音の四人衆

登録日:2014/11/06Thu 08:52:00
更新日:2024/03/19 Tue 08:56:32
所要時間:約 14 分で読めます




『音の四人衆』とは、岸本斉史の漫画作品『NARUTO‐ナルト‐』に登場する敵キャラクターである。


【概要】

その名の通り、大蛇丸が設立に携わった音隠れの里の忍たちであり、大蛇丸の部下である。

元は頭領の君麻呂を含め『音の五人衆』として活動していたが、君麻呂が病で倒れて以降は四人衆となった。
四人衆はそれぞれ"東西南北"の門を司っているとのこと。(ちなみに欠番になった君麻呂は「地」)

全員が14歳とナルトたちとそう年齢が変わらないにもかかわらず「大蛇丸の護衛役として存在しているエリート」であるらしく、結界や防壁の忍術、呪印・封印術に長ける。
その結界を利用して"木ノ葉崩し"の際には大蛇丸と三代目火影との死闘を周囲から隔離し、
またサスケを呪印の"状態1"から"状態2"に覚醒させる役割を果たした。

彼らはいずれも大蛇丸から呪印を授けられている。呪印は"状態1"と"状態2"の二種類があり、"状態2"までなると戦闘力が格段に上昇し、姿形も変化する。
その強さは任務明けでチャクラ切れしていたとはいえ木ノ葉隠れの里の特別上忍クラス2人*1を相手に勝利を収めるほど。
しかし精神を徐々に侵食される副作用があり、消耗も激しく、戦闘後は一定期間の休息を必要とする。

先述の通り"木ノ葉崩し"の頃から姿は見せていたが、ストーリーに本格的に関わってくるのは第一部終盤のサスケ奪還任務篇以降。
このとき彼らは、大蛇丸の命でサスケを勧誘して木ノ葉隠れを里抜けさせた。それをナルトたちが後を追う…、というのがおおよその物語の流れである。


次郎坊


お前らはオレの食事だ 前菜にもならないがな


通り名は"南門の次郎坊"
デブで、見たまんま食いしん坊。
土遁を得意とするほか凄まじい怪力を誇り、巨大な岩を事も無げに投げ飛ばすほか、チョウジの肉弾戦車を真っ向から受け止めることもできる*2

サスケの後を追ってきたナルトたち全員を「土遁結界・土牢堂無」で閉じ込める。
この結界はチャクラを吸い取る効果があり、いきなりチームを全滅寸前まで追い込んだが、
シカマルの観察力と機転で突破される。
ちなみに結界だけでなく相手の体に直接触れることでも少しずつチャクラを奪っていくことが出来る。

脱出を許した後は秋道チョウジとデブチン対決。
"状態2"まで見せたが、ポテチを盗られたことと仲間を侮辱されたことにキレて切り札のトンガラシ丸を服んだチョウジに敗北した。
因みにこのとき「待て!早まるな!」と情けなく命乞いしており、それまで散々チョウジをバカにしたのもあって非常に滑稽に見える。

いつも多由也の汚い言葉遣いを注意しているが*3、敵に対しては彼本人もかなり口汚い。*4
「人間五人も集まるとな…必ず一人はクズがいる」と嘯きつつチョウジを「捨て駒」呼ばわりしたが、実は次郎坊自身が仲間からは一番弱いと思われていた
典型的な「奴は四天王の中でも最弱」ポジション。(それでもナルト達が彼を突破したのは予想外だったようだが)

ちなみに四人衆の中で唯一口寄せが不明だったが、疾風伝で土遁のゴーレムだったことが判明

使用術
  • 羅漢拳
次郎坊十八番の体術。作中では崩掌・昇膝・突肩・昇撃掌・圧掌・岩撃を披露した。後ろ3つは状態2で使用。

  • 土遁結界・土牢堂無
上記のとおり、結界で閉じ込めた敵のチャクラを吸い取る。
結界の壁と地面にはチャクラが張り巡らされているため、傷つけられても即座に修復されるが*5、自分と対局に位置する部位はチャクラの壁が薄く、突破されやすいという弱点がある。

