ガンスリンガーストラトス

登録日:2014/12/11 (Thu) 01:10:24
更新日:2024/02/10 Sat 01:43:30
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遠い未来(西暦2115年)
2つの平行世界が融合を開始
両方の世界が衝突して
滅びると困るので
過去に戻って
自分の未来だけ残そうって話


2015年…と、未来を奪い合う。

概要

「ガンスリンガーストラトス」は日本各地のゲームセンターで稼働中のアーケードゲーム。
開発は「VS」シリーズでおなじみのバイキング、ストーリーコンセプトはニトロプラス、発売元は言わずと知れたスクウェア・エニックス。
2012年7月12日より稼働を開始、2014年2月20日より新システムや新キャラを追加した「ガンスリンガーストラトス2」が稼働している。
2015年にはPCで「ガンスリンガーストラトスリローデッド」の開始と2015年4月からのアニメ化、アニメ化に連動したコミカライズが予定されている。
ゲームジャンルは「オンラインマルチ対戦型ダブルガンアクションゲーム」。
アニメはA-1Picturesが制作、シナリオに『ギルティギア』シリーズなどの海法紀光氏が担当する予定。


世界観


では時間とは何か。
私に誰にも問わなければ、私は時間とは何かを知っている。
しかし時間とは何かと問われ、説明しようとすると、
私は時間とは何かを知らない。

― アウグスティヌス

2115年、かつて日本と呼ばれていた地はその名前を失い、人々は新たな名前と秩序のもとに生きていた。
1つの未来は「フロンティアS(ストラトス)」。
政府は崩壊し、荒廃した都市の残骸で過酷な生存競争が行われている。
だがルールや法律がない分自由に溢れた世界とも言える。
もう1つの未来は「第十七極東帝都管理区」。
膨れ上がった国債により経済破綻を起こした日本が国際的大企業「メルキゼデク」の私有地となった姿。
そこに暮らす人々はメルキゼデクの所有物として管理され、富と繁栄が約束される代わりに厳しい監視を受けている。
同じ時間、同じ場所に存在する出会うはずのない2つの平行世界が突如融合を開始したことでそれぞれの世界は「時空越境作戦」による過去改変を発案、敵世界の未来に繋がる要素を消し去り自分たちの未来だけを残すため、2つの未来への分岐点とされる2015年の日本へ特殊な適性を持った「適格者」と呼ばれるエージェント達を送り込むのだった。

ステージ

上にあるように戦闘の舞台は2015年(現代)の日本であり、ゲーム内では精巧に再現された日本各地を戦場に戦うことになる。
設定上、戦闘中に破壊された建物は戦闘終了後キャラクター達が未来に帰った時に元に戻るためリアルな街並みを遠慮なく破壊できる。
「ガンスト2」では未来(2115年)の世界をステージにした「旧渋谷荒廃地区(フロンティアS)」と「NEO SHIBUYA(管理区)」が登場した。

ダブルガンデバイス

ジャンルに「ダブルガン」とあるように、このゲームは二丁拳銃型ガンコントローラー「ダブルガンデバイス」を操作して戦う。
銃を画面に向けることで照準が表示されるのは一般的なガンコンと同じだが、それに加えてレフトガンデバイスに付いている移動用のレバー、ライトガンデバイスに付いているターゲット切り替え用のレバージャンプボタンを同時に扱う必要があり、さらにダブルガンデバイスを組み合わせることでスタイルを切り替えるという特殊な操作も要求されるため、新規プレイヤー(特にゲーム慣れしていない層)はまず自分のキャラクターを満足に動かせるようになるまで苦戦を強いられることとなる。

ダブルガンスタイル

ガンデバイスを両手にそのまま持った状態で、その名の通り二丁拳銃を扱うスタイル
操作性やスタイル毎のカメラ追従、武器の重量が移動速度に影響する関係で移動は基本的にこの状態で行う。
両手にそれぞれ武器が割り当てられており、両手に同じ武器を装備したものや両手で別々の武器を装備したものなど、組み合わせは多岐にわたる。
また、このゲームに登場するシールドの大半はダブルガンスタイルの左に割り当てられている。

サイドスタイルタンデムスタイル

2つのガンデバイスを実際に組み合わせることで使えるスタイルで、サイドスタイルはガンデバイスを左右にタンデムスタイルはガンデバイスを上下に連結することで使用可能となる。
ダブルガンスタイルと違ってサイドスタイルとタンデムスタイルでは2つのガンデバイスで1つの武器を操作する。
基本的にマシンガンやショットガンはサイドスタイル、アサルトライフルやガトリングガンはタンデムスタイルと武器が振り分けられるスタイルはある程度決まっているが、タンデムにマシンガンやショットガン、サイドにアサルトライフルやガトリングガンを装備したウェポンパック(後述)もあるため一概には言えない。
これらのスタイルではライトガン側のトリガーを引くことで武器を使った射撃が行えるが、武器によってはレフトガン側にサブ武器やズームなどの特殊な機能が振り分けられていることがある。

