シーダ(FE)

登録日:2014/12/05 Fri 02:22:30
更新日:2024/03/23 Sat 23:08:23
所要時間:約 16 分で読めます





こんにちは。わたしはタリスのシーダ。





出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

『シーダ』とは『ファイアーエムブレムシリーズ』の登場人物、タリス王国の王女である。クラスはペガサスナイト
登場シリーズは『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』そしてそれらのリメイク 『新・暗黒竜と光の剣』『新・紋章の謎


概要

ファイアーエムブレムシリーズの初代ヒロイン。
主人公のアリティア王国の王子、マルスが幼い時にタリスに亡命したのが出会いで、マルスの幼馴染みというべき存在。
容姿端麗で心優しく、王族でありながら庶民的な心の持ち主。
料理が得意でマイユニットに料理を教えたりもするが、結局鋼の味だったようだ。
またオグマに対して薬を作る場面も。
幼い頃はあちこち外へ遊び回っていたようで、お転婆とよく言われたとか。
公式設定曰く、年齢は15〜18歳、ただしマルスより年下。

暗黒戦争ではタリス城がドルーア勢力下の海賊から襲撃された時、
シーダが救援を求めマルス達のもとへ駆けつけるところから愛しのマルスと共に戦うことになる。
暗黒戦争が終わるとニーナは婚約について、マルスとハーディンの二択を選ぶことになるが、
シーダのマルスに対する想いを知っているニーナはマルスを選ばずハーディンと婚約。

そしてシーダはマルスとの婚礼の準備のためにアリティアに滞在することになる、
しかし、ニーナのハーディンとの結婚が英雄戦争のきっかけになるのだった……。

英雄戦争の前にマイユニットの訓練相手として勝負することになる。
戦闘時は相手(特にマイユニットの場合はクラス)に応じてセリフが変化。
例えばマイユニット名をデフォルトネームのクリスにしてぶつけたときの具体例を載せると、

ペガサスナイトの場合「まあクリス、あなたも わたしと同じペガサスナイトなのね。ふふ。なんだかすごく親近感……」

苦手なアーチャーの場合「クリス、あなたアーチャーなの!? わたしたちペガサスナイトの天敵……」

といったセリフになる。この時点ですでに弓兵のライアンが加わっているので、低難易度なら苦戦しない。

この章の後は前日章の最後まで共に戦うことができる。
前日章の最後、マイユニットに、

「でも、わたしは…… まだ胸騒ぎがするの」

「クリス、これからずっと マルス様の傍にいてあげて…… あの人を助けてあげて……」

と言って遠征に行くアリティアの騎士たちの一方でアリティアに残る。

そして英雄戦争が始まる。闇堕ちしたハーディンが率いる、アカネイア連合軍によってアリティアが奇襲を受ける。
マルスの姉であるエリスに助けられて、四章の最後にマルスの元へ来て、泣きながらアリティア陥落の報を知らせる。
そのままアリティア軍に加入、再びマルス達と共に戦うことになる、
リメイクでマルスに「君が戦う必要はないんだよ、シーダ」と言われながらも。

二度の戦争が終わり、ようやくマルスとの結婚を迎える。
どうやら純白のウェディングドレスを着たシーダは天使のように美しかったそうだ。

またその後はダウンロードエピソード『剣に定められた者は剣に』でもノルンと共にオグマの救済が目的で登場する。

また、マルスのロスト時、シーダが生存・未撤退の場合、

「ああ……マルスさま…… 死んでしまうなんて…………」

というセリフが出てからGAME OVERと表記される。

上記の通り主要キャラではあるが、マルスやマイユニットとは違い、
主人公では無いためにロストしてもゲームオーバーにはならない。しかし、
「アルテミスの定めがマルスに対しても起こった」と言われるという、後味の悪いエンディングを迎えてしまう。


アルテミスの定めとは

「アカネイア王家でファイアーエムブレムに関わるものは、愛するものを失う」というものであり、
マルスがアリティアの王子として生まれる100年前、
勇者アンリとアカネイアの王女アルテミスが相思相愛だったのにもかかわらず、
決して結ばれることがなかった、というもの。

暗黒竜、紋章、そのリメイク作全てで彼女の生死でエンディングが変化する。
そのため、できれば彼女をロストさせずにクリアして見られるグランドエンディングをめざしたいところ。

