精神の魔人アニムス

登録日:2015/01/18 Sun 15:04:59
更新日:2021/01/11 Mon 17:02:34
所要時間:約 30 分で読めます





私、クマちゃんがいるから
全然さびしくなんかないよ!





滅びが始まった……。
もう誰も止められない……。



Z/Xに登場するゼクスの1体。


【目次】
+ 開く



◎キャラクターとしてのアニムス


CV.加隈亜衣


黒の世界のディアボロス。
ストーリーでの絡みはソトゥミサ放送局のゲスト回が初出だが、名前自体はそれ以前の回やソトゥ子のツイッターでも出ている。

自称・永遠の13歳*1
実際は10歳と間違われるほど小柄。平成25年度の10歳女子の平均身長が140cmなのでおそらくそのくらい。
胸も「お察し」らしいがイラストによっては微妙に成長してるように見えなくもない。

性格面も子供っぽく、子供扱いされると機嫌を損ねる。
その際の言動も「ぷんすか!」「つーん」など、節々に幼げな印象を受ける。
また、意外と食いしん坊。


仮面の材質は宝石で、属性は色欲。
固有の能力として『精神の魔人』の二つ名の通り、他者の精神、心の声を聞くことができる。
ただしこれは自身で制御できず、聞きたくなくても聞こえてしまう。

この能力と後述の性質を疎まれたために人のいない辺境のお屋敷に隔離され、家族と呼ぶ自作したり拾ったりした13体のぬいぐるみと共に生活している。
ちなみにこのお屋敷、アニムスが生活している部屋以外に体育館並に広い部屋があるなど事実上の幽閉施設にしては妙に豪華な造りになっている。


人間だったころはぬいぐるみ職人の娘で、父親に習って作ったクマちゃん、ウサちゃん、ネコちゃんの3体がお気に入り。
特にクマちゃんはどんなにボロボロになっても修繕してずっと一緒にいる仲で、能力が暴走して寂しさカウントがリセットしても最初からいる。

ぬいぐるみたちは黒の世界の幽鬼、簡単に言えば浮遊霊が憑依していて自律行動が可能。
稀にまだ生きている存在の生霊が入り込むことがあり、器を求める幽鬼と違い元の身体に戻りたいと願ってもアニムスの許可がないと戻れない。

なおお気に入り3体に冥府への水先案内人アントラーさんの固定4体と残りの9体以外によく黒ヤギのぬいぐるみが紛れ込んでいるが、このぬいぐるみだけはアニムスの家族ではない。
実はプレデターに食べられて死んだ父親の霊魂がぬいぐるみに憑依して娘を見守っているというのが真相。友人や仲間といえる存在が少しずつ増えていることに安堵しているが、当面成仏する気はない模様。


良かったなアニムス。もう独りじゃないな。
……だからって逝かないぞ? 親馬鹿で悪いな!


普段は自室で彼ら家族とおままごとをしたりお菓子を食べたりして過ごしているが、本心では「ほんとの家族が欲しい」と思っているように他者とのふれあいに飢えている。
ただし人付き合いの経験が浅く、ちょっとしたことで癇癪を起すため相手にすると非常に面倒くさい。
そして面倒くさいと思われたことを読み取ってしまい、傷ついてまた不機嫌になり……と負のスパイラルに陥る。
能力を疎まれ隔離されたり、逆に利用しようとして近づいてきたのを読み取ったりで人間不信気味というのも厄介さに拍車をかけている。


アニムスが寂しくなるとそれを慰めるようにぬいぐるみが出現し、13体全員が揃うとアニムスの寂しさがピークに達したことを意味する。
その瞬間、クマちゃんが普段は自分が装着している仮面をアニムスに被せたのを起点に裏の人格が表出し、やぶれかぶれになって周囲一帯のものを滅ぼし尽くしてしまう。
たとえアニムス自身が裏人格になりたくないと拒絶しても、このクマちゃんの行動とアニムスの変貌は止められない。


もう……誰にも……止められない。
こんなにさみしい思いをするくらいなら、
みんなみんな、みんなみんな、いなくなればいい……。


ただし暴れるのは周りのぬいぐるみでありアニムス自身の耐久力は見た目通り。
なのでアニムスを気絶させたり行動不能にすることで未然に防ぐことは可能。
また、爆発の威力もその時のぬいぐるみの数に比例し、1体でも欠けると大幅に威力が落ちる。

寂しい判定の具体的な地雷は子供扱いする、羨ましいと思わせる、面倒だと認識する、ぬいぐるみを侮辱する、夜にトイレに行こうとして怖がるなどなど多岐にわたる。
さらには『楽しい時間が終わってしまう』という真っ当で純粋な寂寥ですらアウト判定に引っかかる。

本人に悪気がなく、ただ感情の制御が出来ないだけというのも最高に手に負えない。

また、わざわざ12体のリーチをかけた状態で登場したり、手刀による気絶対策に厚さ10mmのチタン製首輪を装着してきたり、お約束というか故意犯的な面もある。

アニムスちゃん面倒かわいい。


物販で販売されたベッドシーツに付属のシチュエーションドラマCDは『恋人(=聞き手)と一日デートを楽しむ』という内容になっている。
人気のラーメン屋(二郎系)に興味を持って突撃したり、お嫁さん姿の想像に慌てふためくなどひたすらいちゃいちゃの甘い展開を楽しめる。


その後、名古屋観光に訪れたことで本格的に本編に参加。

ちょうど《(ディンギル)》との最終決戦に臨んでいた大和と邂逅し、キラーマシーンの大群を相手に共闘。
家族を6人も失う大決戦となり、普段なら自然に幽鬼が宿るのを待つのを能動的に儀式で定着させようとしたところ、『素直でカッコいい魂』を希望したケンタウロスさんのぬいぐるみにヨグ・ソティスの精神攻撃からイリューダを庇い幽体離脱したガルマータの魂が宿ってしまう。

その後も感情爆発を受け流した大和とクレプスに関心を持ち、行動を共にしたことでガルマータと縁のある綾瀬と接触。
ミサキの元へ戻るため、綾瀬に協力を求めるガルマータの思念を通訳した。

ちなみにこの時、大和にしょうもないダジャレのネタにされた。

飛鳥「その娘は?」
大和「娘のアニムスだ」
飛鳥「は?」
大和「兄の娘だけになッ!」
大和にパパ活疑惑が浮上しないかが心配される。

うららによる幻夢郷への招待にも同行し、ガルマータは綾瀬に預けゆたかたちと水遊びしたり大和を誘って王城の探検を楽しんでいる。


肉体改造を行うディアボロスらしく、悪魔的な二対の翼や先端がハート型の尻尾、頭部右側に角などを持っている。翼と角は仮面を被った時に生えてきたらしい。
これらの装飾は特に機能があるわけではなくただのファッションで、翼の先端がトランプのスートなのもトランプをモチーフにした物語*2が好きだからという理由である。
飛行機能自体は備わっていて、ちょっと頑張れば人間一人抱えて飛ぶことも可能。

また、ディアボロスは仮面を被ると魂が複製され、元々の魂は複製の生贄になることで寿命として還元される仕組みになっているのだが、アニムスの場合は仮面を被った際に仮面側の人格を認識して以降、本来の人格はそのまま二重人格化している。
この二重人格が精神の仮面が持つの性質なのか、特例で本来の魂が残っているのかは不明。


アプリ『Code Overboost』では配信当初から実装。初期レアリティはUR。
また、イベント限定の[サンタ]バージョンも存在。こちらも初期レアリティはUR。

主人公である『先生』のことは、自分の能力を怖がらないということもあって非常に懐いている。
ただし子供扱いしたり放置して寂しがらせると癇癪を起こすのは相変わらず。

地味にリゲルと同じコスプレ手芸部に所属している。

本編でも知り合いなソトゥ子ことソリトゥスの他、意外なことに紆余曲折あって八宝美神の創設者マスティハとも友人。
どちらも面倒くさいクセの強い性格だが、ライバルであるローリエやペクティリス以外の八宝美神が実装されずぼっちのマスティハにとってはほぼ唯一の友人のため、若干依存されてる。
というより心が読めるアニムスはマスティハのような素直じゃないツンデレに対してはわりと優位に立てるので、この関係性もある意味当然というべきか。


オーバーブースト技は『もふもふキングダム』(通常)と『私のキモチ、うけとって!』(サンタ)。
通常はTPを回復させることで放つ高威力の単体攻撃とスキルによる全体攻撃で戦う後衛アタッカーで、サンタは注意を引き付けつつ反撃や吸収で攪乱する前衛タンク。


ちなみに覚醒イラストは通常が「アニムスと愉快な仲間たち」(Z/XR版)でサンタが「原罪の覚醒アニムス」のもの。



◎カードとしてのアニムス

B03-102 精神の魔人アニムス(せいしんのまじんあにむす)
コスト7
ディアボロス
[自]このカードが登場した時、あなたのトラッシュにコスト7以上のゼクスが13枚以上あるならば、「精神の魔人アニムス」以外のあなたのトラッシュにあるコスト7以下のゼクスを3枚まで選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。
パワー10000
にもし/工画堂スタジオ
※2015.7.16エラッタ適用


