日光線(JR東日本)

登録日:2015/01/25(日) 01:56:21
更新日:2023/10/29 Sun 17:12:39
所要時間:約 3 分で読めます




日光線(にっこうせん)は栃木県の宇都宮駅から、日光駅を結ぶJR東日本の鉄道路線である。
東武日光線については東武日光線を参照。

概要

かつては世界的観光地・日光へのアクセス路線として東京からの直通列車が多数運行され、東武日光線としのぎを削っていた。
しかし、1970年代以降は東武日光線が日光アクセス路線の主役になって、JR日光線は地域輸送路線と化している。
とはいえ、新幹線を含むJR全線に乗車できる「ジャパンレールパス」の関係で、外国人にとってはこちらが日光へのメインルートになっている模様。
JRでは珍しいトンネルがひとつもない路線でもある。
運行系統はほとんどが宇都宮~日光間であるが、ラッシュ時には宇都宮~鹿沼間の区間運用、宇都宮線小金井~日光間の運用がある。

使用車両

車両のドアは1年を通じて半自動扱いとなっている。

現行車両

  • E131系600番台
205系を置き換えおよびワンマン運転用として2022年に登場。
3両編成。先代の205系は日光線と宇都宮線で色が違ったが、面倒になったのか本形式では日光線カラーに統一された。

過去の車両

*1

通常は0番台が使用されたが、代走として高崎の100番台が入ることもあった。
詳しいことは該当記事を参照。
  • 205系600番台
京葉線埼京線で活躍していた0番台を改造したもので、転属する際に霜取りパンタグラフ、半自動ボタン式、ヒーターの増設など寒冷地対策改造を施している。
このうち1編成は観光電車「いろは」に再改造され、2ドア化および車内にはボックスシートが設置された。
緑+オレンジ帯の宇都宮線仕様と茶帯の日光線仕様があり、両者混合で使用されることもあった。
E131系の導入により2022年3月に引退。

臨時列車では修学旅行用として歴代の波動用形式(183系、185系、E257系)や「TRAIN SUITE 四季島」も入線コースとなっている。


駅一覧

自動改札機は宇都宮駅と日光駅に設置されている。

東北新幹線宇都宮線烏山線宇都宮ライトレール線乗り換え。
栃木県最大のターミナル駅。東武宇都宮駅とは若干距離がある。
  • 鶴田
かつては富士重工業の車両工場があり、ここから甲種輸送を行っていた。現在は車両工場が閉鎖され甲種輸送は廃止になった。
栃木県内トップの進学校である県立宇都宮高校の最寄り駅でもある。
  • 鹿沼
上都賀地域の中心都市、かつ宇都宮のベッドタウン。ラッシュ時の宇都宮行きの列車はここからかなり混むのだとか。東武日光線新鹿沼駅とは徒歩30分ほどと結構離れている。
  • 文挟
「ふばさみ」と読む。日光線では唯一の無人駅。たまに職員による特別改札を行うことがある。
  • 下野大沢
宇都宮のベッドタウンその2。
  • 今市
日光市の行政の拠点。かつて旧今市市があった頃はその中心地であった。東武鉄道上今市駅に徒歩連絡可能。
  • 日光
駅舎が豪華な終着駅。当駅から東武鉄道の列車を見ることができ、運がよければ東武鉄道線内で走るJR車両を見ることができる。
多数の特急、快速列車が発着する東武日光駅と比べかなりさびしい雰囲気である。


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最終更新:2023年10月29日 17:12

*1 出典:日本の旅・鉄道見聞録 URL: http://www.uraken.net/rail/alltrain/ec/107c.JPG 日時:2016/01/18