妖怪オンブオバケ(オーレvsカクレンジャー)

登録日:2015/01/05 Mon 20:24:10
更新日:2023/11/05 Sun 03:58:30
所要時間:約 6 分で読めます





アンベ~!アンベ~!!
妖怪!オンブオバケ~!!



妖怪オンブオバケとは、スーパー戦隊Vシネマ第一作、「オーレvsカクレンジャー」に登場した妖怪(?)である。
CV:安西正弘

何故ハテナマークが付くかと言うと、カクレンジャーに登場した妖怪軍団とは違い、マシン帝国バラノイアによってオカルトと科学をマッチングさせて作られた物なので、純粋に妖怪と言うべきかは判断しかねるからである(詳しくは後述)。

まあ作中でも本人が自分を妖怪と連呼しているので、ここでも妖怪として扱ってもいいだろう。



【概要】

父上! 僕の「新しい発明」とはこの"妖怪"なのです!


バラノイアの皇子ブルドントが、父である皇帝バッカスフンドに挑戦するために、オカルトと科学を合体させたオカルト科学によって作り上げた妖怪。
な、何を言っているかわか(ry

その姿は肥満者用の全身タイツにファスナーの口と少数のボタンが付いた化物としか表現のしようがないインパクトのある見た目である。
よく見ると背中にもファスナーが…。予算不足なんて口が裂けても言ってはいけない。


【能力】

妖怪のパワーに驚くな~!!


だがそのふざけた見た目とは裏腹に実力はかなり高い。

  • 人魂化
ピンクの目と口が付いた青い人魂になり空中を飛び回ることができる。

  • 憑依
上記の人魂になり人間に憑りつくことができる。憑りつかれた人間は文字通りオンブオバケを「おんぶ」した状態になり立つことすらままならなくなる。さらに、憑りつかれた人物に他者が触れるとそいつもダメージを喰らってしまう。

  • 巨大化
ブルドントが指から放つビームを浴びることで巨大化する。(カクレンジャーの妖怪軍団のように妖怪エネルギーは必要ない)

  • 手から光線
文字通り両手からピンク色の光線を発射する能力。光線は命中すると爆発するほか、布状に変化して相手を拘束することもできる。
これだけではありがちな技でぶっちゃけ地味だが、次の能力と組み合わせると…。

  • 光線吸収能力
オンブオバケの最大にして最強の能力。
光線技を喰らうとそれを吸収し、さらに強化して打ち返すというゼットンのようなチート能力を披露しやがったのである。
どうやら吸収できる量はかなりのものらしく、オーレンジャーロボの全ヘッド攻撃、レッドパンチャーのバンチャ―ガトリングやパンチャーマグナム、勝率100%だったバスターオーレンジャーロボのビックキャノンバースト、さらには作中では無敗を誇り、ラスボスであるカイザーブルドント夫妻も手も足も出なかったキングピラミッダーのスーパーレジェンドビームですら、こいつの前には無力であった。
これのせいでよくカイザーブルドントとどちらが強いかと言う議論が巻き起こるが、これは単に相性の問題だろう。何故かブロッカービームの一斉発射は反射できずにそのまま喰らっちまったけど。

この他にも変わり身の術や変化の術、瞬間移動を使って相手を翻弄する。また、カクレンジャーの妖怪軍団と同じように「ピーコック男」(演:横山一敏)という人間体の姿になることもできる。

…とまあ、能力だけ見ればスーパー戦隊に登場した怪人の中でもかなりの強さを誇るこのオンブオバケ
弱点は反射が出来ない物理攻撃だが、それもこいつの肥満ボディ柔らか過ぎる体には生半可な攻撃は通用しない。


【主な活躍】

冒頭でオーレンジャーはバラハグルマのスーパー歯車によって強化されたバーロ兵に敗れ、その際一人はぐれた裕司にいきなり憑りついてしまう。

憑りつかれた裕司はかなりの苦しみを味わい、顔を歪めて叫びながら地面をのたうち回り、体に相当な重力が掛かり押しつぶされてしまう。 他の4人が合流すると、うっかり裕司に触れた昌平に電撃を浴びせ、人魂になり姿を現すと隊長以外の3人を悲鳴を上げて怖がらせた。ぶっちゃけホラーである。(腐っても妖怪ってことか)

巨大化戦では上記の光線吸収能力と柔らか過ぎる体を駆使してオーレンジャーロボの全ヘッドによる攻撃を次々と受け流しては手から放つ光線でダメージを与えていく。
お前たちのエネルギーを増幅して、お返しだ~!!