ちなみにとある雑誌で行われたファイアーエムブレム『新・暗黒竜と光の剣』、
『新・紋章の謎』 のキャラクターの人気投票では、二回とも主人公マルスに次いで2位と高順位。
しかし二回とも光り輝いている4位が真っ先に目に入ってしまう人がちらほら……。

容姿

マルスと同じ青色の髪で長さは腰くらいまである。
服の色はマルスと対になる赤、薄い桃色の胸当てと肩当てを装着している。
茶色のニーハイソックスと薄い桃色のブーツを履いており、美脚。
青色のロングヘア、赤い服というビジュアルは後のシリーズのヒロイン、リリーナに引き継がれる。
ファミコン版から新紋章まで作をおうごとに容姿が大人びていくのも特徴
ヒロインらしくゲーム内の顔グラは力が入っている。ファミコン版はファミコン作全体をみても非常にレベルが高く、首を傾げた姿がかわいい。
SFC版でも一部と二部で全く別のものが用意されている希少な例の一人。

対人関係

ロレンス以外の説得関連は下記参照。

幼少時代に当時は奴隷剣闘士だったオグマを救出し、それ以来オグマは命の恩人シーダに誰よりも強く忠誠を誓う。

また父の絡みからグルニアの将軍であるロレンスとも面識があり、暗黒戦争では説得する。
リメイクでは『国の為に守るのは王か民か』という問いかけを持ちかけて説得を成功させる。

マルスに想いを寄せるマリーシアとは、始めはマルスと結婚する気満々のマリーシアにマルスの婚約者であるシーダは困惑するが、さりげなく仲良くなったりする。

ユニット性能

クラスは戦場の華、ペガサスナイト
豊富な支援効果から採用されることも多いキャラ。
しかし、ペガサスナイトには三人全員強キャラであるマケドニアペガサス三姉妹がおり、
飛行ユニットの採用率が増えてくると使い勝手は多少、三人に劣ってしまう。

それでも暗黒竜では、
  • 最も早く加入する飛行ユニット(というか他の加入が遅い)
  • 説得要員として必須→ただ出すよりは戦力になるよう育てたほうが良い
  • 最初から銀武器が持てるため、力の低さを銀武器でカバーしたり、防御の弱さはプレイヤーの配置スキルでフォローできる
  • 『紋章』以降はトドメ役としては強い主人公マルスと、作中最強ユニットの一角のオグマに支援を与えることができる
(3マス以内に特定のユニットが存在すると命中・回避・必殺・必殺回避が+10%という効果。
お互いに恩恵を受けられる相互支援と片側が恩恵を受ける一方通行支援が存在し、マルスとシーダは前者だがオグマとシーダは後者。オグマ側のみが補正を受ける。)
といった理由で起用できるので、他が加入してくる頃にはその初期値よりシーダの方が一回りもふたまわりも強くなっていることが多く、
ラストまでレギュラーと言うのも珍しくない。
また、最初から銀武器が使える関係上、ジェイガンの銀の槍を彼女に与えれば「銀の槍で窮地を強引に突破」というジェイガンがやるべき役割をジェイガン以上にこなせる上、普通に成長するので使い勝手と需要は極めて優秀である。

能力は技・速さ・幸運に偏っており、HP・守備・力のフィジカル面が育ちにくい。
高い速さからの手数、技の高さによる必殺、そしてプレイヤーの戦略による先制攻撃や後詰めで立ち回るユニット。
ファミコン版とSFC版は必殺を出した後にレベルアップすると技、幸運、武器レベルが上がりやすく、他が上がりにくい謎仕様(通称わこぶ)があるため、なおさらこの傾向に拍車がかかりやすい。

因みに上記の3つの成長に偏ったキャラをシーダ病、パラ画面をみた時に真ん中に表示されるパラが伸びるため真ん中病と呼ぶことがある。
シーダはシリーズにて女性ユニット第一号だが女性ユニットの基本型となる成長傾向である。(特にペガサスナイト)

SFC版の二部では、対抗馬であるカチュア・パオラの登場時期が早い。
説得要員としても一人しか説得できず、かつ他のユニットでも代用が効くため使うメリットが減った。
下手するとヒロイン(笑)と呼ばれかねない。
ストーリー面では存在感があるのでそういう扱いにはなっていないのが救いどころだが……。
それでもマルス、オグマへの支援は健在。二人の強化がしたいなら起用メリットはある。

