ウルトラマンギンガS

登録日:2014/12/23 Tue 18:10:00
更新日:2024/04/18 Thu 20:15:24
所要時間:約 25 分で読めます






強くあれ! 強くなれ!

英雄(ヒーロー)になれ!!



ウルトラマンギンガS』は、2014年7月15日~9月2日、11月4日~12月23日まで放送された円谷プロダクション制作の特撮テレビドラマである。


【概要】

2013年に放送された『ウルトラマンギンガ』の続編にあたる作品。
新ウルトラマン列伝』の番組内で7月~9月、11月~12月にかけて8×2の16エピソードが放送された。

前作同様『新ウルトラマン列伝』の番組内での放送なので、放送後にもYoutubeで1週間限定の配信を行っていた。

前作の欠点だった予算不足や制作時間の不足が改善されたのか、規模や話数や人の数や特撮の技術などが大幅に上がっており、
爆発が以前より派手になったり『ウルトラマンサーガ』以来の市街地戦など、クオリティーが前作よりも大きく上回っている。

メイン監督は『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』で監督を務めた坂本浩一
サブに『ウルトラゾーン』や後の『ウルトラマンX』や『ウルトラマンオーブ』でメインを務める田口清隆、前作から続投の石井良和、『メビウス』以来の参加である小中和哉の3人。

タイトルの『S』の意味は劇中登場のギンガストリウムとギンガの2ndシーズンのダブルミーニングだと思われる。


【あらすじ】

ウルトラマンギンガとダークルギエルとの戦いから1年が経ち、地球には平和な日々が戻っていた。

だが、ダークルギエルの復活を目論み、そのために地底に封印されたエネルギー鉱石ビクトリウムを強奪せんと現れた、
チブル星人エクセラー(SD)がその手始めとしてアンドロイド・ワンゼロや様々なエージェント達を地球の雫が丘へと送り込み、密かに行動を開始していた。

それからさらに1年後。
再び地球に迫る危機に、ビクトリウムを守る使命を帯びた地底人ビクトリアンの青年・ショウがウルトラマンビクトリーに変身して立ち向かう。
さらに、ビクトリウムに導かれた礼堂ヒカルの意志に呼応するように地球へ帰ってくるウルトラマンギンガ。今、新たな戦いが始まる。


【主人公】

礼堂ヒカル(らいどう-)
演:根岸拓哉
前作に続き笑顔のまぶしい主人公。夢であった冒険家を目指して世界中を旅している19歳の青年。
メキシコを旅していた途中に偶然ビクトリウムを発見し、それに呼応したギンガスパークに導かれるかのように雫が丘を訪れ、
そこで新たに起きた戦いの中でギンガと再会し、再びウルトライブする。

華麗な車捌きで暴れるシェパードンを郊外に誘導した勇敢さを陣野に見出され、UPGにスカウトされた。
だが基本的に怪獣が出たらすぐに変身してしまうため、UPGとしての活躍はこれと言って無く、同僚のアリサとゴウキを悩ませている。

本作では変身する時「ギンガァァァァッ!!」と叫んで変身する様になった。

●ショウ
演:宇治清高
本作から登場するもう一人の主人公。地底人・ビクトリアンの青年。
地底世界を守るため、キサラからビクトリーランサーを授かり、ウルトラマンビクトリーへとウルトライブする力を手に入れた。

自分に厳しくストイックな性格で、ビクトリアンを守るという使命感が強い。
(故に、「ウルトラマンフェスティバル2014」ライブステージでは非情かつ冷酷な面が強く出ている)。
始めの方はギンガを敵視していたが、2話後半で共に闘うようになってから次第に態度は緩和され、手を組むようになる。

好物は「ブイチョコウェハース」。1話で空腹のときにヒカルから貰い、彼の主食 お気に入りになる。

最終回でのみ「ビクトリィ!!」と叫んで変身していた。


【UPG(「Ultra Party Guardians」)隊員】

●陣野義昭(じんのよしあき)
演:大浦龍宇一
UPG隊長。43歳。
普段は観葉植物とハーブティーを愛する温厚な紳士だが、非常時には感情を顕わにする。
指揮を主にやっているため戦闘では目立った活躍は少なめだが、要所要所でしっかりと活躍している。

●杉田アリサ(すぎた-)
演:滝裕可里
UPGの紅一点。19歳。
男勝りの体力と性格に加え射撃、運転、肉弾戦においても非常に高いスキルをもつ19歳とは思えないくらい隙がない女性隊員。
射撃の腕は神山に見出されたもので、彼には恩がある。
演者の年齢は、アリサの年齢とは7~8歳差(放送当時)である。

