湊ミハル/仮面ライダーアクア

登録日:2011/12/11 Sun 00:56:47
更新日:2023/10/23 Mon 22:21:39
所要時間:約 6 分で読めます





本項目では関連の深い仮面ライダーポセイドンについても記述する。



俺に足りなかったのは…勇気だ!!



【基本】

演:荒井敦史

40年後の未来を守護する青年。
アクアとしての戦いぶりを見る限り、非常に高い能力を持つのだが、気弱で後向きというヘタレ要素がそれらをマイナスにしている。
アクアへの変身も後述の理由で出来ず、またポセイドンとして暴走し、映司達を傷付けた事も相俟って、一時期「自分は仮面ライダーになるべきじゃなかった」とまで思い詰めてしまう。
しかし映司とのやり取りで仮面ライダーとして戦う意義を見つけて行く。


仮面ライダーアクア

スーツアクター:永徳

水を力の源とする40年後の未来の仮面ライダー。
マナスアクアと呼ばれる生体強化リキッドを循環させることで身体能力を向上させることができる。
周囲の水分を吸収することでさらに能力を上昇させることが可能で、水辺などの周囲に水分が沢山ある場所では有利に戦える。

平成ライダーとしては珍しく、特殊な武器は持たず、徒手空拳で闘う。
平手で相手の攻撃を流麗に受け流しつつ、強烈なカウンターを叩き込むスタイルをメインとしている。


◆必殺技
  • オーシャニックブレイク
水を巻き上げながらスライディングキックを叩き込む。

  • アクアヴォルテクス
両脚から水を放出しながら跳び回し蹴りを放つ。
発動後でも脚部から放出する水を使っての軌道修正も可能という優れた技で、カザリの鬣からの光弾を回避しながら蹴りを見舞った。


◆変身ポーズ
右腕を左斜め上に突き出した後、「変……身!」の掛け声と共に右腕を右と垂直に、左手を右肘の下に乗せるという1号を彷彿とさせるスタイル。

アクアのコンセプトが「40年後の未来で戦い続ける1号」であるため、1号を意識したポーズなのは当然かも知れない。


◆劇中の活躍
変身者は湊ミハル。
40年後の未来の青年で、仮面ライダーアクアに選ばれる。
40年後にも現在と同じように怪物が存在しており、彼は水の力で戦う仮面ライダーアクアの力を託された…がミハルは水が苦手なために怖くて逃げ出してしまう。
恐怖心で変身出来ないという、いつぞやのボドボド党首を思い出す。

後にミハルは未来で会長と出会い、鴻上ファウンデーションが開発したベルトでコアメダルの力を使ったポセイドンドライバーを託され変身。
怪物と戦うも勝てず、追い詰められた所にオーズ最終話でどこかに消えたはずのコアメダルがミハルの元に飛来する。
それを吸収するとメダルが暴走して意思を持ち、ミハルの体はポセイドンに乗っ取られてしまう。

ポセイドンは時を越え過去のライダーを狙った。
ポセイドンの意志に抗い、映司達の戦闘中に体を取り返すも、いつポセイドンの意志が戻るかわからない状態に…

映司達と出会い保護された夜にポセイドンはミハルの体を再び奪い映司とアンクを襲おうとするも阻止され、体内のコアメダルを奪われる。
ポセイドンはミハルから分離して異なる時間軸に逃げようとする。
それを阻止しようと戦いに赴く映司達の姿と、映司から掛けられた言葉から、ミハルが己に足りないモノ…それが勇気だと気付く。

ミハルは映司達の戦いに遅れて参戦し、水への恐怖を克服して仮面ライダーアクアに変身。
徒手空拳ながら戦闘力は非常に高く、中国拳法を彷彿させる流麗な格闘で、ダブルバースをも退けたポセイドンを完全に圧倒してのけた。
タジャドルコンボになったオーズと共にポセイドンを倒した後、一時未来に戻った。

MOVIE大戦後半戦では、再び未来の世界から増援に現れる。
先輩ライダーと共に財団Xと戦い、再生怪人とはいえ、生前は映司たちを苦しめる程の戦闘力を誇ったカザリをアクアヴォルテクスで容易く撃破してみせた。


【ツール】
アクアドライバー
ミハルがアクアに変身する為に必要なベルト。
周囲の水をベルト中央に吸収し、装着者を仮面ライダーアクアに変身させる。
この点は、初期はタイフーンに風を受けなければ変身出来なかった1号を彷彿させる。
が、当のミハルが水への恐怖心を持っていた為、ポセイドン戦まで未使用だった。
製作者やミハルに託された経緯は不明。


アクアミライダー
アクア専用マシンである水上バイク。
基本カラーは黄。
基本水上戦用だが、未来技術によって陸路走破や飛行も可能なんだとか。
実際未来への帰還の際には上空の次元の穴まで飛行した。


【特殊能力】
液化
MEGAMAX編にて再度現代に出現した際に披露。
次元の穴から某怒りの王子のようなゲル状で登場。
簡易的な飛行が可能なようだが、攻撃の透過はできるか不明。


【敵】
未来世界を襲う怪物達。
名称、正体、姿など、全て不明の怪物(シルエットを見た感じはアンデッドである)。
徒党を組んでるらしく人間を集団で襲う。
ポセイドンに不馴れだったとはいえ、ミハルを圧倒した。



相手をする気なら覚えておけ。命乞いはするな、 時間の無駄だ。



仮面ライダーポセイドン


声:浜田賢二
スーツアクター:渡辺淳


ミハルがサメクジラオオカミウオ未来のコアメダルが装填されたポセイドンドライバーを使い変身した姿。
未来の鴻上が開発したライダーシステムで、オーズがベースだが製作元を考えるとバースの後継機とも言える。
オオカミウオ型の槍「ディーペストハープーン」を使った槍術を戦闘に使う(ハープーンとは「銛」の意味)。