リメイクでは
  • 成長値の底上げ
  • 専用武器、ウイングスピアの導入
  • ファルコンナイトの導入
  • 兵種変更の導入
と、使い勝手は大幅に良くなっており、支援以外でも一線級になる。
新紋章では彼女でしか説得できないキャラが数人追加され説得要員としての地位も復活。
また、密かに「王女専用」枠でオームの杖を使えるようになっている。

ウイングスピアとはソシアルナイト、パラディン、アーマーナイト、ジェネラルに特効を持つ槍。
要するにマルスの専用装備レイピアを槍にしてシーダ専用にしただけにも思えるが聖魔の光石の主人公エフラムの専用武器のレギンレイブに近い。
最終盤の敵は竜ばかりなので遠慮なく道中で使ってしまって良い。
反面、武器レベルがランク制になった影響で最初から銀武器が持てなくなる弱体化もあり、序盤破格の性能を持つ銀武器でカバーするという手が使えなくなった。

ペガサスナイトの為、『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』では上級職はドラゴンナイトになる。
ドラゴンナイトはシーダの穴である能力、力と耐久面を補える。
リメイクで天空のムチの使用でなることができるファルコンナイトはシーダの長所である速さや技を活かしやすい。
シーダについては後者にする方が評価は高い。

DSでWi-Fiのオンラインショッピングが終了した今、『新・暗黒竜と光の剣』では天空のムチは入手不可能だが、
天空のムチが通常入手が可能な『新・紋章の謎』 では健在である。(WiiUの新暗黒竜のVCでは入手可能)

説得

シーダを語る上で最も欠かせないのが、

彼女の最大の武器、人を惹きつける不思議な魅力からの、説得とはとても思えない説得である。

その巧みな説得に関してマイユニットは、

「そ、そんな説得の仕方を されたのですか……?」と発言している。

彼女一人でロレンス、ナバールカシムロジャージェイク、サムトーと六人もの男性キャラを説得可能。
サムトーはシーダの魅力に惹かれて加入、カシムはお金を渡して加入、ロレンスは上記の通り。
しかし上で赤く色付けしたキャラは暗黒戦争において結構ツッコミどころな説得をしている。

「母親の薬代を稼がなければならない」という口実で山賊稼業をしているカシムには、素直にお金を渡して戦いを止めて欲しいと説得。カシムも少なからず目的は果たせたので、そのまま立ち去れば良いはずなのだが、シーダの優しさに惚れ込んだのか(付け込んだ?)恩を感じてマルス軍の仲間になる。
シーダはタリス国の王女であり、その王族が手持ちの限られたお金を(カシムの言った事情を素直に信じて)惜しまずに分けてくれたとなれば、確かに信頼は山賊達よりも遥かに大きいだろう。腹黒い考えで見れば、このままシーダ、マルスの軍に入っていれば、略奪などせずとも安定して真っ当な銭が流れ込んでくると思ったのか…

ナバールについてはリンク先で。
暗黒戦争の第三章
「剣士ナバール。あなたほどの方が、どうしてこんな盗賊たちの用心棒をしているの?」

「!? なんだ、お前は。お前らに用はない。さっさと立ち去れ!!」

「お願いです。無意味な戦いはやめて……どうか、わたしたちに力を貸してください」

それがだめと言うのなら、

その剣で、



わたしを好きなようにして……




シーダの発言の中でおそらく一番の知名度を誇るのはこのセリフだろう。

それに対してナバールは「……おれは女に切りつける剣を持ってはおらぬ」と発言するが、説得前は(ゲームの仕様上)容赦なく斬ってくる。
またこの説得はダウンロードエピソード『剣に定められた者は剣に』でナバールを説得するためにも使用する。
更にこの説得には後のシリーズにラケシスを始め何人か後継者がおり、ある意味FEシリーズの伝統になっている。
OVAでも同様に説得しているが続きがあり、ナバールが「(無意味な戦いと言われた事に対して)お前達の戦いには意味はあるのか?」との問に対して「有る。有ると信じている」という真剣な眼差しで答えている。
(尚、ナバールは「ならば、マルス達の戦いの行く末を見させてもらう」という理由で付いて来る)

  • ロジャーの場合
ロジャーを少々説明するが、グルニアの重歩兵。好戦的ではなく戦争には内心反対している。
そんな彼への暗黒戦争での説得は
「わたしはタリスのシーダ。戦いに来たのではありません」

「な、なんだよ急に。びっくりするじゃねぇか」



あなたは愛を信じますか?

