ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?

登録日:2014/10/30 (木) 19:52:51
更新日:2023/12/08 Fri 10:24:35
所要時間:約 17 分で読めます




【概要】

『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』は作:聴猫芝居、絵:Hisasiによる、電撃文庫のライトノベル
2023年12月、全23巻で完結した。本作では巻数の表記を「Lv.○○(巻数)」としている。

2016年4月から6月までTVアニメが放送されていた。

『電撃G's コミック』にて石神一威の作画による漫画版も連載され、全8巻で完結。
タイトルの通り、オンラインゲームで出会った『俺の嫁』とのラブコメと友情を描く。
壁を殴りたくなるような甘々なラブコメと、ネトゲのみならずネット、
オタクネタがたっぷり入った濃いがテンポの良いトークが特徴。ネトゲネタはラグナロクオンライン(RO)由来の物が多め。そこに、「大人の漫画描いています」というHisasi氏の艶やかな挿絵が華を添える。

ネット小説投稿サイト「カクヨム」ではLv.8とLv.9の間を描いた作者本人によるホワイトデー番外編が無料公開され、Lv.21はその番外編と1年後のホワイトデーを描いたストーリーが収録されている。

2020年4月発売のLv.21を最後に長らく続刊が途絶えていたが、電撃文庫30周年記念企画としてLv.22が2023年11月10日に、最終Lv.23が12月8日に発売と2ヶ月連続で刊行が決定。作者である聴猫芝居先生のツイートによると「2巻ともやたらに分厚い」「短くなってくれない。どうやっても一巻にならない。むしろ厚さとしてはもう一巻必要なレベル」という規模らしく、実際にLv.22が440ページ、最終巻のLv.23が392ページとなった。もっとも電撃文庫は偉大な存在である川上稔先生の作品が基本的に千ページ越えのレンガ作品になっていることで有名、このため特に問題はないとも言える。

【あらすじ】

かつて、ネトゲ内で告白して「おれネカマだから」と玉砕した黒歴史を持つ少年、ルシアン=西村英騎
だがしかし、ゲーム内で結婚することになってしまう。
ま た ネ カ マ か 、と思いきやさにあらず。
リアルで会うことになったその嫁、アコ=玉置亜子はかなりの美少女。
けれども、リアルとゲームを区別しない残念少女だった。
ルシアン(英騎)とアコ(亜子)の、リアルとゲームを巻き込んだ恋愛と友情の日々が始まる。


【登場人物】

○ギルド・アレイキャッツ/電脳通信電子遊戯部の面々
オンラインゲーム『レジェンダリー・エイジ』(LA)で結成された仲良しギルドのメンバー。
オフ会をきっかけに、実はプレイヤー達が全員同じ高校の生徒であることが分かり、
なんやかんやあってリアルでも交流&プレイをする電脳通信電子遊戯部が作られることになった(原因は亜子、主犯はギルマス)。
部の関係者は英騎以外女性と言うこれなんてギャルゲ?みたいなシチュエーションだが、この作品はアコルート一択です。
ちなみに、当初はアコのアレさが際立っていたが、時折ネトゲ上の思考をリアルに持って来る『ゲーム脳』の持ち主がほとんど。
後から入部した面々も、どんどん彼ら彼女らに染められていくこととなる。


