ゼルダ無双

登録日:2014/11/05 Wed 22:30:22
更新日:2023/12/27 Wed 22:44:21
所要時間:約 23 分で読めます





「ゼルダ」の世界で一騎当千!


【概要】

ゼルダ無双』(Hyrule Warriors)とは、任天堂の『ゼルダの伝説』とコーエーテクモゲームスの『無双シリーズ』がコラボレーションしたバトルアクションゲーム。
2014年8月14日に発売。対応機種はWii U。2016年1月21日にキャラクターやシステムなどが追加された3DS版『ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ』が発売。

DLCを全て収録したNintendo Switch版『ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ DX』が2018年3月22日発売。



【ストーリー】

闇に飲み込まれるという悪夢を見たゼルダ姫はインパと共に緑の衣を着るに相応しい勇者を見つけ出そうとするが、突如、謎の大軍がハイラル王国に襲いかかってきた。
ハイラル軍はそれを迎え撃つが敵の勢いは止まらず、苦戦を強いられていた。ハイラル軍が苦戦していることを聞いた訓練生・リンクは訓練用の武器を手に戦場へと赴く。
リンクの活躍によりハイラル軍の勝利に終わったかのように思われたが、実は魔物と戦っている隙にハイラル城は陥落してしまい、さらにはゼルダ姫が行方不明になっていた。
リンクはゼルダ姫を探すため、インパから託された緑の衣をまとい、ゼルダ姫を探す旅に出ることになった。




【世界観】

本作オリジナルの世界に加え、『時のオカリナ』『トワイライトプリンセス』『スカイウォードソード』の世界が舞台となる。
本作に登場するキャラも主にこの3作からの登場となっている。
また、この3作を基にしたリンク、ゼルダ、ガノンドロフ*1の特典コスチュームが用意されている。
『ハイラルオールスターズ』は『風のタクト』の世界が舞台となるストーリーが追加され、同作のキャラもプレイアブルキャラとして登場する。






【モード】

  • レジェンドモード
本作オリジナルのストーリーに沿って進むモード。
大半のキャラと、対ボスのアイテムはこのモードを進めることで使用可能になる。
3DS版でもシナリオ本編は同じストーリーだが、ミッション内容が一部異なっている。
Switch版ではプロローグシナリオをクリアした時点で、ストーリーで登場するほぼ全てのキャラが解禁される。なんというネタバレ

  • フリーモード
クリア済みのシナリオを好きなキャラで遊べる。
シナリオはそのままなので、選んだキャラによってはカオスと化す。

  • アドベンチャーモード
やり込みモード。一部のキャラと武器はこれを進めることで手に入る。
マップはFCソフトの『ゼルダの伝説』風になっている。

  • チャレンジモード
2014年9月1日のアップデートにより追加されたモード。
次々に発生するミッションに挑み、短時間クリアを目指す。
3DS版だけ存在しない。

  • マイフェアリー
『ハイラルオールスターズ』の追加要素。
アドベンチャーモードで捕まえたマイフェアリーを育てることができる。
育てたフェアリーをバトル中使うことでプレイヤーに有利な効果を発揮する。
Switch版でも3D化した上で続投。




【キャラクター】

通称:勇者
武器:片手剣[光]、ロッド[炎]、大妖精[水]、グローブ[雷]、マスターソード[光]、エポナ(DLC)[光]、スピナー(amiibo)[雷]
声優:梶裕貴
本作ではハイラル王国の訓練兵として登場。なお、歴代リンクの中でも「物語開始前から戦闘職に就いている」設定なのは地味に珍しい(一応漫画版トワプリが似たような設定だが)。
いつもの緑の衣(『トワイライトプリンセス』に近いが、明るめの色調)に加え、青いマフラーを巻いている。
DLC購入で『トワイライトプリンセス』のポストマンの格好にもなれる。この格好で剣を振るう様はかなりシュールである。
本編同様セリフはなく、妖精プロクシィが彼の代弁を担う。
主人公だけあって武器の種類は一番多く、闇属性は以外全て使える。(実は同名のあるキャラが闇属性を使う。詳しくは後述)

