アームズ・フォート(ACfA)

登録日:2010/02/24(水) 22:14:37
更新日:2024/03/20 Wed 20:32:00
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企業における軍事力は、コントロールをその第一の要件とし
代替不能な個人にこれを委ねることは、厳に慎まれるべきである




ACfAに登場する兵器。
巨大機動要塞とも言える容姿が特徴の、本作を本作たらしめる存在でもある。

国家解体戦争及びリンクス戦争にて圧倒的な能力を誇ったネクストだが、一種の才覚に依存する性質上『個人に戦力を委ねる』ことになってしまうという、兵器として見過ごせない欠陥があった。
この欠陥が特に強調される形となったリンクス戦争では僅か数名の上位リンクス達が戦争の趨勢を決し、GA陣営に至ってはアナトリアの傭兵ジョシュア・オブライエンの2名に完全に依存して辛うじて勝利を収めたという有様。
逆にレイレナード陣営は所属リンクスの過半を失った結果、壊滅した。
極端に言ってしまえばリンクス個人の力が支配企業すら滅ぼしうるという事実を目の当たりにした企業群は大いに恐怖した。
ネクストに対抗できる戦力を持ち、かつ安定して運用できる兵器を求めて企業群が出した答え、それがアームズ・フォートである。




代替可能な多数の凡人によって制御され
ハードウェアとして安定した戦力を約束する
アームズフォートはまさに企業が望むソリューションであり
事実としてもその戦力は平均的なネクストを遥かに凌いでいた




AF(アームズ・フォート)の製造には、下手な企業が作れば確実に破産する程の高いコストを必要とする。しかし多数の凡人によって操作できる=AMS適正が完全に不要となった結果、量産が可能になった。その火力と装甲の前にはネクストACですら簡単に落ちる。
その結果現在ではネクストに代わり、AFが各企業の主戦力となっている。

しかしAFは一部の機種を除き、ネクストACとの近距離戦闘を想定していない。そのため近接戦闘時において、AFには多くの死角があり、ただの大きな的となる。
また、巨大すぎるが故に何らかの構造上の欠陥を抱えている場合も多い。そういった構造上の欠陥を攻めるとあっさり沈む。
以上から、熟練したリンクスが上手く弱点をつければ、AFを落とす事は可能である。
…熟練した、つまり相応の腕前が必要になるが。
作中においても単騎でAFを沈める事はジャイアントキリング扱いとされている。


機種一覧

開発元:GA社
GAの量産型AF、主砲塔を四基装備した最も普及しているAF。
標準装備は三連砲。ノーマルACなども搭載でき、随伴させて戦闘できる。
普及しているが故に敵対勢力に鹵獲されているものも存在する。中でもインテリオル社に鹵獲されたものは、装備が拡散レーザー砲に換装されている。これは高火力なため注意が必要である。
というかGAに直接運用されているランドクラブは実は作中ではお目にかかれない。何故…?
ちなみにその名の通り多脚型だが、悪路でない場合は無限軌道(キャタピラ)で移動している。

開発元:GA社
拠点型AF、見た目は箱を並べたような双胴型。
比較的小型で装甲も脆弱、本当に柔らかい。最も厚いであろう外側から攻撃しても簡単に沈む。
恐らく最初に相手にさせられる上に複数回登場するため、あんまり硬くても…とフロムは考えたのだろう。
しかし主砲の威力は本物で、軽量級ACでは2~3発当たっただけで爆散することも。
命中率と射程距離に優れている為、ミッション次第ではVOBも使用する。
無限軌道を搭載し地上、海上でも運行出来る。
未使用だが、電磁砲も持つらしい。
通称「豆腐」


開発元:GA社
GA主力AF。本社からは地上最強とも謳われている巨大な列車型。
切り離し可能な複数のユニットで連結され、構成される。全長7kmもの巨大さを誇り、ガトリング、グレネードやミサイル等の装備を搭載しており、極めて高い火力と強固な装甲を持っている。
破壊には動力部を叩かなければならないが、やり方次第では外部からの破壊も可能である。


開発元:BFF社
全高600m、全長2.4km、六脚で移動する超巨大歩行型AF。
BFFはこれで十年間戦ってきた。正に老兵。
無数のミサイル甲板、三対の飛行甲板、大量の火器とノーマルACを搭載する、移動要塞。
OPにも登場し、一線級戦力たるネクストホワイト・グリントを撃退する程の高い戦闘能力を持つ。
…のだが、実際は欠陥だらけ。
具体的には、砲台を叩くとそのダメージにより自壊し、中央ユニットの構造物を破壊すると本体が大きく割れる。またジャミングの欠陥なのか不明だが、被害状況が筒抜けである。
しかし濃厚な弾幕による初心者キラーでもあり、またゲーム上ではどんな武装でも一撃破壊不可能。
親しみを込めてカーチャンとも呼ばれる。
勝てない場合はミサイル対策にフレアを持っていくのがよし。別名「マサオビル、姉歯」
作中で実際に戦うマザーウィルはどうやらホワイト・グリント相手に消耗したのか、一部武装を使ってこないしノーマルもそこまで出撃しない。
一部のリンクス達が万全な状態のマザーウィルと交戦できたらしいが、その際には阿鼻叫喚であったという。


