ポケモンコンテスト

登録日:2015/01/24 (土曜日) 19:41:43
更新日:2024/01/15 Mon 20:39:44
所要時間:約 10 分で読めます



画像出展:「ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア」 公式サイト


ポケモンコンテストとは、ポケットモンスターシリーズのサブ要素。
RSEDPtORAS、BDSPに登場する。



◆概要

RSで初登場した要素であり、一言で言うならポケモンを“魅せる”戦い。
「バトルとは違う育成が必要」「バトルでは活躍できなくてもコンテストで輝けるポケモンもいる」…とされる。
バトルと違ってクリアに必須なものではないのであくまでおまけ要素ではあるのだが、トレーナーカードなどのやり込みを満たすには欠かせないものである。
また派生メディアでは話の展開を広げたりキャラを掘り下げることなどに一躍かっている。


○部門

コンテストには部門が設けられている。
かわいさ」「かしこさ」「かっこよさ」「うつくしさ」「たくましさ」の5つ。
どの部門にどのポケモンを出場させても構わない。
かわいさ部門にレックウザを出してもいいし、たくましさ部門にデデンネを出してもいいし、うつくしさ部門にベトベトンを出してもいい。
見た目やイメージに関係なく、5つのパラメータ(コンディション)の基本値はどのポケモンも0から始まるのである。
技にもこの5つのタイプ振り分けがされており、部門と技が一致していれば良い評価を得られる。
逆に、敢えて相性の悪いタイプの技を使って会場の盛り上がりをコントロールする戦術もある。

つまり、大事なのはコンディションをいかに高めるか、技をどう選んで繰り出すかという、トレーナーの腕である。

○ランク

コンテストは全部で4つのランクがある。
RSEとORASでは「ノーマル」「スーパー」「ハイパー」「マスター」
DPtでは「ノーマル」「グレート」「ウルトラ」「マスター」
最初に選べるのはノーマルランクのみで、優勝すると次のランクへ進める。
基本は部門ごとに前のランクを優勝したポケモンのみが次のランクへ進めるが、ORASだと別のポケモンでも次のランクに出られる。
単に一つ優勝を取る、だけならそこそこの腕でも出来るが、次第に強敵ライバル出場者が出てくると攻略が困難になる。


○コンディション

全コンテストの共通事項として、「コンディション」の存在が挙げられる。
これはポケモンの魅力にどれだけ磨きがかかっているかを可視化したようなもので、該当部門のコンディションが最高に達していないとマスターランク優勝は難しい。
該当部門のみならず両隣のコンディションも半分ほど影響するので、できれば3つとも最高にしておきたい。

コンディションを上げるには「ポロック」または「ポフィン」を使う。
これらはきのみをブレンドすることで様々な効果のものが作れるが、良いものを作るにはこれまた腕と知識が必要。
RSEとDPtでは「けづや」という数値があり、これが満タンになるともうポロックやポフィンをあげられないので、なるべく少ない個数で良質のものを作って与えなければいけない。
そこにゲーム性があるのだ。ORAS? 知らないな…


○リボン

コンテストで優勝すると、ランクと部門ごとにリボンが貰える。
後作に連れていってもそのリボンは残る。一匹で全リボン取得を狙った人も多いだろう。


◆各作の特徴

○RSE「ポケモンコンテスト」

ホウエン地方で開かれているコンテスト。
会場はミナモシティ。RSだとシダケ→ハジツゲ→カイナ→ミナモとランクごとに分かれている。
良いポロックを作るのに手間がかかるのも含め、恐らく最も難易度が高い。
ポロックはエメラルドだとブレンド名人で何とかなると思われがちだが、なめらかさ(けづや=投与コスト)はかなり高くなるので乱用は禁物。
というかコスト不問の「最後の1個」を除けば、一般NPCとの4人ブレンドでザロク系を投げたほうが遥かにマシなものが作れたり…。

一次審査と二次審査があり、まず一次審査では見た目の魅力を競う。
コンディションが上手いこといってないと、ここで既に他の出場者と差をつけられてしまい挽回しづらくなる。
各種バンダナを持たせていると効果あり。

