ドロドロドロー

登録日:2014/12/20 (土) 22:28:59
更新日:2024/04/19 Fri 19:47:53
所要時間:約 7 分で読めます




このドローは重いぜ…
でも俺は引く! 例えこの指が、ペッキリ折れようと!!
見せてやる!

俺の熱血!

デュエ魂!!

ドーロ、ドロドロドロドロドロドロドロドロドロ…ドロォオーーーーーーッ!!

来やがったぜ、俺の切り札、勝ったァーーーーーッ!!


ドロドロドローとは、アニメ「デュエル・マスターズVS」シリーズの主人公・切札勝太の能力である。
ピンチに陥った際に発動され、巨大な石版と化したカードを気合を込め引くことで、状況を逆転できるカードを引きやすく出来る。
要するに、今引き演出という名の使いまわしバンクのこと。
話数が進むに連れて、どんなピンチに陥っても「この能力でキーカードを引いてピンチを脱出、そして逆転」流れが出来てしまったため、
「ハイハイ逆転逆転」「チートドロー乙」と冷めた対応をするリアリスト視聴者も増えていった。
アニメでも、掲示板に「勝太がとにかく叫んだらいつもいいカード引いちゃう」と書かれているほどで、最早公式もネタとしている


追記・修正お願いします

























…だが、第14話にてまさかの展開が待っていた。

デュエマ甲子園特別出場枠が掛かった、ルシファーワールドカップ準決勝第一試合。
相手は四天王の一角にして、かつて敗北を喫した闇文明使い・佐々木コジロー

互いに一進一退の戦いを繰り広げるも、《龍覇 グレンモルト》の能力で超次元ゾーンより呼び出すドラグハートを《銀河大剣 ガイハート》か
将龍剣 ガイアール》のどちらかを選択する際、守りに入って《将龍剣 ガイアール》を選択してしまったことにより、コジローの新たな
切り札《究極の覚醒者 デビル・ディアボロス ZZ》《破滅の悪魔龍 ディアジゴク》による猛攻を許してしまう。

全てのクリーチャーを除去され、さらに最後のシールドをブレイクされてピンチに陥る勝太。それに対して、S・トリガーによる起死回生を狙ってドロドロドローを発動、シールドカードを捲ろうとした刹那、



勝太の

指が


ペッキリと

そう、彼自身が言った通りに


ペ ッ キ リ と


へし折れてしまったのだ。


しかも捲ったカードにS・トリガーはなく、コジローのダイレクトアタックを止めることは出来なかった。
結果、トーナメント準決勝でまさかの敗退
念のため書いておきます。切札勝太くんは主人公です。
「準決勝敗退」「利き腕の指を骨折」という、まさかのダブルパンチを(勝太も視聴者も)受けたのであった。

さらに付け加えると、この能力が発動しても必ず勝てるとは限らない
というかこの能力発動前に相手が切り札をまだ出していない場合、十中八九勝太が敗北するという敗北フラグが築かれてしまう。


その後は、「大人の熱血デュエ魂ドロドロドロー」や「土瓶魂ドビドビドロー」といったバリエーションを発動させ、
伝説の決闘者にして前シリーズの主人公、そして兄である切札勝舞とのエリア代表戦決勝戦ではさらにハゲしく熱かりしパワーアップを遂げた新ドロドロドローを披露した。なお、この時勝太の尻がアップで映る


このドローはハゲしく重いぜ…! でも俺は引く!

たとえこの指がペッキリ折れ
この腕もメッキリ折れ
全身までもが
フッサリ!
モッコリ!
しようと俺は引く!!


見せてやる!ドロッドロに煮えたぎる!


俺の熱血!デュエ魂をっ!!


…失敗したらどういう事態になるのか心配でならない。


派生ドロドロドロー

勝太の神引きに触発されたのか、他のデュエリストも独自のドロドロドローを編み出している。

岡霊子

ドラゴン龍の彼女・岡霊子が勝太とのデュエマで披露した。
カードに手を掛ける時点で指が5本とも複雑骨折、そしてカードが「ドロドロ」の泥塗れ。暴走状態の彼女の顔と動きも相俟ってかなり怖い(ただしBGMだけはコミカル)。
言うまでもないが、この「ドロドロ」は幽霊が出る時の定番BGM「ヒュ~ドロドロドロ…」に掛けている。

ぶっちゃけ

ハラグロXファンのぶっちゃけが編み出したドロー「ハラグログロー」を使用。
ふんどし一丁にハラグロXファン用羽織りを纏い、両手にサイリウムを握ってデッキを叩き斬るドロー。
ちなみに、この時の彼の顔と姿が絶望的に汚い。あぁ、「グロ」ってそういう…
なお、このドローを披露したデュエマは2回あったがどちらも敗北している