通称:ハイラル王国親衛隊隊長
武器:太刀[水]、薙刀[炎]
声優:長尾明希
本作のインパは『スカイウォードソード』をベースに「和風」色を強めたデザインとなっている。
それもあってか、名称こそ違うものの追加カラーにはスカイウォードソード風のものがある。
シーカー族と称するシークを信用できずにいたが、シークの正体が明かされると…。
武器2つとも性能が微妙で、攻略的には不遇キャラ。

通称:ハイラル王国王女
武器:細剣[光]、タクト[光]、コピーロッド(DLC)[闇]
声優:世戸さおり
魔物軍のハイラル城侵攻により姿をくらましており、使用可能になるのは中盤の「時のオカリナ編」クリア後。ついでに3DS版追加の「風のタクト編」では、テトラが登場する都合、冒頭とエンディング以外出番なし。
冒頭ではネグリジェ姿も拝める。追加カラーでロウラル王国王女の見た目になることも可能。
さらにDLC購入で『トワイライトプリンセス』に登場したイリアの姿にもなれる。

  • ラナ
通称:白の魔女
武器:魔導書[雷]、大樹[水]、召喚の扉[炎]
声優:寿美菜子
正義のダンサー1号。
本作オリジナルキャラ。三属性を操る魔法使いだが、活発な性格ゆえか結構ダイナミックな動きを魅せる。
シアとは何か繋がりがあるようだが…。まぁ、発売前に正体に気づいた方は多いだろうけど。
服装の関係でぱっと見シアに比べていろいろと小さく見えるが、実は同等の肢体の持ち主(DLCのとある衣装だとわかりやすい)。
白の魔女の癖に光属性を持たず、さらにタルミナマップでは何故かシアの闇武器を持ってNPC登場してくる。

通称:シーカー族戦士
武器:ハープ[雷]
声優:世戸さおり
本作のシークは女性寄りのデザインとなっており、眉間にしわを寄せるほど険しい表情をする『スマブラ』のシークと違って物腰柔らかな印象がある。
中盤ではシアに知恵のトライフォースを奪われる場面があるが、誰もそのことについて言及がない。

通称:ゴロン族の族長
武器:ハンマー[炎]
声優:高口公介
正義のダンサー2号。彼のダンスは激しい。
『時のオカリナ』からの参戦。最初は敵に操られており、インパとシークの前に立ちふさがる。
巨大なハンマーを振り回したり身体を丸めての突進体当たりをしたりと、見た目通り豪快な攻撃をする。
追加カラーでムジュラのダルマーニの見た目に。死んでるから[[幽霊]]っぽいけど。

  • ルト
通称:ゾーラ族の姫君
武器:魔法具[水]
声優:中上育実
『時のオカリナ』からの参戦。洗脳されたダルニアに捕らえられていたが、インパとシークの活躍により解放される。
魔法によって生み出した水を自在に操り戦うのが特徴。かなり独特な動きをするので、使いこなすには慣れが必要。
追加カラーでムジュラのダル・ブルーのボーカルであるルルの見た目になることができる。
レジェンドモードでは使用できないが、姫というポジションゆえかNPCとしての出番はそこそこある。

通称:黄昏の姫(トワイライトプリンセス)
武器:呪具[闇]
声優:河本明子
『トワイライトプリンセス』からの参戦。本作はシアによって姿を変えられてしまったという設定だが、シアを倒した後のシナリオでも元の姿に戻ってない。何故だ。
追加シナリオでは、この設定は無かったことにされた。まぁ当然である。
魔法によって生み出した影の狼をけしかけて敵に飛びかかったり、手に変化させた髪で敵をつかんで投げ飛ばしたりと、なかなか豪快な姫君である。


通称:虫さん王国のプリンセス(自称)
武器:日傘[光]
声優:巽悠衣子
『トワイライトプリンセス』からの参戦。このキャラの参戦を予想できた人はいったいどれほどいたのだろうか。青沼氏が驚くのも無理はない気がする。
一応一般人のはずだが、巨大化した虫たちの力を借りて戦うという凄まじい戦い方を繰り広げる。アゲハがスゴいのか、虫たちがスゴいのか…。
レジェンドモードでは使用できず、NPCとしての出番も少なめ。何でこの娘いるの?と思ってはいけない。
ちなみに攻撃属性は光扱いなのだが主力のカブトムシは雷属性である。