◇西村英騎(にしむらひでき)/ルシアン
CV.豊永利行
主人公兼語り手。
リアルではオープンオタク。
ゲームではメイン盾。
以前、ネカマにゲーム内結婚の申し込みと言う名の半ばガチ告白をして玉砕したことが軽くトラウマになっている高校一年生。
そのため、「ゲームとリアルは別」と言う意味不明な供述をしており、当初はゲームとリアルを区別しない亜子に対しても頑なな部分があった。
(好感度そのものは当初からハイレベル)
しかし、リアルとゲーム両方で亜子と交流を重ね、順調に亜子に攻略……もといデレてきている。
この作品は、彼のツンデレぶりを楽しむ作品であると言っても過言ではない。
亜子とは同学年だが、入学当初は別のクラス。後に謎の力により同じクラスになる。
基本的には面倒見も良ければノリも良い、良い奴。
ただし、割といぢられキャラでもある。
一方で人付き合いに気を使う一面も。(これはアレイキャッツ全員に言えることだが)
「英騎との噂が流れたら相手がかわいそう」という茜の罵倒を肯定したりなど、自己評価が非常に低い。
その他、根に持ったりするようなことがない懐の広い性格。
操作キャラのルシアンはプレイスタイル・パラメータと名実ともに堅実なアーマーナイトの男性キャラ。
盾キャラを維持するヒーラーのアコがド下手なので、よくデスペナルティを喰らっている。
ちなみにオタである事は確かなのだが、その実漫画・アニメ等は「流行りモノをチェックする」程度にしか嗜んでおらず、
その理由も「周囲から話題を振られた際に応えられる様にするため」。
と、オープンオタキャラを保つ為に、ある意味本末転倒な事になっている。

◇玉置亜子(たまきあこ)/アコ
CV.日高里菜
既刊全巻の表紙絵で皆勤賞を飾っているメインヒロイン。
某もっ先みたいにならないことを祈ろう。
ゲームでもリアルでもコミュ障ぼっちな残念美少女。
超初心者時代にゲーム内で根気良く面倒を見てもらったことがきっかけでルシアン(英騎)に惚れ込み、ゲーム内で"結婚"を申し込んだ。
リアルでも相手をゲーム内の名前で呼び、ルシアン=英騎を学校でも旦那扱い(not彼氏)するなど、ゲームとリアルを区別しない言動を取り、
英騎や茜をクリティカルヒット大いに困惑させ、杏が電脳通信電子遊戯部を作るきっかけになった。
長い黒髪を石鹸で洗っているほどに外見に気を使っていないが、その容貌は良く見ればとてもかわいらしいインドア系美少女。
同性からも羨望されるほどの大変立派なものの持ち主で英騎に理性と本能の戦いを強いているが、母親からの助言もあり英騎の性欲に対しては非常に寛容。そもそも亜子自身が性欲をもてあまし状態……英騎の就寝中にファーストキス攻略完了!
『ガチで残念』と言う設定と『メインヒロインらしい、万人受けする可愛さ』というかエロさの両立と言う、
無理ゲーを見事クリアした亜子(アコ)のキャラデザは大変素晴らしく、Hisasi先生GJとしか言いようがない。
茜や奈々子によって磨きをかけられた結果、英騎が即堕ちしてしまうほどのポテンシャルを秘めている。
丁寧な口調で話す人見知りだが、身内にはノリの良い面を見せる。
恋愛方面ではとにかく一途で、英騎にはゲーム内外問わずデレデレで、ネトゲで見つけた旦那さまと生涯添い遂げる覚悟。
ただし、将来の希望は旦那さまに養われる専業主婦と言う名のニート。
♦ルシアン:愛が重くて息苦しい
また、現実での料理スキルはアレイキャッツで一番高い。
しかし、鈍くさい上にヘタレ、その癖嫉妬深いと普通に欠点も多い。
茜や杏も英騎に気を許していることを感じており、実は少し警戒している。
また、英騎に関連しなくてもリア充全般を嫌っており、リア充を見ると一気に暗黒面に突入する。
当初は半ば不登校、クラスにも馴染めないコミュ障と言う割と真面目に問題児だったが、
アレイキャッツの仲間たちからの働きかけや本人の努力もあり、改善しつつある。
そこに至るまでは本当に大変だった。
この作品は、彼女の成長を愛でる作品であると言っても過言ではない。
操作キャラのアコはクレリックの女性キャラ。
敵にヒールをかけてしまうなど操作も下手っぴな上に装備は見た目重視と言う残念仕様。
ただし、パラメータの総合値は安定している……それが活かされる機会はほぼ無いが。
一方で、FPSではスナイパーとして活躍しているなど、ゲームが下手という訳ではない。