強力なライダーのハズだがミハルとのマッチングはイマイチの様子で、未来の怪人に敗れてしまった。
しかし40年前の過去(オーズ最終話)からやってきた大量のコアメダルとセルメダルを吸収してからは一転、圧倒的パワーを誇るが邪悪な意志がコアメダルに宿るキッカケとなってしまい、ミハルを支配下に納めてしまった……。

以降は好戦的な人格が前に出て、次元の穴から過去へ跳躍し、オーズ、バース、プロトバースを付け狙う行動に出る。
後にミハルの体を使う必要がなくなり、セルメダルとコアメダルで構成された肉体を入手。
つまりグリードと同等の存在へ進化を果たした

単純な格闘だけでもWバースを圧倒し、ブレストキャノンすら通用しない。
シャウタコンボすら圧倒したが、戦意を取り戻したミハルと映司の連携の前に敗れ去った。



【ツール】
ポセイドンドライバー
鴻上が開発した新たなベルト。
最初からバックル部分に3枚のコアメダルが装填されている。ただし配置はオーズドライバーのような横並びではなく巴紋のような三角形。
これ自体がエネルギー解放器の役割を担っているので、オーズドライバーのようにスキャナーは必要としない。


未来のコアメダル
ポセイドンを形成するサメクジラオオカミウオのコアメダル。
過去に存在した6属性のコアメダルを参考に鴻上が作り上げたコアメダルの一組である。
グリードの意志はなく、純粋に欲望を力の源とするメダルだったが、この3枚のみ前述のイレギュラーで意志を持ってしまう。
この3枚以外にもスーパータトバコンボを形成するコアメダルも製作された。
現代の鴻上の自室にも理論図が掲示されており、ポセイドンの3枚以外にも蜂やペンギン等のコアメダルの図が描かれていた。
オーズとの互換性があるか放送当時は不明だったが、後に『COMPLETE SELECTION MODIFICATION オーズドライバー コンプリートセット』発売に際して、オーズ版コンボ名は「サラミウオコンボ」だと明かされた。


ディーペストハープーン
オオカミウオ型の紅い槍。
ポセイドンのメインウェポン。
変身と同時に出現するが、生身で携帯する事も可能。
槍からは水の円形カッターを放つ事が可能。
威力は後藤バースを一撃で変身解除に追い込む程。


仮面ライダージオウ
EP44で本人客演を果たす。
2050年代の初期型タイムマジーン(A3型)を所有しており、「ゲイツとツクヨミを元の時代に連れ帰るために現れた」と語った。
既に『オーズ』の歴史は改変され映司はライダーでなくなっていたが、ミハル本人はなぜか「仮面ライダーオーズの変身者である火野映司」と共闘した事実を覚えており(そのため映司の影響で「明日のパンツ」を勇気のシンボルとして持ち歩いている)、ツクヨミの本名「アルピナ」やその出自、オーマジオウが誕生した「正史」についても知っているなど謎めいた立ち位置にある。

ツクヨミに対し、「オーマジオウのいる時代からゲイツとツクヨミが過去であるこの時代に来たことで、逆説的にソウゴがオーマジオウとなる未来へ向かうことになる」と警告した上で帰還を促したが、無理やり連れて帰ろうとはせず説得に留めていた。
その中で、ツクヨミがスウォルツに「時を操る力」を奪われたことを知り、彼女との共闘で奪還に乗り出す。
ツクヨミの力を奪い返すこと自体は成功させるが、自身は仮面ライダーエターナルの桁外れの戦闘力に苦戦。なんとアクアにとってはホームグラウンドとも言うべき水中でT2オーシャンメモリも使わずに圧倒している。

その後、EP46においてアナザーワールドが破壊され、仮面ライダーグランドジオウアナザーディケイドの一騎打ちに割り込んでオーシャニックブレイクを叩き込もうとするが、アナザーディケイドの発生させたオーロラで回避されてしまい、カウンターのキックの直撃を受けて変身解除。

「ツクヨミを……アルピナを、明日へ……」

余波で変身解除されたソウゴにそう言い残し、自身にとっての「守るべき未来」のシンボルである明日のパンツを握りしめたまま事切れた。


客演したレジェンドの中において、相手が実質のラスボスとはいえ、まさかの死亡退場という衝撃的な結末を辿ってしまったミハル。
この事実は視聴者間でも大きな話題を呼び、同時に佳境に差し掛かる『ジオウ』において、レジェンドと言えども決して安全圏ではないということを知らしめた。

なお、最終的にソウゴがオーマジオウに変身して融合した世界を分割・再編したことで『オーズの世界』のミハルとして復活しているものと思われる。

【余談】
アクア及びポセイドンという名称は区別のための記号という扱いなのか、本編中では使われず、呼び方はもっぱら「未来の仮面ライダー」である。
ミハルの回想によれば、未来には彼以外のライダーは存在しなかったので個別の名前を使う必要が無かったのだろうか……?
ポセイドンがオーズ達の存在を知っていたので、一応未来には映司達が仮面ライダーとしてかつて戦っていたという情報は残っているようだが……。

ポセイドンの声を担当した浜田氏は、前作の『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&W feat.スカル MOVIE大戦CORE』の『仮面ライダーオーズ ノブナガの欲望』において恐竜グリード・ギルの声を担当している。





編集をする気なら覚えておけ。荒らしはするな、時間の無駄だ。

俺に足りなかったのは……追記・修正だ!



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最終更新:2023年10月23日 22:21