古代ローマカラテ(ニンジャスレイヤー)

登録日:2015/01/02 (金) 21:37:00
更新日:2024/03/18 Mon 20:55:57
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「古代ローマカラテは魔技」

古代ローマカラテとは、『ニンジャスレイヤー』に登場するカラテ流派の一つである。

◆概要◆


第2部『キョート殺伐都市』編において初登場。
要となるのは組み技などの素手のカラテであり、それに武器を用いた技術も組み込んでいる。
作中の現代より遥か昔、未だ多くのリアルニンジャが存在した時代から存在する歴史ある流派であり、「古代ローマカラテ文明」なる文明さえ築いていた。
作中でも結構な人数の使い手が登場し、「古代ローマカラテ会」なる組織も設立されている。

しかし作中において、その詳細な実態はなかなか描写される事がない。
それは何故か、ずばり大半の使い手がそのワザマエを発揮する間もなく爆発四散するか、場面が転換する頃には戦いの決着がついてしまうから。
上述の古代ローマカラテ文明さえ、作中で過去にあったとされるニンジャ同士の大戦の余波が世界各地に及んだ際に殆ど「ついで」感覚で滅んでしまっている。
その度重なるやられっぷり、戦闘描写の省かれっぷりから、ヘッズの間ではかませ犬あるいは死亡フラグとして大いにネタにされている。
「古代ローマカラテ」の名が文中に登場するだけで、ヘッズ達はにわかに色めき立つ。

それでも決して弱い流派ではなく、作中のニンジャ達が頻繁に利用する回避動作・ブリッジを完成させたのは他ならぬ古代ローマカラテ。
また我々モータルのアーチ文化も古代ローマカラテの美しいブリッジから着想を得ている事は周知の事実である。 
さらに第3部『不滅のニンジャソウル』では、作中のカラテのレベルを大幅にインフレさせかねない、とんでもない使い手も登場した。
くれぐれも誤解しないでいただきたいが、必ずしも瞬殺されて描写がないのではなく、善戦しようと、たとえ勝とうと描写が省かれているのだ。


古代ローマカラテ文明

紀元前の古代ローマ文明と時を同じくして存在した、古代ニンジャ文明の一種。
ギリシャ文明の崩壊を生き延びたオリュンポス12忍の生き残りも含む、地中海周辺で力を持ったニンジャクランの連合体という側面を持ち、まさに元老院よろしく代表者を送り込んで激しい政争を交えながら運営されていたとされる。
ノリとしては現代のソウカイヤやザイバツに近かったのかもしれない。

彼らは「影の元老院」としてローマ元老院やローマ軍団を影から操ったりモータルに擬態して軍を指揮、地中海沿岸に巨大なカラテ勢力圏を築き上げたとされる。
コメンタリーによれば「古代ローマ帝国を抱え上げて太陽にかざせば、その影には恐るべきニンジャたちの存在が透けて見える」…らしい。
文明崩壊は「バトル・オブ・ムーホン」においてカツ・ワンソー率いる西軍側に属したことが原因で、西軍敗北が東西ローマの分裂と、古代ローマカラテ文明の破滅へと繋がったという。
勢力崩壊後の古代ローマカラテは様々に分派し、ニンジャとの結びつきを弱めながら、近代へと継承されていった。

なお長年この文明は全くと言っていいほど謎に包まれており、コメンタリーにおいてやっと詳細が明らかになった。


◆主な使い手たち◆

以下に主な使い手達を記す。作品のネタバレにもなっているので注意されたし。
ちなみに作中の使い手達はいずれも古代ローマに関するニンジャネームを冠している。

センチュリオン

『モータル・ニンジャ・レジスター』に登場。ザイバツ所属。
名前の由来は古代ローマの百人隊長。

翻訳順で言えば記念すべき古代ローマカラテ使い第1号。
ニンジャスレイヤー=フジキド・ケンジが妻子を喪ったマルノウチ抗争に参加していたニンジャの一人。
自分達を狙うニンジャスレイヤーをおびき出し、仲間と共に迎え撃とうとするも、アイサツ前のアンブッシュによりワザマエを披露する事なく死亡。
さらにその亡骸は仲間の攻撃の巻き添えになって爆発四散した。