◇瀬川茜(せがわあかね)/シュヴァイン
CV.水瀬いのり/松風雅也(シュヴァイン)
リアルではイマドキの女子高生(隠れオタ)なツンデレ娘。
ゲームでは俺様系の男キャラ。
ツインテールにややロリっぽい外見の美少女。
リア充の中でもトップカーストに近いが、ある意味では彼女も深刻な格差の被害者。杏が泣いても貸せるほどのものがない…まさに胸囲の格差社会
英騎のクラスメートで、学校では普段オタクを毛嫌いするような言動を取っているが、
実は隠れてLAをプレイしており、オタトークもいけるクチ。…と言うより普通に英騎を上回るガチっぷり。
英騎とは別の意味で「ゲームとリアルは別」と捉えている人と言える。
オタクを隠すためにクラスではよく英騎を罵倒しているが、申し訳ないと思っている。
気の強い言動が目立つが、その実結構真面目。
ギルドの中では英騎と並び、比較的良識派でツッコミ役になることも多いだが、あくまでも比較的。
PCにトラブルが発生して自宅でゲームができなくなった際には暴走し、禁断症状まで発症して周囲を巻き込んだ。
読者視点からは「コイツ英騎のこと好きなんじゃね?」と取れる言動も散見されるが、英騎と亜子が相思相愛なのを知っているためか、
そうした想いは口にせず、身を引いている様子。
むしろ、2人の関係を応援しており、英騎とは爽やかな男女間の(ゲーム内では男キャラ同士の)友情を育んでいる……はず。
♦アコ:この泥棒猫、この泥棒猫(注:2人はなかよしです)
操作キャラのシュヴァインは攻撃力至上主義でやわらかせんしなソードダンサーの男性キャラ。
中二くさい俺様キャラの青年を演じている。
異性のキャラをプレイしている、いわゆるネナベなのだが、それを作中で突っ込まれることはない。
むしろ、「格好良いから」と言う理由で名付けた「シュヴァイン」と言う名前がドイツ語で豚と言う意味であることを、
オフ会しょっぱなに杏から暴露されたことの方が、現在進行形の黒歴史
なお男キャラを演じている理由は、色々面倒くさい女同士の友情より、良い意味でシンプルな男同士の友情に憧れているから、というモノ。
腐ではない。「女のオタクが誰でもBL好きなんて勘違いしないでよね!」
シュヴァインは作中ビジュアルが描写されることが少なく、『キャラの格好をしたプレイヤー』と言うイメージイラストで描かれることが多い。
一緒に馬鹿やって喧嘩してふざけ合って罵り合って、次の日には笑い合える関係を求めて、
その発端であるLAをプレイした結果、見事英騎とそういう関係になれたのだった。
なおキマシもいけるクチ。可愛いは正義。

◇御聖院杏(ごしょういんきょう)/アプリコット
CV.M・A・O/羽多野渉(アプリコット)
リアルでは金持ちの理事の娘で生徒会長のチートスペック。
ゲームでは重度の課金マニア。
アレイキャッツのギルドマスターでもある。
他のメンバーよりも先輩の2年生。
その美貌に違わぬ自信満面でやや硬い言動が特徴。
成績優秀で、優れた頭脳と洞察力を持つリーダーだが、意外と肝心なところで詰めが甘いドジっ子。
アレイキャッツのオフ会を企画し、電脳通信電子遊戯部を無茶かまして結成した、物語の主犯。
上述のチートスペックとは裏腹に、生徒会長として憧れられつつも親しい友人のいないぼっち。
単独スペックこそ高いのだが、対人スキルが極端に低い上に若干悪い所があり、友達がいない理由はこの辺にもある。
また、亜子と同レベルにリア充嫌い。
それだけに、ネットを通して得たアレイキャッツの友人たちは大切にしていると言う一面もある。
責任感が強いだけに気を使いすぎたり、1人で背負込む場面があったりと、これまた人間的に未熟な点も意外に多い。
操作キャラのアプリコットは高火力のロウウィザード(男性キャラ)。
しかし、その火力は独身の社会人に匹敵するほどの課金を行った結果に支えられており、課金が無ければ(通用しなければ)一気に弱体化する。
普段の言動も課金至上主義と言う残念ぶりを見せる。LA以外のゲームをやった場合も、早々に課金するなど終わっている人。
「ワンコインしか使っていない」と彼女が言っても、何をしてワンコインなのかは常人には理解が追いつかないであろう。
いわゆるネナベなのだが(ry
アプリコットもシュヴァインと同じく作中ビジュアルが描写されることが少ない。
その結果、『キャラの格好をしたプレイヤー』の姿では胸の辺りはTKBが隠れる程度の帯が縦に下がっているだけという痴女同然の有様となっている。
亜子をも上回る大変立派なものには誇りをもっており、異性からの視線にも相手が英騎であれば非常に寛容。英騎の予想としては英騎が杏の着替えを覗いても苦笑して許してくれるとのこと。
その上、アプリコット(杏)はゲームでもリアルでも口調が変わらないので、男性設定を忘れている読者もいそうである。

