刀の武人 龍膽

登録日:2014/12/31 Wed 17:34:44
更新日:2023/01/06 Fri 16:47:18
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拙者、その志を徹す刃とならん!


B01-094 刀の武人 龍膽(かたなのぶじんりんどう)
コスト6
ホウライ
[常]【P】「千歳」【有効】スクエア【効果】あなたのリソースにカードが12枚以上ある場合、このカードのパワーを+3000する。“[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが攻撃する。【効果】ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、破壊する。あなたのトラッシュにあるゼクスを2枚まで選び、リソースにスリープで置く。あなたのリソースにあるゼクスを1枚選び、手札に戻す。”
パワー9000
竜徹



キャラクターとしての龍膽
cv.浅沼晋太郎

緑の世界に生きる歳若き(といっても200歳ほどだが)ホウライ。
侍キャラらしくゼクスやリソースなどの用語以外に外来語はあまり使わず、語尾に「ござる」を標準装備。


原始の九大龍王チトセが開いた小国、千年國の唯一の生き残り。
チトセの末裔である紅姫に仕える侍であったが、四皇蟲の一角であるヘルソーンの襲撃により国は滅亡。
主を失った龍膽はそのまま隠居するつもりでいた。


しかし、現代にてかつての主にどこか似通った少女が我が身を省みずライカンスロープの子供をプラセクトから救う姿を目にする。

侵略者である異形の者でも、困っている弱者を放っておけないと言う少女、千歳の意志に感銘を受け、龍膽は一度は納めた刀を再び取ることを決意したのだった。
以後は千歳と共に根無し草として緑の世界を巡り、青の世界の襲撃からライカンスロープの集落を護るため立ち向かったり、黒の世界から侵入したディアボロスを探したりと活躍している。


従者の鑑ともいうべき義理堅く他者を思いやる性格だがどうにも一言多く、千歳から!!(バコン!)と殴られることが日常茶飯事。

その日、龍膽さんはお星さまになりました。 ~各務原あづみ~

ちなみに千歳は男性相手なら容赦なくその拳を振るうが、女性相手の場合は龍膽が代理で殴られる。

千歳「あたしの怒りはあたしのコンプレックスのせいであって、ソトゥ子を殴るのはお門違いだから、だけど?」

龍膽「拙者を殴ることの方がよほどお門違いでござる!」

体格差ゆえ、親子と間違えられることもしばしば。


そんな龍膽だが摩那斯とは旧知であったり優鉢羅から七聖剣を預けられたりと八大龍王からも一目置かれる実力者。

『覇神』の欠片を得て竜王殿を建国した和修吉一派に対抗するための集団『千年國』の姫に千歳が就いた際には、かつての主の面影と今の主成長に涙した。



カードとしての龍膽
Z/X第一弾に収録されたパートナーゼクスサイクル。


リソースが12枚を超えると12000というコスト8帯にも比肩するパワーを発揮する。
ちなみにリソースの枚数を参照するのは本来プラセクトの能力であるため、たまにネタにされる。

当初はリソースにブーストをかけるカードが少なかったことから人気は低めであったが、多くのリソブ要員が増えた現在ではそこそこの活躍を見せる。
毎ターン上手く繋げば3→4→6→8→12と最速5ターン目には登場+リソブで能力の条件を満たせる。

直接の殴り一撃で倒されることはまずないが、除去耐性はないのでそうしたギミックを感じた場合過信は禁物。
また、同じホウライで1コスト軽く、リソースの枚数が増えれば増えるほどパワーが上がる「魅惑の七支刀 月下香」が目の上のたんこぶでもある。

リビルドによってパンプアップに加え、相手のゼクスをリソースに送りトラッシュからリソースを追加、回収する能力を得た。
2面処理だけでもそこそこ優秀だが、トラッシュからリソースリンクを置いて誘発させたり出したいカードを回収したりと小回りの利く能力。さらに月下香との差別化にもなる。
緑はリソースから登場させる効果なども多いので、それらと組み合わせて展開していきたい。



