RUM-七皇の剣

登録日:2015/01/31 Sat 01:16:04
更新日:2024/03/07 Thu 08:28:10
所要時間:約 7 分で読めます





みんな行くぞ!

バリアンズ…カオスドロー!!


私が引いたカードはRUM-七皇の剣だ!

これでいつでもネオタキオン・ドラゴンを呼ぶことができる!


R(ランク)U(アップ)M(マジック)七皇の剣(ザ・セブンス・ワン)とはアニメ『遊戯王ZEXAL』に登場したカードである。
RUMの一種であり、後述するインチキじみた効果を持つ。


概要

アニメにおける効果

通常魔法
自分のエクストラデッキ・フィールド上・墓地の「No.10X」と名のついた
モンスターエクシーズ1体を選択して発動できる。(Xは1~7の任意の数値)
選択したモンスターがエクストラデッキ・墓地に存在する場合、
選択したモンスターを召喚条件を無視して自分フィールド上に特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
その後、選択したモンスターよりランクが1つ高い「C」と名のついたモンスターエクシーズ1体を、
自分のエクストラデッキから、選択モンスターの上に重ねてエクシーズ召喚できる。

記憶を取り戻したナッシュバリアン七皇に与えたカード。
初使用は「vsナッシュ」戦、および平行して行われていた七皇たちのデュエル。

「バリアンズ・カオス・ドロー」により七皇6人が同時にドロー。
オーバーハンドレッド・ナンバーズを特殊召喚し、カオスオーバーハンドレッド・ナンバーズへカオスエクシーズ・チェンジさせた。

ちなみにベクターも所持しているはずだが、この時のデュエルでは一人観戦していたため唯一使用せず
その後のデュエルでも使わなかったため、彼だけが唯一の未使用決闘者である。シャイニングは犠牲となったのだ……
まぁ、あのころのベクターが素直にナッシュから与えられた力を使うとは思えないが。


効果は見ての通り、OCGにこのまま出たらぶっ壊れにもほどがあるもの。

1.通常のフィールドからはおろか、墓地かエクストラデッキのオバハンを引っ張り出してランクアップ
2.ランクアップ後の対象は「C」と名の付いたエクシーズという指定だけなので、
  ランクアップ効果を無視すれば全てのランク5ランク9のカオスエクシーズこのカード一枚で出せる

アニメゼアルに見られた一体で二体分のエクシーズ素材になる効果などの1枚のカードから即エクシーズする手抜き到達点とも言える効果で、
ほとんどの状況で手札事故にならないばかりか、出せるモンスターの中には汎用性が高いエースモンスター格からデュエルの流れを変えうるゲームエンド級まで幅広く含まれていることを踏まえれば、
アニメ環境なら普通にこれ一枚だけでゲームの勝敗を決めかねない異常な性能であり、明らかに一枚のカードが持っていいレベルの効果ではない。

弱点を挙げるなら効果を使う大前提としてそもそも入手自体がほぼ不可能なNo.、それも7枚しかないオーバーハンドレッドの内1枚と、
そのオーバーハンドレッドに対応したこれまた数が限られるオンリーワンなCNo.の内1枚を必要とする点。
当然本カードの入手もほぼ不可能。

仮に手に入れられたとしても、
所持しているNoによって性能が半場固定されるだけでなく、使える対象も限られるためデュエルの状況次第でミザちゅわ~んになる潜在的リスクという宿命を持っているのが玉に瑕。

とはいえ、そのリスクを差し引いてもリターンがでかすぎるのも事実であり、
ナッシュの言う「人間には到達出来ないカオスの深淵」にふさわしいイカレたカードである。

……まぁ、某ミザちゅわ~んのおかげでネタカードとしての地位も手に入れたが(詳しくは彼の項目参照)


なお、カード名の由来は漫画ZEXALを描いている三好直人氏のデビュー作「七鍵伝-THE SEVENCE ONE-」だと思われる。


どちらにせよ、これほどの強力なカード。
OCG化されたら、どれだけ弱体化されて糞カードになるのか…などと心配されていたのだが……

追記・修整は装備カードになって囚われているタキオンを救うため、七皇の剣を使ってネオ・タキオンを呼ぼうとする人がお願いします。






















光と時の竜……

最強のギャラクシー決戦!!(半ギレ)





「PRIMAL ORIGIN」(2014年2月15日発売)でOCGに登場。


その効果はと言うと…

OCGにおける効果

通常魔法
このカード名の効果はデュエル中に1度しか適用できない。
(1):自分のドローフェイズに通常のドローをしたこのカードを公開し続ける事で、そのターンのメインフェイズ1開始時に発動できる。
「CNo.」モンスター以外の「No.101」~「No.107」のいずれかの「No.」モンスター1体を、自分のEXデッキ・墓地から選んで特殊召喚し、
そのモンスターと同じ「No.」の数字を持つ「CNo.」モンスター1体を、そのモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。