●松本ゴウキ(まつもと-)
演:加藤貴宏
熱くて豪快な24歳。
空手で黒帯を所持する実力者。
割と体育会系な性格で、ヒカルを「肝心な時にいない」と小突きつつ、彼を後輩として気に入っている様子。
一度ヤプールに意識を乗っ取られるが、その場に居合わせた妊婦を助けたいという強い思いでヤプールから一時的に意識を支配し返した。
千草の熱狂的なファン。とある商店街で彼に似た宇宙人がいた気がするが気のせいだ、多分。
最終話では油断していたゼットン星人を勝算ありィ!!という言葉と共にドラム缶で殴った。

●一条寺友也(いちじょうじ ともや)
演:草川拓弥
前作に引き続き登場のUPGの化学アドバイザー。19歳。
人間嫌いだった前作に比べ性格はかなり丸くなっている。
ライブベースを始めとするUPGのシステムネットワークを構築している。
ヒカル=ギンガという秘密を知る数少ない人間として、UPG内ではヒカルのフォローに回る事が多い。
ジャンナインから託されたガンパッドを今でも大切に持っており、コレで突破口を開くことも。

●神山 政紀(こうやま まさき)
演:岡田浩暉
第13話から登場した国際防衛機構長官。
「地球は地球人が守るべき」という考えの下、「地球防衛」の名目さえあれば、どんな手段を用いる事も辞さない危険な超タカ派で、怪獣や侵略宇宙人は勿論の事、ウルトラマンをもいつか地球の脅威になると警戒している。
地球を守るためビクトリウム・キャノンという人類が使うには強大過ぎる兵器の使用を「人類の盾」と称し何の疑問も躊躇も無く実行し、反発するUPG隊員を作戦に必要なアリサを除き全員強制解雇。

さらにショウの持つシェパードンのSDを不意打ちで強奪してビクトリウム・キャノンのエネルギー源に使ったりと非道の限りを尽くしたが、
出力の上げ過ぎで基地もろとも制御不能になってしまった事でパニックに陥り、それまで散々敵視していたウルトラマンに対して図々しくも「なんとかしてくれよー!!」と助けを乞い願うという過去のシリーズの超タカ派に匹敵する醜態を晒し、その姿に呆れ果てたアリサに見放されてしまう。
挙句、エクセラーにライブベースを乗っ取られて基地の外へ追い出され、目の前でビクトリウム・キャノンが基地もろとも怪獣ビクトルギエルに変貌してしまう瞬間を目撃し、人類の盾として造った筈の兵器が最凶最悪の敵となってしまうという皮肉かつ残酷な現実を前に、膝を落とし絶望の淵に叩き落とされてしまった。
なお本作のラスボスであるダークルギエルはウルトラマンギンガの半身のため、ウルトラマンが敵になるという考えは何気に的中していたりする。


【ビクトリアン】

地底世界に住む住人。
古代にビクトリウムというエネルギー鉱石をめぐる争いが起き、
争いが終結した後多大なエネルギーを秘めるビクトリウムをビクトリーランサーの力で封印。
そしてそれらを守護するために自らを守り人とし地底世界に住みつくことに。

ただ後にビクトリアン内でビクトリーランサーをめぐる争いが起きており、その中から追放した者を異次元に封印。
その時の争いの記録はまた新しい争いを生まぬよう抹消された……が、それが原因でまた新しい争いが6話で発生してしまった。
非常に永い時を強力なエネルギー鉱石と共に生活してきたせいか、全員何らかの特殊能力と強い体を有しており、作中でもちょいちょいと発揮されている。
最終話ではチブロイド達を肉弾戦や特殊能力で全員倒している。
自給自足で物々交換で生活してるのか、通貨が存在しないらしい。

●キサラ
演:山本未來
ビクトリアンの巫女であり女王。
慈悲深く温厚で落ち着いた雰囲気の女性。
最終話では強力な衝撃波を発してナックル星人とチブロイドを倒した。

●カムシン
演:斎藤洋介
キサラに仕える側近のおジイ。
心配症なところがあるが、平和を愛するやさしい心の持ち主。だが一方で猜疑心も強く、ビクトリアンと地上人との共存に懐疑的だったり、マナが裏切ったふりをした際は彼女を疑い、ヒカルと共に助けに向かおうとしたショウに「助ける必要がどこにある?」と問うたほどだが、最終決戦後は氷解しており、サクヤ&レピから渡されたブイチョコを食べ「中々美味いもんだ」と笑顔を見せた。
最終話では刀を使ってチブロイド達を斬り倒した。その時のシーンはかなりかっこいい。

