ザクアメイジング

登録日:2014/12/25 (木) 18:58:47
更新日:2022/07/10 Sun 23:01:54
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これでは折角集まってくれたギャラリーに申し訳が立たない

そうは思わないか?


いいや、私はそう思う!

注:独り言です



ガンダムビルドファイターズ』に登場する機体。
機体デザインの担当は機動戦士ガンダム00ティエレンのデザインを務めた寺岡賢司。



☆基本データ

ザクアメイジング
ZAKU AMAZING


型式番号:MS-06R-AB
全高:18.0m(データ上の数値)
重量:86.8t(データ上の数値)
ビルダー及びファイター:ユウキ・タツヤ


  • 武装
ロングライフル
ロケットランチャー×2
ハンドガン×2
ヒートナタ×2
シールド×2

☆機体概要

本編のライバルキャラ・ユウキ・タツヤが使用するガンプラ。改造のベース機は高機動型ザクⅡ
メインカラーはアニメ機動戦士ガンダム本編のライバルキャラであるシャア・アズナブルを意識してか本来のMSVには無いサーモンピンクがメインカラーとなっている。

「弱い量産機=やられメカ」という認識がありながら、改良により多くの高性能機が生み出したザクの魅力に惹かれたタツヤのガンダムに対する情熱とそれまで培ってきたガンプラの技術が惜しげもなく注ぎこまれている。

タツヤにミリタリーモデルの模型を制作した経験があったため、それを活かし改造用のパーツには戦車模型の物を流用、全身の武装には戦車等の実際の兵器のノウハウが込められている。
ちなみに両肩と脚部に装備されている箱型のパーツはリアクティブアーマーであり、スケール違いの戦車模型の工具箱が流用されている。

このような改造の経緯からか本機の武装にはビーム兵器の類が一切搭載されておらず全て実弾で統一されている。

フルアーマーガンダムを彷彿とさせるような重武装・重装甲の機体となったがタツヤの設計の高度さ故に非常に高い汎用性を持っており、タツヤが好む白兵戦でも十全に性能を発揮できる。

その完成度ゆえの圧倒的な性能でタツヤは第6回ガンプラバトル選手権を勝ち進み、世界大会まで出場。この機体は紅の彗星の名を世界に広める要因となった。

次年度においてもその強さは健在であり、主人公イオリ・セイレイジの前に巨大な壁として立ちはだかった。

最終的に本機はタツヤの選手権辞退が要因となったレイジとの一騎討ちにて大破し、物語の舞台から足を降ろしてる。

後に外伝にてタツヤには厳しいガンプラ塾での戦いを共にした愛機Hi-νガンダムヴレイブが存在している事が判明した。
かつて愛用したガンプラから心機一転して機体を変更したのは「RX-78を愛用する憧れのファイター・イオリ・タケシのライバルに相応しいファイターになりたい」という想いからであり、ザクアメイジングの機体カラーが赤になったのも「ガンダムのライバルは赤である」という強い拘りからである。
汎用機として作り直したのも、自分の持てる力のみでなく相手に持てる全ての手段を出し尽くさせて力を引き出し、自分も対戦相手も観客も魅了する試合を産み出せるような機体にする。
という彼の目指すメイジン道を体現する為の選択である。

最高加速時に周囲の粒子を圧縮させて紅色の輝きを纏う「紅の彗星」の派手さ故にHi-νガンダムヴレイブに性能的に劣ると誤解する読者及び視聴者も居たが、そんなことは無い。
このガンプラも後付だが、最高加速による突進時にはヴレイブの「紅の彗星」と同様の状態になり、ヒートナタの攻撃力を高めるだけでなく、機体全体が圧縮粒子に覆われた状態になるため、防御力も大きく上昇する。
これだけだと、ただ防御力を上げただけの隙だらけの猪突猛進になりかねないが、タツヤはここに円の動きを加える。
そうすることで、勢いを極力殺さず、滑り踊るように相手の攻撃をかわしつつ背後にも回り込み、勢いに乗った一撃を相手に叩きこむ。
タツヤが後に愛用するガンダムアメイジングエクシアが原作でしばしば見せた挙動にも似ている、攻防一体のスタイルへと昇華される。

機体名称の「アメイジング」も本来なら「驚くべき、見事な」等を意味する形容詞だが「ユウキ・タツヤとしてではなく未来のメイジンとしての自分の愛機」として作られた本機のアメイジングは「メイジンの先行型」という意味。

ガンプラ塾の三代目メイジン候補の座を巡るトーナメントで優勝したタツヤではあったが、二代目のような
「『勝利のみを優先して相手を徹底的に叩き潰す』二代目のバトルスタイルを踏襲したメイジン」ではなく、
「『皆を対戦相手と自分の双方の実力をより引き出しつつ、観客をも驚かせ楽しませながら勝利を掴み取る』
タケシが実演したような姿こそがタツヤの理想のメイジン像であり、そこに向けて精進の真っ最中、現在進行形である」
という意気込みや誓いの意も込められている。