ホカベン

ぶっちゃけとは打って変わって、ホカベンは野球少年らしく爽やかさにあふれた「逆転満塁サヨナラホームランドロー」を使う。
ピッチャーの投げた球をバットでジャストミート、空に浮かんだビクトリーマークを打ち抜いて切り札を呼び込むドロー。
ここだけ見ると、完全に野球アニメである。

ドラゴン霊子

ドラゴン龍岡霊子が愛のパワーで融合して誕生した姿・ドラゴン霊子の用いる『ラブラブドロー』。
無駄に長く、そしてリア充っぷりを相手に見せ付ける非リア充殺し。遅延行為としてジャッジキルされろ。
なお、岡霊子の中の人が婚期を逃しているという点を踏まえつつ「中の人はこの時どういう気持ちだったんだろう…」と思いを馳せるのはNG

切札勝舞

勝太の兄にして伝説の決闘者、そして前シリーズの主人公である切札勝舞も使用。その名も『デュ円ドロー』。
兄さん流ドロドロドローだよハルトォォォォ!!
世紀末を思わせる廃墟となった街の中で巨大な石版と対峙し「デュ円は命よりも重い…」と、どこぞの幹部のような台詞を呟くと、「デュ円!デュ円!デュ円!!」と、これまたどこぞの拳法の奥義に似た百烈拳を放つ(この時、拳の残像が大量に映っているがよく見るとチョキだったり猫の手が確認できる)。なお、この時は手を動かすだけで石版(カード)には一切手を触れていない。一通り放った後、ようやくカードを掴んでドローする(ちなみに、この「素早いドローかと思いきや手を早く動かしているだけ」というのは、かつて漫画版での不亜幽戦にて同じことをやっている。古くからのファンには、ニヤリとした人もいるだろう)。
これにより、《次元龍覇 グレンモルト「覇」》を引き当て、切り札である《勝舞城 ボルシャック》を呼び出した。

孔明

自称・天才軍師デュエリストの孔明。彼はホカベンとのデュエマに負けた後、カンフー映画張りの修行を行った結果、ルシファーのように「カードの声が聞こえる」ようになる能力「デュエマ兵法・酸辣湯麺(スーラータンメン)の計」を習得。デュエマ甲子園本戦にて披露し、勝太を苦戦させた。
…が、実は相手の隙を見てこっそりカードを摩り替えるというイカサマであった。ちなみに、対戦組み合わせ時にもスタッフの一人と共謀しわざと勝太と対戦できるように仕組んでいた。
尚、べんちゃんに「カードの声が聞こえるなら、相手のカードの声も聞こえるはず。それが聞こえないのはおかしい!」とカラクリを見破られたが、この発言を聞き「過去に全く同じ能力を使っていた」勝太は「今になって何を言っているんだこの腐れバカ眼鏡は」と思ったことであろう。念の為に書いておくが、勝太の場合は「本当に声が」聞こえていた。インチキではなく
余談だが、この時にカードへ耳を傾ける姿が某議員にそっくりである。

ギョウ

使用者は「ネバー・エンディング・パラサイト」の異名を持つデュエリスト・寄成ギョウ。
ルシファーを罠に嵌め、有利にデュエルを進めるも逆転され、追い詰められた結果起死回生の一手を引くため使用したドロー、通称「毒ドロー」。
なお使用時には毒々しい紫色の謎の錠剤を摂取し、デュエルマッスル化した禍々しい真の姿に変貌する。
余談だが、この時の口上はドロー前のドスの利いた低い声から一転、妙に軽快でハイテンションなもの。


四天王の能力

今作において最強デュエリストに位置付けられる、通称・四天王は各自特殊能力を持つ。

勉達也(べんちゃん)

四天王の一角にして勝太の親友である水文明使い・べんちゃんの能力「超証明」。
全ての事象をデータ化し、自分が次に引くカードを予測するというもので、分かり易く言えば漫画版遊戯王5D'sの「フォレッセドロー」である。
「次に引くカードが分かる」という使い勝手の面ではドロドロドローに劣るが、一度発動すればそれ以降引く。全てのカードを対象に出来るという点で優れている。

毒島サソリ

四天王の紅一点、自然文明使いのサソリは「男子に見られれば見られる程、女の勘が冴え渡る」能力を持つ。痴女疑惑浮上
ドロー時にはイナバウアーのように体を反らせる。この時、砂漠に置かれたデッキを巨大なサソリが尻尾で突き刺してドローするという
カブトボーグ感溢れるイメージ図が映る。
さらに「ビンビンビンビン!ドロー!!」という意味深な発言をする。?「ビン↑ビン↓来てるぜぇっ!!」

佐々木コジロー

デュエマに熱を帯びてくると、己の中の闘志を解き放つ「野獣モード」を使用。発動中は、ワイルドな見た目がさらに怖くなる。
ぶっちゃけ曰く「まるで血に飢えた狼なんだな」とのこと。
ただ、この能力により引きが強くなる等の説明はない。一体ナニが強くなるんですかねぇ…