まさかのほぼ完全再現


効果が「適用」されるのはデュエル中に1度、フィールドからはランクアップできないといった特殊な発動条件、
ランクアップ先は事実上、オーバーハンドレットのみになったデメリットこそ付与されたが、
一番関心の大きい原作再現において不必要なデメリットの類は一切なし

アニメの名シーン&迷シーンの再現をしながら強力カードを使用することができ、しかもそれ自体が適度な縛りとなっている。
このKONAMIの真・ファンサービスに多くの決闘者は満足し、未来皇のランク0とともに神調整としてKONAMIを称賛した。

特に「通常のドローで手札に加えた自身をメインフェイズ1開始時まで公開することで発動できる」というこの効果は
今まで強力すぎてOCG化で過度の弱体化を強いられていたアニメのカードをうまく再現しながらもOCGレベルに調整できる画期的な手段で、
アニメのカードのOCG化ではないが、のちにピースの輪というカードにもこのカードに似た縛りが採用された。

さて、ここからはランクアップ効果について

アニメではその強力な効果を持ちながらも、通常オバハンが一体分の1セットしか存在しないために、
状況次第で普通にミザちゅわ~ん状態になっていたが、
OCGならば対象のオーバーハンドレッド・ナンバーズをエクストラデッキに複数用意できるので、
時空竜が装備状態になってるとか、除外とか警告宣告で蘇生制限満たしてないとかでも
他のオバハンを経由することでミザちゅわ~ん状態を回避できる。


ただし発動条件上、デュエル開始時の初手5枚に入っているか、
ドローソースでドローした場合などでは発動できず、やっぱりミザちゅわ~ん状態になってしまう。
もちろんアニメみたいにサーチカードでこのカードを手札に加えても無理。

ついでに、この効果で素材としてエクストラから引っ張て来た進化前のNo.は当然ながら蘇生制限を満たさない為、
「私は死者蘇生銀河眼の時空竜を蘇生! ……ハッ!?」と、もちろんミザちゅわ~ん状態に(ry


手札で腐ってしまった場合は、ゾンビキャリアのコストなどでデッキトップに戻せば、次のターン使えるようになる。
エッジインプ・シザーを採用できる【ファーニマル】であれば手札事故も多少押さえやすいだろう。
トイポッドで引いた? 知ら管


ちなみに、制約の処理のためか、発動するにはドローしてからカードを公開しなければならないため、
たま~にマインド・クラッシュなどではたき落とされる可能性がある。
もちろん手札に混ぜる前に公開するように。

また公開しなかったり、公開してもメインフェイズ開始時に発動しない…と言ったことは一応可能。
ただ当然ながらその後の効果の発動は不可能なのでやる意味はほぼない。ミザちゅわ~ん状態に意図的になりたいならしてもいいが
ちなみにピースの輪のほうはメインフェイズ1にしか使えないが、こちらとは違い開始時に発動する必要はない。混同しないよう注意。


ちなみにすごく珍しいテキストである「適用」が使われているが、
これはダイヤモンドガイなどで使用した場合 効果は発動するが、効果が適用されるのは一度だけという意味である。

要は七皇の剣はデュエル中に本当の意味で一度しか使えないということ。
連続魔法を使った場合、連続魔法の効果でランクアップはできるが、七皇の剣のほうは事実上の不発となる。

このカードに特化しない限りは、スパイス程度に一枚忍ばせる程度が良いだろう。
腐ったらブックス!ホープドラグーンなどの手札コストにしてしまおう!


まあ、なんにせよ。
あれほどアニメ版効果がインチキじみていながら、
これほどの再現度を誇ったこのカードはOCG化はKONAMIの歴史上、非常に素晴らしいものだということは間違いないだろう。


私が引いたカードは「追記・修正」だ!
これでいつでも、この項目を編集することができ……ハッ!?




七皇の剣使いにはよくあること





























「「デュエル!」」


「カードを五枚ドローする…」


(来るなよ…絶対に来るなよ……フリじゃないからな!)







もうマスターったら照れ屋なんだから…!

でも大丈夫、アタシは空気を読んで ちゃんと来て ア ゲ ル ☆






「カードを五枚ドロー!」










\てへっ、来ちゃった☆/
RUM-七皇の剣


「私が引いたカードはRUM-ザ・セブンス…って、きさまあああーっ!」






七皇の剣使いにはよくあること



当然ながら、初手では来ずにそれ以降デュエル中に引く確率よりも、初手に来る確率の方が圧倒的に高い。
そこへマーフィーの法則やら逆物欲センサーがくるのだから、来てほしくない初手によく七皇の剣がくる。

「私が初手に引いたカードはRUM-七皇の剣だ! これでいつでも七皇の剣を鑑賞することができる!」

通称:「初手七皇」「初手セブンス」「ミザチャンス」


こうなるとゾンビキャリアなどで戻せない場合は、ブラフとしてセットしたり、サモプリGちゃん ブックス!やホープドラグーンの餌にするしかない。
しかしこれで先攻をとっていた場合、事実上初手4枚で挑まないといけないというハンディを背負わされる。
七皇の剣使いはこれからもこの初手七皇の剣と戦い続けることになるだろう。