冗談を嫌う古強者めいたアトモスフィアの持ち主だったが、対照的に下品なオッサン&チンピラめいたアトモスフィアを放っていた仲間のサンバーンとディヴァーラーは割と善戦したため、彼一人だけが強烈なカマセドッグ・アトモスフィアを放つ事になってしまった。


プリンセプス

『ディフュージョン・アキュミレイション・リボーン・ディストラクション』に登場。ザイバツ所属。
名前の由来はローマ第一市民=ローマ皇帝。

グランドマスター・ダークドメインに率いられてマルノウチ・スゴイタカイビル侵攻に参加、敵対組織「アマクダリ」のニンジャ達と対峙する。

「下郎!雁首揃えて姿を現すがよい!」
「下郎!わきまえよ!」
「ザイバツ・シャドーギルドの前に道なし!道とは我らが通りし後にできるものだ!ゆえに……」

と、やたら大げさな前口上を披露するものの、アマクダリ側の現場指揮者・フューネラルには「全く意味がわからん。黙ってくれんかね」と一蹴された。
(あと上で見てわかる通り、途中で遮られて最後まで喋らせてもらえてない。フビン!)
センチュリオンと異なりアイサツこそできたものの、戦闘開始後にアマクダリ所属ニンジャ・ドラゴンベインの操る超巨大槍に場面外で貫かれ、
次に登場した姿は槍の穂先にこびりつくクズ肉めいた筋繊維、というセンチュリオン以上に惨いやられっぷりを見せつけた。
クズ肉=サンの事プリンセプスって呼ぶのやめろよ!
物理書籍版の挿絵が無駄に男前な事でも有名。


◆マニプル◆

『ガントレット・ウィズ・フューリー』に登場。
神聖アンタイブッダ帝国所属。
詳細は神聖アンタイブッダ帝国(ニンジャスレイヤー)参照。


ファランクス

『シャドー・コン』に登場。ザイバツ(書籍版では古代ローマカラテ会)所属。
名前の由来は長槍と盾を装備した重装歩兵が用いたとされる密集陣形。

賭博なども行われるザイバツ主催の地下格闘大会「シャドー・コン」のベテラン闘士であり、「ジャベリンパンチ」なるヒサツ・ワザに加え、
作中でも度々登場する肉体硬化による絶対防御「ムテキ・アティチュード」の使い手である事がわかっているなど、上述した古代ローマカラテの使い手と比べると幾分かはワザマエの詳細が語られている。

だが組み手の際に故意にかけられた反則技が原因で死んだと思われたニュービーニンジャ・アイアンリングに扮したニンジャスレイヤーに一方的にぶちのめされ、爆発四散した。
爆発しちゃったァー!


ディクテイター

『サツバツ・ナイト・バイ・ナイト』にて初登場。アマクダリ所属。
名前の由来は英語の「独裁者(dictator)」。
一見では古代ローマと関係ないが、共和制ローマにおいて非常時に執政官から任命された独裁官(ディクタトール)が語源なので古代ローマ要素を含んでいる。

アマクダリによって自治会が解体されたニチョームに監視として派遣された。
マイノリティの集まるニチョームの住民を蔑み、組織の威を借りて尊大な振る舞いをする一方、上司に対しては電話越しでもサラリマンめいて超低姿勢な態度を取る典型的な小物。

ニンジャ名鑑に「最悪の屑」と記され、ほとんどブッダめいて慈悲深いザクロ(ネザークイーン)=サンでさえ「クソアホクズ」と罵るほどのド外道。
そのクズっぷりは、もはやヘッズ間でちょっとした人気を獲得するまでに至っている。
そして第3部の超長編エピソード『ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ』内の一節『ニチョーム・ウォー』で登場した際には、ニチョームとアマクダリが本格的に開戦した煽りを受けて組織から見限られ、まさかのニチョーム側のニンジャとして参戦。
……したのだが、終始ネガティブな発言を連発、更に突如としてニチョームに現れて協力したシルバーキーにはそのネガティブっぷりを
「なんかおもしれぇな。そのオッサン」と軽く流されており、ヘッズ達からも「おもしれぇオッサン」などの新たなあだ名を授かる事となった。どうしてこうなった
しかし、激戦の中ヤバレカバレで戦線に加わり程なく場面転換した後、戦いの中で命を落としたことがエピローグにて語られる。実際その死を惜しまれることとなった。