開発元:アルゼブラ社
アルゼブラ主力、突撃輸送型AF。
弁当箱とCDアルバムを足し、そこにキャタピラ付けたような見た目をしている。単純かつ変態的な構造で、コンバインの掘削ブレードのようなものも装備している。当たると死ぬ。
ネクストの火力を嘲笑う程に装甲が厚く、無限軌道を潰して止めるしか撃破は不可能である。
また、撃破すると自立兵器を大量にばら蒔くので注意。
これまた見た目のせいか無限軌道を覆う装甲を破壊して侵入する様をスカートめくりなんて呼ばれたりする。


  • スティグロ
開発元:インテリオル・ユニオン
インテリオルが開発した最新の水上型AF。甲殻類と虫を足したような見た目をしている。
大推力のブースターによる移動は並のネクストでは到底追いつけず、
前面に備えた超大型レーザーブレードは軍艦を一撃の元に切り裂く破壊力を持つ。
高いPA減衰力と反動を持つ対空ミサイルも搭載し、対ネクスト戦にも対応。
しかし上部装甲が柔らかいので、速さに慣れれば一撃で吹き飛ばすことも可能である。
最終完成型は懐かしいブレード光波を射出する。
未完成だったり、友軍だったり、騙して悪いがしたりとあらゆる形で登場するが、味方の時が一番ウザい。


開発元:インテリオル・ユニオン&トーラス社
羽が生えた円盤。
360゚攻撃可能なハイレーザーキャノン、ミサイルを搭載し攻撃力は一応高い。
しかし水平から上に攻撃する手段を一切持たないため、こちらが非常に簡単に真上に乗れてしまう。
それに対抗する手段がない上に耐久力もまるで無いという駄目駄目AF。
一部はオーメルに貸し出されている模様。
トーラスが関わった割には変態度数が異様に低い。
むしろ前作から出現する非AFの大型兵器・フェルミの方が、分厚いPAを失ってなおネクストにとっては遥かに脅威であることもイクリプスの評価をかなり大きく下げている。コイツがAFだということを忘れたリンクスも多いのでは。
通称「便器のフタ」「便座」

開発元:トーラス
元はGAのランドクラブだが、変態企業のトーラスにより鹵獲され、魔改造された姿である。
大出力のコジマキャノンこと『ソルディオス砲』を六基搭載し、それらが個別に浮遊し攻撃を行う。
PAによる強固な装甲を持ち、QBによる高い機動性も併せ持つ為、非常に危険。
多数の巨大な玉が縦横無尽に飛び回り、コジマキャノンを撃ちまくる。その様は正に変態である。

開発元:インテリオル・ユニオン&オーメル・サイエンス・テクノロジー
上記二社が共同開発した、企業連所有の最新鋭飛行要塞型AF、見た目は傘。松ぼっくり。
主な攻撃手段はレーザー兵器とミサイルで、コジマミサイルにアサルトアーマーも搭載している。また、場合によっては大量のコジマ粒子をばら蒔きながら攻撃する。
稼働時に深刻なコジマ汚染をもたらし、地上を軽視した企業スタンスの固まりである。
フロム製大型兵器には珍しく各部位を破壊でき、それなりに頑丈。一定以上の損害を与えれば撃沈できる。
中央をとっつけば一撃で終わるのは他のほとんどの連中と一緒。やはりカーチャンは格が違った
地上から撃ち合うと凄まじい強敵に変貌するが、とっついたり、上空に張り付いたりすると途端に雑魚と化す。
あるルートでは、ひとつの“答え”として登場する。


開発元:ORCA旅団
ORCA旅団所有の格闘型AF、拠点を強襲することを目的とした地上用。
各所にある溝からブレードを発生させ、あらゆるものをチーズのように切り裂く。ネクストとて例外ではない。
また、レーザー兵器も搭載している。
外部装甲はとっつきで即死しない程に堅いが、放熱ファンが弱点。
小型タイプは放熱ファンがカバーに覆われているが、柔らかい。ブレード強化型も同様である。
我等がオペ子が「虫のクセに!!」と言うのは、ジェットの意味が「王蟲」の為。


アームズフォートを単騎で容易く撃沈できるリンクスは追記・修正をお願いします。


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最終更新:2024年03月20日 20:32