大神田グロリア

登録日:2015/01/05 Mon 08:50:00
更新日:2023/11/23 Thu 20:19:54
所要時間:約 15 分で読めます





プリチケは没収!没収ですわ~!



大神田グロリアとは、プリパラに登場するキャラクターである。
CV:高乃麗、津田美波(過去)
所属:私立パプリカ学園小学部・中等部校長
年齢:30歳(!!)


【概要】
アニメでは1話の冒頭から登場。ゲームには今のところ参戦予定はない。

非常に大きなロールヘアに骨ばった顔つきをした高身長の女性で、私立パプリカ学園小学部の校長(初期)。
家族についてとくに描写がないところを見るに、バリバリのキャリアウーマンとして出世街道をひた走ってきた模様。


本来はとても優しく話のわかる教育者で、後述する一見非道な行いもすべては生徒のことを思っての行動だった(結果的に間違っていたが)
主人公の真中らぁらに対してもプリパラ以外のところではフランクに接している。
(山羊の真似でごまかそうとしたらぁらに乗せられ自分も山羊の物真似をする、らぁらのパパの作るピザに夢中になってしまうなど)


ただ欠点としてプリパラを病的に憎み、プリチケを問答無用で没収し、校則にないプリパラ禁止令を押し付ける独裁者の面がある。
だがそれは、好きの裏返しでもあり、大神田校長の心の底にはプリパラが好きと言う気持ちが隠されていた。
その気持ちを解放し、パプリカ学園をプリパラ禁止令から解放することが、ファーストシーズン中盤までの主題となっている。



【交友関係】

リナちゃん
校長の愛用するクリーナー。これを使ってプリチケを没収する。
途中から何故か意思を持ち始め、コショウをかけられてクシャミしたり、鳴き声を発したり、遂には踊りだしたりとやりたい放題。
後にプリパラ内のAI?である赤井めが兄ぃに見初められてしまう。機械同士でシンパシーがあったのだろうか……。
劇中では長く伸びたり飛行装置になったりと校長に合わせて様々な形状にトランスフォームしている。


らぁらのママ
CV:佐久間レイ
主人公のお母さん。校長と同年代だがとても美しく、夫と二人の娘に囲まれて幸せ太りな毎日を送っている。
らぁらの父が経営する「パパのパスタ」に校長が入り浸るようになってから、校長と少しずつ交友を深めていった。
食事の時にロールヘアが邪魔にならないよう、髪用のスタンドを用意してもらった時はさすがの校長も頬を染めてデレていた。誰得
プリパラについて意見がすれ違うことはあったものの、校長に対しては何かをうっすら感じていたようで……?


真中らぁら
本作の主人公。彼女が校長の目を盗んでプリパラにこっそり通うようになってから校長との因縁は始まった。
プリパラで神アイドルになり、校長から親友であるなおのプリチケを取り戻すことがらぁらの目標。
だが後述する真相を知ったとき、校長の気持ちにただ一人共感し涙を流した優しい女の子であり、彼女の優しさが校長を救うことになる。



元々プリパラを毛嫌いしていたが、学園祭のときに合法的かつ強行的にプリパラライブを中継されたことによって態度が更に硬化。
どんな権謀術数を使ったのかはわからないがパプリカ学園中等部の校長を兼任することになった。
こうして中等部からもプリチケは一掃され、パプリカ学園から「プリパラ」の文字はすべて消え去ってしまうのだった。


――プリパラ・完――












いいでしょう、話して差し上げますわ














わたくしが初めてプリパラに行ったのは……










忘れもしない20年前、10才の夏休みでしたわ……






らぁら達に校長室にあった古いトモチケや、かつて自分が書いていた作文を突き付けられた校長は、自らの過去、プリパラを憎むようになった理由を語りだした。

【校長の過去】
その過去が明らかになる以前から
  • 禁止しているくせにプリパラにやたら詳しい
  • 自らATフィールドを作り出すほど嫌っている→過去にトラウマがあったのでは?
  • 東堂シオンと竹刀と掃除機で一騎討ちしたときに放った「プリ券をチョキる」という発言
などによって疑惑があがっていたが、24話目にて校長が元プリパラアイドルであると明言された。

蟹のような銀髪、キャピッとした声色、ドレスのようなコーデ、プリパラ内の名前は「シュガー」のお嬢様系アイドルだったのだ。


シュガーはキャンディーを取るクレーンキャッチャーがきっかけで紫髪の大人っぽいアイドル「ひめか」と友達になる。
二人はアイドルユニット「ラブリーツイスター」を組み、いっぱい笑い悲しいことは分かち合う、最高のコンビとなっていった。
シュガーにとってひめかは一生に一度会えるかどうかわからないソウルフレンドだったのだ。(BGM:TRF「寒い夜だから……」)

しかし悲劇は、二人がプリパラの外で待ち合わせの約束をしたことから始まった。
待ち合わせの日、ひめかはプリパラに現れず、その夜遅くまで待っても、次の日も、またその次の日も、一年間待っても
二度とひめかがプリパラに顔を出すことはなかった。
そうして待ちぼうけを食らったシュガーは「ひめかは裏切ったのだ」という妄執に囚われ、そして自分のような悲劇が起きないよう
将来は校長になってプリパラを禁止することを固く心に誓ったのである。


