神縛りの塚(遊戯王OCG)

登録日:2014/10/31 Fri 13:00:16
更新日:2023/11/25 Sat 13:44:30
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やめるのデース! 神を従えることができるのは、神によって選ばれし決闘者(デュエリスト)だけデース!!

ユーでは神の怒りを買ってしまいマース!


その神を操れるカードを、私はついに完成させたのだ!

怒るがいい! 猛り狂うがいい! そして……この私を憎むがいい!!

だが見るのだ、この私がお前の主なのだ!

手札から、フィールド魔法『神縛りの塚』を発動!!


何をする!?


まさか、神を操るカードを作ったというのデスか!?


見るがいい……ペガサス会長……! 最強最悪と言われた神を従える、この私を!


神縛りの塚はアニメ「遊戯王デュエルモンスターズGX」および遊戯王OCGに登場するカード。

●目次

概要(アニメ版)


《神縛りの塚》(アニメ版)
フィールド魔法
(1):フィールドのレベル10以上のモンスターは魔法・罠・モンスターの効果の対象にならず、破壊されない。
(2):フィールドのレベル10以上のモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。
破壊されたモンスターのコントローラーは400ポイントのダメージを受ける。
(3):自分フィールドの神属性モンスターはコントローラーを攻撃対象に選択できない。
(注釈)赤字はテキストに記載されていない特殊効果。

インダストリアル・イリュージョン社の社員であるMr.フランツ(CV:ネオスとかと同じ林伊織)が使用したフィールド魔法。
彼がラーの翼神竜のコピーカードを制御し、ラーの怒りを抑えこむために自作したカードである。
サラッと書いたものの、実はこれ遊戯王史上でもかなりのトンデモカードであり、どう考えてもムチャクチャな問題を解決している。


たとえコピーの神であっても、神の怒りに触れずに使用可能。


原作漫画版を読んでいたり、初代DMを視聴していた方々は思わず「それっておかしくないかな?」「まるで意味がわからんぞ!」と困惑したかもしれない。
原作ではリシドがコピーカードを使った際に神の怒りに触れて昏睡状態になってしまったり、コピーカードを使った構成員が廃人化したと語られるシーンが印象的だが、
なんとこのカードはその神の怒りすら封じ込めることが可能なのである。

もう一度言うが、神のコピーカードは普通に使ったら常人なら高確率で死ぬ
しかもラーのカードのテキストはすべて古代神官文字(ヒエラティック・テキスト)で書かれているので、常人では、効果を発動することはおろか知ることすらできない*1

もっともこの複製品はオリジナルのカードを作った張本人であるペガサス会長が細心の注意を払って丁寧にコピーし、管理した物だった為か、
グールズ製粗悪品に比べて死者は現在のところは出ていない。
また過去の遊戯達のデュエル記録から効果テキストは常人でも読める物に改造されてる可能性もある。とはいえ本来は例え知っていても上述の通り普通は常人だとコントロールはおろか発動すらできないのだが…。

ちなみにアニメDMでは本物の神のカードを作ろうとしたデザイナーが神の怒りに触れてお亡くなりになられたり、
上のグールズのようにコピーカードを使った者とその対戦相手が纏めて神の怒りに触れたりしている。


よく遊戯王ではよくあることとして取り上げられる、
「カードを使っただけで人が死んだり瀕死の重傷」「目の前にあるのにカードテキストが読めない&発動できない」「コピーカードを使ったら連帯責任で使用者と対戦相手が廃人に」
というあるあるネタをなんと非ぃ科学的なオカルト☆パワーに準ずる物ですらない「常人*2が作った極々平凡なたった1枚のカード」でなかったことにしており、
アニメの遊戯王に慣れ親しんだ人ほどこのカードの(逆の意味での)トンデモっぷりには戸惑ってしまうことだろう。


◆アニメでの活躍

遊戯王デュエルモンスターズGX第85話「神のカード「ラーの翼神竜」を操る男!?」で登場。

ラーの翼神竜のコピーカードを盗み出してデュエルアカデミアへと逃亡してきた、
I2社のメインカードデザイナーであるフランツが遊城十代とのデュエルの中で使用した。


フランツは血の代償とアニメ版ラーの使徒のコンボで3体の生贄を揃え、ラーの翼神竜を召喚。
(このときなんでスフィアモードじゃなかったのかについてはツッコまないでおいてあげよう)
そして、フランツが神の怒りに触れてしまうことを恐れたペガサスの必死の忠告に対し、
項目冒頭のやり取りのように、さも「それはどうかな」と言わんばかりに発動されたのがこの神縛りの塚であった。

