プリンプリン(コロッケ!)

登録日:2012/09/12(水) 20:38:32
更新日:2024/01/05 Fri 21:25:32
所要時間:約 3 分で読めます




うるせ――!!

勝負にきたねーもクソもねーんだよ!!!


いやいや、きたねーしクソまみれだっつーの


プリンプリンとは、漫画「コロッケ!」に登場するバンカーである。
CV.岩田光央
同名のNHK人形劇とは関係ない。


【概要】

不細工な覆面を被った小柄な男。
常にウンチ棒を持っておりウンチを使った技が得意。
初登場はバンカーサバイバル第1回戦も後半を迎えた第4話で、コロッケとウスターに遭遇。
コロッケをトラップウンチで行動不能にして1回戦突破。
続く2回戦にてコロッケ達と共に「くまさんチーム」を組んで以降、物語を通して行動を共にしていく。



【性格・活躍】

ウスター以上にズル賢い…というより卑怯・臆病で隙あらば対戦相手を罠に嵌めようとしたり戦いから逃げようとしたりする。
勝てない戦はしない主義で、手強い相手の時は棄権する事さえある。
そのため原作・アニメ共に大会で対戦相手を決める時は一番うるさく、その結果に一喜一憂する。
そのくせチーム戦では常にリーダーを自称し、勝手に仕切っては他の仲間(主にウスターやダイフクー)にツッコまれる。
物語の進行の中で狡猾キャラから気配り上手へと変化していったウスターと対照的に短所が短所のまま強烈な個性として残っていたといえる。

だがその反面、実は情が厚く仲間想いなところもあり、
「次の王様だーれだ大会」で自らを犠牲にし崖から転落したウスターを助けに行こうとしたコロッケを止め、希望を託したウスターの思いをコロッケに諭したり、
敵に対してもカラスミの言いなりになっているモッツァレラに異論を投げかけるなどの場面もあった*1
要所要所で正しい事を言い決める時には決めるという、ベタながらも重要な役どころである。

ビシソワーズパーティーでは、臆病風に吹かれて一度はウスターと共に逃げ出そうとするも、自分のことを信じ続けてくれるコロッケの想いを受けて決意を改め、
強大な力を持つユバを相手に奮戦して思わぬ活躍を見せた。

一方バンカーとしてはシビアな考えを持っており、必要に迫られれば仲間を手にかけることすら厭わない一面を持つ。
裏バンカーサバイバルでウスターと対決することを強要された際には心を鬼にし、未だ迷いを抱えていた彼を「恐怖の大王スピア」で破り、バンカーの厳しさを説いていた。

女の子が大好きであり、気に入った女性キャラにデレデレして、度々セクハラまがいの事をしては容赦ない制裁を受けるお約束も。
ポーに至っては彼が何もしなくても箱詰めにしたり実験台としてゴールに蹴りこんだりとかなりぞんざいに扱っており、更にアニメ版では「謎の不細工仮面」というキャッチフレーズまでつけている。



【主な必殺技】

上記の通りウンチ(アニメ版ではウンチョ)を使った技が多いというかそれしかなく、汚いことこの上ない。
ちなみに原作マンガの番外編においてプリンプリンはコロッケと出会っており、それがバンカーになった事とウンチ使いになった事のきっかけである様子。


  • 恐怖の大王
両手に構えた棒でウンチ投げ攻撃。構えがシュール。
あくまで精神攻撃と粘着力による攻撃で殺傷力は皆無。
この特性を生かし、自分の周りに積み上げれば誰も触りたくない鉄壁の防御「恐怖の大王バリア」になる。

  • トラップウンチ
本人曰く一番の得意技。
特別にブレンドした粘着力の高いウンチのトラップ。一度踏みつけてしまうとなかなか取れず敵を移動不能にしてしまう。その後どのように解除されているのかは描写されておらず不明。というか知りたくない。
何気に劇中でも最強クラスの拘束技であり、一名を除いて誰にも自力で破られていない(靴を脱ぐ等して脱出された事はある)。
最後の戦いでは重要な役割を果たしている。