●サクヤ
演:小池里奈
ショウの幼馴染。キサラ女王とは血が繋がっているらしい。
幼馴染のショウがウルトラマンとして戦うことに内心抵抗を抱いている。
勝手に地上へ飛び出すレピのお目付け役でもある。
最終話では衝撃波的な能力でチブロイドを倒した。
ちなみに演者はショウ役の宇治氏より誕生日が早く、ヒカル役の根岸氏より年上である。
アリサの演者にも言えることだが、演者は実年齢より相当年下の役をやっている事が分かる。
ちなみに過去の防衛チームでも、演者が実年齢よりかなり年下の役を演じたケースがある。

●レピ
演:山田日向
サクヤの弟。10歳くらい。
地上世界と人類に興味を持ち、度々勝手に地上に飛びだしたりする好奇心旺盛な性格。
最終話ではチブロイド一体をヘッドバット→回し蹴り2発で倒すというかなりの武道派である事が判明した。

●ヒヨリ
演:春川芽生
上記のビクトリアン間の抗争において、地球を追われた一派の最後の生き残り。
長いこと異次元に閉じ込められていたため、ビクトリアンを強く憎んでいる。
ビクトリアンへの復讐のためゴモラ(SD)にモンスライブし、ギンガと対戦。
ギンガに止めを刺されかけるが、経緯を問わず同族である者を守ろうとしたシェパードンによって事なきを得て、
闘いが終わった後過去を受け入れたキサラによって再びビクトリアンの仲間として迎え入れられた。

地底聖獣シェパードン
本作のヒロインでもあり、萌えキャラとも言える存在のビクトリウムの守護獣。
ショウとは子供のころから仲良しで、劇中でもショウが窮地に陥ると、度々現れては無理してでも健気に攻撃を庇ってくれる。
かなりのご長寿でヒヨリのことも覚えていたビクトリアンの歴史の生き証人でもある。
作中ではビクトリウムを強奪されたりショウが窮地の時に度々姿を現す。

度重なる敗戦でのダメージやガンQにビクトリウムを吸われたり等されたせいで寿命が縮んでしまっており、
10話でショウを庇いベロクロンのミサイル攻撃をくらい殺害されてしまう。
しかしその魂はクリスタルスパークドールズとなってショウの手に現れ、その力でシェパードンセイバーが誕生。ショウと共に闘うようになる。

ちなみにウルトラシリーズではかなり久々……と言うか本作作品世界では初めての新規地球怪獣でもある。


【その他】

●石動美鈴(いするぎ みすず)
演:宮武美桜
前作のヒロイン。19歳。和菓子職人を夢見る少女。9話と最終話に登場。
名前を無くしたワンゼロに対し「マナ」という名を授けた。
最終話では雫ヶ丘へ災害ボランディアに行って空腹の人々に饅頭を渡し、最終決戦に向かうヒカルを見送った。
前作より美しくなった感がある。

●渡会健太(わたらい けんた)
演:大野瑞生
カメラマン志望の19歳。最終話に登場。
最終話で千草のために降星町からインターネットで千草の生ライブを中継した。だがそれ以外の活躍は無い。
と言うか、ヒロインズと違ってメイン回が作られなかった。
……頑張れ健太。中の人は同時期の戦隊では青い人のお兄さんだぞ!

●久野千草(くのちぐさ)
演:雲母
新米アイドルの19歳。12話と最終話に登場。
努力が実り無事にアイドルになった。ウルトラマンへの応援歌として作られた『ウルトラマンギンガの歌』が代表曲。
最終話では被災した雫ヶ丘の人々のためにインターネットを介して生ライブをやり、絶望に染まった人々に希望を灯した。
本作世界のレベル3マルチバースでは色々とえらい目に合った(ただし本編とはパラレルである点に留意)。

アンドロイド・ワンゼロ/マナ
演:最上もが
チブル星人エクセラーに造られた感情回路や自己修復機能などを搭載したアンドロイド。
地球でチブロイドを率いて日々暗躍する。
ギンガとビクトリーに敗北を重ねた末にエクセラー見捨てられ、自爆装置を強制的に起動させられるが、
ショウに自爆装置ごと機能停止させられ、復活した後は帰る場所も名前も無くし、あてもなく街を彷徨い続ける日々を送る事になってしまう。
9話で石動美鈴に出会い「マナ」という名前を与えられ心を開いていき、次第に「命」に興味を持つようになる。
ちなみに3月13日にスーパーヒロイン写真集で「アンドロイドのおねえさんのしゃしんしゅう!!」という写真集が発売された。

