鎌月鈴乃／クリスティア・ベル

登録日：2014/12/31 (水) 21:38:15
更新日：2022/09/09 Fri 04:31:12
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うどんはたらく魔王さま！クレスティア・ベルグルメ伊藤かな恵和服大鎚機械オンチ簪聖職者貧乳鎌月鈴乃

『鎌月鈴乃（クリスティア・ベル）』とは、『はたらく魔王さま！』に登場する人物である。

～概要～
エンテ・イスラが大法神教会訂教審議会筆頭審査官であり元異端審問会筆頭審問官。

教会の下僕として大法神教会の方針に対して抵抗する勢力を粛正し、異端審問にかけてきた。
その冷徹とも言える功績から畏敬を込めて「デスサイズ・ベル」と呼ばれる。使う武器は槌だが。

その大仰な肩書きとは裏腹に、彼女は小柄で童顔の少女。少なくとも20代後半と人間組では割と年上。
千穂や惠美よりお姉さんだが恐らく一番ぺったn(ry…巨乳と和服はミスマッチ。仕方あるまい…

栄光と目先の利益に目が眩み、陰りを見せた教会から半ば離反する覚悟で任務を受け地球へ飛ぶ。
お山から降りてきた旧家の娘として素性を偽りヴィラ・ローザ202号室へお引越し。
魔王達の監視が目的だったのだが、とても悪逆非道、人間を餌か障害物程度にしか思っていない元魔王だとは思えない善良な庶民ぶりにたじろぐ。
いつも通りやってきた惠美と偶然遭遇し、「（恋愛的な意味で）真奥を狙っているんでしょう？」という質問に
「ああ、（首討ち的な意味でなら）そうだ」と返したことで勘違いが起こり、発覚した際にはそれはもう良いリアクションを見せてくれた。
なお、真奥にも素性を伏せて単なる隣人として接触し、うどん（聖別済み、魔力を糧とする悪魔が食べれば内包する聖法気のせいで体調不良に陥る）を頻繁に差し入れていたが、「ボロアパートに美人が住み、隣人の野郎3人に差し入れ」という漫画でしか見ない展開を怪しまないわけがなく、エンテ・イスラからの刺客であることはバレバレだった。なお、うどんについては腹の足しになるので我慢して食べていた（主にダメージを受けていたのは芦屋。元天使である漆原にとっては無害だった）。

千穂を人質にとって勇者から聖剣を回収する外道な大天使の策に憤りは感じても、立場や信仰上モノホンの天使であるサリエルには逆らえず真奥と敵対。
しかし自分の身を顧みない真奥の姿勢や、抱えていた矛盾の核心を突かれたことで心が揺らぎ、ついには決心しサリエルに反旗を翻して撃退した。

勇者であるエミリアの名誉を回復し、教会の不正を暴くのが当面の目的。
とりあえず真奥達の監視は続けるが休戦という形で、ご近所付き合いの多いお隣さんポジションに収まった。

その後は共同家事や育児の手伝いなどで交流を深めていく。
新生魔王軍の中では人間としては最年長なので頼れるお姉さんポジを獲得している節がある。

監視の立場上、身軽でいるために無職だが持ち込んだ宝石類で資金は潤沢であるし、
自分どころか真奥達の家事までこなしているためどこぞの堕元帥とは違ってニート扱いはされない。

主夫に甘んじているアルシエルと同じく仕事をすれば成功間違いなしの人材だろう。
気持ちが揺れる真奥を差し置いて二輪免許を取った。

能力

異端審問会筆頭審問官という肩書きは伊達ではなく、
十字架の形をしたものを『武身鉄光』の法術で金色の大槌に変えて振るう。普段は十字架型の簪を使用。
純粋な人間なので流石にエミリアや勇者一行、魔王や悪魔元帥には数段劣るものの、粗製のガブリエル天使兵程度は容易く蹴散らす。
天使兵に過剰な聖法気を打ち込み、強制的にオーバーロードを起こさせて自爆させた『武光衝星』を振るう姿にルシフェルは背筋を震わせた程。
聖法気保有量もそこそこ。メイン勢が多すぎるだけである。

修道女として修練を積んだ結果なのか、掃除洗濯炊事育児等の家事は完璧で、アルシエルが憎らしく思いながらも留守を任せる腕前。
ちなみに聖別した食料を（主に）うどんにして食べることで聖法気を補充している。
ドリンクができてからはエミリアから分けてもらっている。