二次審査では技によるアピールを行い。通常のバトルの技とでは仕様が大きく異なる。
RSEのコンテストで特徴的なのは「妨害」と「コンボ」。
妨害は他の出場ポケモンを緊張させたり驚かせたりするもので、低評価に繋げたり会場エキサイトの阻止に使われるが、自分がやられるとかなりうざい。
しかもORASと比べるとわりと頻繁に妨害が飛び交う。
コンボは特定の技を繋げて出して高評価を叩き出す。当然ポケモンによって覚えられる技が違う分、コンボの幅もポケモンによって大きく異なる。
かなり種類が多いが、案外バトルで有効な組み合わせがそのままコンボになっていることが多いため、そこそこ発見しやすかったりする。
有名どころでいえば「あまごい+かみなり」
それ以外にも出場した部門でそれに合った技を出せばエキサイトゲージが溜まり、満端になったらポイントを大きく稼げるだけに、ライバルにとられないようにするため、どのタイミングで出すかが重要。

マスターランクで高評価で優勝すると、ミナモ美術館に絵を飾ってもらえ、さらにブロマイドリボンを付けてもらえる(各ポケモンごとに全部門共通で1度のみ)。
また、全部門の絵を飾ってもらうと秘密基地に置ける「ガラスのオブジェ」が貰える。
そして、一度制覇した部門(マスターランク)でもう一度優勝すると「ゴージャスボール」が貰える。

通信コンテストなる友達と遊べるモードもある。ランクを選べないので当然リボンは獲得できないが、絵は描いてもらえる=ブロマイドリボンは獲得できる。
ルビー・サファイアではプレイヤーが4人集まらないとプレイできなかったが、エメラルドのみの通信であれば人数不足でもNPCが補欠として参加してプレイ可能。
そして妨害やら緊張やらで荒れまくるのがお約束


○DPt「スーパーコンテスト」

シンオウ地方で開かれているコンテスト。
会場はヨスガシティ。
ポフィン作りはポロックとはまた違うミニゲームとなっているが、プラチナだとデパ地下で既製品が販売されており幾分か楽になった。
なお、少し大変だがデパ地下ポフィンとバンダナのみで各部門マスターランク優勝も狙える。苦手な味のコンディションを0にして両端のコンディションを上げるのがコツ。

主人公はコンテスト用の衣装(男の子はタキシード、女の子はドレス)に着替えて出場する。
審査は三段階あり、まずビジュアル審査ではコンディションに加え、ポケモンもドレスアップさせてその見た目を競う。
アクセサリーはテーマに合ったものをなるべく沢山つけた方がよい。明らかに妙な見た目になるが気にしない。
ここでも各種バンダナは役に立ってくれる。

続いてダンス審査がある。
これは曲に合わせてポケモンを踊らせるのだが、音ゲーのようにリズムに乗ってタッチをしたり、逆に自分でタッチ箇所を作って他の出場者のリズムを乱すのを狙う。
ランクが上がれば上がるほど難しくなるが、一つでもミスすると結構差が開いてしまう。
プラチナではウルトラ・マスターランクのBGMが変更。佐藤仁美氏作曲で部門ごとに異なる隠れた名曲の数々は必聴。
残念ながら難易度は猛烈に上がった。おのれプリン
特にかわいさ部門には注意。かわいさなど考えていられないくらいテンポが早いため、プレイヤーのたくましさが試される。下手に踊ってfailed食らうくらいならノータッチ推奨。
反対にうつくしさ部門は非常にゆったりしているが、これが逆に難しい。子供向けとは・・・

後に3DSのホームボタンを連打すると他3匹がダンスを失敗してしまうバグが発見された。うまく使えばコンディションが低い部門のマスターランクでも優勝が狙える。


最後に演技審査があり、RSEの二次審査と同じく技によるアピールを行うが、その勝手は大きく異なる。
コンボが無くなったため技の組み合わせは変えなければいけない。
また今作は審査員が三人いて、それぞれ違う審査員にアピールすれば良い評価を得られるのだが、出場者は四人なので必ず誰か一人は被る。
ちなみに「ぜったいれいど」は全員同じ審査員を選ぶことでかなり良い評価を得られるが、ぶっちゃけロマン技である。
審査員のボルテージをどう操作するかがカギとなる。