第三弾『五帝竜降臨』に収録。
1カートン=12箱に1枚ずつ封入されているZ/XR(ゼクスレア)という最上級レアカードの1枚。
ポイント交換はシステム自体が終了したが、それ以外でもたびたび再録されているので入手自体は現在ではわりと容易。


コスト7、パワー10000と可愛らしい見た目に反して高いパワーを有しているが、おそらく大半は上述の通りぬいぐるみの力だと思われる。


能力は、登場時にトラッシュにコスト7以上のゼクスが13枚あると、コスト7以下を3枚までリアニメイトできる。
ややこしいがカウント対象が7以上、蘇生対象が7以下である。

Z/XRは総じて専用構築が必要なほどピーキーな能力を持っているが、アニムスはその中では達成しやすい部類に入る。
というのも、アニムス自身の色がトラッシュの利用に最も長けた黒であるため、カードプールが増えればそれだけ蘇生対象も墓地肥やしも増え、結果として専用のサポートを与えられなくとも自動的に使い勝手のいいパーツが貰えるのである。


能力を達成できれば切り札級のゼクスを一度に3体も出すことができ、状況にもよるが勝敗を決することも少なくない。


当初はアニムスでアニムスを釣り上げ、条件が揃っていれば連鎖させることもできた。
しかし、『複数の効果が同時に誘発した場合、ターンプレイヤーが好きな順に処理する』『その際誘発したカードの処理時点での有無に関係なく効果はスタックされる』というZ/Xのルール上、複数効果の同時誘発が日常茶飯事なアニムスは処理が一層複雑化する。
また、カードプールの増加に伴いアニムスの効果を達成する難易度が下がり、カード開発においてアニムスを意識せざるを得ない状況になったため、アニムス自身を出せないようエラッタがかかることになった。


それほど強力な効果だがその分代償は大きい。

Z/Xはルール上、デッキはきっちり50枚で元からIG(イグニッション)アイコンを持つカードもちょうど20枚入れなければならない。
IGアイコンを持つカードはコスト2~3のゼクスとコスト1~5のイベントであるため、アニムスの能力達成には一切関わらない。

そのため残りの30枚の枠にコスト7以上のカードを最低限20枚程度入れる必要があり、必然的に所謂マナカーブが異常なデッキになる。

Z/Xプレイヤー以外でもMtGやデュエル・マスターズなどマナコスト系TCGの知識があれば、その常識はずれぶりは理解できるだろう。
簡単に言えば、重いカードばかり手札に来て何もできずに試合開始5分で負け、ということも最悪ありうる。


また、並べるという都合上スクエアが空いていないと真価を発揮できない。
アニムスの条件が揃い始めたら相手は死にもの狂いで盤面を埋めにかかるので、いかにそれをはぎ取るかが腕の見せ所。


加えて出せるのはノーマルスクエアのみなので、相手カードの効果を受けにくいプレイヤースクエアにシステムゼクスを蘇生させることは残念ながらできない。
自身もコスト7級の標準であるパワー10500に僅かに届かないため、素殴りは若干弱い。


デッキ切れによるリロードもトラッシュがリセットされるので天敵。ペナルティのライフ減少で負けることもありうるので、ライフは最低2は残しつつ、デッキが切れないよう調整するマネジメント能力も要求される。

加えて「発掘職人マトック」を皮切りに除外能力を持つゼクスが増えた現在では、全盛期ほどの力を発揮することが難しくなってきている。


しかし、16弾からエクストラデッキにあたるデュナミスゾーンが新設され、
  • イグニッションで登場したゼクスを生贄にディンギルを出して「マインドデザイア」を構える。
  • リソースが5、6の時に手札にコスト7以上しかなくともデュナミスからコスト5のウェイカーを出す。
といった新たな動きが可能になり、戦術の幅が広がったという意味では追い風にある。



◆相性のいいカード


1.トラッシュを肥やすカード


アニムスはその性質上トラッシュに7コスト以上のカードを落とす必要性があるため、墓地肥やしをいかに素早く行えるかが重要になってくる。

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B05-098 美味しい贈り物(おいしいおくりもの)
コスト4
イベント
[☆]あなたのデッキの上から3枚見て、その中にあるカードを1枚選び、リソースにスリープで置く。その後、残りのカードをトラッシュに置く。
A=g

トラッシュ肥やしとリソブを同時に行える。コスト7を3枚引いても泣くな。
「マインドデザイア」とはお好みで。


B03-077 滅獄竜デスティニーベイン(めつごくりゅうですてぃにーべいん)
コスト7
クルーエルドラゴン
[起]【有効】スクエア【コスト】あなたの手札にあるカードを1枚トラッシュに置く。【効果】ノーマルスクエアにあるコスト3以下のゼクスを好きな枚数選び、破壊する。
[*]ドラゴンLv3[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが攻撃によって相手のゼクスを破壊する。【効果】あなたのトラッシュにあるコスト3以下のゼクスを1枚選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させてよい。
パワー9500
イトウヨウイチ/工画堂スタジオ

B13-037 オリジナルⅩⅢ Type.Ⅷ"Lw19Ve"(おりじなるさーてぃーんたいぷえいとえるだぶりゅーないんてぃーんぶいいー)
コスト7
バトルドレス
[起]<手札にあるカードを1枚トラッシュに置く。>ノーマルスクエアにある相手のコスト3以下のゼクスを好きな枚数選び、手札に戻す。
パワー10500
吉岡英嗣

E6-008 心が弾む音ルートヴィヒ(こころがはずむおとるーとう゛ぃひ)
コスト7
マーメイド
[自]アルターフォース
[起]<手札にあるカードを1枚トラッシュに置く>。このカードのフォースがカード名に「ルートヴィヒ」を含むカードの場合、◎のスクエアにあるすべての相手のゼクスをデッキに戻し、シャッフルする。
パワー10500
まさる.jp/工画堂スタジオ
※◎は敵軍エリアの左右と中央エリアの左右

手札のコスト7以上をトラッシュに置き、同時に除去ができる優秀なカード群。
これら3枚は回数に制限がないため、空撃ちであっても好きなだけ捨てることが可能という点でアニムスと非常に相性がいい。


デスティニーべインはアニムスと同弾・同色かつ自分のゼクスを破壊しイグニッションの弾に出来る相性の良さがあり、リビルド能力によって展開した3コストのゼクスでレベル上げ、攻撃、その後ベイン自身で破壊しチャージを増やすという動きが可能になった。

Type.Ⅷはベインよりもパワーラインが高く、バウンスによって展開するためのチャージアドを与えない利点がある。

ルートヴィヒはアニムスで登場させる相手PSの両脇を強制的にこじ開けることが出来る。選んでいないため絶界も無効。またパワーも高い。


E04-011 風海警部補(かざみけいぶほ)
コスト2 IG
風海純也
[常]ヴォイドブリンガー(このカードがライフから登場する際、あなたのライフが相手のライフ以下ならば、スクエアにあるゼクスを1枚選び、トラッシュに置いてよい。)
[自]このカードが登場した時、カードを2枚引き、あなたの手札にあるカードを2枚選び、トラッシュに置く。
パワー2500
菅原健


E12-009 体育の時間 青山澄香(たいいくのじかんあおやますみか)
コスト2 IG
E☆2
[常]ヴォイドブリンガー(このカードがライフから登場する際、あなたのライフが相手のライフ以下ならば、スクエアにあるゼクスを1枚選び、トラッシュに置いてよい。)
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】カードを2枚引く。あなたの手札にある[E☆2]を1枚選び、トラッシュに置いてよい。置かなかったならば、あなたの手札にあるカードを2枚選び、トラッシュに置く。
パワー3000
珈琲貴族

C12-018 ι-C193Oph1622A(いおたしーわんないんすりーおーぴーえいちわんしっくすつーつーえー)
コスト4
バトルドレス
[※]ゼロオプティマ2(あなたのリソースにIGアイコンを持つカードが2枚以上ある場合、以下の能力が有効になる。)[自]このカードが登場した時、カードを2枚引き、あなたの手札にあるカードを2枚選び、トラッシュに置く。
パワー6000
ヨシモト

手札枚数を減らすことなく手札の整理とトラッシュ肥やしが出来る。
風海警部補はVBのため無理なく入れられ、青山さんは[E☆2]1枚か好きなカード2枚かを選択できかつパワーが標準なため実質上位互換。

イオタはアニムスの特性上ゼロオプティマとの相性が抜群に良い。
ただしどれもドローが強制効果であるためデッキの枚数には注意。


B17-102 氾濫の『命慟』ティアマト(はんらんの『めいどう』てぃあまと)
コスト7
ディンギル/ティアマト
降臨条件:青のゼクス1枚と赤のゼクス1枚
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードがデュナミスから登場する。【効果】あなたのチャージにあるカードを2枚選び、トラッシュに置いてよい。2枚置いたならば、ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選びデッキに戻し、シャッフルし、あなたの手札にあるカードを2枚選び、トラッシュに置き、カードを3枚引く。
パワー9500
Bou

