プラターヌ博士(ポケモン)

登録日:2014/11/11 Tue 02:27:19
更新日:2023/10/12 Thu 16:28:40
所要時間:約 9 分で読めます




わたしの 名前は プラターヌ
カロス地方の ポケモン博士 さ!



プラターヌ博士とは『ポケットモンスター X・Y』に登場するポケモン博士

CV:土田大(アニポケ)/小西克幸(ポケモンマスターズ)


●概要

第六世代におけるポケモン博士。歴代博士のようにゲーム冒頭で説明を行い、主人公にパートナーとなるポケモンポケモン図鑑を託す。
かつては「ダイヤモンド・パール」におけるポケモン博士であるナナカマド博士に師事していた。
シンオウリーグチャンピオンシロナとは同門であり、彼女は妹弟子に当たる。
ただし面識があるかどうかについては言及がない。
とはいえポケモンマスターズEXではチームを組ませればシロナの専用会話が聞けるため、少なくともシロナ側は悪感情を抱いていないことはわかる。

年齢は30代くらいで、うねっている髪型と無精ひげが特徴的。趣味はカフェ巡り。
『ニンテンドードリーム』(ニンドリ)のインタビューによれば、キャラクターデザインの際「イケメンにしてくれ」との注文があったというだけに、
歴代博士随一のイケメン。とあるモブにも「色男の博士」と言われている。
「プラターヌ博士のテーマ」という登場シーン専用のBGMもあり、出てくるだけでおしゃれな雰囲気を醸し出す。


全国のポケモンセンターでは白衣を脱いでハリマロンと一緒にコーヒーを嗜むプラターヌ博士とツーショットを撮れるコーナーが期間限定で出現したほか、コーヒーを嗜む姿を描いたクリアファイル等も販売されていた。
グッズ類さえ出せるほどのイケメンなのである。


冒頭の挨拶役を務めるのは歴代と同じだが、本編では最初の町に住んでいないどころかジムをひとつクリアしなければ会えない場所にいる「最初の町に住んでいない珍しい博士その2」。
師匠のナナカマド博士に似たのだろうか?

研究所は非常に豪華で、カロス地方一の大都会ミアレシティの一等地であろう表通りに3階建て。門なども立派な造りになっている。
グラフィックが向上した関係で豪華に見える部分はあるかもしれないが、レッドカーペットにエレベーター、受付や応接スペースなどがあることを考慮すると、
見た目補正抜きに豪華な研究所であると言えるだろう。
同世代で再登場したオダマキ研究所と比べればその差は一目瞭然。
今のところ第八世代までに登場したポケモン研究所の中でいちばん立地と設備に恵まれている。
更に助手であるジーナ&デクシオも博士のサポートとして各所で活動を行なっている。
他の博士涙目と言えるほど非常に恵まれた条件下で活動しているポケモン博士である。

最初の町にいないため、カロス御三家ポケモンとポケモン図鑑を渡すのはそれぞれ博士に代理を頼まれたティエルノトロバの役目で、
プラターヌ自身は主人公と会ったときにカントー御三家とメガシンカに必要なメガストーンをくれる


また、史上初めて正規プレイで戦えるポケモン博士である。しかも二度。
手持ちはカントー御三家とその最終進化形。かのオーキドせんせいを思い出したプレイヤーもいた様子。

ポケモンシリーズ17年目で満を持して登場した戦える博士というだけあって、グラフィックにも気合が入っている。
戦闘BGMこそ専用の曲ではなく通常トレーナーと同じなのだが、バトル画面での立ち絵はライバルキャラなどと同じく3Dグラフィックで描かれている。
3Dグラフックのキャラにはポケモンを繰り出すときの動作に特徴があるのだが、プラターヌ博士の場合はモンスターボールをサイドスロー気味に軽く放り投げる。
イケメン博士は戦わせてもカッコいい。

と言ってもバトルを挑む目的は勝つことではなく、ポケモンバトルによって交流すること
弱いとは言えないが強いかと言われると微妙なレベルで、そこらのトレーナーよりちょっと強い程度である。
昔はトレーナーだったが、自分の実力に早々に見切りを付けて研究者となったらしい。


本人も時々町の外に現れては主人公をサポートしてくれる他、ジーナとデクシオという2人の弟子が研究所への案内から図鑑のパワーアップまでさらに色々なことをしてくれる。
顔も広いようで、ミアレシティの色々な所で彼についての話を聞くことができるほか、シナリオクリア後にはそれを活かして主人公のためにあることをしてくれる。
大女優のカルネや、ホロキャスターを開発した研究者のフラダリとも知り合いのようだが…?





●以下、ネタバレ





初見でフラダリの正体がバレバレだった為、ファンから散々「黒幕ではないか」と騒がれたが、普通にいい人。
いわゆるミスリード要員である。
フラダリとは彼が暴走してしまう前からの友人であり、彼の暴走には非常にショックを受けていた。

そもそもキャラクターデザインの際のリクエストには、イケメンだけどついついカッコつけてドジを踏んでしまう人とあり、いわゆる「残念なイケメン」のカテゴリーに入る人である。
運動神経もそんなに優れていないようで、設定資料にはローラースケートをして盛大にズッコケたばかりかゴミ箱に突っ込んでいるカットが掲載されている。
こういったところが災いしてかナンパ成功率はほぼゼロだそうで、同じく設定資料集にはフラれてしょげている表情も。