  • 恐怖の大王スピア
先を鋭く尖らせたウンチ棒で敵を貫く技。
プリンプリンの技では初めて物理的な殺傷力を持った技である。しかしその技を使った相手はよりによって…

  • 恐怖の大王ドリルクラッシャー
ウンチをドリルのように回転させる技。
作中では地中を掘り進む補助技としての印象が強いが、最終決戦ではさり気にこれを繰り出しており、プリンプリン最大の攻撃技と思われる。

  • 爆発ウンチトラップ
父から受け継いだ爆弾加工能力を活かし、ウンチ型の時限爆弾を生み出す。
裏バンカーサバイバルでBB7パンプキンの足元にこっそり仕掛けたが…?



【願い】

上記の覆面を被っている間はチビ不細工で冴えない三枚目だが…
バンカーサバイバル3回戦でダイフクーと戦闘中、うっかり覆面を外されてしまいその素顔が明らかになった。


なんとプリンプリンの素顔はさわやかな超絶美男子。それまで小ばかにしていたポーでさえ目を輝かせていた。
…のだが、その体型は前述通り極端にチビで見た目がかなりアンバランスなため、逆に見知らぬ人にすらバカにされ続けていたという。
そのコンプレックスから禁貨を集めて身長を伸ばしてもらい「パーフェクトなイイ男」になろうとしている。


ちなみに家族も何故か愛犬・ショコラを含めて全員覆面を被っている。しかし素顔は全員超美形。
でもチビで短足なところまでプリンプリンと同じである。
彼らの覆面自体に「被っている間不細工になる」という効果があり、被る前後で明らかに目つきや顔の形自体が変化している。
彼ら一族のみならず、コロッケやリゾットなどの他人にも効果がある。

アニメ版では何故か願い・動機全て差し替えられ「自分好みのワイルドでたくましい男の中の男(筋肉モリモリの体育会系)になる事」となっている。
まあ方向性が違うだけで「(最終的に)かっこよくなる事」なのは変わっていないが。



【コロッケ! BLACK LABEL】



邪魔する者は容赦なく殺せ!!!


『コロコロアニキ』で連載されている「コロッケ!~BLACK LABEL~」では悪役として再登場を果たす。
本編の未来の世界にてグランシェフ王国を征服したシャトーブリアンなる人物の側近を務めており、周囲からは「元帥閣下」と恐れられている。
カラスミを人質として拘束しているため、四獣士の面々も彼とシャトーブリアンにやむなく服従している様子。

内面だけでなく外見も激変しており、かつての望み通り別人のように身長が伸びた。
普段は敢えて鉄仮面を被ることでミステリアスさを演出している…かと思われたが、実際には何故か容姿がブサイクに変貌してしまったのを隠すためである*2

相変わらずこのようなコミカルな姿も見られるものの、以前の彼からは考えられないほど冷酷な人物と化しているのは確かであり、かつては気にかけていたモッツァレラに対してもほぼ八つ当たりのような理由で顔を痛め付けていた。
更に大切な仲間だったはずのコロッケやリゾットにも一切の情を見せず淡々とその命を狙っている。
在りし日には数々の戦いを通して彼とコロッケ達との間には確かな絆が育まれたはず。
今作の序盤においてもプリンプリンは、本編終了後に勃発した世界規模のバンカー達の戦争にもコロッケ達と共に身を投じて世界平和のために死力を尽くしていたことが語られた。
なのに一体何がそんな彼の心を歪めてしまったのだろうか?

物語が進んでからは、シャトーブリアンの命令により「第2回次の王様だ~れだ大会」を開催し、司会進行を担当している。
果たして彼の行く末は…?



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最終更新:2024年01月05日 21:25

*1 彼女もカラスミに忠誠を誓いつつもプリンプリンの言葉に何か思う所があったのか、一瞬言葉に詰まってから激昂していた。

*2 そこまで壊滅的な造形でも無いのだが、団子っ鼻になったり眉毛がウンチ型になったりしている。なので仮面を外して素顔を晒していると、以前とは別の意味でギャグになってしまう。