神縛りの塚発動の際にはラーに鎖が巻きつき、まさに「神縛り」を体現するかのような演出がなされた。

神縛りの塚の効果は絶大であり、上述のように神の怒りも起きず、
ラーの翼神竜を使役するフランツに十代は苦戦を強いられる。
このときのラーの翼神竜は非常に痛々しい姿であり、鎖に縛られもがき苦しむ姿が視聴者にも可哀想に感じられること請け合いである。というかちょっとエロi
えっ? ゴッドフェニックスのときに鎖外れてたって? これこそ遊戯王にはよくあることである。

詳細なデュエルの経過はここでは割愛させてもらうが、
最終的に神縛りの塚はこの回で隼人から十代に託された「摩天楼2-ヒーローシティ」で上書きされ破壊。

フランツはラーとの融合でライフが1になっていたので、
グローモスで直接攻撃しようとするが、融合解除されライフを大幅回復+ラーの攻撃力が0になる。

どうにかラーをグローモスで倒すことに成功した十代だったが、グローモスの効果でフランツが引いたカードはなんと「死者蘇生」
十代のライフポイントは900。このままでは返しのターンでラーを復活させられて敗北する所だったのだが、なんと十代は速攻魔法「ネクロ・イリュージョン」でラーを攻撃表示で特殊召喚

《ネクロ・イリュージョン》(未OCG化)
速攻魔法
(1):このターン戦闘で破壊された相手モンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスター1体を召喚条件を無視して自分フィールド上に特殊召喚する。
(2):(1)の効果を発動したターンのエンドフェイズに、
自分は「ネクロ・イリュージョン」の効果で特殊召喚されたモンスターを元々の持ち主の墓地へ送らなければならない。

俺はカードに鎖を付けたりなんかしない。

信じていれば、カードはいつだって俺に応えてくれるんだ!!

ラーの能力「生贄を束ねる力」でリリースしたネオスとグローモスの攻撃力(2500&300)、そして十代のライフ(899)を攻撃力に変換したラーの攻撃力は3699にアップ。
ゴッド・ブレイズ・キャノンでLPが0になったフランツは神の怒りをその身で思い知ることとなった。

作成の動機

なお、こんなトンデモカードを作ったフランツであるが、どうしてラーの翼神竜を盗み出しこんなカードを作ったかと言うと……



ペガサス会長への腹いせである。



もう一度言おう。



ペガサス会長への腹いせである。



フランツは「時代は常に強いカードを求めている」という発想の持ち主であり、
強いカードを作る事こそがカードデザイナーの使命であると考えていた。

しかし、そんな考えはペガサス・J・クロフォード会長には見透かされていたようであり、
新作カードデザインに自分のものではなく新人である隼人のものが選ばれたり、
ペガサス会長直々に「ユーのカードは力に頼りすぎていマース、私の求めているのはそんなカードではアリマセーン!」とお説教されてしまった。

そして彼はプッツンしてしまったのであった。



だから私は決めたのだ、伝説のデュエリストさえも恐れた神のカードを上回るカードを作ってやろうと!

……そして会長に、私の才能を見せつけてやろうとな!


デュエル後

……言うまでもないが、こんなトンデモカードを作れる人材であり、
しかもペガサス会長が直々に捜索に赴き、事態を穏便に解決しようと考えるほどの相手である。*3
フランツをペガサス会長が認めていなかった訳が無いのだ。

ペガサス会長自身、かつてはトゥーンというフランツ同様トンデモカードを使った上、千年眼の力に溺れて動乱を起こし、その末に左目を失ってしまった(この事を悔やんだペガサス会長はあえて義眼を入れていない、という説さえある。)上自分自身は無関係とはいえ自分がデザインし、公式では使えない非売品カードが改竄によりチートカードとして、協力関係の会社へのウィルステロの道具として使われた過去がある。
また最近の遊戯王は曰くつきのカード抜きに呪われた戦闘が頻発しているので忘れがちだが、
(遊戯王以外も含むカードゲームの)漫画やアニメの世界おいて、強いカードとはただカードパワーが高いだけで収まらず、行き着く果てには人の命さえ奪いかねない カードの皮を被ったオカルトアイテム と化してしまう。強い(物理)
この悲劇の例は外ならぬペガサス会長が作った3幻神が代表的。
これらの行為は・・・特にトゥーンや千年眼の件はゲームを面白くし、それを彩るためのカードを作る人間の自分が立場を悪用してチートカードと常任では出来ない力で反則行為に及ぶという事は多くのデュエリストを裏切りかけたと言うことに他ならない。
そういった事情もあってかペガサス会長は「強いカード」に溺れてしまうフランツと自分を重ね合わせて見ており、だからこそ厳しく接していたのである。
その事をデュエル後に気づいたフランツはペガサス会長と涙ながらに和解。きっと素晴らしいカードデザイナーとなったことだろう……。