◇斉藤先生/猫姫
CV:南條愛乃
ルシアンがかつて告白して玉砕した女性キャラ。
クラスはカーディナルのベテランプレイヤー。
猫耳猫尻尾、語尾に「にゃ」と言うあざとかわいさと、気配りを忘れない人柄から人気者。
しばらくは多忙によりLAを離れていたが後に復帰。
ついでに、彼女の友人(信者)も多数復帰し、新興宗教猫姫教もとい猫姫親衛隊と言うギルドを、
彼女の意志とは全く関係なく組織されてしまうと言う事態に見舞われた。
プレイヤーの間では、彼女を困らせた挙げ句の鳴き声が可愛いと言われている。
1巻のネタバレをすると、プレイヤーは英騎達の担任である、二十代前半の若い女性教師。
フルネームは斎藤結衣
見た目と裏腹に元レスリング部。
ネカマ云々は告白を断るための方便だった。
後に、アコのやらかしをきっかけにリアルバレをしたことで杏の脅迫もとい『勧誘』により、電脳通信電子遊戯部の顧問に。
普段はだらけた雰囲気が目立つが、危険も多いネット社会の中で生徒たちが道を踏み外さないよう、気を配っている。
一度しかない青春をネトゲするかダラダラするかに使おうとする生徒たちを嘆くこともある苦労人だが、本人も大概廃人プレイヤーだったりする。

◇秋山奈々子/セッテ
CV:大和田仁美
茜の親友でクラスメート。
明るく社交的で、空気が読めて誰とでも仲良くなれる(悪く言えばちゃっかりした所もある)典型的なリア充。
なので、リア充大嫌いなアコからは快く思われていないのだが、彼女の方からは割かし好かれている。
茜たちが楽しそうにプレイしていたことからLAに興味を持ち、ゲーム上でも彼らに接触。
そのため、色々な意味でゲームに不慣れな謎の初心者セッテさんとして現れ、
アレイキャッツの面々を困らせ、英騎と亜子の間に再度の波乱を巻き起こしてしまったこともあった。(悪意は無い)
しかし、それ以降は持ち前のリア充スキルでアレイキャッツを助けたり、
幅広い交友関係を活かして情報収集をしたり、イベントでは司会をこなしたりしている。
アレイキャッツの面々とも徐々に馴染んでいき、後にギルド及び部活に加入する。
それにともなって、他メンバーのゲーマー思考へ真っ当にツッコミを入れられる貴重なポジションに落ち着きつつあるのだが、
だんだんネトゲ思考に毒されつつあり、また特殊な性癖も暴かれつつある。
何気に彼女も非常に立派なものをお持ちだが。亜子と杏が規格外の立派なものをお持ちのため、相対的に普通に見えてしまっていたりする。まさに胸囲のインフレ化
操作キャラのセッテのクラスはサモナー。
むーたんと言うお邪魔キャラもといペットをネトゲでもリアルでも飼っている。「むーたんダメー><」

