千反田える

登録日:2015/01/01 (木) 12:01:37
更新日:2023/08/17 Thu 08:12:39
所要時間:約 3 分で読めます






わたし、気になります!




千反田える(ちたんだ える)とは、『〈古典部〉シリーズ』の登場人物である。

CV:佐藤聡美
演:広瀬アリス

1年A組→2年H組所属
身長160cm



神山高校に通う女子生徒。「一身上の都合」により神山高校古典部へ入部し、部長も務める。
学年でも5本の指入るほど成績優秀で、印地中学校時代の県内模試でも成績優秀者として名が上がるほど。
古典部で出会った折木奉太郎がたぐいまれな推理力を持っていることを知り、協力を頼むことになる。
アニメでの容姿は長い黒髪に大きめの紫の瞳。かわいい

言葉使いは丁寧で誰に対しても敬語。人懐っこく、福部里志伊原摩耶花ともすぐに仲良くなった。嗅覚、視覚など五感に優れており、味覚もいいのか相当な料理上手。また観察力や記憶力も人一倍で、一度目にした不特定多数の名や顔まで覚える。
一方、感働きはそんなに良いほうではなく、奉太郎達が何かに気付いた時でも一人察しないこともある。
  • 直感と論理的思考に富むが知識や記憶力は凡庸な奉太郎
  • 観察力・記憶力に優れ身体的感覚が働くが察しの悪いえる
  • 幅広い知識を持つが回答に辿り着く閃きが無い里志
と、古典部は各々が足りない部分を補足するベストトリオ。
逆に誰かいないと詰んでた話もあったりするが。

物事の論理的・物理的考察には察しが悪いが、性格からか心理的な面からの考察は割と長ける。*1

また、極度に素直で一途、良くも悪くも裏表のなく、隠し事は苦手。表情もかなり豊かでかわいい
その温厚篤実な様は福部・伊原曰く『大天使チタンダエル』と評されるが、相当好奇心の強い性格で、興味を引かれること、納得のいかないことに出会えば、好奇心の権化(あるいは野獣)と化し、周囲にいる人間(主に折木)を巻き込むことも多い。

決め台詞は「わたし、気になります!」

とにかく一度湧いた好奇心に弱く、まず本題を話すタイプで、促されないと詳細を話さないこともしばしば。人に本当に迷惑が掛からない限りは自身の好奇心に抗えない困った面を持つ。
古典部メンバーは各員がそれぞれ屈託を抱えており、えるは好奇心から一度気になった事は納得いくまで諦められない。

彼女の場合はインドで消息を絶ったかつての古典部部長で、伯父の関谷 純(せきたに じゅん)と古典部に纏わる過去を思い出すこと。

ただ、礼節はきちんとわきまえているようで、折木が心底関わりたくないことまで無理やり引っ張っていこうとしたり、他人の感情に土足で踏み込むようなことはない。
曰く「シャーロック・ホームズシリーズにおける依頼人」
まぁそのまんまである。


実はけっこうポンコツで、世間知らずか天然か結構微妙なところもある。
文化祭では総務委員会に行く途中に好奇心に駆られてあっちへ行ったりこっちへ行ったりしてしまったり、お料理コンテストで材料を使いすぎてしまって窮地に追い込んでしまうも。フリーズする摩耶花に対して天使の微笑みで「あの材料で何を作るのか気になります!」と言ったり(里志曰く「誰のせいやねんと裏拳で突っ込めないことが悲しい」)、氷菓の見本を渡すよう催促した入須相手に「お手」をして困らせたりした。かわいい

酒とカフェインに弱く、ウィスキーボンボン数個で酔っぱらってしまいハイテンションになってしまったこともある。かわいい

パーソナルスペースが狭く、本人は無自覚だが他人が肩が触れるほど近くにいても気にせず、時には人の顔から数センチの所まで顔を近づけることもある。
そのため奉太郎をたびたびどぎまぎさせ、アニメ後半だと近づきすぎて赤面したりして心情に変化が見られた。かわいすぎる










神山市で有数の豪農(通称「桁上がりの四名家」)、千反田家は池があったりするものすごく大きなお屋敷の一人娘で、神山市では顔が相当広い。折木曰く「千反田の知り合いはどこにでもいる」

昔の風習に縛られている神山市という小さな世界に疑問を感じているが、同時に愛着も持っているようで、豪農千反田家の娘として神山市に骨をうずめる覚悟を決めている。
農作物の商品価値を高めていくために理系か、経営面を強めていくために文系か悩んでいたが、文化祭の一件を通じて後者は自分に向いていないと判断し、理系に進むことを決めた。
この相談を受けた奉太郎の心中吐露は必見。<古典部>シリーズにおける奉太郎の変化を象徴する一場面である。



また、実家に迷惑がかからないように少し世間体を気にするようなそぶりを見せることもある。
昔からの風習に縛られている町であるが故に公私を区別しており、千反田の名が出る場所では顔見知りであっても千反田の娘として振る舞う。この辺りには割と複雑な思いを抱えているようだ。
奉太郎と二人で納屋に閉じ込められた際には、父の名代で神社へと年始の挨拶に向かった以上「 他の場所や時ならともかく 今二人きり(で納屋にいた)の状況を見られるのは…」と呟いている。
…うん、奉太郎爆発しようか

一連の出来事をきっかけとして奉太郎に信頼を寄せ、自身のおかれた環境や進路などの話を少しずつ共有するようになる。
えるが奉太郎のことをどう思っているのかについて明言されたことは無いが、2年生に進級してからはやや意識しているかのようなそぶりも見られた。
アニメでは二人きりで推論に花を咲かせる19話が特に見どころ。


ちなみにCVの佐藤聡美女史はえるがかなりお気に入りで演技の練習にかなり時間を掛けていたらしい。
その熱演によりえるの愛らしさが跳ね上がっているのは言うまでもない。


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最終更新:2023年08月17日 08:12

*1 『愚者のエンドロール』や「心あたりのある者は」(原作『遠まわりする雛』収録、アニメ19話)などにその一面が見受けられる。