あなたに愛する人がいますか?



この説得は、愛を求め続けているロジャーが相手だからこそ効果は抜群である。
ロジャーのこの設定はリメイクで付け加えられた物だが……。
ちなみに説得の動機は「とても優しそうだったから」だそうだ。

  • ジェイクの場合
ジェイクを少々説明すると、『暗黒竜と光の剣』で登場する「マルスが主人公のファイアーエムブレムシリーズ」のアンナの彼氏、
職業はシューターだが、容量が理由か『紋章の謎』ではロジャーと共にリストラされる。
しかしリメイクの『新・紋章の謎』では戦士の上級職、ウォーリアとして復活する。

これは『暗黒竜と光の剣』での説得
この説得は事前に民家でアンナからこの話を聞かなければならない、ここでは誰をアンナの家に行かせてもいい。

アンナは「アンナが心配していたとジェイクに伝えてね」と言う。

そしてジェイクを説得するのだが、シーダは、アンナがジェイクにこう言っていたと伝えたのだった。



あなたがこの国の人たちのために戦ってくれるなら、どこまでもついていくって



別にアンナはジェイクに対して「この国の人達の為に戦ってくれるならどこへでも付いて行く」なんて言ってない。
ただ「心配していた」と言っただけ。
勧誘のためにシーダはアンナのセリフを改変、というより捏造したのである。
上二つの説得に比べるとリメイクで修正されたのもあり知名度は劣るが、彼女の巧みな説得術による説得の一つである。

これらが理由でユーザーからシーダは「魔性の女」、「ナンパ師」、「愛をとく人」、「一流ヘッドハンター」等ネタキャラ扱いされるかの如く呼ばれるが、


ナンパしている訳ではない、これはあくまで説得である。多分・・・。


ファイアーエムブレム 覚醒』では、配信で一応シーダもどきが使用可能である。




どうすれば男の人の心を動かせるのか……私にはまったく分からなかったわ。
……ひょっとしてギャグで言ってるんですか?





出典:4Gamer.net、http://www.4gamer.net/games/297/G029703/20151210005/、2016年1月28日。
幻影異聞録♯FE、アトラス、任天堂、2015年12月26日、
(C)2015 Nintendo/ATLUS、FIRE EMBLEM SERIES:(C)Nintendo/INTELLIGENT SYSTEMS

幻影異聞録♯FE』で、ヒロインの織部つばさのミラージュとして登場。
クロムと同じく異世界に飛ばされた際に記憶を失っている。
つばさを姉のように見守っており、戦闘の際には槍に姿を変える。

ニンドリで行われた人気投票では『なんでもアリの総合ランキング』部門において3位に選ばれた。

ちなみにクロムとの血縁関係は不明。
というのも♯FEでの時系列は覚醒準拠らしく、暗黒竜でのマルスの活躍が伝説となっているのだ。
つまりシーダ含め、参戦した暗黒竜のキャラはマルスがいた時代とは別に存在している事になる。
一方でを見て何故か懐かしい気持ちになる等、まったく繋がりがない訳でもなさそうだが……。




今は敵側にいる人たちとも、いつかきっと仲良くなれるわ。

そうなったらとても幸せだと思わない?