技のセット例としては
順番が遅いほど高評価、最初にアピールすると高評価、最後にアピールすると高評価となる技を入れ
残りの枠に次ターン評価2倍、ボルテージが低いほど高評価技を入れるとアヤコ以外は大体突破できる。

ちなみに技が1つしかないメタモンとアンノーンは出禁である。

本作にも通信コンテストなる友達と遊べるモードもある。ランクを選べないので当然リボンは獲得できない。
誰も遊ばないのかネット検索してもあまり出てこないが、内容はDP仕様のマスターランクと同等である。
プラチナであってもDPと通信している場合はDP仕様になる。
プラチナ同士でやるとダンスが変わるのかは・・・謎である。友達という高難易度課金アイテムをお持ちの有識者の調査が待たれる。


○ORAS「ポケモンコンテストライブ!」

NEWホウエンではライブと称されたコンテストが開かれている。
会場はシダケ、ハジツゲ、カイナ、ミナモだがランクは関係無く、どの会場もやれることは一緒。
ポロック作りはめちゃくちゃ簡略化され、「けづや」の概念も無くなったのでどのポケモンでも簡単にフルにできてしまう…。バトルハウス連勝でもらえるスターのみを量産しておくとさらに楽。
けっきょく「すごいにじいろポロック」が いちばん らくで すごいんだよね

主人公はコンテスト用の衣装(男の子はライブスーツ、女の子はライブドレス)に着替えて出場する。
まず最初にあるのが、おひろめ(RSEの一次審査に相当)。恒例のコンディションチェックである。
一番良いコンディションのポケモンは目立つ演出で登場する。

次にあるのがアピール審査(RSEの二次審査に相当)。
妨害とコンボが復活しているが、それより何より重要な変更点はメガシンカが使えること
会場エキサイトが頂点になると「ライブアピール」という特殊な演出技が披露されるのだが、メガシンカできるポケモンはここでメガシンカして大きく評価を稼ぐことができる。
逆に言えば、他の出場者の中にメガシンカ使いがいた場合、メガシンカしたそいつに勝つにはこっちもメガシンカ必須となる。
アピールの盛り上がるタイミングを調整し、メガシンカ発動を阻止するのも有効。

優勝ポケモンはポケパルレの仲良し度が上がる。
初出場後には「おきがえピカチュウ」というヌルゲーの極みみたいな便利特典が貰える。
ライブアピールの技名の中にはかなり厨二っぽいものがあったりするので調べてみると面白いかもしれない。
(例:うつくしさ+でんき=「電影のアポカリプス」、かしこさ+いわ=「アンビエントワールド」、かっこよさ+あく=「月明(ゲツメイノチカイ)」など)
漢字モードでプレイしていると、「阿鼻叫喚」「荘厳」と言ったポケモンのストーリーではまず使われない難しい漢字や単語も普通に出てくる。
なおライブアピールの演出はタイプごとに全て同じであり、部門に応じて追加されるエフェクトが異なる(たとえば電気タイプなら充電→放電→落雷のパターンは同じで、着弾時の演出が違う)。

実はこのミニゲーム、最初のおひろめにおける評価が勝敗の大半を左右する。
コンディションMAXで対応するバンダナを持たせておけば、そのコンテストにおける勝ちは8割方確定。あとはアピール審査でハートを落とさないように獲得していけばマスターランクであろうが楽勝となる。何しろ他の参加者、ハイパーランクにおいてもコンディションが絶望的に低いので……。
この仕様のためアンノーンでも簡単にマスターランク優勝できてしまう

ただし、最終盤に出て来るルチア&ミクリは別格。特にこの二人はうつくしさコンテストにおける最大の壁であり、この二人を突破して優勝するのは困難を極める。相当な運ゲーになるので、ライブアピールを絶対に取られないよう、あえて盛り下がる技を選択するのも手。