まあ、後にも命に悪影響を与える カードの皮を被ったオカルトアイテム は彼らをあざ笑うかのように自粛するどころかむしろどんどん登場してしまうのだが。

余談(アニメ版)

何気にこの話は遊戯王GXでも屈指のファンサービスっぷりであり、
  • ラーの翼神竜の再登場
  • ペガサスのゲスト出演
は勿論として、

  • 途中退場した隼人と十代の再会、そしてカードデザイナーとなった隼人の作品が十代に手渡される。
  • 隼人久々の「十代気張れ!気張るんだな!」
  • 前作はおろか遊戯王シリーズ切っての重要キャラであるペガサス会長と十代の初顔合わせ。
  • ハネクリボーと心を通わせる十代に対してペガサス会長が「まるで遊戯ボーイのようデース」の一言。
  • 十代のネオスを見て「OH,ネオス!!アンビーリーバボー!!」とはしゃぐペガサス会長。
  • 「ユーザーは強いカードを求めているんだ!」と叫ぶフランツから色々と察せられるコンマイ側から見た大人の事情。
  • (コピーとはいえ)十代がラーの翼神竜を使い、しかも「ゴッドブレイズキャノン!」と叫んでくれる。
  • バクラによって千年眼を失った後会長の左目がどうなっていたかなんとなく察せられるシーンがある。
などなど、見所満載の話となっている。


更に、この時のラーは原作と違い大人しいことが比較的話題に上がりやすい。
というのもフランツはラーのコピーカードを使用しただけでなくラー激おこ案件だというのにそれを縛り付けた挙げ句、
散々ラーを神と崇め利用してた、負けそうになると切り捨てて「自分が神だ!」と非常におこがましい発言まで成している。
それほど神縛りの塚が強力であるのだろうが、その塚が発動前もおとなしく、破壊された後も十代に力を貸している。
十代は特殊な力があるのだからわかるとはいえ、ここまでやったフランツも裁きを受けず五体満足で生還したのである。
これに関しては「本物のラーのカードは既に地中近くの為、裁きを下すほど力が残ってなかった」「グールズのような質の悪い物ではなくしっかり丁寧にコピーした物だから」「なんだかんだでフランツの事を認めていた(性格に難はあるがプライドに見合うほどの実力はあった)」「ラーも丸くなった」等と推測されている。

だがその知名度は裏腹に登場時点では三幻神が一角もOCG化されていなのもあってか、
このカードもアニメオリジナルのカードとして片付けられ、OCG化はしないだろうと思われてたが……

概要(OCG版)

それから長い時を経て、遊戯王ARC-Vの時代になり「コレクターズパック-伝説の決闘者編-」でOCG化された。

《神縛りの塚》
フィールド魔法
(1):フィールドのレベル10以上のモンスターは
効果の対象にならず、効果では破壊されない。
(2):フィールドのレベル10以上のモンスターが
戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。
破壊されたモンスターのコントローラーは1000ダメージを受ける。
(3):フィールドのこのカードが効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから神属性モンスター1体を手札に加える。

神以外にも恩恵が受けられるようになり、レベル10以上のモンスターに破壊耐性と、効果対象にならないという、強力な耐性を付与するフィールド魔法。

遊戯王OCGでは、原作では強力な効果だったモンスターでも、OCG化の際の調整で微妙な効果にされることが多い。
それこそ「神」と名のつくボスクラスのカードは、OCGだと産廃にされることがよくある。
また一見強そうな効果に見えても、効果除去が氾濫する環境では、返しのターンにすぐ除去されるなどがしばしば。

また暗黙の了解として原作にあった超効果耐性も弱体化&欠片もなく削除されるのも普通。完全耐性ないしそれに近い奴がポンポン出てきてもそれはそれで困るのだが。

だが一方で原作カードのOCG化にあたってレベルや攻撃力と守備力を変更されることは稀。
(たまにレベルが下がったお陰で有用になった奴らもいるが)。

そういうわけでボス級カード程ステータスが優れている傾向があるため彼らは戦闘ではほぼ間違いなく活躍一方、肝心要の効果耐性がないため結局、「ちょこっと殴った後は虫を追い払う感覚で簡単に除去されてがっかりだぜ!」と言う事が非常に多くあったのだ。

しかし神縛りの塚で戦うならば、彼らもハムドオベリスク並の強耐性を有し、きっちりと切り札として活躍出来るのだ!

