四獣士(コロッケ!)

登録日:2012/09/11(火) 21:13:53
更新日:2024/03/18 Mon 19:16:34
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よんじゅうし
漫画「コロッケ!」に登場するバンカー集団で、カラスミの配下。
リゾットの故郷・グランシェフ王国を制圧したカラスミ軍団の幹部格である。

【概要】

カラスミと彼らだけのたった5人という凄い少人数であるにもかかわらず大国一つを征服している(ただしリゾットの回想では他にも部下がいるような描写がある)。

メンバーのうちタンタンメン、モッツァレラ、ピロシキは幼少期に天涯孤独の身であった所をカラスミに救われた身であり、3人ともカラスミに対し心からの忠誠を誓っている。
というか四獣士といえば基本的にこの3人で活動しており実質「三獣士」である。

バンカーサバイバルが佳境に入った頃に偶然海から流れ着いたフォンドヴォーを救命し、その後フォンドヴォーがフカヒレを倒した事でメンバーを入れ替え、「次の王様だーれだ大会」を主催し出場。リゾットチームと熾烈な戦いを繰り広げた。


カラスミが死亡したとされた事で残された3人は大量の禁貨を求めピザの斜塔へと向かい裏バンカーサバイバルに参加。しかし、過酷な戦いと理不尽なルールにより次々と脱落してしまうが、最後はアブラミーが偶然塔を倒した事により3人とも復活。


その後の詳細は語られていないが、恐らくは生きていたカラスミと再会し、彼の家族を生き返らせる為にまた禁貨を集めていると思われる。
ちなみに、最終回でバーグを生き返らせる為に禁貨を差し出した協力者の中にカラスミと四獣士の姿もあった。元気そうで何よりである。

続編・「コロッケ!BLACK LABEL」においては捕らえられたカラスミのため、3人揃って心ならずもシャトーブリアン軍に入り、プリンプリンの指揮下に入っている。
しかし、「カラスミの開放」という目的は一緒ではあってもそのために取る手段は三者三様異なっており……

【メンバー】

それぞれ「喜怒哀楽」の一字の入った熟語と風貌の似た動物の名が入った異名を冠している。
フォンドヴォー以外のメンバーの貯金箱は異名と同じ動物の形。

  • タンタンメン
CV.遠近孝一
異名は「狂の荒鷲」。
逆立った髪型と両手の巨大な鋭い爪が特徴。バンカーマークは衣服の柄。
その爪の一振りは大量の砂と共に巨大な象に変身したT-ボーンを軽く吹き飛ばすほどであり、また爪の先に避雷針の如く電気を蓄積させ一気に放つ事も可能。
スピードは四獣士一で一瞬でコロッケ達5人全員に一撃を加えていたほど。
脚力・跳躍力も非常に高く空中戦が得意。
口調は丁寧で常に敬語だが、プライドが高く性格は結構短気。
四獣士の中でも最もカラスミに心酔しており、願い事は「カラスミのように超強くなる事」だそう。
裏BSでは司会者に攻撃を加えた罰としてピザの斜塔の壁の一部にされてしまう。

「BLACK LABEL」においては不本意ながらもプリンプリンの命令を聞き、忠誠を尽くすことでカラスミの開放を考えている。
そのためならピロシキをも処分しようとし、ピロシキを手に掛けようとするがコロッケの攻撃を受け崖下に転落してしまった後、消息不明。

主な必殺技は電撃をまとった爪で攻撃する「スタンガンクロー」やその発展形「スタンガンクローダンシング」など。

  • ピロシキ
CV.阪口大助
異名は「号の白熊」。
かなりの巨漢だが顔はかなり優しそうな顔をしている。何故かシーンによって大きさが違う。
ヘラクレス風の服を着ており、バンカーマークはその留め具。
とてつもない怪力でカラスミらを岩に乗せて片手に持ち上げ崖を登る他、(しかもフォンドウォーはマンモス10頭分の重さの棺桶を装備している)
コロッケでも破れなかったシャボン玉ドームを打ち破るほど。
語尾に「~でしゅ」をつける幼児言葉で話す。性格も素直で子供っぽく可愛いと認識したものに弱い。
普段は無表情で大人しいものの、モッツァレラ曰く「四獣士の中で一番残酷」との事で怒ると恐い(特に顔が)。
だがキャベツの実力と根性を認め和解したり、自分が死なせてしまった家来の供養をするなど、根は比較的穏和で良心的。
カラスミを慕う気持ちや仲間を思う気持ちは非常に強く、キャベツに敗北し仲間から非難され、カラスミから制裁を加えられてもその想いは変わらなかった。
しかし、カラスミの思想自体には多少の疑問を抱いていたフシがあり、アニメ版ではキャベツ達をカラスミとアンチョビの不意討ちから庇った上に説得を試みて倒れる等、より穏健派としての面が強調されている。
裏BSではモッツァレラを必死にルッコラから救い出すも、それにより2人共脱落してしまう。