青と赤の混色上位ディンギル。
相手に極力アドバンテージを与えずスクエアを空ける青のデッキバウンスと、赤の捨てて引く手札調整能力がアニムスを補佐する上で非常に噛み合いがいい。
赤の効果は普通に使っても増えるが手札が2枚未満でも必ず3枚引けるため、トラッシュを肥やすだけでなくかつかつになった手札を増やすドローソースとしても有効。

唯一残念なのが黒の混色ではないこと。そのためタッチ程度にでも三色構築にする必要が出てくる。


B20-068 目覚めの魔王子アレルイア(めざめのまおうじあれるいあ)
コスト4
ディアボロス
[起]【有効】スクエア【コスト】あなたの手札にあるカードを2枚トラッシュに置く。【効果】あなたのリソースにカードが7枚以上あり、その中に[ディアボロス]が5枚以上ある場合、あなたのトラッシュにあるコスト5以上の[ディアボロス]を1枚選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。この能力はあなたのターンにしかプレイできない。ターン終了時まで、あなたはカード名が「目覚めの魔王子アレルイア」の能力をプレイできなくなる。
パワー5500
椋本夏夜

[ディアボロス]染めにこそなるものの、最高レベルのアニムスサポートカード。
条件さえ揃っていればアニムスをトラッシュからリアニメイトすることが可能。そのため手札に温存しておく必要性がなくなる。
そのためのコストも手札を2枚捨てるとアニムスにとってメリットしかなく、またアニムスに限らず大型ディアボロスを出すことで手数が増える。

ただし手札の消費がより激しくなることと、本体のパワーがやや非力であること。そしてこちらのリアニメイトもノーマルスクエアにしか出せないことが欠点である。
PSに壁を張りたい場合は自身がコスト4であることを利用して各種黒入りディンギルの生贄にするのがいいだろう。



B21-064 虚無の亡霊レイス(きょむのぼうれいれいす)
コスト3 IG
ノスフェラトゥ
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのデュナミスにある[ウェイカー]を1舞選び、表向きにしてよい。
[*]ウェイカーLv2(あなたのデュナミスに表向きの[ウェイカー]が2枚以上あると有効。)[自]【有効】スクエア【誘発】あなたのターンのターン終了時。【効果】あなたのデッキの上から2枚のカードをトラッシュに置いてよい。
パワー4500
椋本夏夜

ウェイカーアッパーとIGアイコンを持つノスフェラトゥ。
Lv条件を満たし生き残っているだけでデッキを直接トラッシュに落とせるため、イグニッションや軽量蘇生で出せることもあって非常に有能な墓地肥やし要員。
[ノスフェラトゥ]のため、「闇に溶ける白骨スケルタルニンジャ」の自動能力を誘発させ追加でデッキを削ることも可能。



B26-041 墓城の道化プーニーレ(ぼじょうのどうけぷーにーれ)
コスト3 IG
ノスフェラトゥ
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのデュナミスにある[ウェイカー]を1枚選び、表向きにしてよい。表向きにしたならば、あなたのデッキの1番上のカードをトラッシュに置く。置いたカードがカード名に「墓城」を含むカードならば、ノーマルスクエアにある相手のコスト4以下のゼクスを1枚選び、破壊してよい。
パワー4500
和田昌典

B30-044 墓城七姫 四の姫サリア(ぼじょうななひめよんのひめさりあ)
コスト3 IG
ノスフェラトゥ
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのデュナミスにある[ウェイカー]を1枚選び、表向きにしてよい。表向きにしたならば、あなたのデッキの1番上のカードをトラッシュに置く。
[起]【有効】トラッシュ【コスト】黒1【効果】あなたのトラッシュにカードが13枚以上あり、スクエアにあなたの「墓城七姫 四の姫サリア」がない場合、このカードをリブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。この能力はあなたのターンにしかプレイできない。
パワー4500
アカバネ

トラッシュを利用するのに長けた名称カテゴリー「墓城」に属するノスフェラトゥ。
レイス同様ウェイカーアッパーとIGアイコンを持ち、登場時にウェイカーを表にすればデッキを1枚削ることができる。
プーニーレは落としたカードが「墓城」であれば除去が付き、サリアはトラッシュから任意で登場することができるためアニムスとの相性は良好。
ハイウェイカー型もしくはノスフェラトゥ型なら積極的に採用したいが、サリアはその汎用性に対しSRで現在かなり高騰してるというのが問題点。


E21-035 巡らせた蜘蛛の糸アーラク=ナーチャ(めぐらせたくものいとあーらく=なーちゃ)
コスト7
ク・リト
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたの手札にあるカードを3枚選び、トラッシュに置いてよい。3枚置いたならば、あなたのデッキを見て、その中にあるカードを1枚選び、手札に加え、残りのカードを元に戻し、シャッフルする。
パワー10500
桐島サトシ

エンジョイフレームで生徒会長になった初音姉様ク・リトのアーラク=ナーチャ。
手札を3枚捨てることで任意のカードをデッキからサーチできるため、アニムスの条件達成と回収の両方を一気に加速することができる。
回収対象にはイベントも含まれるため「アニムス 華望の契り」を回収してIGOBすることも可能。
無色なので色を気にせず挿し込め、自身もコスト7のためアニムスの効果を満たす頭数に入るなど至れり尽くせり。


2.リソースを操作するカード


コスト7以上は極力トラッシュに置きたいが、どうしてもリソースにセットする必要がある場面も存在する。
2枚程度ならば問題ないが、トラッシュに落とせるに越したことはないわけで。

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B08-081 禊月の同田貫 雛菊(けいげつのどうだぬきひなぎく)
コスト2 IG
ホウライ
[常]ヴォイドブリンガー(このカードがライフから登場する際、あなたのライフが相手のライフ以下ならば、スクエアにあるゼクスを1枚選び、トラッシュに置いてよい。)
[自]このカードが登場した時、あなたのデッキの1番上のカードをリソースにスリープで置いてよい。置いたならば、あなたのリソースにあるカードを1枚選び、トラッシュに置く。
パワー3000
泉彩

B13-089 静謐なる樫木棒 翡翠葛(せいひつなるかしきぼうひすいかずら)
コスト4
ホウライ
[自]このカードが登場した時、あなたのトラッシュにあるイグニッションアイコンを持つカードを1枚選び、リソースにスリープで置いてよい。置いたならば、あなたのリソースにあるカードを1枚選び、トラッシュに置く。
パワー6000
田口美穂/工画堂スタジオ

リソースのカードをトラッシュに落とせるカードたち。
雛菊の場合コスト7以上を持ってきてしまう可能性もあるが、リソースに置かれていたコスト7以上を捨てることが可能。
翡翠葛はゼロオプティマの達成を早めつつコスト7以上を落とせるものの、非アイコン枠を喰うので枚数調整が必要。


C17-002 屍塵迫孤の『冥滅』 エレシュキガル(しじんはっこの『めいめつ』えれしゅきがる)
コスト7
ディンギル/エレシュキガル
降臨条件:黒のゼクス1枚と緑のゼクス1枚
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードがデュナミスから登場する。【効果】あなたのチャージにあるカードを2枚選び、トラッシュに置いてよい。2枚置いたならば、ノーマルスクエアにある相手のパワー8000以下のゼクスを2枚まで選び、破壊し、あなたのデッキの1番上のカードをリソースにスリープで置き、あなたのリソースにあるカードを1枚選び、手札に戻す。
パワー9500

黒と緑の混色上位ディンギル。
黒の破壊能力と緑のリソース操作能力で、パワー制限はあるものの相手のゼクスを2体破壊して整地しつつ、リソースからも回収が可能。
ディンギルの性質上、リソースコストを支払う必要がないのでイグニッション成功からリソースが11あれば出してすぐにアニムスに繋ぐことも出来る。


他に緑のウェイカー全般も覚醒条件として『コスト5以上のカードを2枚デッキに戻す』があるので相性がいい。


3.フィニッシャー


3体も踏み倒しが出来るとはいえ、大して強くもないカードでは旨みがない。
能力を達成した時に強力な切り札で以て殲滅することこそがアニムスの華である。

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C12-002 爆轟牙竜オリハルコンティラノ(ばくごうがりゅうおりはるこんてぃらの)
コスト7
ギガンティック
[自]このカードが攻撃した時、ノーマルスクエアにあるゼクスを1枚選び、3000ダメージを与えてよい。
[※]ゼロオプティマ5(あなたのリソースにイグニッションアイコンを持つカードが5枚以上ある場合、以下の能力が有効になる。)[起]〈手札にあるカードを1枚トラッシュに置く。〉あなたのプレイヤーが「倉敷世羅」の場合、このカードをリブートする。この能力は1ターンに1回しかプレイできない。
パワー9000
開田裕二

手札を捨てるというアニムスのサポーター足りうる能力を持ちつつ、連パン能力でフィニッシャーも兼任出来る二代目スターターティラノ。
3体出せば最大で6回攻撃が可能であるため、よほど相手の運がよくない限りライフを4枚からでも削りきることが可能。
ただし除去耐性などは一切持ち合わせていないので、ライフの地雷を踏んだ場合は……
ちゃっかり3000火力を自分ゼクスにも飛ばせるので、2回攻撃したティラノを焼いて新しいゼクスを手出しすることで更に追加攻撃も出来たりする。


B04-036 剣帝神器サイクロトロン(けんていしんきさいくろとろん)
コスト7
メタルフォートレス
[常]【P】「超」【有効】スクエア【効果】このカードは以下の能力を得る。"[常]絶界(何人たりともこのカードをカードの効果で選ぶことはできない。)"
[起]【P】「超」【有効】スクエア【コスト】無0【効果】ノーマルスクエアにある相手のコスト5以下のゼクスを1枚選び、手札に戻す。この能力は1ターンに1回しかプレイできない。
パワー10500
吉岡英嗣

最上級クラスのパワーと、効果対象にならない絶界持ち。
さらにリビルドでコスト5以下の相手ゼクスをバウンスできるようになり鉄壁さが増した。
サイクロトロン3体で相手PSを囲めばヴォイドブリンガーも怖くない。ただし全体除去は勘弁な!