なおルチアの出たコンテストで優勝するとルカリオナイトが入手できる。

○BDSP「スーパーコンテストショー!」

原作DPと同じくヨスガシティで開催。
今回もビジュアル審査・ダンス審査・技審査の3つの審査が用意され、
ビジュアル・ダンス・技の3要素で判定を行う。
全体的に簡略化されており、実質ダンスと技は同時に行われる。
ポフィン方面では悪名高い毛艶がまさかの復活。
制限のないORASでコンディションを上げてからポケモンバンク→ポケモンhome経由で連れてくると楽。

ただし通信なしでもきのみ4個のブレンドが可能になったので、きのみさえ集めれば優秀なポフィンを作り放題になる。
さらに、ふれあい広場でなつき度の高いポケモンを連れ回せばなめらかさが下がる上に短時間で完成=高レベルになりやすくなり、全MAXのハードルがさらに下がる。

主人公はDPtに引き続きコンテスト用の衣装に着替えるが、今回は男の子は白+青、女の子は白+赤にカラーリングが変わり、デザインもアレンジされている。

優勝という概念も若干変更。コンテスト成功とベストパフォーマーという2種の要素が登場。成功するだけで次のランクに上がれるが、ベストパフォーマーにならないとリボンをもらえない。つまり競い合いというより共同の舞台という趣向なのだろう。

部門は原作と同じく5つ。全部門のマスターランクでベストパフォーマーになるとブリリアント部門またはシャイニング部門が解禁。そして、こちらもノーマルからマスターまである。非常にめんどくさい
マスターランクでベストパフォーマーになるとトゥインクルスターリボンがもらえる。今作から登場した完全新規のリボンである。

ビジュアル審査ではコンディションとボールシールで審査を行う。アクセサリーが廃止されたため、トバリシティのマッサージに通う必要はなくなった。

ダンス審査は音ゲー。自分で振り付けを決め相手を失敗させるDPtと異なり、今作では純粋な音ゲーで体感的には太鼓の達人に近い。

技審査はダンス審査中に行われる。事前に選んだ技を1回だけ使用する。相手とタイミングを合わせると高評価。この仕様のためアンノーンやメタモンも参加できる。




◆アニメにおけるコンテスト

アニメでもAGシリーズにてコンテストが初登場。
以後DPシリーズまで物語のメイン要素の一角を担った。
だがアニメは大きな動きが必要な分、ゲームとは見せ方が異なっている。

アニメではコンテスト出場者のことを「ポケモンコーディネーター」という。
チャレンジャーは主人公のサトシではなくヒロインが務め、それぞれトップコーディネーターを目指す。
AGシリーズとDPシリーズのヒロインはゲームの女主人公をモデルにしている反面、ジム戦やリーグはサトシが行うため、別の目標を持たせる必要があったと思われる。
それもあってか、アニメのコンテストは開催システムがジム戦とリーグに似ている。


○開催地方

ホウエンとシンオウの他、アニメ版ではカントー地方ジョウト地方でも行われている。
イッシュ地方以降の舞台で行われている様子は無いが、カロス地方ではトライポカロンというポケモンコンテスト一次審査を発展したような別大会が存在する。


○開催システム

地方によっては一部大会など審査が異なるのもあるが、基本ルールは共通。
まず、地方の様々な町で大会が開かれる(コトブキシティで開かれたものならコトブキ大会)。
そこで優勝すると、その証としてコンテストリボンが貰える(コトブキ大会のリボンならコトブキリボン)。
各地を回ってリボンを5つ集めると、地方最高レベルの大会「グランドフェスティバル」への出場資格を得る。
開催日程ごとに会場は移動しており、この期間内に出場に必要なリボンを集めなければならない。
グランドフェスティバルで優勝すれば、その地方のトップコーディネーターに名を連ねることができる。
たまに祭りの一環として非公式or半公式の大会が開かれることもある。
サトシも何回か参加したことがあり毎回ノリノリかつ高評価なのだが、実は「熱くなりすぎる」という理由で若干苦手意識があったり。


