命題(天国に一番近い男)

登録日:2014/11/18(火)22:51:19
更新日:2023/04/02 Sun 21:24:50
所要時間:約 7 分で読めます





命題とは、TBS系ドラマ「天国に一番近い男」で松岡昌宏に与えられるノルマである。
数学哲学における命題ではなく、文字通り「を賭けた課」の略語で、これを達成できなければ松岡は死亡する。

なお天童の未来予知は絶対であり、松岡の努力で回避できるのはあくまでのみであり、「達成できなければ死んでいた」と言う状況は変えられない。

  • 1話
「お前の人生 それでいいのか?」
「君は明日、1999年1月8日午後1時30分、死ぬ」
自称天使・天童世死見(演:陣内孝則)は甘粕四郎(演:松岡昌宏)にこう宣言する。
最初は天童の話を信用しなかった四郎だったが、搭乗予定の飛行機が墜落したとのニュースを見てその考えを改める。
翌日から四郎は、親友の中津川麻人(演:池内博之)の紹介でMONOカンパニーのアルバイトとして働くことになる。
しかし、ゆうべタクシーで一悶着あったせいで取引に遅れて屋上から飛び降り自殺しようとする権藤元(演:笑福亭鶴瓶)を目の当たりにしてしまう。
会議に戻ろうとする鮫島主任(演:袴田吉彦)たち社員を尻目に、綱渡りの体制で彼を説得する四郎。
その時、ちょうど1時30分。四郎は足を滑らせ転落、だが偶然下にあったトランポリンのおかげで命拾いする。

  • 2話
「あす1月15日午前10時30分までに霧崎小春とキスできなかったら即死亡」
結城社長(演:北村総一朗)の入れ替わった荷物を奪還するため、露崎小春(演:奥菜恵)とともに宅配便を追うことになる。
トラックを追っているうちに手に入れたクマの着ぐるみを着ていたせいで、ハンターにはクマと間違えられ撃たれそうになったが、近寄ってきた小春に抱きつき銃弾が頭をそれる。
そのはずみで小春とキス。

  • 3話
「あさって1月22日午後3時までに年上の女性に抱かれ『ありがとう』と言われなければ即死亡」
創立記念パーティでピアノを成功させた四郎は天現寺るりに感謝される。
しかしるりはこけてしまい、痴呆症のおばあさんに抱かれて「ありがとう」といわれる。
四郎が席を立ってまもなく、ピアノの椅子にシャンデリア落下。後日、四郎は正社員に昇格。

  • 4話
「1月29日午後6時までに本当のを流せなかったら即死亡」
絶好調ですっかり天狗状態になって遊びほうけている四郎とは裏腹に、今日中にハサミを売りさばかないと倒産してしまうという植木弘(演:斉藤洋介)。
ハワイ旅行も当ててなかなか戻ってこない四郎にしびれを切らした植木は、麻人を人質にとる。
麻人はハサミで心臓を刺され死亡、植木は麻人に泣きつく四郎をも刺そうとするが、死んだはずの麻人が起き上がる。実は新製品を使ってみんなで仕組んだドッキリだった。
その直後、ドッキリで犯人役を演じるはずだった人が現れて…

  • 5話
「2月5日午後4時30分までに一番大事な約束を守れなかったら即死亡」
四郎にとって一番大事な約束とは、愛ちゃんと遊園地に行くこと。
しかし、その間にいろいろな約束が。社長とは、天童よしみのサインをもらってくる約束。
小春とは、食事に行く約束。鮫島とは、カラオケに行く約束。
その一つ一つを確実にカバーし、スケボーに乗っている途中ヤクザとパトカーに追われながらも間一髪で避け、
そのはずみで「一番大事な約束」を果たした。