E02-052 覚醒天使ピュアフロン(かくせいてんしぴゅあふろん)
コスト7
フロン
[常]あなたのプレイヤーが「フロン」の場合、相手はイベントと[起]能力をプレイできない。
パワー10500
原田たけひと

日本一からの刺客、返しの構え絶対殺すウーマンのピュアフロン。
相手のリソースがどれだけ立っていようと[自]能力以外での対処が不可能になるというえげつないカード。
ただし[自][常]の効果はしっかり受けるのでヴォイドブリンガーなどを踏んだら一発で昇天する。


B08-103 那由多の災厄サタン(なゆたのさいやくさたん)
コスト7
ディアボロス
[自]このカードが登場した時、このカード以外のスクエアにあるあなたの[ディアボロス]を4枚選び、破壊してよい。4枚破壊したならば、ノーマルスクエアにあるすべての相手のゼクスをトラッシュに置き、相手は自分の手札にあるすべてのカードをトラッシュに置く。
パワー10500
桐島サトシ

並行世界Y.T.編で神祖サタンに変貌した大和兄ちゃん。
アニムス+サタン以外の2体にあと1体でサタンの条件を満たすことが出来るため、ディアボロスで染めたデッキであれば成功率が格段に跳ね上がる。
その分こちらも攻撃の手が減るが、次のターンで再びアニムスを出すなどして一気に決着まで持ち込もう。


B13-078 晦冥からの強襲アングファング(かいめいからのきょうしゅうあんぐふぁんぐ)
コスト7
プレデター
[※]ゼロオプティマ5(あなたのリソースにイグニッションアイコンを持つカードが5枚以上ある場合、以下の能力が有効になる。)[自]相手のコスト4以下のゼクスがこのカードがあるスクエアの隣のスクエアに登場した時、そのゼクスを破壊する。
パワー10500
日田慶治

ゼロオプティマ達成で自分の隣に登場した小型ゼクスを、たとえそれがプレイヤースクエアだろうと破壊することが可能。
能力によって自身にアイコンを付与するものを除けばIGアイコン持ちのゼクスはコスト3以下なので、ライフから登場して壁を張ろうにもアングファングの効果で処理されてしまう。
ヴォイドブリンガーも同時に誘発した時点で『隣のスクエア』が確定するため、どうあがいても相討ちが限度。
サイクロトロンのような絶界持ちと同時に並べれば、除去される可能性を極限まで下げつつ2回目の攻撃を確定させられる。


B21-078 首狩りのクローズライン(くびかりのくろーずらいん)
コスト7
トーチャーズ
[*]ウェイカーLv10(あなたのデュナミスに表向きの[ウェイカー]が10枚以上あると有効。)[常]【有効】スクエア【効果】相手がドローフェイズに引くカードの枚数は1枚減る。
[*]ウェイカーLv10(あなたのデュナミスに表向きの[ウェイカー]が10枚以上あると有効。)[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】相手は自分の手札にあるすべてのカードをトラッシュに置く。
パワー10500
長崎祐子

アニムスデッキの最終兵器として颯爽と現れた殺人テグス。
条件を満たした状態でこのカードを2枚蘇生すると、相手は『手札を全て捨て、さらにターン開始時に1枚もドロー出来ない』という最悪の状態に陥る。
チャージがあればイグニッションは出来るし、盤面次第ではディンギルや青以外のウェイカーも使えるので全く対処出来ないわけではないのだが、1ターン完全に手札のない状態を強いられるというのは大打撃に違いない。
これだけのダメージを与えつつパワー10500でしっかりプレッシャーまでかけるなど、とにかくいやらしさの塊のような1枚。しかもこれだけのことをしてアニムスの蘇生枠があと1残っている。
ただしあくまでウェイカーLv10を達成してこその強さなので、レイスなどのIGアイコンを持つアッパーを利用して着実にレベルを上げていく必要がある。


B12-007 ピュア・ウェディング しずく(ぴゅあうぇでぃんぐしずく)
コスト7
E☆2
[起]【有効】スクエア【コスト】あなたの手札にある[E☆2]を1枚トラッシュに置く。【効果】スクエアにあなたの[オーバーブースト]がある場合、このカードをリブートする。この能力は1ターンに1回しかプレイできない。
[*]ウェイカーLv2(あなたのデュナミスに表向きの[ウェイカー]が2枚以上あると有効。)[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが攻撃する。【効果】カードを1枚引いてよい。
パワー10500
カントク

カントク氏の看板娘、くるみの妹しずくがウェディングドレスを着たイラストで登場。
トラッシュを肥やしつつ自身をリブートできる「爆轟牙竜オリハルコンティラノ」と同じ効果で、こちらの方がパワーが高い。
また、ドロー効果も付いているため手札は減らず、任意のためデッキ切れを起こす心配もない。
[オーバーブースト]が存在することが条件のため、「“華望契騎”アニムス」からアニムスに繋ぐか直接しずくを出す必要がある。


B29-037 墓城の黒騎士イスカンダル(ぼじょうのくろきしいすかんだる)
コスト7
ブレイバー/ノスフェラトゥ
[常]【有効】すべて【効果】このカードが「墓城の黒騎士イスカンダル」の場合、このカードのカード名は「アレキサンダー」としても扱う。
[常]【P】「神門」か「春日」【有効】スクエア【効果】このカードは相手のカードの効果を受けない。
[自]【P】「神門」か「春日」【有効】スクエア【誘発】このカードが攻撃する。【効果】あなたのデッキの上から2枚のカードをトラッシュに置き、ターン終了時まで、このカードのパワーを+5000する。
パワー7000
BISAI/工画堂スタジオ

アレキサンダーが変装した謎の黒騎士(棒)。
絶界の上位互換能力を持ち、相手からの一切の妨害を受け付けないため「剣帝神器サイクロトロン」よりも安全に殴りに行くことができる。
単体でのパワーはコスト5相当と低いが、攻撃時に限ればパワー12000相当にまで跳ね上がるためよほどの相手でなければ殴り勝てるのも強み。またおまけで墓地肥やしも付いてくる。
防御面でも殴られなければ死なないため、並べると非常に堅牢。
アニムスと同じ黒で「墓城」名称の[ノスフェラトゥ]でもあるため、使い勝手は良い。


4.コンボ


コストや効果から様々な能力と噛み合わせやすいのもアニムスの強みである。


+ 開く

C11-002 極大神器ローレンシウム(きょくだいしんきろーれんしうむ)
コスト7
メタルフォートレス
[自]このカードが登場した時、あなたのプレイヤーが「戦斗怜亜」ならば、あなたの手札にあるカードを1枚選び、トラッシュに置いてよい。置いたならば、「極大神器ローレンシウム」以外のノーマルスクエアにあるゼクスを3枚まで選び、手札に戻してよい。
パワー10000
吉岡英嗣

手札1枚で自身と同名カード以外を3枚バウンスする。
アニムスで必須の整地に便利かつ手札捨てという好相性で、『ローレンアニムス』というデッキタイプで環境にも食い込んだ。
しかし、

「アニムスaで極大神器とアニムスbと風海警部補を出し、極大神器の効果で相手ゼクスとアニムスa、bをバウンス、警部補の効果でアニムスa、bをトラッシュに落とし、アニムスbの効果でアニムスaを……」

という感じの処理手順が複雑なループコンボだったため、上記エラッタがかかる一因となった。
エラッタで多少弱体化はしたものの、相性の良さは充分健在。
だがパワーは10000とやや低めで、除去耐性もない。