続編「ガンダムビルドファイターズトライ」にも登場。
コンテストイベントにおけるエキシビションマッチでメイジン・カワグチが使用しており、
レディ・カワグチが駆るケンプファーアメイジングと共にコンテストへ華を添えた。


☆武装

  • ロングライフル
実在の兵器に拘って戦車模型の砲塔をベースに改造を加えた遠距離攻撃武器。
外観はマゼラトップ砲に似ている。
破壊力が大きく射程も長い分取り回しが難しが、非使用時は腰部にマウントできるよう改造が施されている。

  • ロケットランチャー

両肩に装備されたロケットランチャー。
熱源誘導や機影認識による誘導弾など弾種が存在し、それによって多彩な戦略を取る事が出来る。
脚部にも装備可能。

  • ハンドガン
両腰のホルダーに収められているリボルバー拳銃。
ハンマー部分や弾倉なども作りこまれており、APFSDSやHEATなど弾を交換する事で多彩な攻撃を可能としている。
1/144にこんなギミック仕込むとか凄すぎです部長。

ホルダーはアタッチメントを取り付ける事で脚部に装着出来る。

  • ヒートナタ
刃の部分を高熱化して切断能力を高めた鉈。
バルカンを受けるなど防御用の盾としても用いられ、通常はバックパックのホルダーに収められている。

小さいが切れ味は鋭く、ビルドストライクガンダムのチョバムシールドを一撃で斬り捨てている。
タツヤの機転と最高加速による「紅の彗星」による切断力強化が加わると、二代目メイジンが繰り出した最強の必殺技すら、全身ボロボロになりながらも真正面から斬り割く脅威の斬撃と化す。

  • シールド
両肩に装備された、リアクティブアーマー付きのシールド。
ザクのものより小型で丸みを帯びているのが特徴であり、分厚い装甲を利用してタックルなどの格闘戦を演じる事も出来る。

  • アメイジングブースター
全身の追加武装とブースターパーツを合体させた支援機。本体の援護が主目的だが本編ではその機会に恵まれなかった。
この機能を使うと本体の攻撃力と防御力が低下してしまうが代わりに機動性が上昇するため、使い方によっては状況を左右する。
アクアタイプ等、地形に適応させたバリエーションが存在する。

当初はビルドストライクのビルドブースターを参考にした追加機能だと思われたが後に後付けでかつてのタツヤの愛機Hi-νブレイヴから継承した機能である事が判明した。

項目の内容とほとんど関係ない話だがHGガンプラのザクアメイジングではアメイジングブースターの再現はできないので追加パーツの関係でアメイジングブースター単品を購入しなくてはならない。何これ詐欺?

ザクアメイジング・ラピッド

アメイジングブースター用の予備パーツを利用した形態。
大型MAを愛用するカルロス・カイザー対策として、遠隔誘導攻撃を掻い潜って一気に肉薄出来る速さを追求した、第6回世界大会のタツヤの切り札。

バーニアポッドを両肩部に増設、バックパックをウェポンラックを兼ねたシールドとして再構成すると言った方法で、
ザクアメイジングをより高機動な機体に仕上げた。
ザクアメイジング自体が既に十二分に高機動な機体であるため、脚、背、肩武の大型バーニアで強引に進行方向を捻じ曲げて、動きが直線的になり過ぎないようにしている。
しかし、操縦も難しい上に機体に過剰な負担を強いるため、実質対カイザー専用となった。


☆余談

本編2話で鮮烈な登場を果たし、ライバルキャラの機体としての風格を見せつけた本機と主役機ビルドストライクの二度の戦いは共に評価が高く、特に第6話での限界までぶつかりあった激闘は本編最大のベストバウトと挙げるファンも少なくない。

第6話の放送以降は全国のプラモ屋でザクアメイジングがバカ売れするという現象も発生した模様。

しかし第6話以降には全く登場せず、それからも続々と登場する新機体に魅せられる視聴者も多かったため本機の人気も急速に縮小していき需要を見越して入荷されたプラモが全国で売れ残っているという……。

確かに強かった、カッコ良かった、その存在は鮮烈だった。しかしザクアメイジングの輝きは僕らの目には早すぎたのだ。

それは正しく彗星の如く……。


……消えゆくかと思いきや、外伝「ビルドファイターズA」にて、再登場。偽ティエリアに酷似した人のナドレとエキシビジョンで戦い、そのままちょい役で出ていくかと思われた。
が、二代目メイジンとの因縁の戦い、究極のガンプラであるカテドラルガンダムを操縦する彼に、タツヤの想うメイジンとは何かをぶつける大一番に大抜擢。
異次元レベルの巨大な壁を前に、二代目にタツヤが三代目であると認めさせる奮戦を繰り広げた。

「ビルドファイターズAR」では、この第6回世界大会で大立ち回りを繰り広げ、大会のダークホースとしてその存在を観客に知らしめた。
大会予選最終戦でのカルロス・カイザーとの激闘は会場に熱狂の渦を巻き起こし、リカルド・フェリーニVSグレコ・ローガンの2時間もの延長戦に縺れ込んだベストバウトに次ぐ名試合となった。




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最終更新:2022年07月10日 23:01
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