助太刀に来たレッドパンチャー、バスターオーレンジャーロボの攻撃も全く寄せ付けず、果てはキングピラミッダーのスーパーレジェンドビームさえも吸収して反射してしまい、オーレンジャーを撤退させ完全勝利を収めた。
エネルギーを全部いただいたぞ~! お返しじゃ~~い!!

さらに、オーレンジャー5人がオーブロッカーを使ってオーレンジャーロボの暴走を止めようとしている最中、人魂になりコックピットに乱入し光線で5人を追い出してそのまま操縦権を強奪するという前代未聞の快挙を成し遂げてしまう。
へっへ~! オーブロッカーいただっき~!

オーブロッカーを強奪してからは、同じくバラハグルマが強奪したオーレンジャーロボとロボ同士で交戦し、仲裁に入ったガンマジンさえも人魂になりビビらせて退散させてしまった。

しかし、あの宮内洋こと三浦参謀長が応援に呼び出したカクレンジャーの作戦(後述)によってオーブロッカーを奪還されてしまい、その後は戦闘面ではいいとこなしの姿を露呈。

妖怪退治の専門家であるカクレンジャーにフルボッコにされ、再度巨大化した後は相方のバラハグルマと合体しオンブハグルマになるが、タックルボーイのダイナマイトタックルにあっさりやられてしまった。




妖怪との戦いが不慣れだったとはいえ、オーレンジャーを圧倒しオーブロッカーを強奪するという素晴らしい功績を残したことは特筆に値するだろう。最終的には敗れはしたものの、Vシネマシリーズの記念すべき最初の敵としてふさわしい実力を見せつけたのであった。


追記、修正お願いします。











美女美女~!ヨダレもビジョビジョ~♡





うん、確かにこいつは強い。
しかし、奴の本当に特筆すべきところはそこではない。

見た目? 言葉使い? 違う。
それは…






こいつがスーパー戦隊史上で1、2を争う


ド変態野郎である事だろう。










やっぱり若い娘の精気は素晴らしい!
吸ったら、エネルギーが溢れてくるぞ~!

実はこいつ、美女の精気が大好きで長い舌を伸ばして吸い取るというとんでもない性癖を持っているのである!

さらに、口のファスナーを開けると長い舌が伸びていき、美女との距離が遠いとそれを体に巻き付けて拘束する。そして距離が近づくと、美女の顔を舐め回すことで精気を吸い取ることができるのである!

本人からすると美女なら誰でもいいようで、目の前に美女が現れると戦隊ヒロインや一般人女性関係なく、我を忘れて襲い掛かり見境なくペロペロしようとする。上述の台詞通りその中でも特に若い娘の精気が大好きなようである。(推定15〜19歳前後)

なお、舌は涎まみれで被害女性のリアクションからかなり臭いと推測される。




「オーレンジャーに"美女"はいますか?」

だが、これは本人にとっては目的を忘れて餌にかかりやすいという最大の弱点にもなっている。

現にオーブロッカーを奪還された理由は、カクレンジャーが提案した「”美女”を囮にして誘き寄せる作戦」にまんまとひっかかり、水着姿で遊んでいる樹里と桃を襲おうとして勝手にオーブロッカーから下りたからである。
(そのせいでまた別の事件も発生しちゃったけどね!)

くぅぅ~!オンブオバケめぇ~何をしているんだ~(# ゚Д゚)

このシーンは水着の女性2人が襲われるというなかなかそそるシチュエーションであり、多くのちびっ子たちがこのシーンをみて性を覚え、全国のお父さんたちは歓喜したとかしないとか。









↓以下、この変態による被害者たち


う~ん?ギャルの匂いだ~♡



  • 二条樹里(オーイエロー)
黄色のハイレグ。
演じるのが'94年旭化成水着キャンペーンガールに選ばれた麻生あゆみ(穂高あゆみ)だけあって、水着姿がよく似合っている。
滝壺でオンブオバケを誘い込むべく桃と2人で遊んでいる際、後ろから抱き着かれ大方の予想と期待を裏切って最初に襲われた。(オバケが左手で胸は触れているように見えるが・・・本人はしっかり抵抗する)
舌にからめ捕られて拘束されるが、助けに来たカクレンジャーによって顔は舐められずに済んだ。