だがその話を聞いたらぁらは「ひめかさんは裏切ってなんかいない」と反論し、校長の中にあるプリパラが好きという気持ちを信じライブを決行。
Dressing Paféの助けもあり、想いを込めたSoLaMi♡SMILEのライブを見た校長は心の中に湧き上がるものを感じ、雪が降る中フラフラとプリパラの入り口へと向かう。
そこにいたのは、シュガーのトモチケを持ったらぁらのママであった……。




【20年目の真実】

予想通りひめかは裏切っていなかった。「ひめか」ことらぁらのママは、20年前当時の現実世界では今のらぁらと同じく子どもっぽい女の子だったのだ。
現実世界では髪型も身長も雰囲気も、そして名前も違う二人はお互いの姿に気づくことが無かった。
そしてプリパラの中に片方が入っては片方が外に出、一方が入っては一方が出を繰り返すことによって会えなかったのだ。
だが校長は「わたくしは一年もの間待ち続けたのですよ、でもあなたはいなかった」とらぁらママを詰る。それに対する答えは……



「それは……待ち合わせの次の日、私の小学校の校長先生が、プリパラに行くことを禁止してしまったのよ」



悲しい因果は繰り返されていたのである。
それを聞いた校長は己の過ちを悔い、らぁらのママと20年の月日を経て再び「友達」になることに。
らぁらの勝ちを認めた校長はクリスマスプレゼントとして、全校生徒にそれまで没収してきたプリチケを全て返還するのだった。

その後はプリチケ没収を「学業をおそろかにする生徒」に対して行うことに方針転換。
プリパラ内でらぁらのママ・リナちゃんと3人?ユニット「ラブリーツイスター」を再結成する校長の姿があった。

上記の話が片付いて以降は一転、元々の面倒見の良さを発揮してらぁら達を学校プリパラ問わずに応援する良い先生へと変わった。
栃乙女愛とともに「プリパラジム」という施設を運営しており、アイドルを鍛えている。
29話ではらぁら達に「グロササイズ」なる特別トレーニングを実施している。らぁら達は、アイドルの欠片も感じられないコーデに強制チェンジさせられるわ、過酷すぎてアイドルにあるまじきゲッソリとした顔になったりと超スパルタだったが、とりあえず目標の宙返りには達成しているので効果はあるのだろう。

ファーストシーズンの後半となるファルルとの対決においてらぁら達が連続敗北したために落ち込んだ際には、
コスモやなお、はなな、徳田ねね、栃乙女愛など、彼女達を励ます会の仕掛け人を引き受け、自身もまた激励を送った。
ファーストシーズン終盤では、ファルルを目覚めさせようとライブに臨むらぁら達SoLaMiDressingを、らぁらのママ達と共にパパのパスタで応援。
ファルルを目覚めさせるべく「Make it!」の大合唱に加わり、らぁら達のパラダイスコーデに光をよみがえらせる為に尽力した。

そして。
プリパラアイドル達全員でのメイキングドラマ「未来へ加速!ウィーアープリパラ!」に参加し、大海原を行く船に乗ったアイドル達。

その中には、パラダイスコーデに身を包んだひめかとシュガーの姿があった。

止まっていたラブリーツイスターの二人もまた、未来へと加速し始めたのかもしれない。




【セカンドシーズン以降】
全体的にギャグシーン要員として活躍していたが、プリパラの大先輩かつ教育者という点を買われ、二期では新キャラである「プリンセス特待生」の緑風ふわり、三期では同じ新キャラの太陽ペッパーのお目付け役に就いていた。
しかしふたりとも野生児すぎるので手を焼いている様子。
また、自由すぎるアート系ポップアイドルの黄木あじみに対しては上司の立場にあたり、校内で所構わずペイントしまくる彼女に激怒するなどこちらにも苦労している模様。
一方で理事長代理を務める紫京院ひびきには頭が上がらない様子。
三期でジュリィの采配によりスーパーサイリウムコーデ大盤振る舞い状態の時にはらぁらのママとリナちゃん(?)共々スーパーサイリウムコーデを獲得し、本戦にも出場したが敗退。結局応援していたほうが良いと結論づけて敗者復活戦には参加しなかった。
三期ラストではらぁらに転校を命じている。




【余談】

校長を演じる高乃麗はサクラ大戦の歌謡ショウで、らぁらのママを演じる佐久間レイは本業としてかつてリアルアイドルをしていた。
その頃から中の人の歌唱力には定評があり、プリパラでも歌ってほしいという声がある。

プリパラを解禁し、自身もプリパラアイドルとして復帰(?)してからは語尾に「~グロ!」が付随するようになった。

2016年春の新作映画にて「大神田プロリア」なる実姉が居ることが判明した。
特徴的な巨大縦ロールが左側頭部から垂れており、なんかすごく真ゲッター2みたいグロリア校長よりも大型になっている。
声はあのデヴィ夫人。
グロリア先生はプランス人とのハーフなのかもしれない。
そして、同作では揃って巨大化し、プリパリを舞台に大暴れした。

また、アイドルタイムプリパラでは従姉妹の「大神田ババリア」が登場。
こちらは中の人もグロリア校長と同じで、グロリア校長と同じく初期はプリパラを禁止していた。
しかし別に本人にはプリパラそのものに悪感情はなく、むしろ男子のプリパラである「ダンプリ」は奨励しており、自身も「WITH」の熱烈なファンである。
そのためか和解もグロリア校長より早かった。




追記・修正はBB……妙齢の女性が好きな人にお願いします。

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最終更新:2023年11月23日 20:19