◇双葉みかん/みかん
英騎の妹・瑞姫のクラスメートの高校1年生。10巻より登場。
英騎とは同じ図書委員で面識があり、瑞姫の誘いでLAを始めてからネトゲ部の面々とも顔見知りになる。
見た目は無表情で物静かそうなのだが、実際にはドライで毒舌家であり、臆面も無く先輩へストレートな物言いをする。
LAを始めたばかりということでチャットや操作もたどたどしくありつつも、ネトゲ部への誘いを断って
逆に「先輩たちに勝ってから入部する」とまで言い放つほどの果て無き闘争心を持っている。
瑞姫のキャラであるシュシュとともに、とあるろくでもない師匠に弟子入りしている。

○そのほかの登場人物

◇亜子の両親
CV:高本めぐみ(母)
共働きの亜子の両親。
母親は亜子に似た若々しい美人。
一見フランクなおねーさんなのだが、アコ曰く「自分が留年しても笑って済ませそう」だったり、
自分が出来なかったバレンタインデーの仕掛けを娘を利用してけしかけたり、
夫関連に関してはアコを超えるヤンデレの気があることが語られていたり、と非常にクセの強い性格。
父親はナイスミドルなシブメンで、アレな妻に関する気苦労が耐えない様子。(曰く、「浮気は死んだ後もしない方が良い」)
英騎曰く「普通の人」で、英騎に自分と同じ臭いを感じている様子。
英騎からも話が合うと言われ、彼自身「君と酒が呑めるのが楽しみだ」と互いに共感しあっている。
カクヨムで公開されている番外編(Lv.21に収録)では、エピソードのひとつとして玉置家での一幕が描かれている。

◇西村瑞姫/シュシュ
CV:飯塚麻結
英騎の妹。
初登場時点で中学3年生。10巻より英騎たちと同じ前ヶ崎高校へと入学する。
兄とは非常に仲がいい。具体的には茜から引かれるレベル。
明朗快活な性格だが、行動力があることが裏目に出て暴走してしまったこともある。
英騎たちは、あるイベントで、ルシアン(英騎)のことを「お兄ちゃん」と呼び、アコに対して姑じみた振る舞いをする謎のPCシュシュと出会う。
その時が初対面の筈にもかかわらずリアルにまで干渉するシュシュに、
アレイキャッツ一同はヤバいストーカーなのではと戦々恐々としたが……真相はお察しの通り。
前ヶ崎高校に入学してからは、時々電脳通信電子遊戯部へ遊びに来ている。

◇†黒の魔術師†
CV:遊佐浩二
英騎たちがプレイするLAのサーバーの中ではトップクラスの大手ギルド、「TMW」のリーダー。
凄まじい廃人。だが、理解のある好人物。
ルシアンとは、ギルド入団面接辞退以来の面識を持ち、たびたび連絡を取り合っていた。
そのためアレイキャッツの面々がトラブルに見舞われた時、いろいろな面でサポートをしてくれる。
好人物ではあるが、そこはやはり廃人。何かとクセが強い面は否めない。

◇バッツ
対人専門傭兵ギルド「ヴァレンシュタイン」のリーダー。
彼が率いるヴァレンシュタインは、少数精鋭でトップクラスの実力者ぞろいで、周りから恐れられている。
バッツ本人も重度の対人厨で、廃人ゆえの偏った楽しみ方をする困ったちゃん。ルシアン達にとってもはた迷惑な奴である。
攻城戦においてアレイキャッツに負けて以来、特にアプリコットをライバル視する。
晒しスレの常連。

◇コロウ
ヴァレンシュタインのメンバーであるアーマーナイト。
彼もまた、攻城戦においてルシアンと泥仕合を演じて以来、決着を付けたがっている。

◇†クラウド†
CV:山下誠一郎
新興宗教猫姫もといギルド「猫姫親衛隊」のリーダー。
彼を含めメンバー全員が猫姫信者であり、猫姫本人の意思を置いてけぼりにして、その行為はどんどんエスカレートしていき、
やがて猫姫親衛隊が壊滅したあともその信望はまだまだ続く。
ちなみにけっこうな火力廚でもあり、シュヴァインと火力勝負をしたりする。