ミスリードの際には肩透かしを食らったプレイヤーも多いと思われるが、そもそもプラターヌ博士以上に大々的に紹介されておきながら、
ゲームではモブトレに毛が生えた程度の出番しかなく、バトルすらできない扱いであったパンジーと比べれば遥かにマシといえるだろう。

各方面に顔が利くのを活かして、初めて殿堂入りを果たした際にはミアレシティの一角を使ったド派手なパレードまで開いてくれる。
第五世代まで、及び第七世代以降の歴代シリーズと比較しても、初回クリア記念イベントは第六世代がもっとも盛大といってよさそう。


名前の由来はスズカケノキ科スズカケノキ属の落葉広葉樹「スズカケノキ」のフランス語名「プラターヌ」。
一見すると名前に「キ」も「ギ」も入っていないが、和名にすると一応過去作の流れはくんでいるといえる。
スズカケノキの花言葉は「天才」。そのものズバリである。
本人曰くポケモン勝負の才能はなかったそうだが、自分の向き不向きを見分けられるのも大事な才能の一つと言えるだろう。


SMおよびUSMでは助手のジーナ&デクシオがアローラ地方を訪れており、プラターヌ自身は直接登場せず名前だけ出てくる。
ジガルデに関する研究を重ねて、ジガルデのコアやセルを捕獲するジガルデキューブを開発したらしい。



●アニメでのプラターヌ博士

CV.土田大


研究所のデザインなどは原作をベースにしているが、オーキド研究所ほど広大ではないもののそこそこの規模の庭があるなど細部はアニメオリジナル。
アニメでもイケメンぶりは健在で、爽やかな雰囲気を感じさせる。また口癖のようで「マーベラス!」とよく言っている。口調は原作ゲーム中とは若干異なる。

ロケット団に研究所を破壊され、ロケット団に縛られてセレナやユリーカと一緒に誘拐され*1、ナンパをしても失敗し、といったようによく災難に巻き込まれている。
登場回数はXY放映3年で34回と他の歴代博士と比べても非常に多いといえるだろう。
サポート役としての面目は十分に保たれているものの、残念なイケメンという原作の設定が積極的に活用されている。
助手のソフィーやコゼットといったお姉さんが美人揃いなのがせめてもの救い…なのだろうか?
またカルネのマネージャーであるミナミちゃんを口説くも塩対応されるシーンは必見。
最終話の後にはプラターヌ博士が事実上のストーリーの案内役を務める特別編まで放送された。

パートナーはフカマル時代から研究所にいるガブリアス。最初はなついておらず噛み付き癖があったが、プラターヌの優しさに触れ今では彼のよき相棒となっている。
後にメガシンカを習得し、ジガルデの暴走の際に騒ぎに駆け付け縦横無尽の活躍をしている。
あのダイゴと共にメガシンカの掛け声をするシーンは熱い。そして彼のメタグロスにも見劣りしないレベルの強さを見せ付けた。
なおガブリアスの性別は背鰭を見る限り♀である。

ちなみにサトシが研究所を訪れる度に研究所が破壊されるという有難くないジンクスが存在し、博士自身もそのことに気が付いている。

ポケスペでのプラターヌ博士

第12章にて登場。
原作通りトロバと知り合い(ただしホロキャスターのやりとりのみで実際に会ってはない)で、エックスを外に出す切っ掛けを作るために御三家と図鑑を送った。
また、カントー御三家も研究対象としていたがヒトカゲが脱走しており、ジーナとデクシオに捜索させていた。
なお、メガシンカについては原作と異なり研究対象にしていない

しかし、アサメタウンが伝説のポケモンによって壊滅した際、それを撮影したトロバの映像をフラダリに見せてしまう。
ちなみに原作ではフラダリのことは「さん」付けで割とフランクに呼んでいるが、ポケスペにおいては「フラダリ氏」と呼び掛けている。
勿論彼が事件の首謀者であるとは知らなかったのだが、この事でフレア団はエックスたち5人に標的を絞り、終わらない逃避行へと追い込んでしまった。

ヒトカゲはワイが成り行き上連れていたケロマツの手で保護され、なんとかエックスたちと博士は直接出会うことになった。
だがエックスの人間不信は激しく、それを解消する手助けとして博士は彼とバトルするよう提案。
戦いそのものは博士が一方的に攻めたものの、エックスはそれを通じてトレーナーとしての再起を決意。大きな一歩となった。

結局、ミアレシティでの滞在を危険とみた5人は急いで街を脱出したので、彼らが何と戦っているのかを知らなかったが、後にフラダリの正体を知り後悔する。
その罪滅ぼしとしてヒャッコクシティの日時計とメガリングの関わりを5人に伝え、更にジーナとデクシオにはフラダリカフェへの突入を指示。
事件の解決に一役買った。


それでは 行きましょう! 追記・修正の 世界へ!!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ポケモン博士
  • プラターヌ博士
  • XY
  • カロス地方
  • 博士
  • 研究者
  • ミアレシティ
  • ナナカマド博士の弟子
  • イケメン
  • カフェ好き
  • 戦える博士
  • オーキドせんせい←ではない
  • オーキドせんせい
  • ポケモン登場人物項目
  • シロナの兄弟子
  • 残念なイケメン
  • 愛すべきバカ
  • ミスリード
  • 土田大
  • 色男
  • 小西克幸

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年10月12日 16:28

*1 ちなみに彼女らに縄をほどいてもらい救出された。