  • 6話
「2月12日午後7時までに天童世死見が天現寺るりに殴られなかったら甘粕四郎即死亡」
結婚詐欺師に騙されたるりにプロポーズする天童は殴られ、そのはずみでるりの指輪が吹っ飛ぶ。
その指輪が四郎の頭上に落ちそうな雷を放電。こうして四郎は命題をクリアしたが、
天童は人を愛してはいけないという天界の掟を破り、命題一つ追加のペナルティとなる。
「天童は掟を破った。よって命題一つ追加」と書かれた鉄のプレートが直撃。

  • 7話
「2月19日午前9時30分までに全てのルールを守れなかったら即死亡」
「2月19日午前9時30分までに男とキスできなかったら即死亡」
前回ペナルティを食らった分が追加される。
結城社長と皇(すめらぎ)社長(演:峰岸徹)がテレビで柔道対決を約束してしまう。
大会当日、四郎は痛めつけられながらも見事裏投げで一本勝ち。
しかし打ち所が悪く心停止してしまう。その時麻人が人工呼吸し、男とキスの命題もクリア。
その日の夕方、なぜか葬式のリハーサルをしている天童。

  • 8話
「2月26日午後9時までに兄貴達に勝てなかったら即死亡」
命題の手紙は越智真人氏の選挙ポスターの裏から出てきた。
七海社長(演:温水洋一)からハシゴの件で苦情の電話がかかってくる。
三郎兄貴が診断書を書き、二郎兄貴が弟の会社に告訴しようとする。
四郎は一郎兄貴の政治活動を手伝うことになるが、天童のことをバカにしたり「世の中金」という兄貴達の汚い部分を見てしまい、
こちらから縁を切ろうとする。直後、事務所にトラックが突っ込む。

  • 9話
「3月5日午後9時50分までに間違った選択をしたら即死亡」
宴会で出す予定の毒蛇が逃げ出し、小春に噛みついた。このままでは彼女の命が危ない。
しかし病院に血清はなく、爬虫類研究所まで取りに行くことになる。
渋滞などを回避し、ヘリまで飛ばしてギリギリ間に合ったが、四郎も噛まれていた。
血清は一人分しかない。ヘビのを消す毒グモを持ってきた麻人はどっちがメスだかわからないでいたが、四郎は運よくメスの方を選び事なきを得る。

  • 10話
「あす3月12日午前10時までに他人を改心させなかったら即死亡」
同姓同名の甘粕四郎が次々殺されていくという事件を知った四郎。
あろうことか、彼にも銀行カードが使えなかったり、麻薬密売容疑がかけられたりで散々。
「横取りしたを渡さないと皆殺しだ」と殺し屋に脅され、みんなの力を借りて怪しい銀行員を問い詰める。
この行員こそが麻薬を売りさばいていたのだ。四郎は行員を説得、しかし殺し屋が油にをつけ放火。
一人逃げ腰の行員は手錠の鍵を渡し改心、自首する。

  • 最終話
「天童世死見にさよならが言えなかったら即死亡」
まだ四郎の命を狙っている殺し屋。彼は社員旅行バスに爆弾を仕掛けたと電話を入れる。
バス爆破は失敗に終わるが、肌身離さず爆弾を持って殺し屋のもとへ向かおうとする天童に涙ながらさよならを言う。
天童は殺し屋と道連れに。しかし数ヵ月後、天童と瓜二つの椎名大輔という男が四郎の前に現れる。
「お前の人生 それでいいんだ!」

以上の命題をクリアしていなければ、四郎はビル屋上から落ちたり、クマ狩りに撃たれたり、シャンデリアの下敷きになっていたり、雷に打たれたり、
ヘビの毒で死んでいたかもしれないのだ。


追記・修正できなければ即死亡!!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 松岡昌宏
  • 陣内孝則
  • 天国に一番近い男
  • ある意味予言
  • 文字通り命がけ
  • 胡散臭い神様
  • 絶体絶命でんぢゃらす松岡
  • お前の人生それでいいのか?
  • 命題
  • 一覧項目

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年04月02日 21:24