スマホゲーにもマルスと一緒に参加。デザインは羽公氏が担当。
赤属性の剣使いで飛行ユニット。
星5でのスキルは『アーマーキラー+』であり、これは重装特効の効果を持つ。
他には対象の速さ+4にする『速さの応援』、ターン開始時、周囲1マスの味方飛行の守備、魔防+6にする『飛盾の鼓舞』を覚える。

赤の飛行は初期からしばらくの間、彼女かパオラの二択で非常に選択肢が狭く、
さらに後に大幅な強化を受けた騎馬、重装と比較すると、飛行というカテゴリーの不遇さ、彼女自身のスキル構成の地味さもあり、使用率は低いという他なかった。

スキル継承でようやくカスタマイズの幅が……と思いきや、
今度は「暁の女神」で重要な立ち位置にいるエリンシアが勇者武器の上位互換という強力な「アミーテ」を引っ提げて実装。
高レア故にそう簡単に引けるものではないが、初期の赤飛行2人はさらに肩身の狭い思いをするハメに……。

だが、そんな初期勢冬の時代はある出来事をきっかけに終わりを迎えた。「武器錬成」の実装である。

シーダには「アーマーキラー+」の錬成から「ウイングソード」という専用武器への派生が可能となっており、これにより重装に加えて騎馬への特効も獲得。
さらにこの「ウイングソード」自体の錬成も可能で、付与できる専用特性は「速さが相手より1上回っている場合に奥義の発動カウントを-1する」という「柔剣3」の効果を内包している。
重装、騎馬ユニットの台頭著しい環境に、シーダの「ウイングソード」はまさにぶっ刺さりまくっているのである。
初期の評価の低さが災いしてそれほど話題には上がっていないが、実際に使ってみればその強さに驚く事だろう。
錬成石と雫を誰に回すか悩んでいれば、彼女に回しても決して損はしないはずだ。

月額システム「フェーパス」では神装英雄に抜擢。ニフル王国がモチーフの衣装になった。その前の神装英雄はマルスである(偶然だろうか…?)

理想の結婚生活……? わたしは、旦那様が無事でいてくれたらそれが一番幸せよ。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

『ジューンブライド』を記念した期間限定イベントにて、花嫁姿のシーダも参加した。こちらは四々丸氏が担当。
花嫁姿は紋章のEDにて語られた姿ではあるが、今回のはあくまで着ているだけで、まだマルスに嫁ぐわけではないようだ。
なおこちらは初見でルキナの花嫁姿と勘違いする人も中にはいたようだ。ちなみに順当に行けばルキナはシーダの遠い子孫ということになる。

スキルとして『聖なるブーケ+』があり、自分から攻撃した時、戦闘後、自分の周囲2マスの味方の守備、魔防+2という効果がある。


海に囲まれているタリスは、いつどこから敵が来るかわからない。

だからわたしも、みんなのために働くの。

出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2020年4月20日にFE30周年記念の超英雄として初代暗黒竜の衣装を着た幼女シーダが参戦。イラストは羽公氏。
通常版と同じ赤属性の剣・飛行ユニット。
時系列としてはメディウスが蘇ったばかりの頃であり、そのためマルスと出会う前である。
成長した通常シーダを遥かに超える力を持つが、これはトールが潜在能力を開放したからである。

武器スキルは剣、槍、斧、無属性弓、重装特効。攻撃+3にする『フェザーソード』
自分のHPが75%以下、または敵が剣、槍、斧、無属性弓、重装なら敵から攻撃された時、先制攻撃する。

奥義スキルは敵の守備、魔防-30%扱いで攻撃する『月虹』

Aスキルに敵から攻撃された時、距離に関係なく反撃する『遠距離反撃』
Bスキルは敵から攻撃された時、または敵のHPが100%で戦闘開始時、戦闘中、敵の攻撃、守備-5にする『愛を信じますか?』
Cスキルにはターン開始時、周囲1マスに味方がいる場合、自分と周囲1マスの味方の攻撃+5にする『攻撃の相互鼓舞』

なんと重装+剣槍斧弓特効という前代未聞の超特効を所持。一言で表すと「超特攻兼受け型」
特効範囲内の武器では確実に大ダメージを貰うことになり、最悪何もできずに蹴散らされていく。
遠距離反撃もあるため、弓で飛行特効を突こうとしたらなぜか返り討ちに遭う。特攻範囲内の武器は確実に「先制攻撃+大ダメージ」は覚悟した方がいい。
シーダでは初の受けユニットで、その恐るべき能力で敵を楽に倒してしまう。あまりのインフレすぎる効果に一時期騒動にもなった。

