ダブルブリッド(電撃文庫)

登録日:2011/03/25(金) 10:41:56
更新日:2021/03/28 Sun 15:57:47
所要時間:約 3 分で読めます




電撃文庫から発売されたライトノベル

作者:中村恵里加
絵師:藤倉和音、原田たけひと(三巻から)


第六回電撃ゲーム小説大賞(現、電撃小説大賞)、金賞受賞作品。
全十巻+外伝一巻。

当初は刊行スピードが早かったが、九巻から最終巻である十巻が出るまでは実に四年半もの歳月がかかった。
2010年にはイメージアルバム「Depth Break」が発売された。

「電撃小説大賞が生んだ、もっともグロテスクでもっとも痛々しく、だがもっとも美しい物語」と銘打たれたことがあり、一巻だけでも、

  • でっかいトカゲに噛みつかれる。
  • 右手を切断される。
  • 右眼球を至近距離からの拳銃乱射で破損される。

等々、映像化に難ある描写が多々ある。
ちなみにこれ、全部一人が受けた被害です。


また、しろーにより一巻が漫画化された。全二巻。内容は他の巻の出来事やオリジナルを交えたものになっている。


◆登場人物
多い上にみんなキャラが濃いので一巻のメインキャラクターのみ紹介。


本編主人公。
警視庁刑事部捜査第六課に所属する巡査部長であり、甲種指定の怪。
白髪が特徴的で白髪頭、また嗅覚が犬より発達しているため白髪犬とも呼ばれる。
年齢は25歳だが、老化は16、7で止まってるらしい。
ちなみに身長は「太一郎(183センチ)より30センチ以上低く、背伸びしないとつり革に手が届かない」程度。
絵師が同じだから仕方ないのだが、巻を追うごとにイラストがプレネールさん化している気がする。


  • 山崎太一郎(やまざき たいちろう)
EAT(特異遺伝因子保持生物緊急捕縛部隊)の隊員。
六課と部隊の相互理解を深めるために六課に出向してきた。
正義感が強く、熱血、単純、短気と、ある意味主人公らしいが……。


  • 高橋幸児(たかはし こうじ)
三年前に殺人事件を起こし、六課の面々により捕殺されたはずの甲種。しかし再び優樹の前に姿をあらわした。
ある理由から優樹に執着している。


◆用語

  • 特異遺伝因子保持生物
二十世紀半ば発見された新生物。通常の生物とは異なるDNAを持つ。日本での通称は怪(アヤカシ)。
日本では独自に人と変わらない外見、知性を持つ怪を甲種、それ以外を乙種と呼び、さらに甲種に対して人権を認める法律を公布している。
何故かアメリカのみ発見例がない。

荒川区に存在する甲種のみで構成された分署。
もっとも多いときは七人いたが、三年前の事件を境に優樹以外の全員が辞職した。

  • ダブルブリッド
人間と怪の混血を意味するダブルとハイブリッドを組み合わせた造語。
公的には二人しか確認されていない。






これが そんないきものたちの
ものがたり
せいとしと ちとにくとほねの
ものがたり
これが たったそれだけだった
ものがたり
これが それだけではなかった
ものがたり




鳥頭「Wiki篭りの諸君、追記・修正を頼んだよ。そうやってみんなで協力することは大変素晴らしいことだ。ああそう「素晴らしい」と言えばこの「素晴らしい」という言葉は昔はいい意味では使われていなかったらしいんだが――」

優さん「先生、それ以上は追記・修正できるスペースが無くなるからやめてください」

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最終更新:2021年03月28日 15:57