その他の龍膽

C04-002 二刀の志 龍膽(にとうのこころざしりんどう)
コスト5
ホウライ
[起]【P】「千歳」【有効】スクエア【コスト】緑3【効果】あなたのデッキの1番上のカードをリソースにスリープで置く。以下の効果から1つ選び、解決してよい。“ノーマルスクエアにある相手のコスト5以下のゼクスを1枚選び、リソースにスリープで置く。”“あなたのデッキの上から3枚公開し、その中にある[ホウライ]を1枚選び、手札に加える。公開した残りのカードを元に戻し、シャッフルする。”
パワー7500
竜徹

スターター第二弾にて登場した、七星剣との二刀流になった龍膽。

効果はコスト支払いによるデッキからのリソブ。刀の武人版と相性はいい……いいのだが、3コスト払う=合計8コスト必要という点がややネック。
同コスト同パワーでフォースの支払いだけで同じことができる「八大龍王 跋難陀」が存在するのも向かい風。

1ターンに一度、スクエアの[ホウライ]をスリープすることでリソースを3枚リブートするスタートカード「火炎剣 鳳凰木」と組み合わせると、相手ターン含め最低でも2リソブというそれなりの性能に化ける。

リビルドによってリソブに追加で『相手の中級ゼクスをリソース送り』か『ホウライを1枚サーチ』を任意で選択できるようになった。
前者なら鳳凰木コンボのネックであった相手のゼクスに攻撃できないという欠点をある程度解消でき、後者なら増えたリソースを利用した展開の幅を広げられる。


C06-004 翠嵐の侍 龍膽(すいらんのさむらいりんどう)
コスト6
ホウライ
[常]あなたのプレイヤーが「青葉千歳」の場合、あなたのリソースにカード名に「龍膽」を含むカードがあるならば、このカードのパワーを+2000する。
パワー8500
竜徹(DVD及びBlu-Ray付属版)

アニメイラストの3枚目。言うまでもなくこちらも円盤にはオリジナルイラストが付属。

緑で初のコスト6条件付き10500であり、その条件もホウライの特色であるチャージをリソースに置く効果やリソースから回収・再利用する効果とそれなりに噛み合っている。
ランデス効果の査定が厳しいZ/Xにおいては一度発動すれば解除されることはほぼないと考えていい点でも他の同系統ゼクスより有利に立ち回れる。

が、言ってしまえばパンプアップするだけで耐性などがあるわけでもないので、現環境では少々厳しい。
最低限アタッカーとしての活躍はするので「龍膽」デッキの頭数としては悪くない。


B13-098 光焔の破軍 龍膽(こうえんのはぐんりんどう)
コスト7
ホウライ
[※]ゼロオプティマ5(あなたのリソースにを持つカードが5枚以上ある場合、以下の能力が有効になる。)
[自]このカードが登場した時、あなたのプレイヤーが「青葉千歳」ならば、このカードをスリープしてよい。スリープしたならば、あなたのデッキの上から2枚のカードをリソースにスリープで置き、ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、破壊する。
パワー10500
竜徹

七尾にキービジュアルを取られた千歳がようやくパッケージを飾った13弾収録の4枚目。

登場時に確定破壊とリソース2枚追加という3アドを有するうえ、パワーも10500という非常に優秀なカード。
緑の除去に多いリソース送りではないので相手にリソースアドを与えないのも強み。
ただし能力によってスリープするため攻撃することはできず、殴るのとリソブの両立は不可能。

強力な分ゼロオプティマ5にという制約がかかっているが、緑はリソースを増加させたり操作するカードを豊富に有するため積極的に交換していくことで比較的容易に達成可能。
最速を狙うよりも、中盤にリソース差を広げてエンドゲームでの有利を稼ぐ方が主な使い道になるだろう。


B18-06 翠竜の双牙 龍膽(すいりゅうのそうがりんどう)
コスト3 IG
ホウライ
[*]ウェイカーLv3(あなたのデュナミスに表向きの[ウェイカー]が3枚以上あると有効。)
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードがプレイされて登場する。【効果】あなたのプレイヤーが「青葉千歳」の場合、あなたのリソースにカードが5枚以上あるならば、あなたのデッキの1番上のカードをリソースにスリープで置き、あなたのリソースにあるカードを1枚選び、手札に戻し、ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、破壊する。
パワー4500
竜徹