芸術にも通じるようで、海の家では本格的な砂のアートを作り上げ客の目を集めた。

性格

生真面目。異端審問官として勇者の存命、
魔王の生存を高齢の上司には刺激が強すぎると分かった上で報告した。基本的には仕事には冷徹。

だがかなりお人好しな部分もあり、非情になりきれない性格。異端審問も内心では疑念を感じながら行っていた。

また、公正という言葉がぴったり似合う人物である。
物事をあやふやな噂や偏見で判断せず、自分で見聞きしたことを頼りに行動する。
救うべき子羊であるはずの民や救世主であるはずの勇者一行をないがしろにするなど排他的で利己的な教会を疑問視し、
今回の勇者への抹殺処分などでほぼ完全に見限った。
信仰の対象である天使も、実際は保身第一で人間はどうでもいい考えだったことを知り敵と認識。
それに比べあまりにも眩しく聡明で公正な千穂を（冗談混じりではあるだろうが）信仰の対象にしかかっている。
聖職者として地球の風習などにも興味津々だが、奥が深いのか案外大雑把なのかいまいち分からない日本のお盆等に困惑気味。

またなかなかの天然であり、日本に馴染むために参考にした資料が時代劇だったりで大幅な時代錯誤を起こした。
（日本の伝統的な衣装であるとして和服を都心で普段着にすることを疑問に思わなかったり大半の電子機器を知らなかった）。

発覚して惠美と駅等を利用したら、それはもうテンプレのような行動をやり続け、からかわれたら真っ赤になって反論した。
コーヒーにガムシロップを入れようとして少しこぼしてしまった惠美の動作を作法か何かと勘違いしたのか、わざと真似して小さくガッツポーズをした。

年相応（年齢を考えると少し幼い）の少女の一面を見せることも。洋服を真奥にお披露目したときは恥ずかしがっていたり。
Suicaを「ちゃんと買えたぞ♪」とフンスするベル可愛い。
「ベルねぇちゃ」とアラム・ラムスに呼ばれ慣れてなくて照れるベル可愛(ry

少し過剰なグルメ家のきらいがあり、エンテ・イスラではトカゲ食にはまり、使命を半ばほっぽいて一週間もの期間無断で滞在。
大量発生したトカゲの生態や調理法、利用法などについて、地元の人もかくやというレベルで熱弁して、まだ綺麗だった頃のオルバの頭を痛ませた。
食って数を減らす運びになったので大喜びで協力しほくほくしていた。
地球に来てからはうどんに熱中し、聖別食材をわざわざうどんに変えるほどに。
某チェーン店に入った時は梨香がたじろぐほど迫真の様相で臨み、そのクオリティと値段の安さに驚愕した。
あまりにもうどんにお熱なためファンからは「うどんさん」と呼ばれたり。

当初の惠美と同じく真奥達を外道の人外と認識していたが、共に戦い暮らすうちにだんだんと考えを改め、人間とそう変わらない奴らだと判断。
口では基本ツンツンしているが、ご近所として、（本人達は認めたがらないだろうが）仲間として大切に思っている。
告解という形で、悪魔の王として、本心と魔王軍の侵攻の真実を告白する真奥を聖職者として許すと発言し、その際に真奥への恋心を自覚した。

あくまで彼女が求めるのは「救いをもたらす存在」であり、ただ天使や神と呼ばれるだけの利己的な連中は見向きもしない。
それでも上記のようにサリエルには逆らえなかったが、魔王ながら人道的な真奥を知って振り切った。

～人間関係～
考えてみれば純粋な人間はベルと千穂くらいなものだが。

真奥貞夫

当初は世間知らずのお隣さんとして振る舞っていたが正体が割れてからは素で接するように。といっても最初から勘ぐられてはいた。
飄々としていながら様々な考えを巡らせ、遙かに年上な真奥に諭され動転させられることが多い。
悪魔の王の要求に身構えてたらギャップに拍子抜けすることもしばしば。
一方変なところで腑抜けな彼に呆れて叱咤することも。

遊佐惠美

教会をさけるエミリアとの協力は却下され、一時は少し険悪ともとれる関係に。だがサリエルの一件を終えて親友と呼べる仲に。
機械に弱いベルを惠美がしばしば助けている。ベルはアラム・ラムスをよく預かっている。
時代劇好き同士ではあるが壊滅的なほどに好みは逆。
千穂の豊かな一部分に暗くなり真奥等の罵倒に怒る仲でもあｒ（ｒｙ

芦屋四郎

毒料理だったはずの聖法気うどんだが、魔王ほど魔力も多くなく体も強くなく、
ルシフェルのように聖法気に適性があるわけでもないので実質被害を一身に受けていた。だが分かった上でケチって食べていた節がある。
互いに罵りながら家事をする。ベルの腕はアルシエルも認める。だがアルシエルの心配性と細かさには辟易としている模様。