  • ファイ
通称:剣の精霊
武器:天剣[光]
声優:藤村歩
正義のダンサー3号。
『スカイウォードソード』からの参戦。後にマスターソードとなる「女神の剣」の精霊。
本作は使い手となるマスターがおらず、自ら戦いに赴く。
リンクがいなくてもいいんじゃないか?と思ってはいけない。

通称:影世界の僭王
武器:曲刀[闇]
声優:玉木雅士
悪のダンサー1号。
『トワイライトプリンセス』からの参戦。本作でも相変わらずのヒステリックな言動を取る。
ガノンドロフ編でピンチになった時のザントは正直言って情けないの一言に尽きる。残念王はどう足掻いても残念王だった。

通称:魔族長にして儀式玄人
武器:魔剣[闇]
声優:勝杏里
悪のダンサー2号。
『スカイウォードソード』からの参戦。本作でもあの謎のダンスを披露する。
戦闘中でもよく腰を振ったり、戦闘直前には舌をべろべろしてパフォーマンスしたりしている。
ガノンドロフ編以降はガノンドロフの配下となっているが、やはりに近いものを感じるんだろうか。
封印さんを主と仰いでいるが、追加シナリオを見るとかなり薄情な臣下である。
アドベンチャーモードの敵を〇〇体倒せ系のステージに味方として出てきた場合、ほぼ確実に裏切る。

通称:魔王
武器:大剣[闇]、トライデント(3DS)[雷]
声優:楠大典
黒幕にしてラスボス。物語開始時点では魂を4つに分けられ、それぞれ別の世界に封印されていた。
自身の復活のため、シアを利用して今回の事件を起こさせた。
本作では何と復活直後の彼らを操作するステージもある。トライフォースを奪うためにザントとギラヒムを配下にし、更なる戦力増強を図っていた。
そして最終的にはリンク・ゼルダ両方を一度倒して世界を支配することに成功した。
大剣は破壊力抜群の大技を複数持ち、アップデートでプレイヤー操作中のみ特殊攻撃最大ゲージが完全無敵など無体な強さになる。人呼んでガノンド呂布


◇以下はアップデートによりプレイアブルとなったキャラクター。

通称:黒の魔女
武器:宝杖[闇]
声優:寿美菜子
本作オリジナルキャラ。今回の事件を引き起こした張本人。
リンクを我が物にしようとしている、いわゆるヤンデレである。それこそ彼女の部屋には歴代リンクの肖像画が大量に飾られているほど。
コスチュームがやたらエロく、またそれに見合った肢体を持つ。
最終的には力を求めるあまり闇にのまれてしまったが、3DS版以降の追加シナリオでラナと和解、救済された。
服装以外はラナとそっくりになる色違いもある。

通称:灼熱凶戦士
武器:戦槍[炎]
声優:川原慶久
本作オリジナルキャラだが、『時のオカリナ』のヴァルバジアが元ネタになっている。
伝説の龍の遺骸から作り上げた槍を持つ竜族の長。無双おなじみの槍使いということで超強い。炎を吐いたり、竜になったりできる。
一応魔物の一種ではあるが、敵に回すのが惜しいほどに高潔な武人で、無思慮に戦いを仕掛ける性質ではない。
シアの配下として登場するが、追加シナリオによると元々は人間の争いに興味はなかった模様。
彼自身は部下にリザルとダイナを従えている。

通称:暗黒魔道士
武器:指輪[闇]
声優:宮澤正
ゼルダでおなじみの敵であるウィズローブをモチーフとした本作オリジナルキャラクター。
残忍でずる賢く、強力な魔法で相手を苦しめる。
元は数百年様々な人間の手に渡っては持ち主を不幸に陥れた特級呪物の指輪の化身。
シアの配下として登場するが、出自からして察せられる通り忠誠心の欠片も無い。
実際、追加シナリオでは自身を復活させたシアを2回も裏切ろうとしていた。