ウルトラマンタロウ
演:石丸博也
前作でヒカルを指揮し、導いたお馴染みウルトラ兄弟6番目のウルトラ戦士。
本編の前日談の『新ウルトラマン列伝』第54話で地球の新たなる危機をギンガからのウルトラサインで知り、
ウルトラ5兄弟から力を授かった上で地球へ向かい、ヒカルの前に現れ、自らとウルトラ5兄弟の力をストリウムブレスという形で授ける。
ストリウムブレスとなってからもヒカルとの会話が可能だが、実際に会話する事はかなり少ない。

ウルトラマンギンガ
演:杉田智和
ダークルギエルとの決戦後、宇宙に帰っていたがヒカルの呼びかけに答え地球に飛来した。
相変わらず無口で、2話と終盤にしか意思を見せなかった。
最終話では自身とルギエルの関係を明かした。

ウルトラマンビクトリー
古代に地球に飛来し、ビクトリウムの争いを鎮め、ビクトリアンにビクトリーランサーを授けた新たなウルトラマン。
意思を持っているようだが、最終回を迎えても不明なまま。


【チブル星人とその手下たち】

頭脳星人チブル星人エクセラー
演:江口拓也
スパークドールズの姿から実体化したチブル星人。
偉大なるグランドマスターことダークルギエルを復活させて最強の肉体を得るため、
ビクトリウムを強奪しつつルギエルの遺体がある月の近くで暗躍し続ける。
自身の頭脳を『宇宙最高』(笑)と称し、プライドも高く支配欲も強い。
部下に対してもスパークドールズの怪獣含め単なる駒としか見ていない自己中心的かつ冷酷な性格の持ち主。
14話でついにダークルギエルを復活させ地球侵略を開始。ビクトリウム・キャノンと最強の肉体を手に入れた。
が、後々ルギエル殺されて乗っ取られ返されそうな気がしないでもない。
それに彼の自分以外の命を駒としか見ない価値観は歪んでいるとはいえ、曲りなりにも命の大切さを重んじているルギエルからすれば決して許すことのできないものであろう。

最終的にはダークルギエルによってスパークドールズにされてしまった。因果応報、自業自得

●チブロイド
エクセラーが造ったアンドロイド。沢山いる。
肉弾戦や光線銃で闘うが、とてつもなく弱くある程度肉弾戦が出来れば全員制圧が可能。
最終話では(一体だけだが)10歳くらいの子供(レピ)にすら倒されるというとんでもない醜態を見せている。
つまり数が多いだけの咬ませ戦闘員

分身宇宙人ガッツ星人ボルスト
演:金子はりい
チブル星人の用心棒。
自称「宇宙最強」(笑)と言う自信過剰な性格で、
自身が敗北すると、敗因は「エクセラーが強い怪獣を投入しないから自身の能力を存分に発揮出来ない」とか言って驕ってくる。
一応戦うたびに分身能力や拘束光線を使いそれなりにギンガとビクトリーを苦しめているため実力は結構高い。
13話で度重なる敗北でエクセラーに見限られ、暴走させられギンガと直接対決する。
闘いの末最終的に自我は取り戻したが、背後からビクトリウム・キャノンの試し撃ちをくらい、爆死してしまう。

●宇宙悪霊アクマニヤ星人ムエルテ
11話の「ガンQの涙」で登場。
詳しくは項目参照。

幻覚宇宙人メトロン星人ジェイス
演:しおつかこうへい
12話の「君に会うために」で登場。
詳しくは項目参照。

●変身怪人ゼットン星人ベルメ
演:小野友樹
ガッツ星人に替わるエクセラーの新しいエージェント。
タキシードを纏うキザで自信家で騒がしいウザい奴。
まさかのハイパーゼットンにライブしてギンガとビクトリーを圧倒するが、あえなく敗退。
最終話では「ダークルギエル特戦隊」を名乗り、ヒカル達を襲撃するが、ゴウキにドラム缶でぶん殴られる。
その後に関しては下3人と違い出てこなかったが、次回作の『ウルトラマンX第9話に出演した。