○コンテストの流れ

一次審査と二次審査に分けて行われ、一次審査で勝ち抜いた者だけが二次審査に出られるようになっている。
一次審査はアピールステージで、ゲームのRSEでいう二次審査、DPtでいう演技審査に当たる。ポケモンの技を駆使して、いかに観客を魅了することができるかを競う。
ただ派手に技を見せればいいわけではなく、いかにポケモンとコーディネーターとのコンビネーションが合っているかも審査のポイントとなる。
ゲームでは再現できないコンボや、複数の技を意外な組み合わせで上手く使うなど…演出スタッフの技量が問われる場面でもある。
ちなみにゲームDPtのボールシールはアニメだとここで使える。他のアピール用道具を持ち込むのもOK。
またアニメ限定で、ポケモン二体によるダブルパフォーマンスができる大会もある。これは難易度が高く、違うタイプのポケモン達が織りなすステージをどう披露するか、コーディネーターの腕の見せ所。

二次審査はアニメ独自のもので、その名もコンテストバトルという。
コーディネーター同士でポケモンバトルをするのだが、普通にバトルするのではダメで、制限時間内にいかにポケモンを魅せながら戦うかで勝負が決まる。
上手くアピールを決めるほど相手を減点できる。ダメージを受けたり技を失敗すると、魅力を損なったとして減点される。
最終的にポイントが多く残っていた方が勝ち。なお、瀕死(バトルオフ)になるとその場でポイントが全部無くなり敗北する。
…ただ強いだけのポケモンでバトルオフ狙いで勝ち抜くことも不可能ではないだろうが、たぶんコーディネーターとして社会的に死ぬ。それをやるぐらいなら素直にリーグを目指した方がいい。
実際サトシも上記が理由で出場したコンテストでは二次審査で落ちている。・
なお、グランドフェスティバルの二次審査は必ずダブルバトルで行われる。

例えるならば、競技性そのものを重視する格闘技に対し、エンタメ性が重視されるプロレスといったところだろうか。

新無印でもポケモンコンテストが登場したが、これまでのシステムと大きく変わり、コンテストバトルは行われず、従来の一次審査同様アピールステージのみとなっているほか、各コーディネーターごとにランク分けされていたりと、ゲームに近い要素となっている。

○その他

発祥地はRSで初登場したことにあわせてかホウエンとなっている。
司会のお姉さんは地方ごとに違うがどれも似た顔をしている。内二人は姉妹らしい。
審査員は三人いてその内二人は毎回同じ人物(コンテスト事務局長のコンテスタ&ポケモンだいすきクラブのスキゾー)。残りの一人は開催地のジョーイさん。なのでパッと見は変わり映えのしないメンツ。大きな大会などになると特別審査員が呼ばれる場合もある。
開催地によってはローカルルールが存在する場合もある。例としてホウエン地方では一次審査で審査員による点数が表示されるなど。
シンオウではゲームのとおりコーディネーターがドレスアップする。単なる流行りらしいが最早ドレスコードとも呼べるほど定着した文化で、ミクリカップではサトシもドレスアップした。
ポケモンコーディネーターという職業はアニメ由来のものだが、ゲームのDPtでもヨスガにいる幼女が「大きくなったらポケモンコーディネーターになる」と話している。


◆コンテストに縁の深いキャラ達

ミクリ
水を愛するアーティスト。
コンテスト初出作品のRSEのキャラにして、美しさにこだわりがあるとなれば当然コンテストとの関連を匂わせる。
RSEでは特に何も言及されなかったが、ORASでは後述のルチアの叔父であることが明かされ、条件を満たすとマスターランクに度々登場する。使用ポケモンはミロカロス
アニメでは元ジムリーダー兼元チャンピオン兼コンテストマスターとして登場し、自分の名を冠したミクリカップなる大会を各地で不定期に開いている。
ポケスペではルビーの師匠。


ナナミ
初代&FRLGのライバル(グリーン)の姉。
FRLGのボイスチェッカーに記録される噂にて、コンテストで総合優勝していることが分かる。
ポケスペでは昔カガリとコンテストに出場した経験があった。


ミカン
鉄壁ガードの女の子。
DPtにおいてマスターランクに度々登場する。使用ポケモンはハガネールのネール。
コンディションが全てフルになっているようなので、こちらもフルにしていないとビジュアル審査でいきなり持っていかれやすい。
HGSSではアカネに「もっと派手に!」と言われたのを気にして、そこからコンテストへの関心を見せた様子が描かれている。
DPtでは金銀クリスタルと同じ服装だったが、BDSPでは長袖のドレス姿でコンテストに出場する。
アニメでもケンゴとコンテストバトルしていた。


