スーパーX2(平成ゴジラ)

登録日:2010/01/16 (土) 00:07:15
更新日:2024/02/16 Fri 01:04:47
所要時間:約 3 分で読めます




正面から攻撃してゴジラを進行方向右の高層ビルに誘い込む
できるか?ファイヤーミラー無しで。

ありったけのミサイルと、バルカン砲でなんとか……!


Super X-Ⅱ

型式番号:DAG-MBS-02 Super-XX
全長:34m
全幅:16m
全高:11m
巡航速度:マッハ1
装甲:超耐熱合金『TA32』(従来のチタン合金の2倍の耐熱性)
潜航能力:水深1000m
武装:
 ファイヤーミラー
 スーパーミサイルランチャー
 スーパーナパーム
 40mmバルカン砲
 特殊魚雷
 大広角レーザー砲(小説版のみ)
機体色:濃緑


ゴジラVSビオランテ』に登場した兵器。
開発当初から『対ゴジラ』を目的に開発された無翼VTOL。扱いは艦艇だが、所属は陸上自衛隊。
三友重工製。

本機は遠隔地からリモートコントロールで操縦され、
実際の運用は黒木翔特佐率いる特殊戦略作戦室こと通称「ヤングエリート集団」に所属するオペレーターが行った。
因みにこのオペレーターがやたらと豪華で、豊原功補と鈴木京香が担当している。操縦桿連打でバルカン連射。


合成ダイヤモンド製のファイヤーミラーはゴジラの熱線を一万倍にして跳ね返す兵器だが、
熱線そのものを跳ね返しているわけではなく、熱線光を一万倍に増幅して「レーザー」として反射する(正確には10090倍)。

権藤一佐「ホントかよぉ〜」
↑「本当です」

小説版では「アングラー(アンコウ)」のコードネームで呼ばれている設定。


劇中での活躍

米国企業共同体『バイオメジャー』の爆弾テロにより三原山に封印されていたゴジラが復活。
その迎撃に浦賀水道沖に出動。

序盤はくぱぁことファイヤーミラーを用いて、先に出動した護衛艦隊を壊滅させたゴジラを圧倒し、東京への侵攻阻止に成功するが、長く続く防衛戦でファイヤーミラーが熱線に耐えきれず一部が溶け出し、反射率が40%に下がってしまう。

ミサイル攻撃に切りかえるも熱線を被弾、チタンより耐熱性があるのになぜか煙をあげて、尻尾による攻撃を受け撤退に追い込まれた。
なお、この時のダメージが酷くファイヤーミラーが使用不能となる。

その後、ゴジラがビオランテと芦ノ湖でどんちゃんやった後原発へ移動すると予想し、最短ルートである伊勢湾でのゴジラ迎撃のために護衛艦や陸上部隊と共に待機するが、肝心のゴジラは大阪湾に出現してしまい予想は大外れ。
スーパーX2は大阪に向かうことになる。

黒木「私の仕事は敵に勝つか負けるかです。ゴジラの大阪上陸はなんとか引き延ばしますので、住民の避難をお願いします」


一方、サラジアの工作員から権藤一佐らが抗核エネルギーバクテリアを奪還。
自衛隊は、作戦目的を抗核バクテリアをゴジラの体内に撃ち込むことに変更する。

スーパーX2は大阪に上陸したゴジラに対して囮となって大阪ビジネスパーク上空に展開、抗核バクテリアを保有した地上部隊の潜むエリアまでおびき寄せる。

ミラーを使用できないスーパーX2は「ありったけの」ミサイル及びバルカン砲を駆使して果敢に囮任務を果たしたが直前で残弾尽き、
ゴジラを短時間でも棒立ちにさせるために撃墜覚悟で展開したファイヤーミラーにゴジラの熱線が炸裂、溶解部から発火してしまい墜落、爆散してしまった。
しかしスーパーX2が激突した事によりゴジラが動きを止め、その隙に抗核バクテリアは権藤一佐らの手でゴジラに打ち込まれた(ノベライズ版では抗核バクテリアを撃ち込むのはスーパーX2になっている)。

「薬は注射より飲むのに限るぜ。ゴジラさん」



この後、M6000TCシステム(サンダーコントロールシステム)を使用してゴジラの体内の抗核バクテリアを活性化させることに成功し、ゴジラを海に追いやった。



因みに、『ゴジラVSキングギドラ』での未来人の歴史介入がなかった場合、
ゴジラは抗核バクテリアの効果等によりこの後23世紀まで出現しないことになっている。

なお、上記のように三代目ゴジラが未来人の手で抹消されたため、
三代目ゴジラが戦った(元々核戦争の際の首都防衛のためのスーパーXはともかく)このX2の存在もなくなり、
その後も後継機が作られることもない……。はずなのだが『ゴジラVSデストロイア』では三代目のスーパーXⅢが制作されていたり、『ゴジラVSメカゴジラ』ではファイヤーミラーの技術がメカゴジラに応用されていたりする。
スペースゴジラのときといいやっぱり三代目ゴジラの足跡が消えてるようには思えない


プラモデル

公開してから数十年が経ち、2018年になんとコトブキヤからプラモ化が決定。
スケールは1/144で、92式メーサー戦車も一車輌付いてくる豪華なセット。

コトブキヤ製キットにしてはランナー数の多さに反してパーツ点数はそれほど多くは無く、初心者でも組みやすい。
ベーシックな深緑一色の外見なので非塗装派でも一定以上のクオリティを保証され、それでいて表面のモールドの味わい深さがファンには堪らない。
付属品としてスーパーミサイルとスーパーナパームの弾頭が付いてくるが、見た目がほぼ同一すぎて分かり辛い。
ファイヤーミラーの展開は一部パーツの差し替えこそあれど簡単にでき、ミラー自体はメッキパーツの上にクリアーパーツを挟む拘りがある。
組んだ後の展示用にスタンドも付属しているが、なんとスタンドの土台はM6000TCシステムという粋な計らい。
そしてデカールには陸上自衛隊のマークや、特徴的なフォントのSUPER X2など複数種が添付。

総じてゴジラvsビオランテ、そしてスーパーX2が好きなファンには完成度の高いキットになっている。
しかし先代スーパーX、そして後継となるスーパーX3は発売する見込みが無い。




Wikiは見るより追記修正に限るぜ!ゴジラさぁぁん

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最終更新:2024年02月16日 01:04