B28-017 停留合体キング・X(ていりゅうがったいきんぐ・くろす)
コスト7
メタルフォートレス
[常]【有効】スクエア【効果】あなたのデュナミスにある表向きのカード1枚につき、このカードのパワーを+1000する。
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードがプレイされて登場する。【効果】あなたのデュナミスに表向きのカードが12枚以上ある場合、このカード以外のノーマルスクエアにあるすべてのゼクスを手札に戻し、あなたのデッキを見て、その中にあるゼクスを2枚まで選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。残りのカードを元に戻し、シャッフルする。
パワー1000
葉稲兼

キングズ・クロス駅をモチーフにしたメタルフォートレスの魔法使い。あぁ魔法ってそういう……
公式コラム曰く『なんでもLv12』とも言える能力を持ち、デュナミスに表向きのカードが12枚あればデッキから好きなゼクスを2枚踏み倒せる。
おまけにノーマルスクエアのゼクスを自他問わず全てバウンスするため、効果を受けないゼクスでもいない限りは踏み倒す場所に制限がない。
デュナミスで表向きのカードの枚数から「首狩りのクローズライン」と組み合わせやすいため、このカードからアニムス+クローズライン→クローズライン+何か×2と一気に繋ぐことも可能。
ただしプレイ登場に限定されているため、アニムスからキング・Xには繋げない点に注意。


B30-073 咲き乱れる鎮魂歌バンシー(さきみだれるちんこんかばんしー)
コスト7
ノスフェラトゥ
[★]ゼクステンド・ドライブ!(あなたは“ゼクステンド・ドライブ!”を1ゲーム中に1回しかプレイできない。)[起]【有効】スクエア【コスト】あなたの手札にあるカードを3枚トラッシュに置く。【効果】あなたのトラッシュにあるゼクスを1枚選び、コストを支払わずにプレイする。この能力はあなたのターンにしかプレイできない。
パワー10500

1ゲーム中に一度だけ使える必殺技『ゼクステンド・ドライブ!』を持つAR(アプリレア)のバンシー。
OB技フラワリー・レクイエムで手札3枚と引き換えにトラッシュのゼクスを1枚ノーコストでプレイできる。
手札のコスト7を捨ててアニムスを釣って来るのは勿論のこと、プレイ登場なので「停留合体キング・X」の誘発条件も満たせる。
ゼクステンド・ドライブ!は起動能力なこともあり、アニムス→バンシー→キング・X→アニムス→……といった具合に展開を連鎖させることも不可能ではない。
バンシー自身は通常のゼクスなので、登場さえできるなら手出しでも何らかの手段による踏み倒しでも構わないというのも強みか。



5.その他


+ 開く

P11-015 暁十天ジュザー・ハトゥム(あかつきじゅってんじゅざーはとぅむ)
コスト7
ギガンティック
[常]このカードがあなたのプレイヤースクエアに登場した時、ノーマルスクエアにある相手のスリープのゼクスを好きな枚数選び、8000ダメージを割り振って与える。
[自]◎のスクエアに相手のゼクスが2枚以上ある場合、あなたの手札にあるこのカードのコストは2減る。ただし、0以下にならない。
パワー8500
丸山類/工画堂スタジオ
※◎は自軍エリア左右と中央エリア

PSが囲まれているとコスト5で出せて火力もまき散らす。
序盤~中盤の巻き返しに便利だが能力上アニムスで出すことはできない、というか意味がない。


B19-078 竜朽舞闘スケルタルダンサー(りゅうきゅうぶとうすけるたるだんさー)
コスト7
ウェイカー/ノスフェラトゥ
覚醒条件:あなたのチャージにあるコスト5以上のカードを1枚トラッシュに置き、あなたのデッキの1番上のカードをチャージに置く。
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードがデュナミスから登場する。【効果】あなたのトラッシュにあるコスト7以下のゼクスを1枚選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。ターン終了時、スクエアにあるこの能力で登場したゼクスをゲームから除外する。
パワー9000
長崎祐子

トラッシュのアニムスを蘇生可能なウェイカー。
アレルイアと違って一つの種族に染める必要がなく、デュナミスから出せるためここぞという時に確実に出せるという強みがある。またパワーも最低限壁になる程度にはある。
代償に登場させたアニムスはターン終了時に除外されるが、アニムスの場合一度発動さえすればオーバーキル級であるので一気に決着を付けるか、なんらかの手段で回収するか入れ替えるなどして除外をすり抜けるのも手。
なんなら「咲き乱れる鎮魂歌バンシー」コンボの起点としても使える。


B23-078 王権代行者ホワイトクイーン(おうけんだいこうしゃほわいとくいーん)
コスト7
ディアボロス
[*]ウェイカーLv4(あなたのデュナミスに表向きの[ウェイカー]が4枚以上あると有効)[起]【有効】トラッシュ【コスト】黒1 スクエアにあるあなたのコスト5以上のリブートのゼクスを1枚トラッシュに置く。【効果】このカードをリブートでそのカードがあったゼクスのないスクエアに登場させる。登場させたならば、ノーマルスクエアにある相手のコスト5以下のゼクスを2枚選び、破戒する。この能力はあなたのターンにしかプレイできない。
パワー10500
まさる.jp/工画堂スタジオ

黒1でトラッシュからスクエアのゼクスと入れ替われる大型ディアボロス。
アニムスの頭数になった後は、登場して能力を使ったアニムスと入れ替われば10500で殴ることが可能になり、アニムスの非力さをカバーできる。
また、「魅竜覚醒 色欲のルクスリア」「黒剣八魂ヴォーパルスティング」と組み合わせてウェイカーLv10に繋ぎ、アニムスと「首狩りのクローズライン」まで一気に条件を整えるコンボにも使われる。



混色の場合は手札調整の赤、青やリソース入れ替えの緑との相性が比較的いいが、やり方次第でどの色とも組み合わせられる。



ちなみに、その豪快すぎる能力からポイントキャンペーンでPR版が初お目見えした際にも注目自体はされていた。

そして、三弾発売日。
運良く引き当てZ/XR版のイラストを見たプレイヤーは驚愕した。なぜならそのイラストは……






可愛いのである。





可愛いのである!





とっても可愛いのである!!



※大事なことなので三回言いました。


そこにいたのは大事なぬいぐるみのクマちゃんを抱いた、ふわふわゴスロリ服の美少女。

PR版の無表情な殺戮モードとは打って変わった、にもし氏の描くロリぷにな笑顔に心射抜かれたプレイヤーは数知れず。


結果、一時期のアニムスはカードショップのレートにおいて(ゼクスに限れば)リゲル系のホロに次ぐナンバー2の地位を確立していた。
同じくアニムスが描かれたマインドデザイアのホロ版も、コモンではトップクラスだったということからその人気も窺えよう。

デスティニーベインなど相性のいいカードがやや高めだったということもあって、0からデッキを組むと2~3万円ほどはする、比較的安価なことに定評のあるZ/Xではほぼ唯一の札束デッキに自然となってしまっていた。
現在はカードのインフレもあってアニムス自身に向かい風なことや、アニムス含むパーツの価格降下もあって全盛期に比べれば落ち着いている。

また、通常PR版はZ/XR版に比べ価格で劣るのだが、交換期間が限られている都合で時間が経てば経つほど需要に対する供給が少なくなるためこちらも割高。

ローレンアニムス流行期はさらに跳ね上がったが、エラッタ適用後は落ち着いた。


……かと思った?


なんとエラッタ発表直後にEXブースター第5弾『蒼海の大決闘』に唯一のZ/XRとして再録。
13弾以降の新規フレームでエラッタを適用した文面、イラストはブースターのテーマに沿った、真夜中の海で遊ぶ水着姿のアニムス。
一部では萌え狂い発狂する者、虚ろな目でカートンを予約する者が発生したとかなんとか。

またポイントキャンペーンが行われなかったため、第三弾が生産終了して新規入手が実質不可能ということもあり、発売前に予約で在庫が尽きるという異常事態を巻き起こした。


さらにEXブースター第10弾『オール☆ゼクスターズ』ではシークレット枠のCVRに。
ドラマCDでアニムスを担当した加隈亜衣のサイン入りで再録される運びとなった。

またプレミアムパック『ゼクプレ!』にてPR版が再録。こちらは枠が新版仕様のためホロはイラスト全面が見えるようになっている。
『ゼクメモ!』再録のものは水着版イラストを採用している。

エラッタによる調整を受けてなお、あの手この手で多くのプレイヤーを引き付け、そして絶望を叩きつける魔性の少女。
やはり彼女もまごうことなき色欲属性の魔人であった。

そして……


◎その他のアニムス



私を怒らせたらどうなるか……神様なら知ってるよね……。
みんないなくなれ。



私を刺激しないで……。
感情爆発の瓦礫の後片付け……
誰がすると思ってるの……?