メリッサ
魅惑のソウルフルダンサー。
自称コンテストで凄く強い人。DPtでマスターランクに度々登場する。使用ポケモンはフワライドのばるん。
こちらもコンディションはフルな模様。ただ、ミカンと比べると若干弱い。
アニメでもトップコーディネーターとして登場し、シンオウグランドフェスティバルでは審査員も務めた。


○アヤコ
DPt主人公の母親。
退屈でヨスガに遊びに来ていたと言って主人公に衣装をくれる。実はコンテストでは名が知れているらしい。
マスターランクに度々登場する。使用ポケモンはガルーラのガルちゃん。
昔やってたとかいうレベルじゃないくらい強い。半端な育成でマスター挑んでアヤコに遭遇したらまず勝ち目は無い。
BDSPでは彼女も普段着からコンテスト用の衣装に着替えて出場する。
アニメではヒカリの母親にして目標。かつては各地の大会で優勝をかっさらうトップコーディネーターだった。
引退した現在でも講座を開いたり特別審査員を務めたりしている。
こちらでのパートナーはニャルマーブラッキー


ルチア
ORASに登場するコンテストアイドル。ミクリの姪。謎のポージングと自動キャッチコピー作成能力が特徴的だが本人は非常に良い娘。
コンテストの魅力を皆に知ってもらい、参加者をもっと増やしたくてアイドルをしている。
主人公がコンテストスターになるかもしれないと考えてスカウトし、以降ずっと応援してくれる。衣装も彼女から貰える。
ミクリからコンテストを教わったが、才能は彼を超えているらしい。
使用ポケモンはチルタリス(♂)のチルル(メガシンカ有)。条件を満たすとマスターランクに登場する。ライブアピールを取られると優勝を逃すので全力で阻止するべし。


○カズラ
ORASに登場する男性でルチアの同期。
グラはモブトレ「おぼっちゃま」のものだが、自称ルチアのライバルでやたらと主人公に噛みついてくるためなんかキャラが濃い。
スーパー~マスターランクのいずれか(たくましさ部門以外)に登場する。使用ポケモンはゴーリキー(♀)のゴルコ。
勘違い系キャラのような印象を受けるが、コンテストに対する思いは純粋かつ真剣であり、実は結構いいヤツ。
実はワンリキー時代に捨てられていたゴルコを拾った過去があったり、ゴルコは女の子だからたくましさコンテストに出せないと言ったり、ポケモンへの愛も本物。
全部門のマスターランクを制覇した後でルチアに勝つと、彼がルカリオナイトをくれる。

○コンステタさん
アニメに登場。ポケモンコンテストの事務局長。
コーディネーターの演技に厳しく審査しつつも、紳士的な性格。

○スキゾーさん
アニメに登場。ポケモン大好きクラブの会長。
「好きですねぇ」が口癖で基本これしか言わないが、演技がイマイチだと濁ったような口調になり、不正時には「好きじゃないですねぇ」と言うこともある。

○ジョーイさん
前述のとおりアニメでは審査員を担当。
ゲームでもメディという名のポケセン職員がDPのマスターランクに度々登場する。使用ポケモンはラッキー。


ハルカ(アニメ)
アニメAGシリーズのヒロイン。
当初は特に目標のない駆け出しの新人トレーナーだったが、旅の途中でメグミというコーディネーターの演技を見たことで、コンテストへの道を決める。
アニメレギュラーの中では初めてコンテストに挑んだ人物。シリーズが終わる頃には「ホウエンの舞姫」と呼ばれる名コーディネーターに成長した。
最終的な公式戦績はカントーグランドフェスティバルベスト4。
後にDPシリーズにもゲストで登場し、ヒカリと親交を深めた。
ミクリカップではアラビアの踊り子風の衣装で参加していた。