そのワザマエは高段者とされるほどであり、強大極まるニンジャソウルが憑依したニンジャの致命的な攻撃を耐えるなど実力は確か。
最終的に叩きのめされたが「古代ローマカラテでなければ死んでいた」と地の文=サンも言っているから間違いない。ないったらない
また装飾付きの「ニンジャモーゼル銃」も所有しており、『ニチョーム・ウォー』では存分にその威力を発揮した。
どこら辺がニンジャなのかは考えるだけ無駄だろう。


マンゴネル

『デス・トラップ、スーサイド・ラップ』に登場。アマクダリ所属。
名前の由来はギリシャ語を語源とする中世ヨーロッパの投石器。

アマクダリに敵対行動を取るニンジャ愚連隊「サークル・シマナガシ」の掃討作戦に参加。
アマクダリの大幹部スターゲイザーがこのミッションに際して特に選抜した精鋭の一人だったが、
シマナガシメンバー・ルイナーの誘導に引っかかり、シマナガシ首領アナイアレイターの大規模殺戮ジツ・鏖殺鉄条網に巻き込まれ登場と同じツイート内であっけなく死亡した。
マンゴーは関係ない。いいね?
死後に名鑑で古代ローマカラテ使いである事が判明した珍しいタイプ。

スキピオ/ラクエリィ/バルバロス

『ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ』内の一節『メニイ・オア・ワン』に登場。
アマクダリ所属。
それぞれ由来はスキピオが名門スキピオ家、ラクエリィが剣闘士の中でも荒縄を用いる縄闘士、バルバロスがローマ人から見た野蛮人。

後述するスパルタカスに付き従う闘士であり、三人まとめて「古代ローマカラテ三闘士」と括られる。
ラクエリィが刃付きの投網、バルバロスが鎖を用い、最も油断ならぬ戦士スキピオが止めを刺す、三人一組の連携プレーで敵を仕留める。
ちなみに三人のニンジャ名鑑の記述は完全にコピペ
最終的に三人全員ニンジャスレイヤーに殺され、スパルタカスをおびき出すための撒き餌にされるが、ニンジャスレイヤーに無視できぬ傷を負わせる程度の実力はあった模様。


ヴェニヴィディヴィシ

「ローマ・ノン・フイト・ウナ・ディエ」にて名前だけ登場。アマクダリ所属。
元ネタはカエサルがゼラの戦いでの勝利の際に残した言葉『来た、見た、勝った』(Veni,Vidi,Vici)。

ニンジャ名鑑には登場前から掲載されていたが一向に出番がなく、当エピソードにて戦闘中のニンジャスレイヤーが
今まで戦ってきた古代ローマカラテの使い手達を回想する中で名前だけが登場するというあまりにもぞんざいな登場となった。
しかも思い出した順番がスパルタカス→スキピオ→ラクエリィ→バルバロス→ファランクス→マニプル→センチュリオンと
新しく戦った者から順番に思い出しており、センチュリオンの次にヴェニヴィディヴィシの名が挙がった事から
時系列順では、現時点でニンジャスレイヤーと最初に戦った古代ローマカラテ使いという可能性があるが、真相は闇の中である。
+ ...
第3部最終章『ニンジャスレイヤー:ネヴァーダイズ』の連載に伴い、公式ブログにおいて掲載された各陣営の勢力図の中になんとアマクダリの精鋭・アクシスの一人として彼の名前が明記されており、まさかの生存が確定した。
時期こそ不明とはいえ、ニンジャスレイヤーと交戦して生き残った猛者という事で、本編における彼の活躍、「ローマ・ノン・フイト・ウナ・ディエ」を経て再び振るわれるだろう古代ローマカラテの描写に、ヘッズ達の期待はウナギ・ライジングした。
+ その活躍ぶり。第3部最終章ネタバレ重点につき要注意
ヴェニヴィディヴィシにスポットが当たったその時、彼は既に爆発四散痕と化していた。おお、ブッダ!
一応は作中でも指折りの実力を持つパーガトリーに攻撃を仕掛け、別のアクシスの奇襲を許すほどの隙を生じさせた事が語られており、それなりに実力はあったようだが…。
しかも第3部終了後に行われた原作者への質疑応答において、「ローマ~」における名前の登場自体が作者のミスだった事が判明した。
ヘッズの注目度は実際高かったが、扱い自体は終始ぞんざいなままだったと言えよう。ナムアミダブツ。