暗殺宇宙人ナックル星人グレイ
演:平野勲人
前作の11話以来の登場のオネエ口調な「ダークルギエル特戦隊」の一人。
キサラ女王に直々に倒された。
その後新列伝90話で下二人と共にUPGの雑用係としてこき使われる羽目になった。
更に次回作の『ウルトラマンX』第9話でも(人間体役として中の人共に)出演した。

●宇宙海人バルキー星人
演:橋本達也
新列伝の総集編を除いて前作の6話以来久々に登場した「ダークルギエル特戦隊」の一人。
バルキーリングとよばれる剣で闘うがアリサに蹴られた。
その後イカルス、ナックル星人と同じくUPGに(ry
彼も『ウルトラマンX』に中の人もろとも出演した。

異次元宇宙人イカルス星人
演:関智一
前作の劇場版1作目以来、TV本編では初登場のイカが口癖な「ダークルギエル特戦隊」の一人。
友也に殴られる。
その後上二人と共にUPGで(ry
上に同じく『ウルトラマンX』に中の人もろとも(ry


ダークルギエル/超砲哮獣ビクトルギエル
演:杉田智和
前作のラスボスでもあり、本作のラスボス。
今作ではチブル星人が「最強の肉体」として肉体をビクトリウムの力で復活させようとしており、14話で遂に肉体が完全復活。
何故か体育座りの状態で地球に降臨し、ビクトリウム・キャノンとUPGの基地と融合されビクトルギエルとして怪獣となり復活した。
だが意識までは復活できておらず、15話時点でチブル星人に肉体を操られたままである。
しかし最終話では調子に乗ったチブル星人をSDに戻して完全に復活する。
ちなみに怪獣にされた事に関しては気にしてはいない様子。


【登場怪獣】

EXレッドキング
1話でワンゼロがライブした初っ端からの強化体。
シェパードンを圧倒するが、ビクトリーの登場で劣勢になり、最終的に乱入してきたギンガに倒される。
その後はショウが回収し手に入れウルトランスの主力として使うように。

宇宙怪獣エレキング
2話でワンゼロがライブした。
足を負傷しているギンガを追い詰めるも、ビクトリーの猛攻によって倒される。
その後はショウが回収し手に入れた。

無双鉄神インペライザー
3話でチブロイド達がライブ。
低耐久だが高火力と数の暴力でギンガとビクトリーを何度も圧倒するが、
ギンガストリウムにパワーアップしたギンガとUPGによって全員破壊された。

11話でも単騎出陣したが、ビクトリーに倒される。

宇宙ロボットキングジョーカスタム
3話でボルストがライブ。
インペライザーを引き連れビクトリーを圧倒するが、インペライザーを全員破壊され、
ギンガに一騎打ちを挑むも敵わず、セブン怪獣だからかワイドショットで倒される。
その後はショウが(ry

ちなみに設定上分離合体が可能だが、劇中では未使用。

岩石怪獣サドラ
4話前半でワンゼロが(ry。
迷いがあって力を発揮できないビクトリーを追い詰め、ギンガにもハサミと尻尾で手こずらせるが、
帰ってきたウルトラマン産の怪獣だからかウルトラショットで倒される。
その後は(ry

地底怪獣グドン
4話後半でワンゼロが(ry。
ビクトリーをムチによるSMプレイで痛めつけたが返り討ちに遭う。
その(ry

一角超獣バキシム
5話で登場。
ワンゼロがライブしたが隠れていたヤプールに追い出されて晴れてヤプールのモノに。
後にビクトリーと闘うが倒される。
その後SDがどうなったかは不明。

ちなみに超獣好例の空を割って出てくるはやらなかった。

異次元超人巨大ヤプール
演:玄田哲章
5話で登場。バキシムの人形内に隠れていた。
ゴウキの意識を乗っ取りヒカルを異次元に閉じ込めたりUPGの作業員やショウを襲撃したりとやりたい放題やったが、
ゴウキの強い意志で意識を取り返されブチ切れて巨大化。
バキシムと共に闘うがバキシムがやられると不利とみなして捨て台詞を吐いて逃走を図るが、
ビクトリーに捕まりブン殴られ、ギンガに「おまえに次なんかねぇ!」と言われメタリウム光線で倒される。
とはいえ、後日談となる『ウルトラファイトビクトリー』で再登場。ヤプールの怨念は伊達ではない。

古代怪獣ゴモラ
6話でヒヨリが(ry。久々の敵役として登場。
ギンガにストリウム光線をくらいかけるがシェパードンに庇われる。
改心した後乱入したファイヤーゴルザに尻尾を千切られて倒される。

