スターダスト・ウォリアー(遊戯王OCG)

登録日:2014/12/05 Fri 23:23:20
更新日:2022/09/06 Tue 20:49:15
所要時間:約 4 分で読めます





集いし力が拳に宿り
鋼を砕く意思と化す!
光さす道となれ!

アクセルシンクロ!

現れろ!
スターダスト・ウォリアー!





スターダスト・ウォリアーとは遊戯王OCGのカード。
ストラクチャーデッキシンクロン・エクストリームで登場の看板モンスター。
アニメでの登場はないが、CMボイスなど、不動遊星の新たなエースをイメージしている。


●目次

カードテキスト

シンクロ・効果モンスター
星10/風属性/戦士族/攻3000/守2500
Sモンスターのチューナー+チューナー以外のSモンスター1体以上
(1):相手がモンスターを特殊召喚する際に、このカードをリリースして発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。
(2):このカードの(1)の効果を適用したターンのエンドフェイズに発動できる。
その効果を発動するためにリリースしたこのカードを墓地から特殊召喚する。
(3):戦闘または相手の効果で表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合に発動できる。
エクストラデッキからレベル8以下の「ウォリアー」Sモンスター1体をS召喚扱いで特殊召喚する。

概要

久々に登場した(かつOCGオリジナルの)アクセルシンクロモンスター。
スターダスト・ドラゴンを意匠とする鎧をつけた戦士である。属性もスタダと同じ風属性
さらに腹部周辺の軟質カバー部分には、遊星着用のインナーを彷彿させる模様(あとカラーも)が描かれている。

このカードはOCGオリジナルだが、シンクロン・エクストリームのCMでは不動遊星がシンクロ召喚口上を述べている。
発表当初、時期がちょっと重なったため「鉄の意志、鋼の強さ」と鋼を砕く意思が一部でネタにされたりした。


解説

(1)と(2)の効果は、スターダスト・ドラゴン系の持つ、
自身をリリースして相手の行動を無効にし、エンドフェイズに墓地から戻ってくる効果。

特殊召喚という相手の重要な行動を封じることができるため、性質としてはスターダスト・ドラゴン/バスターの方に近い。

効果発動にはリリースする必要があるため、スキルドレインやデモンズ・チェーンを受けないのは利点だが、
フィールドががら空きになった隙に展開される恐れや、D.D.クロウなどの墓地除外によって帰って来れなくなる弱点はスタダ系列と同じ。

またライオウや昇天の黒角笛のように、他のカードの効果などによる、チェーンを作る特殊召喚には非対応。
流行りどころでは、融合召喚のシャドール、儀式召喚のネクロスなどに対して無力なのである。
それでもこちらは相手の特殊召喚する数に指定がないため、ペンデュラム召喚等の複数体の特殊召喚でもきっちり止められる。
まぁクリフォートはリクリフォート張られてると無効化されるけど

当然、通常召喚やセットされたモンスター、魔法・罠にも干渉できない。



(3)の効果は、戦闘か相手の効果で除去された場合に、他のウォリアーシンクロモンスターを特殊召喚する効果。
前半の効果の穴を突いて突破されたとしても、後続を用意することができる。

発動条件がかなり緩く、自分で発動した全体除去に巻き込むなどしなければ、フィールドにいればほとんど発動可能。
任意効果だが、場合の効果のためタイミングも逃さない。

この手の効果の天敵であるNo.101 S・H・Ark Knightは、前半の効果でエクシーズ召喚を無効にできるため、
ブレイクスルー・スキルなどで前半の効果を無効にされている状態でエクシーズ召喚を許すか、
RUM-七皇の剣で直接CNo.101 S・H・Dark Knightを呼ばれでもしない限り、封じられることはないと言っていい。

ただし裏守備にされたまま除去されると効果を発動できず、またアブソルートZeroなどと違い若干の条件がついているため、
帝王の烈旋やヴォルカニック・クイーンなどでリリースされてしまっても発動できない。
リビングデッドの呼び声などで蘇生させた場合にも、そちらを除去されて自壊してしまうと対応できない。

特殊召喚効果はこの手の効果にしては珍しく、正規のシンクロ召喚扱いで効果無効もないため、
シンクロ召喚時の効果や、墓地に行った後の蘇生も問題なく行える。

呼びだす筆頭は、シンクロ召喚時に除去効果を発動でき、自力蘇生効果も持つジェット・ウォリアーか、
攻撃力が3000で、生き残ればノーコストでリクルート効果を使えるロード・ウォリアーがいいだろう。

またシンクロ召喚扱いなのでグラヴィティ・ウォリアーなどの効果も発動可能。

さらには相手の場に攻撃力3000以上のモンスターがおり、自分の場に高攻撃力のレベル2以下のモンスターがいれば
このカードの自爆特攻でジャンク・ウォリアーを呼び出し、攻撃力を上げたジャンク・ウォリアーで追撃…などのロマンコンボも可能。

CM映像的にはもしかしたらこうするのも正解の一つなのかもしれない……。



こうした強力な効果と3000という高い打点を兼ね備え、シンクロデッキの新たなエースとなることが期待されるモンスターである。





アクセルシンクロモンスターのため、彼を召喚するにはシンクロモンスターを2体以上用意する必要がある。

主な組み合わせとしては
このどちらかがメインとなるだろう。
他にもレベル・スティーラーや、アクセル・シンクロン、波動竜フォノン・ドラゴンのレベル変更効果を使えば、
幅広い組み合わせでこのカードのアクセルシンクロが可能となる。

