ナインボール=セラフ

登録日:2011/03/01 (火) 09:53:05
更新日:2023/12/01 Fri 00:12:08
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修正プログラム 最終レベル



全システムチェック終



闘モード起動



ターゲット確認





排除開始




概要


ARMORED CORE(シリーズ)としては初の「特別」な能力を持った機体で『アーマード・コア マスターオブアリーナ』のラスボス。
アーマード・コアの世界(初代3部作)を統治するコンピュータが、企業によるバランスを崩壊させる力(=イレギュラー)を殲滅する為に作成した、厳密にはACとは全く別の兵器である*1
作中ではナインボールを倒した主人公に対する最後の切り札として起動。冒頭のセリフを発した後、主人公と激戦を繰り広げる。

なお、戦う前のナインボール二連戦(内一回は二機同時)が温く感じるぐらいに、セラフは洒落にならないくらい強い。

というかここで手こずっていたらこの先生きのこるのは困難。マジで。

攻略


武装はチェーンガンにプラズマキャノン、レーザーブレードに垂直ミサイル。

地上に降りればチェーンガンでAPをガリガリと削り、プラズマキャノンで火を噴き、視界とAPを奪って、レーザーブレードとブレード光波でコンニチハ。さらに飛行形態に変形し、キチ○イと思える程の機動力で駆け回って、回避困難で衝撃値が高い垂直ミサイルをバラまく。

そして本体のAPはおよそ16800程度。
後発の作品と比べるなかれ、当時はプレイヤーに可能な最大APは9999であり、平均的な中量機体の約2倍に当たる。

正直、真人間のままだと勝てる気がしない。

一応、ミサイルを避けない(らしい)AIの性質を利用し、核や6連誘導ミサイルを撃ち込めば勝てるらしいとはいえ、そもそも速過ぎるのでロックが完了するまで捉え続けるのが難しい。

簡単に勝ちたい場合は、両肩ロケットを戦闘開始と同時に乱射すること
ロックしないので通常は当てにくいロケットは、セラフが動く前、つまり『戦闘開始時』には『絶対に主人公機の前方に居る』。
そしてこちらに『真正面』に突撃してくる時なら、ほぼ『確実に当たる』。
また機体が通常ACより大きい事からブレードが当てやすかったりするので月光装備で行くのも手。上手く接近出来れば空中斬りで割と楽に倒せる………かもしれない。

それでも勝てない場合は武器腕グレネード『AW-DC/2』もおすすめ。
ロケットと同様に、戦闘開始と同時に引き撃ちをするとロケット以上のスピードで瞬殺する事ができる。
ただし、武器腕の宿命か防御力が皆無に等しいので場合によっては戦闘開始時に変形され、地上に再度降りてくるまでに蜂の巣にされて地上でブレード攻撃を食らいこちらが撃破される恐れがある。そのため必然的にこちらがやられる前にやる必要がある。

ちなみに、シナリオ全クリアしてもう一度挑むと、スピードが倍近くにアップしてお出迎えしてくれる。もはやロックサイトに捉えるのも困難ななか、攻略には鬼のような攻撃の嵐を凌ぐことが前提となる為、やはり難しい。



しかし、フロム脳をフルに稼働して考えて欲しい。



MOAの話は家族を殺され、復讐の為にレイヴンとなった青年の話である。
家族の命を奪った憎き赤いAC、ナインボール。それを操るのは無機質なコンピュータ。
全ての物事が計算され、管理され、予定された世界。
それは人の命すら計算の中の数字に過ぎないのである。
さらに、レイヴンの実力を裏付けるアリーナという場でさえも、絶対的な地位として機械が操るナインボールがその位置に収まっている。破壊しても、破壊しても、まるでそこに居るのが当然かのように奴は居る。

復讐という己の信念をバネに、悲しみという泥沼から這い出し、アリーナのトップランカーにまで登りつめた。
自由の象徴、何者にも縛られないレイヴン達の上に立つ者が、機械仕掛けの人形であっていいはずがない。

持てる全ての、自分の力を出し切って漆黒の鴉「レイヴン」は赤い天使「セラフ」に挑む。

ロマンだと思わんかね。


本編外での活躍


戯言はここまでにしておいて…

アーマードコアのファンにはその強さからかなりの人気があり、コトブキヤからVIシリーズで発売されている。お値段もパーツ数もラスボスにふさわしいものだが……。
黒いセラフことアナザーセラフというのも発売されているが、こちらは外伝作品アーマードコア・ブレイブニューワールドに登場した個体。量産されて登場したらしい。なにその悪夢。


AC2AAにもロストフィールドにて登場する。破壊した筈のセラフが何故いるのかは不明だが、やはりその強さは本物。粗いポリゴンだったMOAとは違うそのフォルムからは威圧感がさらに出てきていることだろう。

A.C.E.Rでは三周目以降に最強の名を欲しいままにする隠しボスとして登場する。
BGMと外見のリメイク、オーライザーのようなバインダーが追加され、さらに凶悪でカッコいい姿となった(別名:ナインボーライザー)。
今までの武装に加え、何故かステルス迷彩にクイックブースト、プライマルアーマーにアサルトキャノンまで装備のネクストAC仕様。コジマ装備とかマジ勘弁してください。
その性能は圧巻で、もし4シリーズに出てきていたならば多くのリンクスが阿鼻叫喚の渦に突き落とされていたことだろう。

しかし余程のダメージを受けなければ、容CPUがある意味⑨なため、容易に撃破できる(最高難易度は話が別)とは言え、多数の量産型も同時に相手にする必要がある。

また一部ミッションにて自分で使用することもでき、すさまじいまでの性能で1000機もの雑魚を相手にする事となる。

小説版MOAでもラスボスとして登場。主人公フリッツ・バーンとの激闘を繰り広げる。
作中ではセラフの背中に乗ったフリッツのAC、アナイアレイターに背部ブースターをプラズマライフルKARASAWAでゼロ距離射撃された後、素手でブースターをねじ切るという荒業によって墜落。トドメのショルダーキャノン連射で撃破された。
だが、かなりのパーツを欠損し機体が炎上しながらも立ち上がろうとしてみせ、キャノンを放とうとする執念を見せたが遂に倒れた。



追記・修正は真人間のままでセラフに勝ってからでお願いします。

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最終更新:2023年12月01日 00:12

*1 その証拠にセラフのパーツは現在に至るまで一切貰えない。