スパルタカス


古代ローマカラテは魔技
極めたと思えば、なお研究の余地が見えてくる。いわば俺のライフワークよ。そして……ぶっちゃけた話、俺の権力の源でもある。
カネのなる木よ。カネ、女、旨いスシ。アマクダリ・セクト

第3部序章『フー・キルド・ニンジャスレイヤー?』にて初登場。
名前の由来は剣闘士にして大規模蜂起を起こした伝説的人物・スパルタカス。

アマクダリ最高幹部「12人」の一人にして古代ローマカラテ総元締め
表の顔はネオサイタマの警備会社上位三社の筆頭株主でネオサイタマ格闘技振興連盟会長。
大規模総合格闘技イベントや富裕層向けフィットネス・クラブ・チェーンなどの運営も行なっており、コメンテーターなどとして頻繁にTV出演しているため、一般層による認知度も高い。
物理書籍とコメンタリーにて「ヤマ・マサカツ(邪馬 将克)」という本名が判明した。

強者との戦いを好むが戦闘狂というわけでもなく、強敵との戦いで自分を成長させ、それにより生まれる富や権力といった現世利益の追求に力を注ぐ自己中心的な俗物。
真の意味での弟子への技術継承には興味を持たず、むしろ奥義を秘匿し、ゲコクジョや団体分裂を未然に防ぐ措置を幾重にも取る、猜疑心と用心深さの持ち主でもある。
反面、相手を弱敵と断ずれば例え任務の最中でも一気に興味もやる気もなくして帰ろうとするなど、かなり面倒なお人。
敵にさえぶっちゃけ話を披露するなど軽いノリの人物だが、むしろそのノリの軽さが余裕を感じさせ、強大な実力も相まってただならぬ大物アトモスフィアを漂わせる。


古代ローマカラテ筆頭伝承者であり、現代のカラテが切り捨てたという「獅子」「鷹」「馬」「一角獣」「龍」からなる「五つの獣の構え」全てをものにしている。
また他者の思考パルスを感じ取り、これを利用して敵の攻撃を回避する他、気配を殺して隠れ潜む曲者の存在を捉える事が可能。
アマクダリ最強の一角を担うとされるほどの、作中に登場した使い手の中でも群を抜く実力者。地の文=サン曰く「カラテの化け物」
ニンジャスレイヤーとの初戦で描写されただけでも、数百m離れた場所に居るニンジャスレイヤーの「攻撃の意思」のパルスを感知し、音速で投擲されたスリケンを飛び石代わりにして跳び渡り一瞬で接近、そのままニンジャスレイヤーに反撃するという尋常ならざるワザマエを見せ、ヘッズ達を震撼させた。
戦闘以外でも、爆発四散痕から誰が爆発四散したかを読み取り、ニンジャソウルの痕跡からサイコメトリーめいて戦いの様子を知るなど並外れた感知能力を持つ。

古代ローマカラテ使いの常として戦闘描写は可能な限り省かれるが、場面転換などでスキップされる他の使い手達とは少々毛色が異なる省かれ方をする。
スパルタカスの圧倒的すぎるカラテは、地の文=サンですらリアルタイムで描写が「できない」のだ


◆主な技◆

上記の通り、描写が存在しなかったが、 ニンジャスレイヤーとスパルタカスの一騎打ちを書き、過去のニンジャスレイヤーが相対した使い手達との戦いを
振り返る古代ローマカラテ傑作選エピソード「ローマ・ノン・フイト・ウナ・ディエ」では今まで明かされなかった技のいくつかが描写された。

+ 神秘のヴェールに包まれし古代ローマカラテの魔技の数々
  • 獅子の構え
マニプル、スパルタカスの技。
初使用時は交錯した次の文で敵は右肩関節を外されてのた打ち回り、魔法にかけられたように、打撃が返されていたと描写された。
やや腰を落として、指の第一、第二関節を曲げて掌を下に向けた両手を前に突き出し、上半身から上への攻撃に対応する防御よりの構え。
両手を前に突き出す事で下半身の位置を相手から大きく離し、足元への蹴りなどの攻撃を防ぐ効果もある。
不用意に攻撃した敵は腕を極められ、まともに食らえば良くて脱臼、最悪の場合は複雑骨折させられてしまう。