・原罪の覚醒アニムス

E07-039 原罪の覚醒アニムス(げんざいのかくせいあにむす)
コスト4
ディアボロス
[*]ウェイカーLv2(あなたのデュナミスに表向きの[ウェイカー]が2枚以上あると有効。)[起]【有効】スクエア【コスト】あなたの手札にあるコスト5以上のカードを1枚トラッシュに置く。【効果】ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び破壊してよい。あなたのトラッシュにあるコスト3以下のゼクスを1枚選び、スリープでゼクスのない◎のスクエアに登場させてよい。この能力は1ターンに1回しかプレイできない。
パワー6000
にもし/工画堂スタジオ
※◎は自軍エリアと中央エリア左右

EXブースター第7弾『真竜の戦歌』に収録の新たなアニムス。レアリティはSR。

ウェイカーに覚醒し、長く伸びた角は一対に増え翼がドラゴンのような禍々しい形状に変化している。
また顔立ちは通常モードに近いが仮面を装着しているのとフレーバーテキストは殺戮モードに近い。
ちなみにひとしきり暴れたあとの片付けはちゃんと自分でしてる模様。


「精神の魔人」と比べると、能力の派手さは失われているが堅実かつ強力な能力。
手札1枚というコストで相手ゼクスをコストやパワーに関係なく破壊し、トラッシュの小型ゼクスを1体リアニメイトできる。

スリープインのためリアニメイトしたゼクスで攻撃することはできないが、「墓城の道化プーニーレ」などの登場時に効果を発揮するゼクスと組み合わせて能力を使いまわせる。
ウェイカーアッパーのゼクスを置けば一気にLvを上げるという芸当も。
他にも、次の自ターンでリアニメイトしたゼクスとディンギルの降臨条件に使うのも案。

また相手ゼクスの攻撃もPSからのレンジ攻撃を除けば1回は無効化できるため、壁を置くことも込みでコスト4としては非常に堅牢。
条件もLv2と比較的軽めなので最速を狙うことも不可能ではない。


欠点は、コストとして捨てる手札にコスト5以上という制約が付いていること。
しかし逆を言えば高コストゼクスを無駄なく捨てることができ、「精神の魔人」との相性が極めて良いということにもなる。

白や赤のウェイカーの覚醒条件の弾を用意するという使い方も可能なので、様々なデッキに投入を検討できる柔軟性の高いカードとなっている。



その後、第20弾にておこなわれたボックス封入の葉書による人気投票では有効投票330/7606票を獲得し、投票があった445キャラクターの頂点に君臨しアニムス主役のドラマCD制作が決定した。
ドラマCDには恒例のおまけカードがあるわけだが……



フィーユさん、リゲルさん、ミカエルさん、
私を楽しませてくれたら、帰してあげる。

・アニムスと愉快な仲間たち

P21-035 アニムスと愉快な仲間たち(あにむすとゆかいななかまたち)
コスト3 IG
ディアボロス
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのデッキの上から10枚公開し、その中にあるカード名に「ミカエル」か「リゲル」か「ピュアティ」か「フィーユ」を含むカードを2枚まで選び、トラッシュに置く。2枚置いたならば、ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、破壊し、あなたのトラッシュにある「精神の魔人アニムス」を1枚選び、手札に戻す。公開した残りのカードを元に戻し、シャッフルする。
パワー4500
斎創

ドラマCD『さみしがりアニムスとぬいぐるみフレンズ』の同梱特典カード。
イラストはにもし氏ではなくZ/Xお抱え絵師の一人斎創氏。
『オール☆ゼクスターズ』ではZ/XRで封入。本家にもし直々の一位記念イラストに差し替わっている。

人気投票の結果を反映し、2~4位の4名をデッキから捨てることでトラッシュを肥やしつつ相手ゼクスを破壊し、さらに「精神の魔神」をサルベージ出来る。
オープン枚数は「マインドデザイア」よりも多く書いてあること自体は強力なのだが、参照するカードに自身を含まないことに加えて、
  • ミカエル…トラッシュに大量のイベントを要求するためアニムスとは噛み合わない。
  • リゲル…組み合わせはしやすいもののアニムスで組むより純粋なリゲル軸の方が使い易く強い場合が多い。
  • ピュアティ…リソースを増やすという方向性からアニムスと若干コンセプトがずれる。
  • フィーユ…同上。ただし両者ともリソース経由でトラッシュを肥やすカードが入ることがあるので操作自体はしやすい。
と、微妙に組み合わせにくいカードが多い。

……ところが2018年夏、プレミアムパック『ゼクプレ!』の発表と同時にあるカードが公開された。

ZP01-021 撃ち抜く人形リゲル・ドール(うちぬくにんぎょうりげる・どーる)
コスト7 ES
トーチャーズ
[自]エヴォルシード スクエアかトラッシュにあなたのカード名に「アニムス」を含むカードがある場合、あなたのデッキの1番上のカードをトラッシュに置き、ノーマルスクエアにある相手のコスト5以上のゼクスを1枚選び、破壊する。
[自]【有効】トラッシュ【誘発】あなたのカード名に「アニムス」を含むコスト7以上のゼクスが登場する。【効果】スクエアにあなたの「撃ち抜く人形リゲル・ドール」がない場合、このカードをリブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させてよい。
パワー10500
ぽしー

「リゲル」名称を持ちながらその実リゲルとは関係なくそもそも青のゼクスですらない、アニムスサポート完全特化型のトーチャーズ。
リゲルの人気を耳にしたインウィディアが思いつきで作らせたらしい。

「マインドデザイア」及び「愉快な仲間たち」でトラッシュに置くことで、エヴォルシードによりさらにデッキを削りながら相手のゼクスも破壊する。この効果で2枚目が捲れた場合は当然倍プッシュ。
コスト7なのでトラッシュで「精神の魔人」の頭数になりつつ、コスト7以上の「アニムス」登場時に1枚限定でリアニメイトができる。スクエアにおいては準バニラ扱いだが壁役やアタッカーとして十分に機能するだけのパワーもある。
「リゲル」名称であることを利用して、同じくアニムスの頭数になる「ツインミーティア リゲル」と併用することで蘇生しなかったリゲル・ドールもフォースとして活用できるなど、「リゲル」名称特有の無駄のなさも健在。

ただしコスト7以上という条件のため「原罪の覚醒」「愉快な仲間たち」では誘発しない。
また、「Aウィルスハザードのアクターレ」がいるとアニムスが「アクターレ」になってしまうので誘発しないが、逆にアニムスでアクターレを釣った場合はトラッシュにあるリゲル・ドールがあるだけ全員蘇生可能になる。



私を連れ出すつもりなの? 私わがままだよ? 二重人格だよ? 13人の家族もついて来るよ?
どうなっても知らないよ? 知らないからね!

Kaleido Desire Engage

うっかり殺しちゃうかもだけど、私を見捨てないでね!

・華望契騎アニムス

ZP01-040 “華望契騎”アニムス(かぼうけいきあにむす)
コスト7
オーバーブースト/ディアボロス
[常]絶界
[起]【有効】スクエア【コスト】あなたのチャージにあるゼクスを2枚トラッシュに置く。【効果】ノーマルスクエアにある相手のゼクスを2枚まで選び、破壊する。あなたのトラッシュにあるコスト7とコスト3のゼクスをそれぞれ1枚ずつ選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。ターン終了時、そのゼクスを破壊する。この能力はあなたのターンにしかプレイできず、1ターンに1回しかプレイできない。
パワー10500
にもし/工画堂スタジオ

『ゼクプレ!』にてイグニッション・オーバーブーストの力を得て契騎となったアニムス。
「原罪の覚醒」以降の姿で、恒例の絶対領域に加えノースリーブの腋チラが眩しい。
誰か*3に連れられてお屋敷を飛び出したようだが、その選択がどう転ぶか……

IGOB共通のスペックとしてコスト7とパワー10500と絶界を持つがイベントで誘発登場するので実質コスト3。

コストにチャージ要求という点も25弾までのIGOBと共通だが、アニムスの場合はチャージにカードがなくとも契れるので登場後に用意しても構わないという点で少しだけ柔軟性で上回る。

効果は相手ゼクスの多面除去にコスト7と3固定のリアニメイトと、「精神の魔人」「原罪の覚醒」を意識したデザインになっている他、名称指定などはないので汎用として使える非常に強力な1枚。
またコスト7の「アニムス」なのでリゲル・ドールの誘発条件も満たせると至れり尽くせり。

コストが指定されているので『IGOBがいるときに効果を発揮するVBサイクル』を釣るなどはできないが、ディンギルの降臨に使うなどでターン終了時の破壊を回避したり、ウェイカーレベルを上げて後続のカードに繋げるだけでも最低限の仕事はする。
コスト7の方も「王権代行者ホワイトクイーン」で張り替えてさらに2体破壊したり、破壊を逆手に取って「コラールの料理人テツジン」で相手ゼクスをデッキバウンスしたり、手札2枚を切ってチャージから再登場できる「幸せのエンゲージ ムランジェ」と組み合わせてトラッシュを肥やすということもできる。

注意点としては「精神の魔人」軸で使う場合、デッキに入れるのはイベントカードのためまた枠の取り合いになる点。
逆を言えば、「マインドデザイア」などと併せて積むことで「ミカエル」系の条件もついでに満たせるというメリットにもなる。



プレゼント交換しようよ!
私が好きなもの分かるよね? ね? ね?