  • 土遁・土陸返し
目の前の地面をめくりあげて、攻撃を防ぐ。強度はチョウジの肉弾針戦車で突破できる程度。

  • 土遁・土陵団子
巨大な土の塊を作って敵に投げつける。これって忍術なのか…?
ナルト「アホかーー⁉︎」

  • チャクラ吸収
触れた対象のチャクラを吸い取る。状態2で使用。中忍試験に参加した赤胴ヨロイの術と同じ仕組みと思われる。

  • 口寄せ・土牢剛霊無
疾風伝にて、他3人衆に遅ればせながら使用した。オオノキの土遁・剛隷無と外見はそっくりだが、当て字が異なるのが特徴。
「土遁結界・土牢堂無」と同様、再生能力に加えてチャクラの吸収能力も備える。


鬼童丸


まずはテメーを3分で遊び殺す!

CV:千葉進歩

通り名は"東門の鬼童丸"
蜘蛛のような外見をしており、腕が六本、糸を吐き、さらに巨大な蜘蛛を口寄せする。
口癖は「~ぜよ」。地味に四人衆で唯一音隠れの額当てをしており、額には第3の目がある。
赤丸によれば次郎坊よりもかなり強いらしく、同じ四人衆の左近も「アイツが状態2になりゃ相手は即死」と語っていた。

自身の体液にチャクラを混ぜた粘着質の糸を主武器とし、遠距離から糸で敵の動きを縛ったり弓矢で攻撃したりする
また「蜘蛛粘金」と呼ぶ生体金属を体中の汗腺から分泌することで、点穴への攻撃を防ぐこともできる。

かなり遊び好きな性格であり、またゲーマー影分身したナルトを的代わりに的当てゲームをした。
しかし、戦局自体は割と冷静に判断でき、一度焦ってもすぐに落ち着いて打開策を編み出すなどかなりのキレ者。
事実、サスケに接触を図ろうとしたときにカカシが出てきた際は静観を提案し、ネジとの戦いでも遠距離から死角を突いて攻撃する戦法を取っている。

チャクラ糸は物理的な手段では刃物でも全く切れない強度を誇るが*6、チャクラを流し込んで内側から破壊する手段によってはあっさり切断される。
次郎坊を突破したシカマルチームに追いつかれた際は柔拳を使う日向ネジと戦う。
ネジはまさにチャクラ糸を切断する攻撃を得意とする相性の悪い相手であったが、
白眼の死角を見抜いて的確に弱点を突き、天才のネジをして「今まで戦った敵の中でこいつは一番強い!」とまで言わしめている。
だが、最終的には「躱せないのなら」と開き直って捨て身になったのネジの反撃を受けて敗北。戦闘後にクソゲー呼ばわりしたことに対してお説教を受けた。
なお、アニメ版で彼がネジの攻撃を受けて吹っ飛ぶ際、何故か団子のように丸くなりながらゴロゴロと転がっていくというシュールなシーンとなっている。肉弾戦車?
ネジに1対1で敗れた彼だが、まともな攻撃は最後の八門砲撃以外食らっておらず、最初から油断しなければ鬼童丸が勝っていた可能性が高い。
天才と呼ばれたネジを死ぬ寸前まで追い詰め*7、一度は小隊を完全に手玉に取って見せたこと、能力が攻防一体で隙が無いことなどから、左近や多由也よりも強いのではないかと読者から言われることも。

因みに四人衆は状態2になるとそれぞれ固有の能力を発動するが*8、彼のみ能力が不明のままとなっている。状態2が解けた際に瞳が閉じていることを考えると、もしかしたら第3の瞳が固有の能力なのかもしれない。

BORUTOのラスボスの第二形態が鬼童丸の呪印状態2にそっくりとよく言われる。
後ろで束ねられた長髪に三目、赤茶色の肌に大きさこそ違うが角も生えており確かによく似ている。

アニメでの本人の発言によれば、実はシューティングより格ゲーの方が得意とのことで、弓矢より接近戦の方が得意だという。まあ腕が六本もあるので当然といえば当然か。
ちなみに六本腕はアニメ疾風伝のミニコーナーで、ナルトからアニメーター泣かせとメタい発言を食らっている。