ベロベロ~! オンブ~♡

「ああ~!やっぱり私を!!」
「桃!ここは私に任せて! これも"美女"の宿命! 早く隊長に!」

桃より自分の方が”美女”だから選ばれたと思っていたのか、襲われるもどこか勝ち誇っていた。

だが、この時のオンブオバケは実は変わり身の術を使っており…。




  • 丸尾桃(オーピンク)
オレンジのビキニ。
こちらも演じるのがグラビアモデルの珠緒(さとう珠緒)だけあって、水着姿がよく似合っている。
本部に状況を知らせるべく樹里を置いて現場を離れるが、隊員に成りすましていた本物のオンブオバケにピーコック男の姿で車内で襲われかけ車外に逃げ出すが、背後から憑りつかれヤバいくらいの悲鳴を上げてしまう。

ふふ~ん 桃ちゃん♡

「うわぁぁ!いやぁぁぁぁぁ!!」


その後、橋の柵を掴んで何とか前に進むも、オンブオバケの重さに耐えられずついに倒れこんでしまい顔を歪ませて苦しむ。そしてオンブオバケに後ろから押し倒されて腰をシェイクされるという放送コードギリギリの辱めを受けるが…。
こちらものしかかった状態だった為、顔は舐められずに済んだ。(仰向けだとチューや顔舐めの可能性が高かった)

オ~ンベェ~♡ ア~ンベェ~♡

「お、重い…/// うぅっ...うっ///」


  • ひとみちゃん
16歳。ピチピチの女子高生。
ペット(+マンションの住人)を助けてくれたお礼として、バックされていた桃を助けるべくオンブオバケに身売り。桃の目の前で顔をペロペロされる。

16ぅ!!ピチピチ~♡

「お礼です…。ポチや、大勢の人たちを助けてくださった、お礼です…/// オーレンジャー今のうちに早く!」

さらに助けに来たカクレンジャーから逃げるための人質としてオンブオバケに連れ去られ、
今度は東京ドームシティの観覧車の中と言う密室状態でペロペロされた。
(ピーコック男の姿で女子高生が顔を舐められる様子はもはや事案である)

それでは、ひとみちゃんの精気、全部いただくぞ~♡

「きゃあぁぁ! いやぁぁぁ! うわあぁぁぁぁ!」

オンブオバケとピーコック男の両方からペロペロされたのはひとみちゃんだけであり、恐らく舐められた時間的にはオンブオバケ最大の被害者であろう。
(観覧車の中での悲鳴はAVレベルである)

オンブオバケは彼女にかなり思い入れがあったようで、その後も未練がましく彼女を連れ去ろうとしたが、最終的にはオーレッドに救出された。




  • 鶴姫(ニンジャホワイト)
カクレンジャーリーダー。妖怪退治の専門家としてサスケと共に一足早く召集される。
ひとみちゃんを救出した時、オンブオバケの追撃を受けた時に忍装束がはずれ、美しい顔が明らかになると同時にオンブオバケのターゲットになり舌で拘束されてしまう。

あ~っ いい女! それじゃぁいっかな~♡

「いやぁ!不潔!」

さらに助けようとしたサスケもオンブオバケの罠にかかって、布で拘束されて身動きが取れなくなってしまう。

邪魔だ!

「うわぁ! ぐはっ! 鶴姫!」

邪魔者がいなくなったオンブオバケはゆっくりと鶴姫に近づく。頼みの綱のサスケがやられ、動揺した鶴姫はひたすらサスケの名を叫ぶも遂にオンブオバケに抱き着かれてしまい、結果的に意識している男性の前で顔をペロペロされるというスーパー戦隊史上最高の辱めを受けてしまう。
(舌による拘束と顔舐めを両方受けたのは鶴姫だけである)

「サスケェ!!いやぁ~!ひぃぃっ!!いやだぁ~!!」

エネルギーいただき~♡


最終的にはサスケ共々合流した他のカクレンジャーによって救出された。








…と、こいつは作品後半の僅か20分で4人もの女性を襲っているのである。
インパクトある変態的行動とこいつの実力も相まって、スーパー戦隊ファンの間でも印象深い敵キャラとして認知されている。


時代が変わったためにこいつのような怪人はもう出てくることは無いだろうが、いつか再登場してくれることを切に願っている…。絶対ないけど












…と思われていたが、初登場から約15年後の2010年の春、テレビ朝日で放送された「スーパー戦隊vsシリーズ劇場」にてまさかの地上波デビューを果たした。
しかも、尺の都合上結構なシーンがカットされた中、こいつの変態行動は全てノーカットという挑戦ぶりである。
いくら朝6時半の放送とはいえ、テレ朝本気出しすぎだろ…。


フンフン、追記、修正の匂いだ~!!

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