と、言われていたが対策は多い。
特攻範囲外である魔道、杖、暗器、赤/青/緑の属性弓、竜、獣(重装除く)は特攻が効かない。
それどころか自分のHPが75%以下だけとなるので待ち伏せ条件が一つしか発動しない。
とくにラインハルト/伝承クロム/セイロスは天敵。他には「不動の姿勢」で待ち伏せ効果を掻き消されるかダメージ軽減効果の相手では倒し切れない事もしばしば。
便利だからと言って油断すると返り討ちにあう。

わたしはタリスの王女、シーダです。

プルメリアさんと一緒にひと夏の思い出を作りましょう。



出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2021年7月7日に恒例の水着超英雄第二弾で参戦。イラストは『ド級編隊エグゼロス』で有名なきただりょうま氏。
緑属性の斧・騎馬とかなり変化。今度は双界英雄として登場を果たす。何処がとは言わないが二人ともデカい
ハロウィンチキ以来となる紋章の謎の双界英雄でパートナーは『ヒーローズ』のプルメリア(何処か見た事ある組み合わせの様な……)。
愛の伝道師であるシーダと、愛に飢えているプルメリアという愛コンビ。
理由は違えど、色んな意味で人を惑わす者同士の繋がりだろう。

夢の国の者は人に夢を見せる能力にシーダは興味があるようで、プルメリアに妖精のように空を飛ぶ夢を見せてもらおうとお願いする(知らないとはいえ、頼む相手間違えてます)。
プルメリアも自分が見せる夢の内容を十分に理解しているため、誤魔化すようにシーダのお願いを拒んだ。
シーダもすぐに理解し、優しく気遣うプルメリアに仲良くしたいと告げている。

武器スキルは剣、槍、斧、無属性弓、重装特効。攻撃+3にする『波舞うイルカの斧』
自分から攻撃した時、または、周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5。【再移動(2)】。

補助スキルは対象が受けている不利な状態異常を解除(弱化、移動制限、パニック、反撃不可等、次回行動終了時までの効果全般)
もし弱化の状態異常を受けている場合、解除後、強化に変換する『一喝+』

Aスキルに敵のHPが100%で戦闘開始時、または敵が【不利な状態異常】を受けている時、戦闘中、自分の攻撃、速さ+7。
さらに敵のHPが100%で戦闘開始時、かつ敵が【不利な状態異常】を受けている時、戦闘中、さらに自分の攻撃、速さ+2にする『攻撃速さの機先4』
Bスキルは自分から攻撃した時、戦闘中、自分の追撃不可を無効、かつ戦闘後、HP10回復する『怒濤・再起3』
Cスキルには戦闘後、敵とその周囲2マスの敵に【パニック】を付与する『恐慌の幻煙3』

フェザーソード同様に複数特攻武器を持ってきた。幼少期と比べてHPが上がった程度で他はほぼ同じ。
遠距離反撃や待ち伏せが消えて受け能力は落ちたが代わりに地上での機動力にヒットアンドアウェイ、一喝でのサポートとパニックをばら撒く事を得意とした変則的な攻めに転じたスキルへ変化。
双界スキルは周囲2マス以内にいる自分と同じ出典の味方を再行動させるという強力効果。
暗黒竜orヒーローズの味方はちゃんと編成しておきたい。困ったら再行動枠をヒーローズ妖精組にすれば任意の味方の再行動に変換できて使いやすい。

ここでも弱点は多めで幼少期同様に魔道、杖、暗器、赤/青/緑の属性弓、竜、獣(重装除く)は特攻が効かない。
飛行特攻はないので弓の心配は無いが新たに騎馬特攻の弱点に変更。
遠距離反撃と待ち伏せがなくなったので2距離の武器には滅法弱くなっている。
普通のアタッカーとして運用するのはいいが近づく必要もあり、無属性弓との噛み合いがやや悪い。

わたしはシーダ。マルス様の……妃です。

ああ、照れてしまう……まだ慣れないわ。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS
2022年2月からは水の伝承英雄として登場。イラストはいちかわはる氏。
飛行ユニットという点は大半のシーダと同じだが、ここに来てようやく本来の武器である槍を持たせてもらえた*1
なお花嫁シーダとは異なり、こちらはマルスに嫁いだ後の時代から召喚されたようだ。

武器は重装、騎馬特効と攻撃+3に加え、自分から攻撃した時または周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+5かつ、敵が強化を受けていれば、戦闘中自身の各ステータスが敵が受けている強化の値だけそれぞれ上昇し、敵のほうを同じ分だけ減少させる。
また、自分から攻撃、補助、地形破壊の行動をした後、直後に2マスの再移動ができる『扶翼ウイングスピア』