◇ユユン
ルシアンの知り合い。
結婚相手が別キャラで浮気されたことを知り離婚、その後「もう結婚なんてしない」と誓うも、さらに2度の離婚と3度の結婚を繰り返し、
あげくの果てに現在の嫁は中の人が男である…という波乱のLA人生を送っている。
ルシアンと同じく猫姫に憧れていたことから、後に猫姫親衛隊に加入。

◇たぬこ師匠
ギルド「おそうじ組合」に所属。猫姫さん結婚相手争奪戦ではギルドの代表として出場。
語尾に「たぬ」とつけてキャラ付けしている、ある意味猫姫のライバルキャラ。
かつてルシアンにタンクとしての立ち回りを教えた恩人であり、ルシアンよりずっと硬い。
「たぬこ先生」「たぬこ楽師」などのサブキャラもきっちり育て上げている強者。

◇ディー
ルシアンの知り合い。
ギルドに入っては気に入った人とフレンドになってすぐに抜けるといったことを繰り返す、腰の落ち着きのないプレイヤー。
チャットではやたらと語尾に草を生やし、暑苦しいまでに馴れ馴れしく陽気にウザく接してくる。ルシアンからはダメ人間呼ばわりされている。
だが思慮が浅いというわけではなく、計算づくで飄々としている節もあるかもしれない。
「もとニートで今は社会人」という自称も、果たしてどこまで真実なのだろうか?

◇ロン
CV:興津和幸
数々のネットゲームで巧妙な手を使っては他のプレイヤーのアカウントを奪い、
全ての装備品やアイテムを他者にRMT*1で売り払い、乗っ取ったプレイヤーのデータを消去する詐欺師。
本作では珍しく、トラブルメーカーでもなければ困ったちゃんでもない本物の犯罪者。
合宿先のホテルのPCに不正プログラムを植え付け、ルシアンのアカウントをハックして全ての装備品やアイテムを売り払った挙句、
ルシアンに成りすましてアコにレイプ紛いのチャHしようと近付く。
その外道な行為にブチ切れた英騎は黒の魔術師と他のLAプレイヤーと共にロンの悪事の証拠を掴むために協力する。
そしてゲームマスターのGM01 NyackによりIPアドレスが完全に暴露され、
それが他のゲームの運営達にも噂で広まり、日本全てのネットゲームから永久BANされた。

◇英騎の両親
先行して母が14巻に登場し、その後19巻で父が登場。
母は一見すると普通なのだが、3時間かけて台本を作って2日イメージトレーニングをして
1日かけて暗唱できるようにしないといけないぐらいに、コミュ障を通り越した存在。*2
そのためか、料理も時短調理パックを使えば普通だが、気合いを入れ一から作るとダメダメになるとは英騎の談。
ネトゲについてはある程度許容しているものの、よそ行きではない素のアコの言動など
理解が及ばないことについては英騎たちをたしなめに回ることもある。
父は夜遅くならないと帰らない仕事の人と様々な巻で言及された後、19巻で登場。
豪快な言動で下ネタやデリカシーのない言葉を吐くことが多く、英騎や瑞姫に白い目で見られたり、
妻に説教されることも日常茶飯事である。



♦アコ:ついき、しゅーせーよろしくお願いします……と

♦ルシアン:何やってんだ、アコ?

♦アコ:あ、聞いてくださいルシアン。私とルシアンの愛の軌跡を『アニヲタwiki』と言うところでアピールしようとしているところです

♦ルシアン:ああ、そうか。……って今戦闘中だぞ!? そんなことよりヒールくれ、ヒール! 俺が死ぬぞ……って死んだー!

♦シュヴァイン:あー、アンタたち。追記・修正は

♦アプリコット:壁を殴りぬかない程度に、よろしく頼む

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最終更新:2023年12月08日 10:24

*1 リアルマネートレード、ゲーム内のアイテム、通貨を現金でやり取りする行為。現実でも禁止事項としている。

*2 この時はアコの両親だからこそ短い時間になったとのことで、通常は準備に1週間ほどかけるらしい。