・カレイド・サンタ アニムス

P26-019 カレイド・サンタ アニムス(かれいど・さんたあにむす)
コスト7
ディアボロス
[*]ウェイカーLv3(あなたのデュナミスに表向きの[ウェイカー]が3枚以上あると有効。)[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場するか破壊される。【効果】あなたの手札にあるカードを1枚選び、トラッシュに置いてよい。置いたならば、あなたのトラッシュにあるコスト3以下のゼクスを1枚選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。
パワー10500
にもし/工画堂スタジオ

ゼクストリーム2018 winterの物販購入特典。
やや露出多めのサンタ衣装に特大のキャンディケインを持った姿でプレゼント交換を提案している。
でも心の声で先に中身を聞き取っちゃいますよね?
このイラストを使ったタオルケットも同物販で販売。

「原罪の覚醒」と「“華望契騎”」の合いの子のような能力で、登場時と破壊時の両方でコスト3以下のゼクスをリアニメイトする。
その際手札をコストにするため「精神の魔人」と「華望の契り」の条件を満たしやすくなる。こちらは以下指定なのでコスト2でも蘇生可能。

ノーマルスクエア限定なのでPSの壁にすることはできないが、Lvを上げたりディンギルの弾にしたりと応用性は高い。
自身と登場させたゼクスでディンギルを組めば破壊でさらに誘発して追加リアニメイトもできる。その際は手札の枯渇に注意。
もちろんコスト7の「アニムス」なのでリゲル・ドールも誘発する。一気に盤面を埋めて畳み掛けよう。


そして2020年のゼクストリーム@オンラインにてA-Z、ミカエルといったZ/X黎明期の人気キャラクターとともにフィーチャーされたエクストラブースター『ゼクメモ!』の発売が発表され、一気に多くの新規カードが投入された。


・契りの愉楽 アニムス

E23-011 契りの愉楽 アニムス(ちぎりのゆらくあにむす)
コスト7
ディアボロス
[起]【有効】『自分ターン』手札【コスト】黒3 このカードをトラッシュに置く。【効果】あなたのリソースにカードが7枚以上あるか、相手のリソースにカードが6枚以上ある場合、あなたのプレイヤーはIGOBして、「“愉楽契騎”アニムス」になる。ターン終了時まで、あなたのプレイヤーはIGOBできない。この能力はあなたのトラッシュに黒のコスト7のゼクスが5枚以上ある場合にしかプレイできない。
パワー10500
芹野いつき

新規IGOBに対応する「契りの○○」サイクルのアニムス。
「アニムス 華望の契り」と異なる点として、対応するのは「“愉楽契騎”」のみで1ターンに1度しかIGOBできない。
また、IGOB条件も『トラッシュに黒のコスト7のゼクス5枚』と色を制限されているため、混色では若干使いづらい。
しかし、コスト7の黒のゼクスであるためIGOBした時点でトラッシュを肥やせるという点はアニムスを使う上で非常に有用で、ゼクメモのアニムスは黒単構築を推奨する設定がされているため制限もあまり気にならない。

ただしこの種類のゼクスすべてに言えるが、起動能力になってしまったため「トリック・サマー ローリエ」の起動封じによって完封されてしまう。
特にアニムスは除去を起動能力に頼っている面もあるので、緑相手は相手のリソースが貯まりきる前に短期決戦を心がけたい。

ちなみにFTでは天王寺兄弟の仲の良さを指して「ちょっとアレだね!」と評している。
フィエリテ「兄は元々あのような?」
クレプス「弟に会って以降致命的ね」
フィエリテ「まとめてお仕置きしても?」
クレプス「構わないわ。存分に」
飛鳥と大和逃げて超逃げて。


・蒼海のきらめき アニムス

E23-012 蒼海のきらめき アニムス(そうかいのきらめきあにむす)
コスト7
ディアボロス
[常]【有効】スクエア【効果】このカードのコストを-1する。ただし、0以下にならない。
[起]【有効】『自分ターン』トラッシュ【コスト】黒2 あなたの手札にある黒のコスト7のゼクスを1枚トラッシュに置く。【効果】相手のリソースにカードが5枚以上ある場合、このカードをリブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。登場させたならば、あなたのデッキの1番上のカードをトラッシュに置く。ターン終了時まで、あなたは『同名』の[起]能力をプレイできない。
パワー7500
永山ゆうのん

幻夢郷でゆたかたちと水遊びを楽しむ水着姿のアニムス。
ちなみにズィーガーからの水着評は「スン…」らしく、自称大人の女性であるアニムスは憤慨している。
フィエリテ「謝罪なさい。先程の態度、成長の見込みのない魔人相手とはいえ失礼ですよ!」
ズィーガー「テメェも大概じゃねェかよ」

1ターンに1枚だけ、トラッシュから手札1枚と入れ替えに自己リアニメイトで登場する効果を持ち、中盤の事故をいくらかケアできる。
その分コスト5相当のパワーと低めに設定されているが追加の殴り要員であればパワーはさほど重要ではないので使い勝手は非常に良い。

もう一つのデメリットとしてスクエアに登場した瞬間にコスト6になるためリゲル・ドールの蘇生が誘発しない。
ただこれはアニムスの天敵である「正義の黄昏」もすり抜けられるので完全にデメリットだけとも言い切れないところがある。

最後のデメリットはノーマルスクエアにしか登場できず、プレイヤースクエアががら空きの場合は隙が生まれるという点。
これについては登場コストが2と軽いので残りのコストで軽量ゼクスを盾にしたり、イデアドライブを構えて迎撃するなどでフォローしよう。


・万華鏡で見た景色 アニムス

E23-013 万華鏡で見た景色 アニムス(まんげきょうでみたけしきあにむす)
コスト3 IG
ディアボロス
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのデッキの上から5枚見て、その中にある黒のコスト7のゼクスを1枚まで選び、トラッシュに置き、残りのカードを元に戻し、シャッフルする。あなたのトラッシュに黒のコスト7のゼクスが5枚以上ある場合、あなたのトラッシュにあるカード名に「アニムス」を含むゼクスを1枚まで選び、手札に戻す。
パワー4500
田所鉄平

E23に共通のIGアイコン持ちSRのアニムス。
イラストをよく見ると「精神の魔人」と「原罪の覚醒」が混ざったデザインになっている。

登場時にデッキトップを見てその中から黒のコスト7ゼクスを1枚トラッシュに落とせる。
そこそこ広い範囲を見れる上に登場時効果とシンプルで非常に使い勝手がよく、IGODやリアニメイトで手軽に狙える。

またトラッシュに黒のコスト7ゼクスが5枚以上あれば「アニムス」をサルベージする効果も付随している。
「契りの愉楽」を回収してIGOBしたり、「精神の魔人」を素出ししたりと状況に応じて選択できるのは「精神の魔人」制限がある「愉快な仲間たち」にはないメリット。
また対象も1枚までのため、トラッシュの枚数次第では回収しないという選択も取れる。

黒限定という制限があるが、黒単アニムスであればノーシンクで4枚投入したい。


・悪魔で淑女 アニムス

E23-014 悪魔で淑女 アニムス(あくまでしゅくじょあにむす)
コスト7
ディアボロス
[常]【有効】すべて【効果】このカードはトラッシュ以外から登場できない。
[起]【有効】『ターン1』スクエア【コスト】無0【効果】あなたのトラッシュに黒のコスト7のゼクスが5枚以上ある場合、ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、破壊する。8枚以上ある場合、あなたのトラッシュにある黒のコスト3以下のゼクスを1枚まで選び、リブートでこのカードの隣のゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。
パワー11000
ハル犬

もう1枚の大型SRサイクルのアニムス。
あくまで、淑女ですから。(某執事感)

トラッシュからしか登場できないというデメリットと引き換えに、査定の打消しでコスト7バニラ相当のパワーになっている。
また、トラッシュに黒のコスト7ゼクスが5枚以上あれば1ターンに1回ノーコストで確定除去が撃てる。IGOBの基準であるパワー10500ではアニムスを破壊しきれず、絶界などがない限り1枚は破壊で迎撃するなど非常に高い防御能力を有する。
ただしダメージを与えたら除去を誘発する能力が相手だとどれだけパワーが高くても一撃で飛ばされるので過信は禁物。

また、黒のコスト7ゼクスが8枚以上あれば追加で黒のコスト3ゼクスを蘇生する効果も付随している。隣接スクエアのみという制限はあるがPSであれば隣が埋まることでこれも相手の攻撃への妨害になる。
蘇生対象は「万華鏡でみた景色」や「泡沫の魔人ヘイセー」など強力な登場時能力を持つカードが狙い目。