Aスキルは敵から攻撃された時、距離に関係なく反撃し、戦闘開始時自身のHPが25%以上なら、戦闘中攻撃+5かつ、
その状態で攻撃した時、戦闘後自分に5ダメージの『遠反・攻撃の渾身』。
Bスキルは重装、騎馬の敵から攻撃された時に先制攻撃し、戦闘中自分の追撃不可を無効にする。
また戦闘後、敵から攻撃された時に先制攻撃する【待ち伏せ】を付与する『信じつづける誓い』
Cスキルは周囲2マスの敵は、戦闘中攻撃、守備を-4する『攻撃守備の牽制3』

今までのシーダと比較しても攻撃が群を抜いて高く、補正込みなら全飛行ユニット内でトールに続いて二番目。

通常版と幼少版をうまく混ぜ合わせたような性能。
基本的には幼少版同様受け型の構成で特効は通常版のウィングソード同様の重装、騎馬と範囲こそ広くないが同じく対象に対して待ち伏せが発動する。
しかも戦闘後自身に付与する「待ち伏せ」により、自分から攻撃するか敵の攻撃を1度受けて以降は兵種に関わらず全てに対し待ち伏せを発動できる
遠距離反撃を持つので魔法や暗器相手にもお構いなし。いかに弓といえども2人目以降の攻撃ではまず返り討ち。
攻撃と速さが高いので、赤属性の伝承シグルドや比翼リーヴあたりだと攻撃を受ける事さえ無く沈められる。

その点、対策も幼少版と似通う。
特攻対象が減ったことや攻撃しない限り待ち伏せ発動出来ないので基本、先制攻撃できない。
幼少期版は無属性の弓は先制攻撃で対応出来たが、こちらはそれが無く待ち伏せ付与しない限り一発で落とされてしまう点も痛い。属性付きの弓はいわずもがな。緑属性の弓持ちのシャミアは天敵といえる。
不動の姿勢で消されるのも同じでそれ以外の属性不利な斧や緑魔道に対しても相手次第では一撃で倒れる危険大。


言葉が通じれば、心を通わせられます。

そう思うから、私は敵の側に立つ人にも できるだけ声を掛けてきました。


出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS

2024年3月には響心英雄として登場。イラストは大熊まい氏。
槍装備という点では伝承版と同じだが、花嫁版以来の歩行ユニットになっている。
衣装はマルスに似せたものになっている。

武器スキルは『純白ウイングスピア』。
重装、騎馬特効、奥義が発動しやすい(発動カウント-1)
ターン開始時周囲2マス以内に味方がいる時、自分と周囲2マス以内の味方の攻撃、速さ+6、「周囲2マス以内の味方の隣接マスに移動可能」を付与(1ターン)
周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中攻撃、速さ+3、周囲3マス以内に味方がいる時、戦闘中攻撃、速さ、守備、魔防が周囲3マス以内の味方の数×3+5だけ増加(最大14)、
敵の奥義以外のスキルによる「ダメージを○○%軽減」を半分無効(無効にする数値は端数切り捨て)(範囲奥義を除く)攻撃を受けた時のダメージを30%軽減(範囲奥義を除く)、
かつ戦闘中自分の攻撃でダメージを与えた時、HPが回復、回復値は、敵が重装、騎馬の時は14、そうでない時は7(与えたダメージが0でも効果は発動)

Aスキルは敵から攻撃された時、距離に関係なく反撃する、戦闘中攻撃、速さ、守備、魔防が、自分と周囲2マス以内にいる味方のうち強化が最も高い値だけ上昇(能力値ごとに計算)の『遠反・強化増幅』。
Bスキルは速さを比較するスキルの比較判定時、自身の速さ+7として判定、戦闘中敵の攻撃、速さ、守備-5、
自身の攻撃、速さ、守備、魔防の自分が受けている攻撃、速さ、守備、魔防の弱化の値の2倍だけ上昇(能力値ごとに計算)
速さが敵より高い時、受けた範囲奥義のダメージと戦闘中に攻撃を受けた時のダメージを速さの差×5%軽減(最大50%)
敵が重装、騎馬の時、戦闘中、受けるダメージ-○(範囲奥義を含む)、敵が重装、騎馬でない時、戦闘中、最初に受けた攻撃と2回攻撃のダメージ-○の40%(○は自分と周囲2マス以内にいる味方のうち強化の合計値が最も高い値)の『愛する人がいますか』
Cスキルはターン開始時周囲2マス以内に味方がいれば、自分の守備、魔防+6(1ターン)、かつ「戦闘中、奥義発動カウント変動量+1(同系統効果複数時、最大値適用)」を付与(1ターン)
周囲2マス以内に味方がいる時、戦闘中守備、魔防+3の『守備魔防の信条』。