ヒカリ(アニメ)
アニメDPシリーズのヒロイン兼もう一人の主人公。
こちらは母親がトップコーディネーターであるため、最初からコンテストを極める夢を持って旅に出た。
途中でスランプに陥って鬱期に入ったりもしたが、次第に克服。
最終的な公式戦績はシンオウグランドフェスティバル準優勝。
後にBWシリーズで短期間登場した際、イッシュ名物ポケモンミュージカルを見てきたと言っていた。
演技する時は基本的にゲーム版のデザインを元にしたピンクのドレスを着用する。


マリナ(アニメ)
アニメ特別編『ライコウ雷の伝説』のヒロイン。
当時はアイドルを目指していたが、DPシリーズで写真やビデオで登場した際はコーディネーターに転向していた。
しかもコンテスト公式HPで模範演技を務めるほどのトップコーディネーターとなっている。


ムサシ(アニメ)
お馴染みロケット団の一人。
自称女優だからか、AGシリーズ、DPシリーズ共に変装してコンテストに出場している。
実は少女時代にトップコーディネーターを目指していた恋人と別れるというほろ苦い過去も(本人も一時期コーディネーター志望だったらしい)。
演技の方向性としては完全に変化球で、そのユニークさがウケて意外といいところまでいく。たまにやりすぎてドン引きされるのはご愛嬌。
ただし使用ポケモンはコジロウなど他のトレーナーから度々借りたりする(これ自体は不正には該当しない)。
AG編はいわゆるお邪魔枠だったが、DP編では強ライバルのいない小さな大会ながら実力で優勝するなど頭角を現していった。


アダン(アニメ)
ルネシティの現ジムリーダー。
元トップコーディネーターで、グランドフェスティバルで優勝したこともある。
サトシも彼の演技からヒントを貰って自分のバトルに活かしている。
ゲームではミクリの師匠であるが、アニメでは彼との関係は特に明言されていない。

セレナ
XY編のヒロイン。
ポケモンパフォーマーとしての勉強でコンテストに挑戦中。
新無印ではマスタークラスまで進んでおり、ルチアに並ぶほど人気がある。

○ハルカのライバルたち(アニメ)
ロゼリア使いのシュウ、ノクタス使いのハーリーはシリーズ通してメインライバルとして描かれた。
シュウは当初は初心者のハルカに挑発的な態度をとることもあったが、次第に互いに切磋琢磨する仲になっていった。
ハーリーは割と理不尽な理由でハルカを恨んでいたが、なんだかんだ仲は悪くない様子。

他、ミロカロス使いのロバート、ラプラス使いのサオリなど。
それ以外にもゲストで何人も強敵コーディネーターが登場した。


○ヒカリのライバルたち(アニメ)
メインライバルのノゾミはヒカリの同性ライバルだが、演技時に男装するなど中性的でさっぱりしている。
ヒカリとのやり取りがちょっと百合っぽい気もするが気にしない。
親友兼ライバルといった間柄で、ヒカリがスランプに陥った時は厳しい言葉を交えながらも励ました。

他、ヒカリの幼馴染みのケンゴや、リーグと二束草鞋でサトシのサブライバルも兼ねているナオシ、ツンデレ嫌味系のウララなど。


ルビー(ポケットモンスターSPECIAL)
第4章第13章の主人公の一人。
コンテスト担当の男主人公という、アニメとは逆の方向性を取って大きな印象を残したが、バトルも相当強いのでぶっちゃけ万能キャラ。
ポケモンのブラッシングやポロック作り、ポケモン用衣装や小道具の作成が好き。ポケモンの魅力や成長過程をビデオで記録することも欠かさない。
特に美しいものが大好きで、ミロカロスのMIMIへの愛は相当なもの。
しかし4章から5年経過した13章の冒頭では、「コンテスト出場はこれで最後」という謎めいた宣言をしており…?


カガリ(ポケットモンスターSPECIAL)
マグマ団の女幹部。
ポケスペでの彼女はクール系のワルだが、実は昔ナナミと共にコンテストに出場していた過去がある。
その影響できのみに詳しい。
4章ラストでもう一度コンテストへの道を選んだ。


追記・修正はガラスのオブジェを貰ってからお願いします

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最終更新:2024年01月15日 20:39
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