中島かずき

登録日:2014/10/30 (木) 21:49:38
更新日:2023/08/01 Tue 12:11:11
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主に「劇団☆新感線」の座付き作家にして、特撮・アニメ作品を手掛ける脚本家。
福岡県田川市出身。
2010年8月までは双葉社の編集者として務めており、脚本家・作家業は仕事のない土日・休日に行っていた。

概要

自身が担当していた石川賢の作品「ゲッターロボサーガ」の大ファンであり、「日本で一番石川先生の単行本を作った」と語っている他、自らのことを「ゲッター者」と自負した。
2007年にて初のアニメ作品のシリーズ構成・脚本を担当した「天元突破グレンラガン」では、ゲッターを始めとする石川賢作品を意識した作りになっている。

同じく担当していた臼井儀人とは初期作品の編集を担当した縁で交流を深めており、2007年から2010年まで『映画クレヨンしんちゃん』のチーフプロデューサーを担当。
双葉社退職後の2014年には、『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』の脚本を担当した。


劇団☆新感線では高校生から縁を持ついのうえひでのりの誘いで参加しており、以降は座付き作家となった。
中島が書き上げた『髑髏城の七人』『スサノオ』『阿修羅城の瞳』は根強いファンを持つほどの人気を持ち、『大江戸ロケット』ではアニメ化を果たした。
なお、アニメ版『大江戸ロケット』二十一発目「脱線は三度まで」に登場する劇作家・中ノ島一吉は中島氏がモデルとなっている。

特撮ファンを公言しており、『特捜戦隊デカレンジャー』の脚本を構想したこともあるほど(結局実現できなかったが)。
2006年に『ウルトラマンマックス』で念願の特撮脚本デビューを果たし、翌年に『獣拳戦隊ゲキレンジャー』、2010年には『仮面ライダーW』とサブ脚本ではあるが着々と参加し、
ついに2011年では『仮面ライダーフォーゼ』にてメイン脚本を担当した。


作風・エピソード

「独特ながらも爽快で熱い展開」を得意としており、視聴者の心を熱くさせる。
あらかじめキャラクター設定やデザインを見てから脚本を書き始めることが多い(例外は仮面ライダーフォーゼ)。
グレンラガンでの名エピソード『あばよ、ダチ公』を書き上げた後、廃人の如く燃え尽きたようになっていたそうな…。

自分の趣味や好きなことに関しては話し始めると止まらない気質らしく、
関係者が企画して開催した中島の誕生日会では祝ってもらう主賓であるにも関わらず、
中島が延々と喋り続けて幕を閉じたという。

スーパーロボット大戦シリーズに好意的で、編集者を務めていた「ゲッターロボアーク」連載中に寺田貴信プロデューサーにアークの参戦を希望したり、
終盤戦いのスケールがあまりに大きくなる「天元突破グレンラガン」がスパロボに参戦した時のためにスパロボ用の設定をあらかじめ用意していた。

大御所と呼ばれるに相応しい作家であるが、一切偉ぶることもなく
業界では日常茶飯事のパワハラ・セクハラとは無縁の希有な人物である。


主な執筆作品



追記・修正は、「神衣」と「螺旋力」を制御して宇宙に生ける全ての生命体とダチになってからお願いします。

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最終更新:2023年08月01日 12:11