超古代怪獣ファイヤーゴルザ
6話でワンゼロが(ry。
ゴモラとギンガとシェパードンを圧倒するが、ビクトリーのEXレッドキングの拳で殴られ倒される。

7話ではボルストの分身体がライブ。
シェパードンを助けようとするギンガを足止めするが、本体(ガンQ)が倒され動揺した隙にM87光線をくらい倒される。

その後はファイブキングの材料にされる。

奇獣ガンQ
7話でボルストが(ry。
シェパードンのビクトリウム鉱石のエネルギーを吸引してエネルギーをエクセラーの宇宙船に転送し、
ボルストの分身能力で助けに来たビクトリーを手こずらせるが、UPGの攻撃で眼を潰されて転送できなくなった隙に倒される。
その後ファイブキングの材料にされる。

11話「ガンQの涙」でも登場。
そちらは項目参照。

超合体怪獣ファイブキング
7,8話でエクセラーが直々にライブした合体怪獣
ファイヤーゴルザ、ガンQ、メルバ、レイキュバス、超コッヴの平成3部作で出てきた5体を無理やりドッキングしたかなりのゲテモノ。
ファイヤーゴルザを土台に額と背中の翼がメルバ、右腕はレイキュバスの鋏、左腕はガンQの顔が丸ごと、お腹の顔と足はコッヴで構成される。
圧倒的な攻撃力と防御力と吸収力(ガンQ)と催促力を持ち、全員体力を消耗していたとはいえ、
初戦でギンガとビクトリーとシェパードン相手に圧勝して見せた。

だが再戦時では手の内が読み尽くされていたため、各部位を連携攻撃で潰されていき、最後はストリウム光線を受け大爆発を起こし撃破。

●ベムスター&ベムラー
9話でボルストが(ry。ベムベムコンビ。
ボルストの分身能力と拘束光線と併用して二人を追い詰めるが、
拘束光線を逆に利用されてしまい、スペシウム光線とEXレッドキングの拳で倒される。

ベロクロンドラゴリー
10話でボルス(ry。超獣コンビ。
初戦ではボルストの分身能力による一糸乱れぬプレーでビクトリーを毒の牙で刺して倒す。
再戦でも二人を圧倒し、ビクトリーを庇いにきたシェパードンをミサイル攻撃で殺害。
が、その魂が作り出したシェパードンセイバーをビクトリーが手にすると形勢が逆転。
ギンガのギンガスパークランス投擲攻撃による拘束機能で身動きを封じられ、シェパードンセイバーフラッシュを受けて2体仲良く倒された。

●巨大魚怪獣ゾアムルチ
12話でボル(ry。
元から仲が悪く、更に裏切ったジェイスを粛正するために登場。
ボルストの怒りに同調したのか異様に強く、ギンガとビクトリー二人がかりでも全く歯が立たず、
ジェイスを痛めつけたが、ジェイスのヲタ芸で気を取られ、その隙に二人のW光線で倒される。

火山怪鳥バードン
13話でボ(ry
ビクトリーを毒で苦しめるが、毒袋をキングジョーランチャーで撃たれた隙に倒される。

宇宙恐竜 ハイパーゼットン
ウルトラマンサーガ』のラスボスがまさかの登場。14話でベルメがライブした。
映画での活躍の格を落とさぬ圧倒的な戦いっぷりで二人を翻弄するが、ギンガのコスモミラクル光線で吸収能力をも押し返され倒される。
その後は久々にショウが回収した。


【主題歌】

【OP】

「英雄の詩」(1番:前期 / 2番:後期)
作詞・作曲 - 高見沢俊彦 / 編曲 - 高見沢俊彦 with 本田優一郎 / 歌 - THE ALFEE

【ED】

「キラメク未来 ~夢の銀河へ~」(1番:前期 / 2番:後期)
作詞 - 田靡秀樹 / 作曲・編曲 - 小西貴雄 / 歌 - ボイジャー feat.ウルトラマンギンガ


【『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』】

2015年3月14日より公開された劇場作品。
平成ウルトラマン10人アグルジャスティスなどを除く)が登場した。
全国48スクリーンの公開でありながら映画観客動員ランキングで10位になるなど、好評に公開されている。
更にその後計30スクリーンが追加され全78スクリーンという縁起の良い数字に増えた。