使用術
  • 蜘蛛縛り
自身の体液にチャクラを混ぜて作り上げた粘着質の糸で敵を縛る。

  • 蜘蛛巣花
口から小さな蜘蛛糸を発射する。

  • 蜘蛛巣開
練り上げたチャクラ糸の塊を巨大な蜘蛛の巣にして展開する。ナルトの複数の影分身をまとめて拘束できる程のデカさ。

  • 蜘蛛粘金
上記の生体金属を粘金の鎧として身に纏う他、投隔武器としても扱った。ネジの八卦六十四掌を完全に防ぎきる硬度を誇る。

  • 蜘蛛粘吐
蜘蛛の糸が重なってできた縄を口から吐き出し、先端に触れた部分を吸着させる。チャクラで吸着度の調整が可能で、蜘蛛関連の技では一番の粘着性を誇る。

  • 蜘蛛繭
チャクラが流れている粘着性の糸を使って相手を包み、そこから繭を作り閉じ込める。糸に流れるチャクラの量を増やせば敵を締め殺すこともできる。

  • 口寄せ・大蜘蛛
巨大な蜘蛛を口寄せする。その繭からはチャクラ糸をつけた大量の子蜘蛛を生み出せる。

  • 雨蜘蛛
口寄せした巨大蜘蛛が産んだ卵から出てきた夥しい数の子蜘蛛に相手を襲わせる。

  • 蜘蛛戦弓・凄裂
状態2で使用した、鬼童丸最強の忍術。粘金とチャクラ糸で作った巨大な弓矢で攻撃する。離れたところでも、額の第3の目のおかげで「命中精度100%→120%」を誇る。八肢+口をフル活用して目一杯弓を引き絞った状態から放たれる粘金の矢は、人体を容易に貫き、着弾地点にちょっとしたクレーターができる程。鬼童丸も「当たれば即死」と自信を持っていた。


左近/右近


アバラボッキボキでドレミファソラシド奏でてやっから!

ちんたらやってる時間はねェんだよ 左近

CV:咲野俊介

通り名は"西門の左近"
兄弟で合体して一人の身体を形成する血継限界、双魔の攻により、一つの身体に2つの頭、4本の腕と4本の足が生えている。
状態2になると口が裂けて鬼のような顔になり、左近は額の左側に、右近は右側に角が生える。分離すると左近は右半身が、右近は左半身の皮膚が硬質化し、クナイ程度なら防ぐことができる。
普段は弟の左近が主体となって動くが、場合によっては分離したり、右近が主体になったりもする*9

左近は「俺たちは仲の良い兄弟」と語っているが、その割には右近に赤丸の小便の盾にされたり、カンクロウの黒蟻で負傷させられた際は「だらしねぇヤツ」呼ばわりされたりと本当に仲が良いのかは微妙なところ。特に前者は相当頭にきたらしく、「ちくしょう…右近!オレを盾にしやがったなコラ!」とブチ切れていた。*10
左近は相手をじっくりと甚振るのを好むが、逆に右近は即決を好むタイプで、早々に消耗の激しい状態2に変化している。両者に共通している性格は非常に短気で残忍なことで、カブトからは「一度キレたら敵を殺すまで我慢ならない」と言われている。

左近に隠れた右近の攻撃は敵にとって予測不能であり、最初に木ノ葉でサスケの力を試した時にも動きを見破られることなく、あっさりサスケを打ち負かした*11
また普段は右近が司令塔の役目を担っているようで左近に色々と指示を出している他、犬の嗅覚の性質を利用して索敵を欺く狡猾さも見せていた。

右近は肉体の共有を利用した暗殺を得意とし、相手の身体に入り込んで敵の機能を奪いつつ死に至らしめる「寄生鬼壊の術」を使う。
だが、自分と相手の身体が細胞単位で融合することを得意気に説明した結果、思わぬ反撃を食らってしまうという少々迂闊な一面もあったりする。まあ、この世界ではお喋りな忍者は珍しくないのだが。
傀儡人形が相手だったので不発に終わったものの左近もこの術は使えるようだ。

