦う黒咲を完全に応援しており、
「そんな余裕も今のうちだ」
「すぐに吠え面かくことになるぜ」
「ライズ・ファルコンのすごさを思い知るがいいわ」
と、ものすごい説得力のあるコメントも3人でしてくれた。

本編初となるランアップを成功させた黒咲に、
「あんなエクシーズ召喚、俺スクールでも習ってないよ!」
「あんたとはレベルが違うのよ!」
「いいや、ランクが違ぇんだよ!」
と興奮。一人称が変わってるし割と遠慮なくなじられているのに反論もしてないあたり相当である。
どうやら根本的なところでエクシーズ召喚が好きなようだ。


続く大会の一回戦では、ミエルの大会を確認しようとした映像に写る。
どうやらまた得意のフィールドを引き、プレアデスとトレミスを揃えるなど絶好調。
一部の視聴者から「北斗はここから負けるからなぁ……」と危惧されてたのは内緒。


眠りから目覚めて塾の皆と合流する遊矢と出会い、
「なんだ見に来てたのか」
「どうだい? 僕の本当の実力を目の当たりにした感想は」
「遊勝塾で戦ったときはまぐれで「黒咲に会いたい」
ドヤ顔で自慢するもののシリアスモードの遊矢にあっさりスルーされ、小窓で真っ白になった。
一人だけ敗北から、一人だけ勝ち進むという快挙を成し遂げた後なのに……

LDS三人組の中では唯一2回戦まで勝ち進んだものの、中継でニコが北斗の不戦敗を発表。
相手はもこみちミッチーだっただけに非常に気になるカードだったのだが、あえなくリタイア。

管制室では、不審な女の子に壁際に追い詰められ、光が室内を満たした瞬間に彼が消えてしまった映像が。
どうやらエクシーズを使うことからX次元の残党だと思われたらしく、カード化された証拠として実に鬼気迫る表情の彼がイラストに。
セレナから社長に投げ渡され懐に仕舞われた、以降出番はほぼなし。
とりあえず復活はできたのだが、カードにされた時点で退場したと言っても過言ではないだろう。



【まとめ】
……と、このように、なかなか出番に恵まれていて、強キャラのエリートという立場は揺るぎないものの、他の二人と比べ、

  • 遊勝塾戦で唯一敗北
  • そしてギャグキャラ化
  • 他の2人と比べてセイクリッド新規の望みも薄い
  • なんというか内外からの扱いがひどい

という点が挙げられるため、不遇といえば不遇。

しかし逆から言えば、ただ傲慢なだけではなく、真澄、刃を心配したり、
尊敬する人は素直に尊敬したりと、非常に豊富な人格の描写があるとも言える。
かなり掘り下げされている、ともとれるのではなかろうか。何故か憎めないキャラとなったのだ。

既存のガチデッキ使い、序盤の敵、現時点で退場と今後の活躍は難しいかもしれない。
という予想通りやっぱり最後まで出番が無かった。

どうでもいいが、彼の顔つきは基本厳ついというか何というかで恐らく描くのが比較的難しいと思われる。
なので、作画が良いか悪いかの判別材料にされているとか何とか。


中の人は後に「遊戯王SEVENS」としてレギュラーの蒼月学人として再登板した。



【使用デッキ】

これまでも挙げたように、彼が使用するのは【セイクリッド】デッキ。
エクシーズモンスターを主軸にしたテーマで、ガチテーマの一つとして名高い。

先行初手プレアデスという、どう考えてもストロング石島戦や沢渡戦とはレベルが違いすぎるガチ具合に当時の視聴者は度肝を抜かれ、
アークファイブ最初のOP「Believe×Believe」の「勝負はガチガチ」のフレーズが真実味を帯びた。

ただし、北斗が使用したセイクリッドサポートがどれも微妙な効果だったので、セイクリッド使いの決闘者には不満が残る結果となった。
それらはOCG化もしたが、ほとんどが強化はされているものの効果的にほんとに微妙すぎて(遊戯王wikiで採用の余地なしと言われるレベル)、
強化されたセイバーと新規メンバーが登場したジェムナイトと比べるとほんと無残の一言。頑張れ全国のセイクリッド使い達。


星々の光よ! 今大地を震わせ降臨せよ!
エクシーズ召喚! ランク5! セイクリッド・プレアデス

北斗のエースモンスター。1ターンに1度フィールドのカードをバウンスできる。
フリーチェーンでバウンスなんていう効果の強力さは言うまでもなく、名実共にセイクリッドのエースである。
2体目を出していたので3積みしているのかもしれない。


眩き光もて降り注げ!
エクシーズ召喚! 現れろ! ランク6! セイクリッド・トレミスM7!

バウンス&バウンス。プレアデスだけでも十二分にガチなのに、トレミスまで出してくるこの。
黒咲のランクアップに興奮していたが、RUMを使っているかいないかだけでやってることはそう変わらないのは内緒。
前作ZEXALならこちらも「エクシーズ・チェンジ」に分類されていただろう。


追記・修正はセイクリッド使いになってからお願いします

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最終更新:2023年10月20日 20:28