シンクロデッキ最強の切り札といえばシューティング・クェーサー・ドラゴンだが、
実質三体以上のシンクロモンスターを並べる必要があるため、そこまで到達するのは容易なことではない。

シンクロデッキは大抵展開に殆どの手札を費やしてしまうため、あまり防御の為の罠カードにスペースを割く余裕が無かった。
(中には手札を費やし切った後に展開を始めてバックまで並ぶ例外もあるが)

その為今まではクェーサーの無効化能力で凌ぐか、届かなかった場合はシンクロチューナーを用意して、
相手ターンにブラック・ローズトリシューラをシンクロ召喚するぐらいしか妨害手段がないという、
攻めに強いが守りに弱いパターンが多かった。

しかし、このスターダスト・ウォリアーならクェーサーよりは比較的出しやすく、
特殊召喚無効・後続の特殊召喚共に相手への牽制となるため、かなり安定性が増した。


ぶっちゃけ、従来のレベル10アクセルシンクロモンスターよりも防御面ではるかに優れており、
他のアクセルシンクロモンスターを出せる場合には、必然的にこのカードも出せる組み合わせとなるため、
このカードが役割をかなり食ってしまう形に。

住み分けとしては、単純な防御性能はスターダスト・ウォリアーに分があるが、
シューティング・スターは連続攻撃能力と、破壊無効か攻撃無効と幅広い効果の使い分け
ブレード・ガンナーの場合はスターダスト・ウォリアーが非対応の魔法・罠の対処と、フリーチェーン除外による生存性、TGサポート対応
となる。


余談だが(3)の効果は、発売前に当初週刊少年ジャンプに掲載されたテキストでは、
呼びだすウォリアーモンスターのレベル制限がなかった

もしこの制限がなかった場合、スターダスト・ウォリアーが除去された場合にスターダスト・ウォリアーを呼び出すことが可能。

呼び出したスターダスト・ウォリアーが除去されてもまたスターダスト・ウォリアーが呼び出されるため、
一度場に出すことに成功してしまえば、同名カードの1ターンに1度の制限などもなく、
特殊召喚封じ効果を持った3000打点がエクストラから枯れるまで出続けるという事態になる。

……が、これは印刷ミスだったのか、コンマイが後からまずいと気づいて変更したのか、
後に再掲載された際には、現在の効果に書き換えられた
そんなことが前にもあったような……。



派生形

漫画版には2種類の派生モンスターが存在する。
当初の予定ではスターダスト・ドラゴンの派生にするつもりであったが、閃珖竜と真閃珖竜の関係を分かりやすくする為に変更された経緯がある。
どちらもシンクロ召喚時に発動する効果を持ち、スターダスト・ウォリアーの効果で呼び出された場合も発動する様になっている。

星空を焦がす聖槍よ!!
魂を放ち世界を醒ませ!
スターダスト・アサルト・ウォリアー
シンクロ召喚!!

《スターダスト・アサルト・ウォリアー》

シンクロ・効果モンスター
星6/風属性/戦士族/攻2100/守1200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「スターダスト・アサルト・ウォリアー」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した時、
自分フィールドに他のモンスターが存在しない場合に
自分の墓地の「ジャンク」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

ザ・ヴァリュアブル・ブック18の付属として登場。
守備貫通能力を持ち、シンクロ召喚時に自陣に他のモンスターが居ない場合に「ジャンク」モンスターを蘇生させられる。
チューナーのジャンク・シンクロンやアンカー、チェンジャーを蘇生すれば即座に☆8〜10へのシンクロに繋げられ、
同じ☆6のジャンク・ジャイアントやジャンク・ガードナーを蘇生すればランク6エクシーズも出来る。
漫画版では蘇生効果に発動条件も回数制限もなく、蘇生させるチューナーの指定もなかった。


星雨を束ねし聖翼よ!!
魂を風に乗せ世界を巡れ!!
スターダスト・チャージ・ウォリアー
シンクロ召喚!!

《スターダスト・チャージ・ウォリアー》

シンクロ・効果モンスター
星6/風属性/戦士族/攻2000/守1300
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「スターダスト・チャージ・ウォリアー」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがS召喚に成功した時に発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
(2):このカードは特殊召喚された相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。

PP18で登場。
シンクロ召喚時に1ドローでき、特殊召喚されたモンスター全てに攻撃可能と隙の無い性能を持つ。
低めの攻撃力はラッシュ・ウォリアーやシューティング・ソニックと組み合わせる事でカバー可能であり、
特に後者は相手の特殊召喚されたモンスターをすべて除外するコンボになる。

ドローで手札消費を抑えながら出せる素材指定のない☆6風属性シンクロと言う事でピリカタケトンボーグ等を採用するデッキに出張も出来る。

この1ドローは色々と応用が効く効果であり、
シンクロ軸の【セフィラ】だと、セフィラの神託で好きなモンスターをデックトップに置くことでモンスター限定の万能サーチとなる。

満足では、ゾンビキャリアデーモンをデックトップに置いた後シンクロすることで、確実にトップデーモンすることができる。
場に残ったこいつはランク6やヌトスにでも利用するなど、新マスタールール以前はよく使われていた。

漫画版にはドローに回数制限がついていなかった。








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最終更新:2022年09月06日 20:49