カブトによると「四人衆で一番強い」らしい*12
その実力は本物で犬塚キバを相手にキバの新技・「牙狼牙」をも凌ぎ切り、直後に彼に融合したが、自分の能力をベラベラ喋ったことが災いし、キバに自傷させられ重傷を負った挙句逃げられてしまう。
その後はキバのコートを着て臭いを誤魔化し、彼に気づかれることなく接近。そのままクナイでトドメを刺そうとするが、増援に現れた砂のカンクロウにより邪魔される。
人形という非生物を主体に戦うカンクロウは生物への融合能力を主力にする左近・右近にとっては相性が悪かったが、
それを含めて「今の消耗したオレでもギタギタにできる」と踏んで舐めたまま戦闘開始。
が、戦闘用ではなく捕獲用だと見抜けなかったクロアリに捕獲され、そのまま惨殺されてしまった。*13

「二人いるのになんで人衆じゃないの?」とツッコんではいけない。二人で一組なんだよ!

アニメでは左近・右近共に咲野氏が演じているが、右近はやや低く、左近は甲高い声で表現しており、その演じ分けは非常に素晴らしい。

使用術
  • 双魔の攻
左近/右近の持つ血継限界。他者と肉体を融合・共有する能力。
中に入っている者は自在に身体の一部を出し入れすることができる。ただし、肉体を共有している関係上、共有対象が負傷すると自分も負傷する*14

  • 多連拳・多連脚
左近のパンチ・キックに合わせて右近の両手・両足を加えた体術。疾風伝では多連脚の派生技「多連旋風」を使用し、成長したキバ・赤丸の「牙通牙」を弾いた。

  • 口寄せ・羅生門
鬼の顔が描かれた巨大な門を召喚する。大蛇丸のものと同じ。キバ・赤丸の「牙狼牙」を防ぎ切る防御力を持つ。疾風伝では「三重羅生門」を使用したが、「超・牙狼牙」にまとめて粉砕された。

  • 寄生鬼壊の術
共有した対象の細胞を破壊、または取り付いて殺害する。右近曰く「暗殺専門」とのことで、普段は忍相手に戦闘で使う術というよりは、大名や重役あたりに使う術なのかもしれない。

  • 多連拳・羅刹
ナルスト4にて使用した奥義。多連脚で吹っ飛ばした敵の後方に羅生門を口寄せ。すぐさま状態2になって凄まじい量の多連拳を叩き込み、羅生門ごと粉砕する。

  • 封黒法印
5枚の札に自身の血で文字を書き、対象に貼り付ける封印術。
四黒霧陣の蓋の役割を果たす。四黒霧陣が解除されると札が自動的に破れる仕組みになっている。


多由也


死の旋律を奏でてやる!


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通り名は"北門の多由也"
四人衆の中の紅一点、つまりくノ一。

笛を利用して人形を操り、また音により敵を幻術にかけることを得意とする。同じ里のドス・キヌタと並んで音忍らしい忍者。
また特別なチャクラを作る秘伝忍術を持つ忍であり、敵の"身体エネルギー"を奪い取る物質化霊を生み出す。
シカマル曰く「攻守共につくづくスキがねェ」。
一方、武器は自前の笛しかないため、これを失うと攻撃手段がなくなるという欠点がある他、広範囲に強力な物理攻撃を持つ忍者とは相性が悪い。

華奢な体格だが、サスケの入った棺桶を顔色一つ変えずに運んだり、ナルトを拳骨で思い切り殴り飛ばしたりと地味に怪力。

メンバーの中では相変わらずくノ一ばかりと戦わされる奈良シカマルと対戦。
武器は笛しか持っていないことを勇んで口にしたのが仇となり、シカマルの策略に翻弄されるが、それでもなお"状態2"では至近距離からの影首縛りでさえ縛り切れない圧倒的なチャクラを見せた。