◇以下はDLC購入によりプレイアブルとなったキャラクター。

  • 真のミドナ
通称:黄昏の姫(トワイライトプリンセス)
武器:鏡[闇]
声優:河本明子
『トワイライトプリンセス』のラスボス戦後に登場した、ミドナの真の姿。
獣姿の時と違って落ち着いた雰囲気になっている。強攻撃では原作でポータルを使ってワープさせたものを呼び出して攻撃する。
加えて特殊攻撃がガノンドロフ大剣と同タイプのゲージ技…と高範囲・高威力技が多く、普通に強い。
3DS版『緑衣の少女編』ではこの姿でシナリオに関わる。

  • こどもリンク
通称:仮面の少年
武器:鬼神の仮面[闇]
声優:瀧本富士子、檜山修之(鬼神の仮面)
かつて盗賊王ガノンドロフの野望を七年の時を渡って挫き、さらに月が落下して崩壊する3日前の世界「タルミナ」を仮面とお面の力を使って救った少年、つまり時の勇者その人である
過去二作品で主人公を経験しただけあって剣の扱いは青年リンクにも劣らない。
所持しているのはコキリの剣だが、何故かマスターソードばりの大剣となっており、それを両手で豪快に振るい、トライフォースの紋様で攻撃したりと結構やりたい放題。
さらに魔力解放すると仮面を被ってあの鬼神リンクに変身でき、衝撃波をズバズバ飛ばす圧倒的な殲滅力を誇る。
特殊攻撃で必殺技ゲージを魔力に変えられるのでラッシュバトルでは本領を発揮できる。
なお、リンクの代わりに喋る妖精はナビィでもチャットでもなくプロクシィである。何故だ。
そのためかレジェンドモードでは未登場。ちなみに彼こそが上述した闇属性のリンク。

通称:妖精の生まれ変わり(自称)
武器:風船[炎]
声優:宮田浩徳
アゲハに続く自称キャラ。35歳独身だが地図を売っているのでニートではない。
ふざけた戦闘スタイルだが殲滅力が半端なく高い。あと、宝箱を開けたときの顔はかなりイラッと来る。
名前が似ているリンクル主人公の追加シナリオで彼女とどう絡むか一部から期待されていたが、残念ながら出番は無しだった。


◇以下は3DS版以降追加されたキャラクター。

通称:勇者?
武器:ボウガン[炎]、ブーツ(DLC)[雷]
声優:小松未可子
元々Wii U版の没キャラだったが3DSになって登場した今作オリジナルキャラ。
二挺拳銃ならぬ二挺ボウガンで戦う。ボウガンは弾は無限なうえ爆弾矢も使える優れもの。
コッコ飼いをしていたがハイラル城の危機にいてもたってもいられなくなり村を飛び出した。
幼い頃から勇者ごっこが好きで、「お婆ちゃんが言ってたから」という理由で、自分を勇者の生まれ代わりと思い込んでいる。
しかし、その証拠だと思っている形見のコンパスは、実際に不思議な力があるだけでなくハイラル王家の家紋が刻み込まれた代物なので、
何か特別な出自だというのも満更嘘ではないのかもしれない。
でも凄まじい方向音痴。まっすぐハイラル城を目指していたのに着いたときにはガノン討伐後だった。

緑衣の少女編はメインストーリーのサイドを描いたものとなっている。
ほとんどの味方キャラと関わりがあるが一番関係が気になったであろうリンクとはエンディングまで会うことはなく、またラナ・アゲハとも会うことは無かった。

  • スタルキッド
通称:悪戯小鬼
武器:オカリナ[闇]
声優:松本さち
ムジュラの仮面』より参戦。
武器はオカリナ名義だが実際は仮面による闇の力とチャットとトレイルで戦う。
かなり高性能なキャラクターで特にお面ビームがすごい。
レジェンドモードでは序盤でリンクルと絡むくらいで出番は少ない。