春野ムサシ
演:杉浦太陽
御本人直々の登場。

ウルトラマンゼロ
演:宮野真守
上に同じく。

ウルトラマンダイナ
演:つるの剛士

ウルトラマンガイア
演:吉岡毅志

ウルトラマンギンガビクトリー
ギンガとビクトリーがウルトラタッチ合体した新たなウルトラマン。ものすごくゴテゴテしている。
別次元のウルトラマンの力を使用できるほか、シェパードンセイバーやハイパーゼットンシザースなどビクトリーの力も使用可能。

超時空魔神 エタルガー
演:鈴木達央
全ウルトラマンを封印するため、時空を巡っている時空の戦士。
敵が最も恐れる相手を幻覚空間に出現させたり(エタルイマージュ)、実体化させたり(エタルダミー)出来る。
エタルガーを鈴木達央氏が演じるのはアレーナ役の小宮有紗氏の推薦らしい。

ちなみに一人称は「俺」。


【『ウルトラファイトビクトリー』】

2015年3月31日から6月22日までの全13話で放送されたウルトラマンビクトリーのスピンオフ。
上の映画の後日談となっており、『ウルトラゼロファイト>ウルトラファイト』よろしく短編連続アクションドラマとして放送される。
ゼロファイト同様、別にビクトリーがくたびれた怪獣と戦うのではなくガチバトルで他のウルトラ戦士も登場する。
短編ドラマでは初の人間も登場し、ショウはもちろん、ヒカル、サクヤ、レピが登場する。
更にこの話は『ウルトラマンX』の13話、14話の前日談でもある。

ウルトラマンビクトリー/ショウ
今作では新しく青い姿、「ウルトラマンビクトリーナイト」が登場。
ヒカリが開発したフルートっぽい、笛型の剣『ナイトティンバー』を持っており(変身前のショウも同じものを持っている)、
この力でビクトリウムエネルギーを解放し、ショウの「澄んだ心」と「強大な力」の両方を極限まで込める事で、
ウルトラマンビクトリーナイトへと変身する。

ウルトラマンギンガ/礼堂ヒカル
開始1話目から磔の状態で登場。
ビクトリーキラーにやられて磔にされたらしい。

ウルトラマンギンガビクトリー
TVでは初登場。ショウの意匠と髪型が変更されているため、変身バンクが劇場版から一部変わっている。
ヤプールと軽く肉弾戦をしてウルトラフュージョンシュートでオーバーキルしたが、
スーパーグランドキング・スペクターの強烈な光線により分離されてしまった。

●地底聖獣シェパードン
ナイトティンバーの力によってクリスタルの状態から命を取り戻し復活をとげた。
以前よりも格段に戦闘能力が上がっており、ルナチクスをビクトリウム・キャノンシェパードンビクトリウムフラッシュで倒した。
そのあとはギンガとAの体力をチャージさせ、クリスタルの状態に戻った。
ジュダとの最終決戦でもセイバーとして登場し、ナイトティンバーとの二刀流で共に戦った。

●サクヤ
全体的に少し登場。
戦いが終わって帰ってきたショウを抱きしめた。

●レピ
最序盤と最終盤に登場。
これといった活躍は無い。

ウルトラマンヒカリ
演:難波圭一
新規映像作品ではかなり久々の登場。
ビクトリーが危機の時に現れ、ウルトラマンビクトリーナイトへと変身する力を授けてくれる。

ウルトラマンレオ
演:真夏竜
キングの命でヤプールの野望を阻止するために弟と共に超獣軍団と戦う。
ギンガ達の事はゼロから聞いたらしい。つまりタロウ→ゼロ→レオと連絡が回ったようだ。
実はエースとのまともな会話は初めてだったりする。

アストラ
演:逢坂力
声が漢になったレオの弟。
今作ではゲームのみの使用だったアストラキックを映像作品で初使用し、久々にレオとウルトラダブルフラッシャーを放った。

ウルトラマンエース
演:高峰圭二
ヤプールとの腐れ縁は別世界でも相変わらず。メビウスなどから変わらず北斗星司役の高峰氏が演じる。
ウルトラファイトビクトリー第五話は自身の主題歌やピンチBGMが使用されたり、
実はわりと映像作品では初めてなエースキラー(ビクトリーキラー)と光線技を打ち合う戦闘など、完全にウルトラファイトエース状態だった。