そこに砂のテマリが増援に到着。
扇を利用して風を起こすテマリは、笛を攻撃手段とする多由也にとって天敵に近い相性の相手であり、一旦距離をとるも力ずくで叩きのめされる。
幻術を仕掛けてもかき消された上で遠距離から攻撃を仕掛けられ、森に身を隠しても全ての木を伐採されてしまい、
最後は大量の木片に埋もれる形で元の状態に戻って力尽きていた。

ちなみにかなりの毒舌で、その言葉遣いはおよそ女らしくない。次郎坊にもよく注意されている。
隊員を犠牲にしてまでサスケを追おうとするシカマルたちをホモヤロー呼ばわりしている。…腐女子の趣味は無いようだ。
逆を言えば彼女自身も同じ四人衆に対してさして仲間意識は抱いていないことになる。
一方で、ナルトの新技発言に身構えて見事スカされてしまった時は、基本シリアス一辺倒な四人衆で唯一ギャグ顔を披露している

使用術
  • 魔笛・夢幻音鎖
笛の音によって敵を強烈な幻術に落とし込む。シカマルは自分の腕が溶け落ちる幻覚を見せられた*15

  • 魔幻・幻武操曲
口寄せした三匹の怒鬼を笛を吹いて操る。怒鬼の行動パターンは笛の音色、指の動きによって決まっている。アニメでは「魔笛・幻武操曲」と紹介された。

  • 終曲第九節・魔境の乱
口寄せした三匹の怒鬼の口からチャクラの精神エネルギーだけで練られた物質化霊を出し、それによって相手の身体エネルギーを奪う。

  • 口寄せ・怒鬼
巨大な人形を口寄せして操る。それぞれ、両腕がなく上半身を包帯のような布で包まれた「縛」、両手に鉤爪を装備した「爪」、鬼の金棒を持った「棍」の計3体。


【四人衆全員の術】

  • 四紫炎陣
木ノ葉崩し編で使用。
四人衆が四方に陣取り、建物の屋根一帯を覆う結界を発動する。この術で物見やぐらの上にいるヒルゼンと大蛇丸を隔離した。
結界は暗部でも突破できないほど強固で、更に触れたものを焼き尽くす効果があり、一人の暗部が犠牲になった
ただ、隅に陣取る四人衆が動けば結界は維持できなくなるため、四紫炎陣の内側にも身を守る結界を張っていた。
後にこの術の上位版である四赤陽陣、六赤陽陣も存在する。

  • 四黒霧陣
サスケ奪還編で使用。黒い靄みたいなもので対象者を包み込む結界術。
呪印状態1から呪印状態2へと進化させる丸薬・醒心丸を飲んで意識を失ったサスケに使用した。
状態2の力をコントロールするためには長時間状態2の姿を維持して体に慣らす必要があるが、丸薬を飲むことで無理矢理状態2に覚醒させるため呪印の浸食スピードに体が付いていけず、そのままでは確実に死亡してしまう。
しかし、この「四黒霧陣」は呪印の浸食スピードを抑え込み、仮死状態へと段階を和らげ、徐々に状態2へと進化させることができる。その他、白眼の透視を抑える効果がある。
劇中では五右衛門風呂のような丸い棺桶に気絶したサスケを入れ、術を発動した。
中にいる人物が完全に意識を取り戻すと、棺桶が爆発して姿を現す*16

  • 魔幻・奈落冥陣
ナルストシリーズでの合体奥義。
敵を中央に四方を取り囲み、一斉に状態2になって陣を形成。陣から出る禍々しいオーラに敵を包み、空中に打ち上げて振り回した後、陣に叩きつけて爆破する。


欠番

君麻呂


変則的だろ? コレが僕の血継限界


通り名は"地の君麻呂"。音の五人衆のリーダーだったが彼が病で伏せた為、「音の五人衆」から「音の四人衆」となった。



◇第二部

君麻呂が穢土転生で蘇り、半蔵を封印したミフネ隊と戦っていた。

アニメではさらに、オリジナルストーリーとして四人衆も穢土転生されているほか、来歴の一部が語られている。
元々は大蛇丸の親衛隊を選抜するための殺し合いで生き残った3人+1人×2であり、
木ノ葉崩しでの働きの褒美に更なる力を望んだところ、一度戦って死んだ後、穢土転生で強化された状態で蘇り、不死の体と呪印の強化を得ることを伝えられる。
仮にも自分の親衛隊に何を言っているのか……。