通称:風の勇者
武器:片手剣[光]、サンドロッド(DLC)[炎]
声優:松本さち
デヤァでお馴染み風の勇者。『風のタクト』より参戦。
リンク同様セリフはなく、妹のアリルが代弁。戦闘では飛んだり跳ねたりして使っていて非常に楽しい。
しかし、せっかく風のタクト編が追加されたのにレジェンドモードでは出番なしだったりする。
リンクが二人いると混乱するため、公式の配慮だと思われるが…

  • テトラ
通称:海賊団リーダー
武器:カトラス[水]
声優:橘ひかり
『風のタクト』より参戦。銃とカトラスで戦う勝気な少女。
レジェンドモードではファントムガノンが起こした異変によりハイラルにやってきてしまう。そこで調査に訪れたリンクと共闘するが、ジークロックに拉致されてしまった。
いきなりさらわれたりと結構苦労しているが、この世界の異変に積極的に立ち向かう男前系ヒロイン。
まあ、無双タクト編の真のヒロインはシアだし
因みにゼルダ姫はハイラル城でお留守番のため、顔を合わすことはない。

  • ハイラル王
通称:いにしえの国の王
武器:帆[水]
声優:丸山詠二
『風のタクト』より参戦。帆をぶん回して攻撃する一方で赤獅子の王にも変身する。
なんでも異変解決のため神より遣わされたらしい。
声を担当した丸山氏は、3DS版発売前の2015年9月24日に亡くなっており、本作が最後の出演作となった。


◇以下は3DS版DLCにより追加されたキャラクター。

  • メドリ
通称:大地の賢者
武器:ハープ[光]
声優:たかはし智秋
『風のタクト』より参戦。リト族の少女で大地の賢者。
武器はハープ名義だがシークのそれとは技も属性も異なる。
リト族ならではの飛行能力や、風を起こしての竜巻を駆使して戦う。タイマンでの空中コンボ性能がかなり優秀。

  • マリン
通称:夢みる少女
武器:ベル[水]
声優:青木瑠璃子
夢をみる島』より参戦。2Dゼルダ作品から初めての参戦者。
なお、マリンはのちの『時のオカリナ』のマロンの元になったキャラだが、デザインはほぼマロンとは別物。
どっちかというと大人マロン(クリミア)の方に近いデザインになっている。
海の向こうに思いを馳せる、コホリント島に住む少女。
通常攻撃が中距離攻撃であり、特殊攻撃の水弾の威力が必殺技並みに強い。うみゆりのベルをぶん回しての水しぶきや、かぜのさかなの召喚で戦う。
目覚めさせていいのかよというツッコミは禁止。
台詞に原作のネタをもじったものが多く、ボスを倒すと「いわんこっちゃない……」と発言する。

  • トゥーンゼルダ
通称:強気なお姫さま
武器:守り人の剣[光]
声優:橘ひかり
大地の汽笛』より参戦。原作にて幽体となった姿での参戦。よって、聖域の守護者「ファントム」に宿っている。
ゴツイ鎧が可愛らしい声を出しながら無双する様は中々シュール。しかも強い。その関係でキャラクター鑑賞で鎧姿しか拝めないという現象も起こっている。

  • ラヴィオ
通称:旅の商人
武器:ハンマー[闇]
声優:斎賀みつき
『神々のトライフォース2』より参戦。
ウサギの頭巾を被った怪しい旅の商人。
ナイスハンマーを主体に、爆弾、アイスロッドや光の矢といった多様な武器を駆使して戦う。
当然だがダルニアのハンマーとは技も属性も異なる。

通称:ロウラルの司祭
武器:額ぶち[雷]
声優:荻野晴朗
『神々のトライフォース2』より参戦。
芸術家を自称するロウラルの悪の司祭。
額ぶちと杖を使い、雷撃や火柱といった魔法を繰り出す。
必殺技では魔獣ガノンのトライデントを召喚する。