緑の竜の巫女クシュルの導きでウェイカーLvを得た5枚目の龍膽。
地味に!!(バコン!)されない初めての龍膽でもある。

Lv3を達成するまでは能力を持たないが、達成すると一変。リソースを介した手札補充と確定破壊を持ったIG持ち3コストゼクスに化ける。
そもそもの能力条件に『リソースが5枚以上』とあるので、その間に胎動イベントやウェイカーを裏返す能力を使って3枚表向きにしていくと考えれば地味に制限は緩かったりする。
「光焔の破軍」と違い殴ることも可能。

もう一つの条件である『プレイされて』という点だが、つまりは手札からコストを払って登場させるかイグニッションで捲ったときのみということ。
イベントなどで踏み倒した場合はプレイではないのでその点は注意が必要。
このカード自身にウェイカーアッパーとしての能力が付いていないのも残念なところか。


P18-016 破神剣聖 龍膽(はしんけんせいりんどう)
コスト7
ホウライ/ウェイカー
覚醒条件:あなたのリソースにあるコスト5以上のカードを2枚デッキに戻し、シャッフルし、あなたのデッキの上から2枚のカードをリソースにスリープで置く。
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが攻撃によって相手のゼクスを破壊する【効果】あなたのプレイヤーが「青葉千歳」の場合、あなたのデッキの一番上のカードをリソースにスリープで置き、あなたのリソースにあるコスト7以下のカード名に「龍膽」を含むゼクスを1枚まで選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。
パワー10500
竜徹

ドラマCD『紅姫哀詩』付属の6枚目。

Lvからウェイカーそのものに覚醒し、強力な「龍膽」踏み倒し能力を獲得した。
また、リソースを補充したうえでの踏み倒しなのでリソースが減らないという長所がある。
現在まで「龍膽」はすべてコスト7以下なのでどのカードでも踏み倒しが可能。破壊とリソース増加ができる「光焔の破軍」や高パワーの「刀の武人」で積極的に相手へ圧力をかけたいところ。

ただし『破壊したとき』が条件なので、自壊能力などで攻撃対象のゼクスに逃げられると能力を発揮できない。プレイヤーへの直接攻撃でも不発。
相手にする場合はその点を留意しておくと回避できるかもしれない。
また能力は強制効果のように見えるが、1枚『まで』選びなので0枚選ぶことで出さないという選択も可能。


B19-088 千罠突破 龍膽(せんびんとっぱりんどう)
4コスト
ホウライ
[*]ウェイカーLv2(あなたのデュナミスに表向きの[ウェイカー]が2枚以上あると有効。)
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが攻撃によって相手のゼクスを破壊する。【効果】あなたのプレイヤーが「青葉千歳」の場合、あなたのデッキの1番上のカードをリソースにスリープで置き、あなたのリソースにあるカードを1枚選び、リブートする。
パワー6000
竜徹

19弾に収録の7枚目の龍膽。
!!されない龍膽その2。

再びウェイカーLvで、相手のゼクスを破壊したときに1リソブ、さらに1枚リブートと2アド獲得できる。
デッキトップからの追加なのでチャージを温存しつつ、立てた1リソでイベントを構えることもできると弱いことが書いていない。
パワーも6000と並程度にあり、『リソース1足りない病』のときに重宝する。

Lvも2なので、「翠竜の双牙」と違ってうまく回れば最速で発動することもできなくはない。

ただし「破邪剣聖」と同じく破壊時誘発なので不発条件も同じ。
また強制発動なのでライフ1デッキ1のときはリロードエフェクトで敗北になる。


B22-098 就義の一閃 龍膽(しゅうぎのいっせんりんどう)
コスト7
ホウライ
[自]【P】「千歳」【有効】リソース【誘発】このカードがリソースに置かれる。【効果】あなたのリソースにカードが5枚以上あり、その中に「龍膽と千歳 従容の絆」がある場合、スクエアにあるあなたの「青葉千歳」を1枚選び、ターン終了時まで、以下の能力を与える。“[起]【有効】スクエア【コスト】スリープ【効果】このターンの間にあなたの[ホウライ]が登場していた場合、あなたのデッキの上から2枚のカードをリソースにスリープで置く。”
パワー10500
竜徹

22弾のパートナー指定リソースリンクになった8枚目の龍膽。

[ホウライ]が登場すれば2リソブ可能とシンプルな能力。回数に制限がないがプレイヤーを能動的にリブートする手段は現状ないので実質1ターン1回。
パワーも標準的なのでバニラとして出し、後々チャージやトラッシュからリソースに送るという動きも普通に採用できる。