……ここまで来るとこのカードはバリアン七皇の「アイドルカード」…なのかもしれない。

サポートカード


エクシーズ・効果モンスター
ランク3/水属性/ドラゴン族/攻 0/守2000
レベル3モンスター×2
(1):1ターンに1度、「No.71 リバリアン・シャーク」以外の自分の墓地の「No.」Xモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、このカードのX素材1つをそのモンスターの下に重ねてX素材とする。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「RUM」魔法カード1枚を選んでデッキの一番上に置く。
10期になってOCGに殴りこんできたこのカードの救世主たるナンバーズ。
おわかりだろうか?コイツを出す、あるいは墓地に送る手段と、保険として手札に引いてしまった七皇の剣をデッキに戻す手段があれば、確実に七皇の剣の効果が使えるのである。

通常のドローで引かねばならない、しかしデッキトップに送る手段が限られている、というこのカードの弱点を見事にカバーしてくれるこのカード、七皇の剣使いならぜひ投入を検討してみてはいかがだろうか?
なにせナンバーからして「71=セブンス・ワン」だし。


  • 銀河衛竜(ギャラクシー・サテライト・ドラゴン)
リンク・効果モンスター
リンク2/闇属性/ドラゴン族/攻2000
【リンクマーカー:左下/右下】
ドラゴン族モンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のバトルフェイズに、フィールド・墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの元々の種族・属性がドラゴン族・光属性の「No.」Xモンスター1体を対象として発動できる。
バトルフェイズ終了時まで、相手が受ける戦闘ダメージは半分になり、対象のモンスターの攻撃力は、そのモンスターの持つ「No.」の数値×100になる。
(2):相手エンドフェイズに発動できる。
デッキからカード1枚を選んでデッキの一番上に置く。

同じく10期にやってきた救世主たるギャラクシーリンクその2。
タキオン・ドラゴンの量産型みたいなリンクモンスターで、後半の効果により七皇の剣をトップに持ってくることができる。
そして七皇の剣でネオ・タキオンを出す→コイツと他のモンスターをリリースして三連打を付与→墓地から除外して攻撃力10700のサンレンダァ!という構造になっている。
どちらかと言えばミザエルデッキ専用のサポート。

また、ドロー力が足りなくて七皇の剣がドロー出来ない場合も安心。

  • バリアンズ・カオス・ドロー
通常魔法
(1):自分ドローフェイズに通常のドローをしたこのカードを公開し続ける事で、そのターンのメインフェイズ1に、以下の効果から1つを選択して発動できる。
デッキから「セブンス」通常魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。
この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。
●デッキからモンスターを2体まで効果を無効にして特殊召喚し、そのモンスターを全て含む自分フィールドのモンスターを素材として「No.」Xモンスター1体をX召喚する。

シャイニング・ドローに遅れる事約2年、11期にて遂にOCG化を果たしたバリアンズ・カオス・ドロー。
七皇の剣と同じ条件で発動可能で、デッキに眠る七皇の剣をコピー出来る。
デッキに七皇の剣がないもしくは既に発動済みなら後半の効果で追加でNo.を並べられるので腐りにくい。
地味に七皇の剣と違いメインフェイズ1開始時以外でも使えるので追加でモンスター出しておいて3体以上の素材に要求するNo.を呼ぶ事も可能。


  • リサーガム・エクシーズ
永続罠
(1):自分フィールドのXモンスターの攻撃力は800アップする。
(2):1ターンに1度、手札から魔法カード1枚を捨て、自分フィールドのXモンスター1体を対象として発動できる。
その自分のモンスターと同じ種族でランクが1つ高い「CNo.」モンスターまたは「CX」モンスター1体を、対象のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する。
「RUM」魔法カード以外を捨てて発動した場合、この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに持ち主のEXデッキに戻る。
手札に引いてしまったらどうすればいいのか?に対する答え。
コイツの効果によるカオスエクシーズ・チェンジのコストにしてしまえば解決。
これ自体が「エクシーズ」カードなので「ジェネレーション・フォース」でサーチできるのも追い風である。


  • 七皇昇格(セブンス・アセンション)
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):デッキから以下のカードの内いずれか1枚を選び、手札に加えるかデッキの一番上に置く。
●「七皇昇格」以外の「セブンス」魔法・罠カード
●「バリアンズ」魔法・罠カード
●「RUM」速攻魔法カード
(2):EXデッキから特殊召喚されたモンスターが相手フィールドに存在する場合、墓地のこのカードを除外し、手札から「RUM」魔法カード1枚を墓地へ送って発動できる。
この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。

バリアンズ・カオス・ドローに対応している新たな「セブンス」カード。
コイツの墓地効果を使えば緩い条件で手札の七皇の剣の効果を疑似的に発動可能。
また、前半の効果で七皇の剣をデッキトップに置けるので通常発動も狙える。
七皇の剣使用済みならRUMサーチとして使えるのも大きい。


私が引いたカードはRUM-七皇の剣だ!
これでいつでも項目を追記・修正することができる!


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最終更新:2024年03月07日 08:28