◇その他の登場キャラクター。

  • プロクシィ
声優:洲崎綾
本作のリンクの相棒。
「Hey!Listen!」でお馴染み、シリーズ恒例の妖精。
リンクや子供リンクの代わりに台詞を話す。声が可愛らしく、若干テンション高め。
勇者の助けとなる存在で、大妖精を除く妖精たちの中で最も強い力を持っている…と言われてはいるが、劇中でそれらしい力を発揮する場面は殆ど無い。

  • 大妖精
声優:清水みか
毎度おなじみでかくてケb……美人な妖精。
レジェンドモードにおいて神殿で祈りを捧げる事で味方に協力してくれるNPCだが、
最初のステージからして自軍の爆弾を魔力で巨大な爆弾に変え、敵軍を一網打尽にする、といったやたら豪快かつ強力な助っ人のため、味方からは非常に頼りにされ、敵からは恐れられている。
そしてDLCでリンクの武器として参戦。名目こそ武器だが、実際はリンクがビンに入り、代わりに彼女を操作する特殊操作キャラクター。
その巨大さ故に、ガノンプレイ、コッコプレイでは魔獣に紛れて敵ボスとして登場する。


【巨大魔獣】

『時のオカリナ』より参戦。最初に戦う巨大魔獣であり、緑衣の少女編のラスボス。
黄色い強靭な皮膚と巨大な双角、なによりその巨体と火炎で戦場を荒らしまくる。
(時のオカリナ版のグラフィックの個体も存在するが、戦闘能力に差はない)
動きこそ鈍重だが、巨体を踏み鳴らす地響き攻撃や口から吐き出す巨大な火炎球で砦を瞬く間に制圧してしまう。
加えて、NPCやプレイヤーの攻撃をものともしない頑丈さを誇り、並の兵士では手に負えない。
吸い込みの最中にあるアイテムを投げ込むとチャンスが訪れる。
追加エピソードによるともともとはヴァルガの眷族らしく、彼らを接収した黒の魔女軍が繰り出してくる。
なお、普通のドドンゴは出てこない。

『初代ゼルダの伝説』をはじめ、ゼルダシリーズお馴染みの巨大生物。
今作は巨大な鎌と盾のような爪を生やし、甲殻類のようなビジュアルで登場。
ついに目からビームを発射する能力を会得。
さらには鎌を振り回したり酸液を飛ばしたり広範囲を吹き飛ばす電撃をかましたりとダイナミックな攻撃手段を持ち、敵も味方もおかまいなしに吹き飛ばし、戦場の制圧にかかる。
身体は硬く、しかも盾で攻撃を防いでくるので普通の攻撃がまるで通用しない。
……しかし、弱点をどうやって突けばいいのかはゼルダ未経験者でも察せる展開になっている。
(なお、ゼルダ無双は謎解きがメインではないため、どうしても分からない場合でも、時間経過でラナが攻略法を教えてくれる)

  • 猛毒邪蝕樹 テスチタート
初代ゼルダの伝説』より参戦。このモンスターの登場を予測できたファンは少ないだろう。
パックンフラワーのような四つの頭を持つ植物の魔獣。カラーリングこそ初代に準拠しているが、見た目は『4つの剣』のデグチタートに近い。
種をマシンガンのように放ったり、毒霧を巻いたり、大暴れしたりと手に負えない凶暴さで戦士たちを迎え撃つ。
しかも、種を吐き出し新たなテスチタートの触手を生み出す能力まで持っている。
身体が異常に硬く、並の攻撃は通用しないが、大きな花弁のような本体の中に隠れたコアが弱点。
また、一部攻撃の前後に頭が柔らかくなる隙があるので、その間にある飛び道具で4つの頭を潰してしまえばコアが露出し攻撃のチャンスができる。
とはいえ「巨大魔獣の中でもウィークポイントゲージを妙に出させづらい」と体感しやすく、魔力開放での対策を用意してないとクソゲーと化しやすいボス。