憎悪と復讐心を糧にとんでもない力を発揮し、一度わざと倒されることで、カブトによって使用可能とされた互いの魂を封じ込める結界「時空術式・黄泉転身」で、
シカマル・チョウジ・キバ・赤丸・ネジの「サスケ奪還小隊」を閉じ込める。
さらに恨みと憎しみを爆発させることで状態2よりも上のチャクラを解放、シカマル達を一方的に追い込んだ。

術を解くためには心転身の術のように精神に接触すればいいのだが、肝心の魂の位置が特定できず連合も手を出しあぐねていた。

しかし、四人衆が憎悪の感情で戦っていたことがアダとなり、悪意を感知できる九尾チャクラモードのナルトに結界を発見されたことで形勢が逆転。
本部のいのいちが「心伝身の術」を通じて術を解いたことにより、シカマル達は肉体に戻され、さらにナルトの風遁・超大玉螺旋丸により結界が破損。
悪あがきに襲い掛かるも、暁との死闘やいくつもの出会いと別れで飛躍的に成長したナルトの前では、四人衆はもはや敵ですらなく、螺旋丸の一撃で結界を吹き飛ばされてしまう。

黄泉転身の発動のために魂が生け贄から剥がれてしまっていたため、具現化の結界が消えてはこの世にとどまることが出来ず、全員まとめてあの世に送り返される結末となった。







多由也「そこのアニオタ、ウチのかわりに編集しておけ
次郎坊「多由也、女がそんな言葉使いを…
多由也「くせーよデブ、ピザでも食ってろ
鬼童丸「良項目がこんなにあるとはな、これだからアニヲタはやめられないぜよ
左近「兄貴のお好みは?
右近「追記・修正

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最終更新:2024年03月19日 08:56

*1 位置づけは中忍以上上忍未満で、特別な役職の上忍を指す

*2 状態2では超倍加の術で巨大化したチョウジを片手で持ち上げて見せた

*3 一応この癖のお陰で他3人は次郎坊に化けたシカマルの変化を見破ることができたのだが…

*4 次郎坊としては仮にも女性である多由也がそういった言葉遣いをすることが看過できなかったのかもしれないが。

*5 少なくともキバの牙通牙では壊せない

*6 チャクラが糸の中で永続的に流れており、ネジをして「術のレベルの高さが現実離れしすぎている」と評するほど

*7 シズネ含む多数の医療忍者が数時間付きっきりで漸く安全ラインを確保できたほどで、他4人と比べても重傷度が段違い

*8 左近/右近は寄生、多由也は幻術、次郎坊はチャクラ吸収

*9 右近の発言から自分が主体になることは少ない模様

*10 その後、キバの生け捕りを右近に命じられた際は「殺るのは”二人”でだ」といつものノリだったが…

*11 この時のサスケは昼間のナルトとの戦いで消耗したせいなのか、何故かほとんど写輪眼を使用せずに戦っていたが

*12 2人いるから数的有利を作れるために強いと言われている可能性もあり、実際のところは不明。カブトも「なまじ四人衆で一番強いばかりに見栄を張る」と呆れ半分で言っているようにも見え、大蛇丸は「多由也も負けず劣らずの性格してる」と語っており、個人の主観で意見が割れている。少なくともリーダー的存在なだけで、他の四人衆が明確に左近を「一番強い」と発言したことはない

*13 この時、後述の双魔の攻によって左近が右近の身体で休んでいた為、彼は寝たまま死を迎えている

*14 当人曰く「この術最大のメリットは敵の体内に入り込むことで攻撃を食らわなくなること」らしい

*15 原作では皮膚と肉のみが溶け、骨が丸見えになるという悍ましいものだったが、アニメでは規制がかかったのか腕そのものが溶けている

*16 このとき、サスケのリュックサックがなくなっているが、爆発と同時に消し飛んだんだろうか?