ウルトラマンキング
宇宙の巨大な異変にいち早く気づき、「宇宙の帝王」復活を阻止するべくA、レオ兄弟、ヒカリたちを召集する。

●大蟻超獣 アリブンタ
ベリュドラを除くとAの5話以来約43年ぶりの登場。着ぐるみも新造という優遇っぷり。
ビクトリーキラーにビクトリーのウルトランス能力を取り込ませるためのデータ収集が目的のためか、
もともとあったメタリウム光線にすら耐えた防御力がいかんなく発揮されており、その場にサクヤがいたこともあったとはいえ、
火炎攻撃等も含めて2~3話にわたってウルトラマンビクトリーを苦しめた。
ちなみにO型女性の血を狙う傾向は相変わらずで、劇中でもサクヤを狙うが、サクヤの役者の血液はO型である。

異次元超人 エースキラー→ビクトリーキラー
ビクトリーを抹殺するために開発された異次元超人。
アリブンタで得た情報をもとにウルトランスの力をコピーしたキラートランスで闘う。
実力はかなり高く、ギンガやAを倒している(能力だけ見れば簡易ギンガストリウム&ビクトリーという強敵)。
初登場時はエースキラーと呼ばれていたが、いつのまにかビクトリーキラーになっていた。

満月超獣 ルナチクス
磔にされたギンガを処刑しようとするが、妨害しにきたシェパードンと戦い、
最後はビクトリウム・キャノンシェパードンビクトリウムフラッシュで倒される。

ミサイル超獣 ベロクロン
最初はレオ兄弟と、後に加勢に来たAと戦い、最後バーチカルギロチンで切断された。

●毒蛾超獣 ドラゴリー&一角超獣 バキシム
レオ兄弟と戦うが、最後は兄弟ダブルキックで蹴り倒された。

●異次元超人 巨大ヤプール
『ギンガS』第5話で登場し、ヒカルに「おまえに次なんかねぇ!」と言われ倒されたが、非常に残念ながらやはり再び登場したしつこさの塊の男。
宇宙の帝王を復活させようとビクトリウムの力を奪ったり超獣軍団を送ったりして暗躍する。
怨念パワーにより以前より格段に強くなっており、
ギンガとビクトリー二人がかりでも善戦してたが、ギンガビクトリーには敵わず倒された。
だがそれでも転ばず、再び倒されたことによる更に強化された怨念パワーをジュダ・スペクターに送りこみジュダを復活させた。
最後の最後まで執念深かった悪魔。

●宇宙の帝王/ジュダ・スペクター
演:金光宣明
これまでは主に『ウルトラマン物語』や『アンドロメロス』など、
主にウルトラシリーズの番外で登場してきた、数万年ごとに宇宙の歪みから蘇る悪魔のような幻影の帝王。
『アンドロメロス』ではコメディ要素も多い人物だったが、今回は『ウルトラマン物語』に近い強敵として登場。
ヤプールがビクトリウムの力とヤプールの強烈な怨念パワーにより『ファイトビクトリー』第9話にて遂に復活を果たした。
立ち向かえるのはヒカリが開発したナイトティンバーを持つビクトリーだけであり、ビクトリーナイトと一騎打ちをする。
剣の名手であるビクトリーよりも更に上の使い手である。

ちなみにソフビは4月にて既に発売中。

超怪獣スーパーグランドキング・スペクター
飼い主とともに復活した大怪獣。
前作の10話で登場したやつとは別個体の強化体。
出てくるなり、Aのバーチカルギロチン、レオ兄弟のWキック、ギンガビクトリーのメビュームシュートを退け、
4人に超強力な光線を浴びせギンガビクトリーの融合を解除させたりと圧倒的すぎる実力を見せている。

ちなみにこいつのソフビは本編で初登場するどころか、
ファイトビクトリー初放送の3月31日よりも前に3月28日にて既に発売されている。何故だ。


【その他関連作品】

円谷プロ×早川書房のコラボ企画『TSUBURAYA×HAYAKAWA UNIVERSE』の作品の一つとして、『S-Fマガジン2015年1月号』にて発表された外伝小説。著者は小林泰三氏。
作風は非常にシリアスであり、映像作品の前日談としての形式を取ってはいるものの、作風・設定共に映像作品のイメージを壊すような描写が続出しており、
大多数の真っ当なファンからは映像作品とはパラレルワールド(ウルトラシリーズの設定で言うところのレベル3マルチバース)と看做されている。
ぶっちゃけ、某チャイヨーと並ぶ満場一致の黒歴史作品
詳細は当該項目を参照。……あくまで『ウルトラマンギンガS』本編とは無関係の作品であることを念頭に置いた上で読むべし。



アニヲタ民の力よ!
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最終更新:2024年04月18日 20:15