『トワイライトプリンセス』より参戦。
天空の彼方に生息している翼竜で、全身を鎧のような甲殻で包んでいる。
初登場となる影の宮殿の戦いでは、ザントの手先として登場。こちらの攻撃が届かない高さからの襲撃で本拠地を苦しめる。
ミドナの魔力をもってしても地上に撃ち落とすことはかなわなかったが、大妖精の 反則技 にて地上近くに下ろされることに。
上空高い場所から竜巻や火炎ブレス}で攻めてくる上、鋼のごとき甲殻に刃は通らない。しかし、その尻尾を捕えて引きずりおろせば、攻撃の隙ができる。
滞空している敵は厄介というのはよくあることだが、ナルドブレアについては「巨大魔獣の中では比較的ウィークポイントゲージを出してくれる」と言う意味では戦いやすい相手だったりする。
最終戦ではガノンドロフがいきなりナルドブレアを2体も放ってくる暴挙に出る。

『スカイウォードソード』より参戦。
かつて大地を破滅へと追いやった魔族の統率者。漆黒の鱗に覆われ、足と巨大な口のみが際立つ異形の姿の怪物。
ギラヒムの主であり、ギラヒムは終始、封印されしものの復活に奔走している。
レジェンドモードの封印の地で復活を果たし、その圧倒的な力でリンクたちと対峙。
飛行能力まで有しており、上空から砦を一撃で破壊するチャージブレスを放ってくる。
「こんなのどうやって倒せばいいんだ」と言いたくなる迫力だが、レジェンドモードでは幸いある英雄が開発した対空兵器が砦内に遺されているので、それを有効活用すれば迎撃可能。

足の爪(?)のような部分を破壊すれば転倒し、隙を晒す。
体力が減ると足踏みだけでも強力な電撃が発生して足を削りにくくなるが、距離を取れば至近距離に当たらない広範囲攻撃をしてくる。
後半戦をどうあしらえるかが勝負。

アドベンチャーモードの一部やリンクル編ではコイツの小さいレプリカが複数登場する。
ドロップする素材も同じでお得感があるが、ギラギラな歯並びも破壊力もオリジナル並なので甘く見ないこと。
リンクルはこれを「かわいい!」と表現。やはり彼女は大物である。

  • 魔獣ガノン
ゼルダの伝説のラスボスといえばガノンだろう、という多くのプレイヤーの予想通り、本編や各アドベンチャーマップのラスボスとして君臨するガノンの魔獣形態。
掌からは火炎球、腕の腕章から電撃タネマシンガン火炎ブレスなど
すさまじい攻撃の数々でリンク達に襲い掛かってくる。
が、それらの攻撃は以前どこかで見たような……? 対処法を知っていれば、迎撃できる。
戦いの途中にゼルダ(またはルト)が光の矢を授けてくれる伝統も相変わらず。
ただ、アドベンチャーモードでは別に光の矢でなくても倒せる。
ラスボスであるためアドベンチャーモードでも戦う機会は少ないが、その割に素材がやたら要求される。主にリンクとゼルダ。

◇以下は3DS版以降追加された巨大魔獣

  • 大怪鳥 ジークロック
『風のタクト』より参戦。
人を襲い攫って行く巨大な鳥で、顔には仮面を装備している。
風のタクトではガノンドロフの手先だったが、ゼルダ無双ではそういった設定はないらしい。野生でも仮面を被った生物なのだろうか
初登場する魔獣島では、魔獣島のモンスターとの戦いの際に第三勢力として出現。
味方陣営が魔獣島に乗り込もうとするたび、此奴がちょくちょく本拠地近くに舞い降りてくるので、それを撃退に戻らなければならないという厄介な戦いを強いられる。
その後、風のタクト本編と同じくテトラを攫って行ってしまい、塒にしているゲルド砂漠での決戦となる。
衝撃波のような吹き飛ばしや地面を割るほどのついばみなど、その巨体に似合った攻撃で味方陣営を追い詰める。
また、例にもれずこちらの刃は通用しないが、仮面の下の顔が弱点。仮面ごとどうにかして叩き潰せばこちらの攻撃が通じるようになる。
魔力開放のウィークポイントダウン技やフェアリースキルの崩しの極意を使えば別に仮面を割らなくても倒せる