Sweet Buddy Engage

手をつなごう。……えへへ。あったかいね。

・“愉楽契騎”アニムス

E23-051 “愉楽契騎”アニムス(ゆらくけいきあにむす)
コスト7
オーバーブースト/ディアボロス
[常]絶界
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたは[◇]を2個得る。あなたのデッキの上から3枚見て、その中にある黒のコスト7のゼクスを好きな枚数選び、トラッシュに置き、残りのカードを元に戻し、シャッフルする。
[起]【有効】『自分ターン1』スクエア【コスト】あなたのチャージにある黒のカードを1枚トラッシュに置く。【効果】ノーマルスクエアにある相手のそれぞれ異なるコストのゼクスを2枚まで選び、破壊する。
パワー10500
にもし/工画堂スタジオ

アニムスの2種目のIGOB。
服装は「精神の魔人」に近いが角や翼の形状は「原罪の覚醒」になっている。

登場時にメモリアル・ピース([◇])アイコンを2獲得し、デッキトップからのトラッシュ肥やしを行う。
毎ターン[◇]を獲得していれば後攻4ターン目には後述のイデアライズに繋げられるし、単純にトラッシュも増やせる。

起動能力はチャージ1枚をコストにした多面破壊。
「“華望契騎”」と比べるとコストが下がった代わりに対象に取れるのが『相手のコストが異なるゼクス』と条件が付き、蘇生効果そのものも失われている。
しかし蘇生についてはイデアライズで補填されているので、総合的に見ればコストが異なるという制限が付与されたのみとなる。
もっともすべてのゼクスのコストが同じという状況は限られるので、空けたいスクエアを指定できるかという点に目をつぶればそこまで弱体化はしていない。
また起動効果と蘇生が切り離されたことで蘇生までに柔軟性が生まれたのはメリットと言える。

自身の攻撃も含めて最大3面を空けられるので、うまくスクエアを空けて「精神の魔人」に繋ごう。



私の夢は叶えてもらったよ。次はみんなの夢を叶えてあげたいな!
だから、ついてっていいよね?

・運命のイデア アニムス

E23-055 運命のイデア アニムス(うんめいのいでああにむす)
コスト3
イデアライズ/ディアボロス
夢装条件:[◇]を4個消費する
[常]【有効】スクエア【効果】相手はあなたのトラッシュにあるゼクスをカードの効果で選ぶことはできない。
[自【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのトラッシュに黒のカードしかない場合、あなたのトラッシュにあるカード名に「アニムス」を含むゼクスを1枚選び、スリープでゼクスのない◎のスクエアに登場させる。
パワー5000
にもし/工画堂スタジオ
※◎は相手プレイヤースクエア以外

幻夢郷で夢装の力を得たアニムス。
こちらは「“華望契騎”」に似た肩出しのワンピース姿。
腋と小さいながらもうっすら見える胸の輪郭がセクシー。

特にデメリット能力を持たないが査定0のバニラ相当のパワーを持つ。その代わりコスト3と[イデアライズ]の中では「英雄のイデア メインクーン」と並んでワーストタイ。
夢装条件も[◇]×4とそれなりに軽めで、1回程度なら獲得を逃してもケアできる。

登場時に「アニムス」を好きな場所に蘇生でき、IGOBで明けたスクエアを「精神の魔人」で埋めるのがコンセプト。
「運命のイデア」「精神の魔人」で[ディアボロス]が2体並ぶため「那由多の災厄サタン」との相性がより良くなっている。

プレイヤースクエアも対象になっているため鉄壁防御の「悪魔で淑女」とも相性がよい。
毎ターン鍵を取得できていれば「“愉楽契騎”」込みで2ターン連続で出せるので、「悪魔で淑女」によって睨みを利かせてから「精神の魔人」に繋ぐと安定する。

おまけ程度に相手からのトラッシュ干渉を無効化する常在能力を持ち、赤のトラッシュ除外をある程度ケアできる。

注意点として、蘇生の条件は『黒以外がない場合』ではなく『黒しかない場合』なので混色は勿論のこと無色のカードも採用できない構築上の縛りがある。
「エア&バラハラ」「巡らせた蜘蛛の糸アーラク=ナーチャ」などのコスト7で使い勝手のいい無色のカードが使えないのはプレイヤーを考えるうえでややデメリットと言える。
また、バニラ査定のおかげで同コスト同士では殴り勝ちしやすいとはいえ結局コスト3のため相手を攻撃すればイデアドライブで迎撃されるし、そうでなくても複数の除去に弱い。相手のリソースの残り等には注意が必要。



◎関連カード

・マインドデザイア

B05-079 マインドデザイア(まいんどでざいあ)
コスト2
イベント
[常]【有効】すべて【効果】あなたのトラッシュに黒のカードしかない場合、このカードは以下の能力を得る。“[起]リライト黒3(【有効】『自分ターン』トラッシュ【コスト】黒3【効果】このカードが元々持つ、“[起]リライト”以外の[起]能力か[自]能力か[☆]能力を1つ選び、その効果を解決する。このカードを除外する。)”
[☆]【効果】あなたのデッキの上から5枚見て、その中にあるコスト7以上のゼクスかカード名に「アニムス」を含むゼクスを好きな枚数選び、トラッシュに置く。2枚以上置いた場合、ノーマルスクエアにあるゼクスを1枚選び、破壊する。その後、残りのカードを元に戻し、シャッフルする。
にもし/工画堂スタジオ
※2020年9月24日リビルド適用。

アニムスデッキには必要不可欠なサポートイベント。
序盤の防御にも、出す直前の最後の一押しにも使える。
なお同系カードと混同しがちだがデッキトップを『見る』のであって『公開』しなくてよい。

『ゼクメモ!』再録時にリビルドによる強化が行われ、新キーワード能力リライトを獲得。
トラッシュにあるこのカードの効果を実質追加コスト1でプレイできるようになったため、イグニッションで落ちることを嘆く必要がなくなった。
また、コストを合計5払えば1枚を二度使いまわして最大10枚のカードをトラッシュに落とせる。

落とせるカードもコスト7以上に加えて「アニムス」名称のゼクスが追加されたため、「原罪の覚醒」「愉快な仲間たち」「万華鏡で見た景色」も選択できるようになったのは除去の確率を上げるうえで非常に嬉しい強化となっている。

ちなみにこのカード名からわかる通り、アニムスのカードデザインの元ネタはこれである。


・アニムス 華望の契り

ZP01-025 アニムス 華望の契り(あにむすかぼうのちぎり)
コスト3
イベント
[☆]【効果】あなたのトラッシュにゼクスが10枚以上ある場合、あなたのプレイヤーはIGOBして、カード名に「アニムス」を含むゼクスになる。このカードはあなたのターンにしかプレイできず、相手のリソースにカードが6枚以上ある場合にしかプレイできない
真時未砂

アニムス専用のIGOBイベント。いわゆる恋ダンスのポーズ。
ゼクストリーム物販で販売されたベッドシーツ版とブロッコリートレカアイテムくじのプレイマット付属版ではそれぞれにもし氏の描き下ろしイラストになっている。

これまでのIGOBイベントと異なる点として、発動条件にチャージにあるカードではなくトラッシュのゼクスの枚数を参照する。
そのためチャージ妨害の影響をうけにくく、また「精神の魔人」軸であれば当然のようにトラッシュを肥やすため条件があってないものに等しい。
また、何かしらの名称を指定しているわけでもないので黒を使うデッキなら適合する汎用性もある。

ちなみにリゲル・ドールのESは『「アニムス」を含むカード』が条件なのでこのイベントも対象になる。


・行こう、運命の先へ

E23-015 行こう、運命の先へ(いこう、うんめいのさきへ)
コスト1
イベント
[常]ゲートカード(【有効】すべて【効果】このカードをデュナミスに表向きで置いてゲームを開始できる。)
[自]【有効】『自分ターン』デュナミス【誘発】ターン終了時。【効果】このターンの間に、あなたのカード名に「アニムス」を含むゼクスが登場していたか、カードがあなたのカードの能力でデッキからトラッシュに置かれていた場合、あなたは[◇]を1個得る。
[☆]【効果】あなたのデュナミスに表向きの『同名』がある場合、あなたは[◇]を1個得る。ターン終了時まで、あなたは『同名』のカードをプレイできない。
まさる.jp/工画堂スタジオ

アニムスが[◇]を獲得するためのゲートカード。
もっともプレイヤー指定はないためデッキを削る効果さえあればアニムス以外でも使えないわけではない。

他のプレイヤーや種族カテゴリを参照するゲートカードとの差異点として、「アニムス」が登場していれば攻撃で相手ゼクスを破壊せずとも[◇]が獲得できる点でやや勝っている。
とはいえアニムスはコストが重いか元からデッキ削り能力を持っているので、ミカエル用の「行こう、平穏の先へ」ほどの利点ではないが。

FTでは幻夢郷で合流した主人公たちの言動と内心に裏表がないことに感激したり、さくらが相手の心を読む《光風霽月》を失ったのを「一度くらいは逆に心を暴かれるのを体験したかった」と残念がったりしている。





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最終更新:2021年01月11日 17:02

*1 イラスト担当のにもし氏は12~14歳のイメージで描いたとのこと。

*2 「マインドデザイア」のイラストなどからおそらく不思議の国のアリス。

*3 おそらくは使用者であるプレイヤー。