システム

勝敗条件

4vs4のチーム戦、撃破されたキャラのコスト(これも後述)分がチームの戦力ゲージ(10000)から引かれていき相手チームの戦力ゲージを0にした方の勝利。
制限時間の3分を過ぎても決着が着かない場合は引き分けとなり、実質両チームの敗北となる。

分かりやすくするとVSシリーズの人数が増えた版。
撃破されたキャラは死亡し、回収された後再び出撃する。
この時再出撃するキャラのコストが残った戦力ゲージを超えていてもEXVSシリーズのように耐久力が減ったりする等のペナルティは発生しない。
つまり再出撃は実質耐久の全回復のようなものであり、さらにガンストには残り戦力ゲージが負けている方の攻撃力が上昇する「コスト補正」がある(と言われている)ため上位帯ではいかに「あと4人落とせば勝てる状態にして敵を倒さずに体力だけを削り、味方はコストギリギリだが体力万全」という状況に持っていくかが勝敗を左右する。

再出撃

戦闘中にキャラが撃破されると死亡&回収演出の後、再び戦場へと送り出される。
「ガンスト」ではステージ毎に設定されたいくつかのルートを飛行して決まった場所に再出撃、途中のVer.からは飛行中にジャンプボタンを押すことで飛行ルートの途中なら好きなところに降りられるようになった。
「ガンスト2」からは再出撃が一新され、ステージを上空から見下ろした視点で降りたい場所を撃って決定、そのまま上空から現れる形になった。
再出撃地点選択には5秒の制限時間があり、時間内に決定しなかった場合はステージ中央に再出撃する。

格闘

二丁拳銃で戦うこのゲームだが、格闘による攻撃も存在する。
格闘を発動するには敵を格闘の射程圏内に入れた状態でガンデバイスを画面外に向けてトリガーを引くという操作をする。
格闘を発動するとキャラが格闘の予備動作でターゲットを追尾し、攻撃範囲に入ったところで自動的に格闘を繰り出す。
この追尾はダッシュで振り切ることができるため、格闘を空振って隙を晒す恐れもある。
格闘は一度発動すると格闘モーションに入るまで操作不能になるので使うタイミングに気を付けたい。
また、格闘を発動する時に左レバーを入力していると格闘が変化する。
無印ではキャラ毎に格闘性能の違いが大きかったが、2に入ってからはある程度統一され、下格闘はキャラ毎に特殊な効果が付いた。中にはただ威力が高いだけとかもいるが。

覚醒

「VS」シリーズにあるようなアレ。
ガンスト2から実装され、レフトガンのレバーを2回押し込むことで発動する。
発動するには攻撃や被弾で増加する覚醒ゲージも必要で、50%以上あれば発動できる。
スタンガン等の拘束を受けた状態やダウン時に発動すると状態異常を解除して覚醒状態に移行できるが、通常時より覚醒時間が短くなる。
覚醒を使うと覚醒演出が入り、数秒間の無敵状態(攻撃すると時間に関係なく解除)、攻撃力・防御力・移動速度・リロード速度の上昇、覚醒時に残弾全回復といった恩恵が得られる。

ウェポンパック

キャラ毎に用意された装備一式のことで、ダブル・サイド・タンデムに様々な武器が割り振られたものが複数存在する。
ウェポンパックの中身(武器)を変えることはできず、アップデートで武器のレベルが変わったり武器が丸ごと別のものに変わったりしない限り武器は変わらない。
また、耐久力や格闘補正、コストもウェポンパック毎に決まっているので味方とマッチングした際には編成に応じたウェポンパックを選択する必要がある。
「ガンスト2」からはウェポンパックのチューンができるようになり、同じウェポンパックでも戦闘スタイルや好みで違うチューンレベルを選択することで多少の違いが生まれるようになった。

シンボルチャット

戦闘中にライトガンのレバーを2回押し込むことで味方に発信できる16文字以内の簡易チャット。
チャット内容は公式モバイルサイトであらかじめ設定しておく必要がある。
格闘と同じように左レバーの入力と組み合わせることで5パターンのシンボルチャットを出すことができる。
ガンスト2からは戦闘開始直後のシンボルチャットが設定できるようになったり、キャラがシンボルチャット毎に設定した台詞を喋る「ボイスシンボルチャット」が登場した。
また、シンボルチャットにENEMYと全角で入れておくと、10文字分を消費する代わりにチャットを出した時に自分がターゲットを向けているプレイヤーの名前がENEMYの部分に表示される。


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最終更新:2024年02月10日 01:43