苦労して出した切り札があっさり退場させられることを防げるので、特定のカードを活躍させたいデッキにとっては非常にありがたい存在なのである。
もう強脱や奈落に泣く日々からはおさらばだ!

オネスト「やぁ」純粋な戦闘面ではその切り札に依存するというただし書きがつくが。


さて、それではその効果を一つずつ解説していく事とする。

まずは肝心のレベル10以上のモンスターに対象耐性と破壊耐性を与える効果。
大型モンスターの除去と言えば基本は出た瞬間に奈落や激流葬などの破壊効果で潰してしまうことだが、
彼らが戦う為のフィールドで、その主役が出落ちすることなど有り得ない。

ならば強制脱出装置でお帰り願ったり、アークナイトで吸収し謎空間で休んで頂こうとしたいのだが、
しかし破壊以外の効果は大抵が対象を取る効果。
対象を取らない破壊以外の除去となると、氷結界の龍 トリシューラN・グラン・モール、強制転移などのごく一部しかない。

そうした抜け穴を突けないとなると戦闘破壊するしかなくなるのだが、
レベル10ともなるとその大半は高い打点か強力な戦闘補助、もしくは両方を備えているのでこれもまた困難。

高レベルの威容と貫禄をこれでもかと見せつけてくれる。
このカードが割れたらそれまでだが、さすがにそれはしょうがない。


そして次は戦闘破壊した時に追加ダメージを与える効果。
1000ポイント固定と決して大きくはないが、一方で初期ライフの1/8は馬鹿に出来ない数値であり、ゲームエンドを加速してくれる。
さらにこの手の大型切り札を使うファンデッキは大抵リソースが枯渇して相手の単なる時間稼ぎの壁にすら苦戦する場面がちょくちょくあるのだが、その問題を軽減してくれるのは地味にありがたい。
守備表示モンスターを壁にして凌ぐと言う弱者の姑息な手(正しい意味で)など、強者の前では許されないのである。


更にこのカードが破壊された場合には神属性モンスターをサーチできる。
破壊され墓地に送られたらと言う受動的な効果だが、
今までは黄金櫃か真のデュエリストのドロー力でしか持ってこられなかった神を手札に加えられるのはそれなりに有用。
なおマスタールール3以降は自分で上書きしても破壊扱いでは無くなったのに注意。

もっとも、このカードの元々のサポート範囲の中で三幻神(とホルアクティ)はほんの一部分でしかなく、
適正でないデッキにおいてこのサーチに期待して三幻神を入れるのはデメリットの方がデカいので、この効果は無視するケースの方が多いだろう。
任意効果なので、三幻神を採用していなくてもデッキピーピングされる心配はない。


なお、破壊時効果以外はお互いのモンスターに及ぶので、
相手も該当レベルのモンスターを出してきた場合同じ効果が付与されるのには注意が必要。
まあレベル10以上のモンスターを中心に運用するデッキは少ないが、遭遇した時には気をつけよう。



ちなみに神と名がつき、このカードの恩恵を受けられそうなカードは

ラーの翼神竜
オベリスクの巨神兵
F・G・D
蛇神ゲー
合神竜ティマイオス
三邪神
暗黒方界神クリムゾン・ノヴァ
暗黒方界邪神クリムゾン・ノヴァ・トリニティ

毒蛇神ヴェノミナーガ
究極宝玉神 レインボー・ドラゴン
究極宝玉神 レインボー・ダーク・ドラゴン
究極宝玉神 レインボー・オーバー・ドラゴン
究極封印神エクゾディオス
神炎皇ウリア
E・HERO ゴッド・ネオス




キース「何のマネか知らねェが…(塚に縛られた)《邪神イレイザー(こいつ)》には(トラップ)も魔法も効きやしねェんだ!」
歴代原作ボスが使ったカードなど、そうそうたる顔ぶれである。もちろん神と名がつかなくとも実力を持つカードもかなりいる。
……まぁ、召喚すらできなければこのカードも意味がないのだが。



なおレベル参照のため、エクシーズモンスターやリンクモンスターは恩恵を受けられない。
The tyrant NEPTUNEでコピーした場合は別だが。

総合して、神を「縛る」どころかいまひとつ実用性に欠ける「神のカード」を実戦級まで引き上げる可能性を秘めたカードである。
一部では「神を縛ってなどいない塚」「神耐性付与の塚」「神御用達の塚」「神暴走の塚」とまで言われている。
あるいは(3)の効果で破壊されたときのサーチ効果を指し「縛られた神を決闘者の手で解き放つカード」という見方もできる。

しかし、神の属するレベル10に対して効果破壊耐性・対象耐性を付与する=場持ちを良くする効果を見ればむしろ、「神をフィールドに縛り付ける塚」とは言えないだろうか?