B22-100 龍膽と千歳 従容の絆(りんどうとちとせじゅうようのきずな)
コスト1
イベント
[☆]スクエアにある[ホウライ]を1枚選び、ターン終了時までパワーを+2000する。
[自]【P】「千歳」【有効】リソース【誘発】このカードがリソースに置かれる。【効果】あなたのリソースに「就義の一閃 龍膽」がある場合、あなたのデッキの上から5枚公開し、その中にある[ホウライ]を2枚まで選び、手札に加える。公開した残りのカードを元に戻し、シャッフルする。
竜徹

「就義の一閃」と対となるイベント。
千歳の真似をするウェアヘッジホッグがかわいい。

イベントとして使うと対象に制限が付いた「武皇剣閃撃」
リソリンとしては、デッキトップから[ホウライ]を2枚までサーチできる。

どちらも悪くない効果ではあるのだが、堅実すぎて派手さに欠ける点は否めない。またイベントなのでトラッシュなどから回収する手段も少し狭まる。
決して弱いわけではなく、状況に合わせて切り替えができるというのは優秀なのでイベントとして切る場面があれば絆リンクに固執せず思い切って使うのも手。

そしてテキストが句点で区切られている都合上、「就義の一閃」の有無に関わらずリソースに置いた時点でデッキシャッフルが確定する
ルール上、Z/Xは条件を満たさない能力はその能力の全体が無効になるのだが、このカードの場合『プレイヤーが千歳』『リソースに置かれる』を満たした時点で能力が有効と看做され、『句点で区切られた処理は別物として扱う』『可能な部分のみを実行する』というルールに基づき、元に戻すカードがなくても後半の強制シャッフル効果が成立してしまう。
(これが意図的なデザインなのかは不明)



E10-043 我武者羅な疾風 龍膽(がむしゃらなかぜりんどう)
コスト5
ホウライ
[自]【P】「千歳」【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのリソースにカード名に「龍膽」を含むカードが4枚以上ある場合、ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、破壊し、あなたのデッキの上から2枚のカードをリソースにスリープで置き、あなたのリソースにあるカード名に「龍膽」を含むカードを1枚選び、手札に戻す。
パワー7500
竜徹

EB10『オール☆ゼクスターズ』新規収録の9枚目の龍膽。
「疾風」と書いて「かぜ」と読む。

cipで相手のゼクスを破壊し、リソースを増やしつつ「龍膽」を回収する。
リソースに「龍膽」4枚という条件はあるものの、枚数が増え絆リンクもある現在なら達成は容易。

対象をリソース送りでなく破壊するのでこの手のカードによくある相手のリソースを伸ばすことなく自分だけリソースを増やせる。
回収対象も『カード』で「従容の絆」も回収できるので、絆リンクを複数回使うなどしたいところ。


B23-099 輪廻開闢の絶刀 龍膽(りんねかいびゃくのぜっとうりんどう)
コスト7
ホウライ
[自]【P】「千歳」【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのリソースにカードが9枚以上あり、その中に緑のカードしかない場合、リソースにあるカードを4枚まで選び、リブートする。ターン終了時まで、あなたのリソースにあるカードはリブートしない。
[自]【P【P】「千歳」【有効】スクエア【誘発】このカードが攻撃するか攻撃される。【効果】あなたのリソースにカードが12枚以上ある場合、ターン終了時まで、このカードのパワーを+2000する。
パワー10500
竜徹

23弾に収録された10枚目の龍膽。

中盤以降限定ではあるがcipでリソースをリブートするため実質コスト3の10500という破格のスペックを持つ。
ただしリソースのリブートが不可になるため「リトルガーディアン」などとは併用できない。

さらに12枚以上あればパンプアップで「刀の武人」を上回る数値を出す。この能力は『攻撃時』『被攻撃時』に累積して発揮される。
たとえば相手のパワー7500のゼクスと6000のゼクスが攻撃してきた場合、合計13500のダメージだが2回攻撃を受けているので2000×2でパワー14500となり耐えきれる。
なので相手にした場合は、何回パンプアップするかをあらかじめ計算したうえで攻撃しなければ徒労に終わってしまうので要注意。





追記修正致す、千歳どの!

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最終更新:2023年01月06日 16:47