ビルドガンダムMk-II

登録日:2015/01/16 Fri 21:12:20
更新日:2024/02/21 Wed 18:30:29
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レイジがいない間、僕が何もしてなかったと思う?

!? セイ、それって!

フッフッフ……僕たちのガンプラは一つじゃないさ!


ビルドガンダムMk-Ⅱとは、『ガンダムビルドファイターズ』の登場機体。
機体デザインは海老川兼武が担当。


☆基本データ

ビルドガンダムMk-Ⅱ
BUILD GUNDAM Mk-Ⅱ

型式番号:RX-178B
全高:18.5m(データ上の設定)
重量:78.6t(データ上の設定)
ビルダー:イオリ・セイ
ファイター:レイジ、イオリ・セイ

  • 武装
ビームライフルMk-Ⅱ×2(ビルドブースターMk-II)
ビームライフル×1
ビームサーベル×2
ハイパーバズーカ×1
バルカンポッド×1
シールド×1


☆機体概要

セイが予備機として新しく作り上げたガンプラ。改造のベース機はガンダムMk-Ⅱ
キララビルドストライクガンダムを壊されたのが制作のキッカケ……という勘違いが多いが、彼女が初登場した第3話の時点で既にセイが組み立てている描写があった。

通常のMk-Ⅱからブレードアンテナや胸部ダクトの形状が変更され、構成素材や各部センサーが最新の物になっている。
背部バックパックにはビルドブースターMk-Ⅱを装備し、機動力と火力が強化された。

この機体はガノタであるセイの拘りから以下の脳内独自設定が付与されている。

  • 公式には存在しない幻の5号機
    • ガンダムMk-Ⅱと言えば3号機まであることで有名だが、実は4号機まで製作されていた(「ガンダムMSグラフィカ」参照)。
      しかし、4号機は高速飛行試験中に墜落大破し失われているのでこれを反映して5号機という設定にしてあるらしい。

  • そんな5号機をティターンズギャプランを参考に、構造と武装を改修したのがビルドガンダムMk-Ⅱ

  • テスト用に建造された機体だったが他のMk-Ⅱと共にエゥーゴが奪取した。

  • 機体が白いのはティターンズカラーに塗装する直前に奪取されたため。

これらの設定に基づいて制作されたため原作の世界観、設定を考慮した機体として仕上がった。盛りすぎだが

それまでセイとレイジが使用していたビルドストライクがユウキ・タツヤザクアメイジングとの野試合で大破したため、その修復期間を埋める代打として登場。

日本の予選大会決勝でデビューし、世界大会が開催されるまでのレイジの機体として投入された。

番組開始前からその存在はアナウンスされていたが活躍は少々乏しく、登場した時点で戦いが「プラフスキー粒子の活用度」に目を向けた段階に移行し、セイの「世界観に縛られたが故の発想の限界」が問題になっていた。
そんな時期に登場した本機は世界観に準じすぎていたため、その問題の深刻さを体現するかの如く瞬く間にパワー不足が露呈してしまい、スタービルドストライク完成と同時に一時退場する。所詮はMk-Ⅱか

世界大会ではスタービルドストライクが試合で大破した際に予備機として射的や玉入れに使用されている。しかし、競技内容が地味すぎたため活躍というには出番が淡々としすぎていた。

大会の進行が進み、残すは決勝のみといった段階になったので本機の出番はもう望めないと思われたが、ガンプラ・イブにおいてセイの機体として再登場。
レイジのビギニングを相手に堂々たる戦いを繰り広げている。久々の見せ場だったよやったね!
作り込みの差=スペック差は相当大きい相手だったけどな!

このエピソード以後、ビルドMk-Ⅱは「セイのガンダム」として、「二人のガンダム」であるスタービルドストライクとは対照的な立場を確立していった。

決勝後にマシタ会長恒例やらかしの尻ぬぐいをする際にレイジのスタービルドストライクとコンビを組んで大活躍。
とどめはスタービルドストライクに譲ったが、Mk-Ⅱがいなければおそらくは成し遂げられなかった成果だろう。


☆武装

  • ビームライフルMk-Ⅱ
本機の主武装。ビームサーベルの発振機能もあるライフル。
基本的に両腕のシールドに装着されているが取り外して拳銃のように扱う事も可能。

エネルギー消費が激しく連射回数に制限がある。
ムーバブルシールドと直結する事でこの問題は解決され、機体のジェネレーターと直結された状態になるため威力も数段上がる。

  • ムーバブルシールド
バックパックに装備されたシールド。フレキシブルに稼働するため腕のシールド以上に防御範囲が広い。

武装を装着・携帯するハードポイントとしても使用できる。

  • ビームサーベル
装着部・機能共にベース機の物と同じ武装。
ビームライフルMk-Ⅱがサーベルとして使えるためか使用機会は少ない。

  • ビームライフル
  • ハイパーバズーカ
  • バルカンポッド
  • シールド
ベース機が使用していた武装の数々。問題無く使えるが本編では未使用。

  • ビルドブースターMK-Ⅱ
二代目ビルドブースター。ビルドストライクガンダムで採用した「分離可能な支援機」がバトルで有効であった事から制作された。
ギャプランを参考に稼働範囲の広いフレームが両端に設置されている。

合体時に邪魔になるのでコックピットはコアファイターとして分離している。このため初代のような緊急脱出には使えないので本体自体の登場回数の少なさも相まって本編では分離状態はなかなか見られなかった。
決勝戦前日、レイジとセイがバトルに行った際、分離合体を活かしたトリッキーな動きを見せてくれた。

決勝後のやらかしの尻ぬぐいの際にはボロボロのスタービルドストライクと合体。
推力補助はもちろん、ジェネレータとして高い効能を持つ故に粒子タンク役になったのか、スタービルドストライクを再びRGシステムをフル稼働出来るほどに回復させ、勝利の決定打となった。


☆ガンプラ

1/144HGでキット化されている。ビルドブースターMK-Ⅱも先代同様、単体発売された。

ビルドストライクと違い本体のMK-Ⅱは10年近く前に発売されたHGUCの流用のため、今の目で見ると可動などは厳しい。多少、塗装や工作ができるならRGと組み合わせるのも手である。
というかバンダイ公式のホビーサイトでHGBFビルドガンダムMk-ⅡとRGガンダムMk-Ⅱのミキシングのやり方を解説しており、ビルドブースター自体にもRGに接続できるジョイントが付属していることから、狙ってやったものと思われる。

余談だが、ビルドブースターMk-Ⅱのカラーリングは所謂「ティターンズカラー」であるため、同じティターンズカラーのMk-Ⅱ及び
GMクウェル、ヘイズル系との相性はバツグンである。


まぁ、よく分かんねえけど。そいつがあれば追記・修正できる……

お前が作ったガンプラがあれば!

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最終更新:2024年02月21日 18:30