「BLACK LABEL」では反シャトーブリアン軍のため爆弾の開発を考えていたキャベツに取り入り、スパイ行為を行った上で殺そうと考えていたがかつての友情からそれを拒否。
タンタンメンに処分されてしまう。

主な必殺技は氷を腕から生やして押しつぶす「ツンドラの接吻」やそれを投げる「ツンドラの投げ接吻」、
強烈なアッパー「マンモスの牙」や回転しながら連続攻撃する「ハムスターの大車輪」など。
その他、大地に腕を入れて周囲に花を咲かす「春風の接吻」という非戦闘用の技も持つ。

  • モッツァレラ
CV.かないみか
紅一点。
異名は「悦のちょうちんあんこう」だが、本人はかっこ悪いので非常に嫌がっている。
紫色の肌を持つ美人でグラマラスな体型に高級ブランドの服とブーツを纏い、異名通りちょうちんを思わす独特の髪型である。バンカーマークはチョーカー。
口が悪く生意気で勝手気ままな性格。中身はいわばツンデレであり強がっている様子も見受けられる。
タンタンメンとはたびたび口喧嘩をするが決して仲が悪いわけではなく、カラスミの敗北時に抱き合って涙を流したり、裏BSでタンタンメンが殺された時には涙ぐんでいた。
幼少時代孤独と恐怖から救ってくれたカラスミを誰よりも慕っている。
原作では初の女性バンカーであり、男性に引けを取らず活躍している事から今でも人気は高い。
そのお陰かアニメではバンカーサバイバル編のリゾットの回想シーンで早めの登場を果たしている。あざとい猫なで声でリゾットを踏みつけたりして楽しむ姿がエロい。
その他、アニメオリジナル展開ではプリンプリンのみならずウスター・ダイフクーをも天使のウィンクで嵌めたり、ドロップと一進一退の攻防を繰り広げるなどわりと優遇されている。
裏BSではルッコラに手も足も出ない敗北をし、彼女を助けたピロシキともどもルール違反の敗退とみなされた。  

BLACK LABELでは「第二回王様だ〜れだ大会」にてテトと共謀。
二人で協力してカラスミ・タロの開放のために動く。

主な必殺技は当たると幻覚を見る光線を目から放つ「天使のウィンク」と特徴的な前髪を硬質化した上で伸ばし、敵を切り裂く「黒バラの怒り」*1

コロッケの仲間。
異名は「愁のコウモリ」。
バンカーサバイバルで黒マントの男ことアンチョビに重傷を負わされた後、たまたま海からグランシェフ城まで流れ着きカラスミに助けられる。
死にかけたショックで記憶を失い、傷が回復した後フカヒレを倒してカラスミの部下になり、帰郷中のリゾットを襲撃した。
だが実際にはカラスミの持つブラックキーを奪い彼らの野望を阻止するために記憶喪失を装い配下として潜入していただけである。
結果としてブラックキーは強奪できなかったものの、国王夫妻をカラスミの死刑執行から救い保護していた。
もし国王処刑を任されたのが彼でなかったら最悪の結末を迎えていたかもしれない…

  • フカヒレ
CV.森訓久
元四獣士。異名は不明だがフォンドヴォーの前任なので「哀」担当なのは確定。
サメのような姿が特徴。
カラスミ軍団の一員としてグランシェフ王国を乗っ取るもフォンドヴォーに顔に傷をつけられた挙句敗れた為にカラスミに捨てられ四獣士を追い出された。
その後フォンドヴォーはスパイだった事が判明するわけだが、フカヒレに関しては何のフォローもなく、裏バンカーサバイバルにも登場せず、過去の回想シーンにもまったく登場しなかった等かなり不憫。
流石にゲームスタッフには可哀想に思われたのか、Great・DS両方で四獣士としての活躍の場が与えられ、フォンドヴォーに担がされた事への言及もちゃんとあった。
後の文庫版・「コロッケ!LBver」のおまけによるとカラスミ軍の部下をやめたあとは故郷に戻って漁師として再起し結婚。妻子に恵まれたらしい。よかったね。
必殺技は腕や肩に生えたサメの鱗の部分でタックルする「鮫肌ウェーブ」。


追記、修正はグランシェフ王国を征服してからお願いします。

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最終更新:2024年03月18日 19:16

*1 後にBLACK LABELのおまけで、「どの辺が黒バラなの?」とテトに突っ込まれてしまった