  • 鷹の構え
ファランクス、スパルタカスの技。
両腕をX字に交差させ、握り拳から立てた人差し指と中指の第一、第二関節を曲げた、獅子の構えよりも攻撃的な構え。
古代ローマカラテの始祖ロムルスが己の前に舞い降りた鷹から着想を得たとされ、決闘を挑んだ弟レムスをこの構えを用いて殺害したとの事。
両腕を内から外へ振り抜いて敵の眼球や首など急所を狙う必殺のカウンターであり、更に腕を振り抜いた勢いと体のバネを利用しての昇り蹴りや
踏み込みからの強烈な踏み付けに移行する隙を生じぬ二段構えでもある。
ファランクスはまともに使えずに終わったが、スパルタカスの場合は、更に驚異的な滞空時間の跳躍からの連続空中蹴りを披露している。

  • 馬の構え
スキピオ、スパルタカスの技。
両足と相手に向ける形で掲げた両拳を∞の形の軌道で動かす攻守一体の構えであり、危険性は獅子、鷹の両構えよりも上。
拳は∞の外側に来た時は手の甲を上、内側に来た時は手の甲を下に向ける捻りを加えた回転運動をしている。
守りの際はこの動きで側面から打撃を絡め取り、攻めに転じればコークスクリューブローが繰り出される。
そして緩急を付けた足捌きは互いの距離感を巧みに錯覚させ、敵から見ればいつの間にか距離を詰められてしまう事になる。
スパルタカス曰く、この構えを使えるのは自分とスキピオのみで、スキピオはこの構えで実際ニンジャスレイヤーの片腕を千切りかけた


  • 一角獣の構え
スパルタカスの技。
アマクダリの『12人』の一人・メフィストフェレス曰く「現在では彼のみが習得している構え」
左手は馬の構えの動きでありながら、右手は前方に突き出す(逆があるかは不明)。
馬の構えの動作でカウンターを狙いつつ、攻めあぐねる敵に対しては右手による強烈な打撃を繰り出す。
そこから放たれるスパルタカスの打撃の速度は凄まじく、特に螺旋チョップ突きは音速の壁を破る程である。


  • 龍の構え
スパルタカスの技。
一角獣の構え同様、現在では彼のみが習得している構え。
具体的にどういう構えを取るのかは詳しい描写はされなかったが、
タタミが円く溶ける程の威力の龍の尾と形容される蹴りや、
大気を焼き焦がす龍の牙と形容される双手チョップ、
床に顎が付きそうなほど屈んでからの跳躍から繰り出す、己の全質量を無限倍とし、地の文=サン曰く「星の核すら穿つだろう」と評される龍の炎と形容される螺旋蹴りなど、
今までの型が程度の差はあれ防御の要素があったのに対して龍の構えはかなり攻撃に特化した構えであると思われる。

+ 更なる古代ローマカラテの真髄
  • 剣の構え
スパルタカス独自に考案した第六の構え。
自身のパルス感知を利用した急所へのカウンター、らしい。
ニンジャスレイヤーNinjaslayer Abnormal Reaction Against Karate Urgency (N.A.R.A.K.U.)に対抗するために生み出されたが、
果たし合いの中でニンジャスレイヤーはナラク化せず研ぎ澄まされたカラテのみを以て応じ続けたため、その構えが使われる事は永遠になかった。

  • 致命的打撃
スパルタカスの技。近代カラテが切り捨てた五つの獣の構え(どれなのかは不明)から繰り出され、反アマクダリ派ソウカイヤ残党ニンジャの一人ゲーリュオンを爆発四散させた。
打撃技にも長けているようだ。


余談

余りのパワワードゆえか、無印コミカライズの宣伝文句に
「アイエエエエ!最強古代ローマカラテで敵を葬る超ハイテンションNINJA『ニンジャスレイヤー』も無料!」
と、まるでフジキドが最強の古代ローマカラテの使い手であるかのような誤解を招く表現が為されたことがある。

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最終更新:2024年03月18日 20:55