◆相性の良いモンスター

三幻神の一角。非常に強力なコントロール性能を持つ代わりに召喚時以外の耐性を持たなかったが、
塚にいる限り除去困難な展開シャットアウト効果で神のカードの名に恥じない超強力モンスターと化す。
打点は召雷弾で補えるし、塚その物を狙えたり耐性をすり抜ける除去効果を持つモンスターであっても、展開の過程で必要とする攻撃力2000以下のモンスターが場に出る時点で許可しない。
もうドジリスなんて呼ばせない!

維持コストを用意出来ねば破壊されてしまう欠点をクリア出来る為、完全なる生きた魔法の筒になれる。
第3形態に至っては除去耐性を持つ生きた破壊輪と言う悪夢に。

維持に必要なフィールド魔法を賄えて、打点も4000と馬鹿高く、更には簡単に特殊召喚出来る。
その上Sinの1体でしか攻撃出来ないデメリット上苦手だった守備凌ぎ戦術に対しても、戦闘破壊時バーン効果で削りダメージを入れることが出来る。
万一突破されても手札にさえ呼べれば簡単に場にでる。
ただし塚が破壊されると一緒に破壊されてしまうのに注意。
あと「シン」であっても「神属性」ではないのでサーチ効果は(ry

「Sin World」以外では自壊する効果を持っていたため限られた場でしか戦闘出来なかったが、
塚で縛られていれば自壊する事は無いのでその高ステータスを存分に活かすことが出来る。

こちらも維持に必要なフィールド魔法を賄えて、更には攻撃対象にならないため戦闘破壊さえもされない。
戦闘破壊時バーン効果が重なるため、攻撃表示モンスターを殴っただけで、
初期ライフの半分をもぎ取っていくと言うとんでもないダメージを与えることが出来る。
ネーミング的にもぴったりでまさに大☆満☆足
ただしやっぱり塚が破壊されると一緒に不満足になってしまう。

維持すれば毎ターンドロー効果を使うことができ、更に打点も3200と高い。
更には塚が破壊されてもサーチしたオベリスクorオシリスを儀式召喚のリリースに使えると言う利点があったり。
ヲー? そもそもライフコストと噛み合わないんで……

今時破壊耐性程度では維持しにくいと言うお悩みもこれで解決。
攻撃無効化効果も合わせて存分にバーニングソウルの境地を見せつけるといいだろう。

こいつも何気にレベル10。
守備力3000の耐性ガチガチとなるため並大抵のモンスターでは突破できない。
展開兼防御札としてかなりの性能になる。

融合またはレベル10で攻撃力0の水族をリリースすることで特殊召喚できる、原作でオベリスクの姿に変化した状態のスライムがまさかのカード化。
闇マリクがリバイバルスライムとの融合で不死化させ、ディフェンドスライムのカードでこのモンスターだけにしか攻撃できないようにした再現で、戦闘破壊できず、神・スライムがフィールドに出ている間は攻撃効果共に神・スライムしか対象に取れなくなる永続効果を持つ。
神縛りの塚と合わせることで戦闘破壊されず、破壊されず、対象を取る効果を受け付けない上に他のモンスターを護れるという、驚異の耐性になる。
上記のメタル・リフレクト・スライムをリリースして特殊召喚出来ることもあり、相性はとても良い。
また三体分の生贄になる効果を持つので三幻神召喚の生け贄としても有用。


ちなみに当のラーの翼神竜だが、神縛りの塚の効果を受けると自爆が出来なくなる=自力で不死鳥になれなくなる。おいおい……。

追記・修正は神縛りの塚で神のコントロールに成功してからお願いします。

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最終更新:2023年11月25日 13:44

*1 先述したリシドやマリクから効果で奪取した舞が該当

*2 かなり抜きん出た才能があるが傍目から見ればメインは勿論モブですら、変人&超人の甲子園である遊戯王世界ではあくまで常人の範疇

*3 というか普通なら警察に任せるなりするはずだろうし、そもそも「学校関係者に多大な迷惑をかけた」として処罰されるレベルである。また、フランツの考え自体も冷静な目で見ると、全面的に可笑しいかと言われるとある意味では至極当然な考えでもある。