狼牙流星拳

後述するルシファーの「超絶音感」への対抗策として、ボクシングの練習や力仕事のアルバイトを続けた末に編み出した新能力。
某Z戦士(噛ませ犬要員)某聖闘士とは関係ありません。
一言で言えば「マッハパンチ」であり、ドローする腕の動きを音速で動かすことによりカードを捲る音を掻き消し、どんなカードを引いたかを知らせないというもの。
色々とツッコミどころがあるが、カードゲームではよくあることなので全然大丈夫。
腕へ非常に負担が掛かるため初披露時は数回しか使えなかったが、更に修行を積むことで何発も放てるようになった。副産物で手から気を放ち木をへし折ってログハウスを作り、地域貢献できるようになった。

ルシファー

四天王の一角にして現デュエマ界最強と言われる光文明使い決闘者・ルシファーは、「超絶音感-Shinphony Duel(シンフォニーデュエル)-」という能力を持つ。
絶対音感の更に上を行く音感で、カードを引く音で相手がどんなカードを引いたかが分かるという超チート能力。
ちなみに、彼がこの能力を使っているシーンが何かに似ているような気がするが気にするな!
そうか、デッキの中に切り札が!!
彼に貧乏人の僻み根性で勝利することを目的としてきたコジローの秘策「狼牙流星拳」により破られてしまう。
このまま敗北かと思われたが…

究極音感-Requiem Duel(レクイエムデュエル)-

ルシファーの持つもう一つの能力。全神経を聴力に注ぐ事で、相手の血流などを聞き分けて相手の手札が全て分かるようになるという超々チート能力。
その強力さ故に、普通にデュエマするだけでも体力を消耗してしまうルシファーの体に、さらなる負担を掛けてしまう諸刃の剣。
実際、第16話でのコジローとのデュエマで勝利するも、お互いに力尽きて倒れてしまった。


VSR

ドロドロドローの演出が好評だったのか全員にドロドロドローのシーンが用意されている。
だが肝心の勝太のドロドロドローはカッターシャツをきているバンクしかなく、上着を着てようと温泉でタオルのみだろうとわざわざカッターシャツに着替えドロドロドローを行っている。
しかし第37話でようやく新しいバンクが追加された。

先行ドロドロドローは負けフラグ。
初めてこの法則を破ったのは勝太との新婚旅行?がかかっており神がかった強さをみせたるるちゃん。

そして第33話にてまたしても指がぺッキリ折れてしまった。レントゲンを見る限り折れるどころか粉砕していたが全然大丈夫だぜOK(適当)。
続く第34話では(ハムカツに手札を持ってもらい)左手でデュエマしていたがべんちゃんに「やはり左手ではドロドロドローできないのか」と公式でドロドロドローという名称が用いられた。


VSRF

概ねVSRと同じ。主要キャラのドロドロドローシーンは皆一新されている。

ヴァンソーコを剥がすなよと言われてるのに毎回ペラァ!と剥がしてしまう勝太や
口上は同じだがなぜかデュエマンと殴り合いその手に持っているカードを奪うコジローのドロドロドローシーン等突っ込み所があったりもする。

その勝太とコジローが激突した第14話ではまたしても指がペッキリ折れてしまう
が、なんと痛みを堪えそのままドロドロドローを成功してしまうという予想外の展開で勝利した。



デュエル・マスターズ(2017)

新主人公にして勝太の息子である切札ジョーのドロドロドローは、西部劇の町並みをバックに切り札を打ち抜くという演出になっており、切り札である《ジョリー・ザ・ジョニー》を引き当てる事のみに使われていた。
第15話でも、例によってジョニーを引き当てるのに発動。見事ジョニーのカードを引き当てるのに成功した…のだが、そこにジョニーの姿は無く、代わりに「いなくなった愛馬を探してくる」という置手紙だけが残されていた(後に愛馬はバレット・ザ・シルバーとして登場した)。
ドロドロドロー自体には失敗していないが、クリーチャーの都合により切り札を使えないという、これまた予想外の展開を見せた。

流石に勝太がいなくなったためドロドロドローという名称を使う人は減り、「今引き」「ドローバンク」等と呼ばれていたが、「!」でナレーターの助が『スペシャルドロー』と呼び、後にギャップも「スペシャルドロー、スタンバイ!」というドローバンクを使っているためジョー編ではスペシャルドローという名が定着している。





この追記・編集は重いぜ…でも俺は書くっ! たとえこの指が、ペッキリ折れようとも! 見せてやる! 俺の熱血! wiki篭り魂!!
(ペキッ)
んぎゃぁあーーーー!!

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最終更新:2024年04月19日 19:47