『風のタクト』より参戦。
風のタクトではガノンドロフと同じ体軸の中ボスモンスターだったが、今回はあろうことか超巨大化し、新たなラスボスとして登場。
ガノンドロフの脅威が去った後、ラナからトライフォースを強奪し、二度目の世界の異変を巻き起こしていた元凶。
シアの魔力を奪って完全な存在になろうと目論んでおり、世界の異変を前に一致団結したリンク・テトラ・ラナ・ハイラル王が立ち向かうことになる。
分裂攻撃、ワープ回転切りなど、その巨体に似合わぬトリッキーな攻撃を繰り出してくる。
だが、ファントムガノンが繰り出す光弾はタイミングよく弱攻撃で跳ね返すことが可能。ゼルダの伝統、光弾ラリーを制せばこちらの攻撃のチャンスが巡ってくる。
体力が減ってくると戦い方が変化し、ガード崩しすら通さない常時ガード状態になる。
このボスに関しては攻略法が完全にノーヒントのため、ゼルダの伝説に慣れていないプレイヤーは苦労を強いられる。
しかも移植版で追加された真ラスボス、兼、風のタクト編の黒幕故か、公式サイトに唯一掲載されていない。


【ステージ】

  • ハイラル平原
ハイラル城の周囲に広がる平原。自然豊かな草原であったが、魔物の侵攻で激しい戦いの舞台となり、武器の残骸やらが散らかっている。

  • オルディン火山
活火山内部の洞窟。あちこちに溶岩が噴出しているが、本編と違って溶岩に落ちることはないのでご安心を。
何やら溶岩から大ボス出現イベントが起こりそうな雰囲気を漂わせている意味深な「溶岩に突き出した桟橋」があるが、本編では特に何もない。

  • フィローネの森
背の高い巨木が生い茂る森林地帯。森の中心には「デクの樹サマ」があるが、本作では喋ることはない。

  • ラネール渓谷
切り立った断崖の上に広がる荒地。遺跡には転生の扉があり、そこから多数の魔物が出現している。

  • デスマウンテン
『時のオカリナ』の世界にある岩山。山の中腹には空洞があり、ゴロン族はそこで生活している。

  • ハイリア湖畔
『時のオカリナ』の世界にある美しい湖。深い水の底に水の神殿の入口がある。

  • 黄昏の大地
『トワイライトプリンセス』の世界にある大地。
あちこちに「影の領域」が出現しており、「影の領域」内ではマップも覆い隠される。南には「カカリコ村」がある。

  • 影の宮殿
『トワイライトプリンセス』の世界に存在する影の世界の王族が住まう宮殿。光の世界と影の世界はお互いの干渉はできないはずだったが…。

  • スカイロフト
『スカイウォードソード』の世界にある島。大空に浮かぶ島にリンクたちがどうやって来れたのかは謎。

  • 封印の地
『スカイウォードソード』の世界にある聖地。原作終盤では大量のボコブリンを斬りながら谷を降りていくまさに『無双シリーズ』っぽい展開が繰り広げられていた。

  • 聖剣の神殿
廃墟と化した城塞都市にある神殿。神殿の奥にはマスターソードがある。

  • 精神の宮殿
シアの精神世界が建物という形を取って異空間に現実化した宮殿。シアの歪んだ狂気を表しているかのように構造が歪んでいたり、得体のしれない空間につながる穴が開いている。

  • ゲルド砂漠
「ゲルド族」の暮らす集落や「処刑場」などが見受けられる大砂漠。最終章ではあまりの熱気に体力が減ってしまうので注意。

ガノンドロフによって占拠されてしまったハイラル城。マップ自体は夕方のハイラル平原そのまま。

  • 魔獣島
『風のタクト』の世界にある島。「魔獣島」という名前だが、ところどころタウラ島や竜の島も混ざったような地形になっている。

  • 風と大地の神殿
『風のタクト』の世界にある神殿。原作における風の神殿と大地の神殿が合体している。
BGMはかの人気曲「モルド・ゲイラ戦」。




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最終更新:2023年12月27日 22:44

*1 ガノンドロフだけは『スカイウォードソード』に登場していないため、特典コスチュームは2種のみとなっている。