響心スキルは『響・キャンセル』。
戦闘開始時自身のHPが25%以上なら、戦闘中、敵の攻撃-4、敵の奥義発動カウント変動量-1(同系統効果複数時、最大値適用)、
かつ敵から攻撃された時、最初に受けた攻撃と2回攻撃のダメージを20%軽減。

近年のシーダ同様受け性能の高さが特徴だが、待ち伏せ効果ではなく攻撃を受け流して耐えて反撃し、戦闘後回復して打ち消すものに。
ダメージの軽減は割合の軽減だけでなく味方の強化の合計値分の実数値の軽減もあるので、相手によってはノーダメージで耐える事も。
弱点は見切り・追撃効果がなく追撃不可は受けてしまう事。軽減無効や不治の幻煙の効果にも弱い。



「新・暗黒竜と光の剣」枠のプレイアブルキャラとしてマルス・チキと共に参加。
クラスはペガサスナイト/ファルコンナイト。

3人仲間になるペガサスナイト勢では最後(ストーリーモード14章)に仲間になる。
他の二人に比べて速さの伸びが良く、機動力はトップクラス。
幸運も高い為、『月光』(クロムのスキル。幸運が高いほど敵の防御・魔防にダメージ軽減されにくくなる)などの幸運で効果が変化するスキルとの相性も良好。
またティアモとヒノカの絆Lvを最大にすると、覚醒奥義に二人が登場。某三姉妹の如きトライアングルアタックが拝める。

発売当初は幸運と速さ以外はティアモやヒノカに劣り、専用武器もなかったため微妙な扱いだった。
しかし、DLCが始まると徐々に彼女の評価が変わり始める。
まず最初に追加された『ifパック』で追加されたキャラ、ゼロのプレイアブルキャラ化から始まる。
ゼロのスキル『滅殺』は幸運に比例した確率で必殺技の威力が激増するというもの
全キャラで2番目に幸運が高い*2シーダにはこのスキルや『月光』との相性が抜群で大幅な火力アップになる。


更に、DLC『新・暗黒竜と光の剣パック』を導入する事で女傑と化す


実は、本作のDLCを導入すると追加される専用武器「ウィングスピア」の性能が非常にヤバイのである。
この武器、デフォルトで『騎馬重装特効(アーマーナイト系・騎兵系に特効)』の武器特性を持っており、しかも更にもう一つ特効効果を付加できるのである。
本作において『○○特効』という武器特性は2つまでしか武器に付加出来ないのだが、
彼女だけはこの専用装備を持てば、最大3種の敵に特効ダメージを与えられる

この特効効果を生かせば、竜だろうと魔物だろうと何だろうと速攻でぶっ飛ばして即座に次の敵を排除に向かうことが可能
特に護衛系のステージで真価を発揮する女傑となる。
たとえ特効無効でも、機動力とスキル込の最終火力が高いので心配は無用。
一緒にミネルバの絆Lvを上げて「アイオテの盾」でも付ければ、もはや彼女には死角はない。

こうしてシーダはあっという間に弱キャラから強キャラに生まれ変わった。

……斧メインのステージは勘弁な!

絆会話の相手はリアン(無双の主人公の姉)、マルス、チキ、ナバール、ヒノカカミラティアモ
アンナセリカ、ゼロ
ちなみにゼロとの絆会話でゼロの破廉恥な言葉に全く動じず、感謝の言葉で返したためゼロは降参してしまった。



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最終更新:2024年03月23日 23:08

*1 織部つばさのミラージュとしてならあったが。

*2 DLCのオリヴィエを含めると3番目