登録日：2012/05/17(木) 10:17:57
更新日：2023/10/29 Sun 06:29:49
所要時間：約 3 分で読めます
【概要】
マルゲリータ率いるバンカー
山賊団BB7のメンバーの１人。
２本の角のように逆立った髪型のヤンキー系で細身の体格、全身青を基調としており爪には青いマニキュアをしている。
水を操る技の使い手。
BB7の他の仲間と共に大量の禁貨が眠るピザの斜塔を発見し他のバンカーの行く手を阻んでいた。
性格は冷酷かつ短気で気性が荒く非常に好戦的。
勝つ為には手段を選ばず、騙し討ちや裏切り行為も平然とやってのける。
幼少時代はスラム街の片隅で自身とチェリーのみでゴミ溜めの中を生活しており、そこから這い上がる事だけを目指して生きてきた。
その頃に味わった屈辱と孤独感から現在の性格が形成された模様。
その一方で、自身の貯金箱で相棒でもあるチェリーには唯一心を開き溺愛している。
それでも彼のスタンスはあくまでも「自身のプライド＞チェリー」としている(詳細は後述)。
【劇中での活躍】
初登場は８巻の「次の王様だーれだ大会」終了直後の回。
禁貨ゴーグルの反応した砂漠に向かうコロッケとキャベツの前に出現、オコゲを襲っている所を割り込んできたコロッケを一方的にボコボコにする。
この時、(この漫画には頻繁に登場する)テンプレなかませに見せ掛けてあっという間にコロッケの後ろに回るスピードと、コロッケのハンバーグーを片手で受け止める実力を見せつけた。
後に語ったところによるとオコゲに修行を頼み込んで断られたのが原因らしい。
コロッケがオコゲの元で修行している頃に、ピザの斜塔を探りに来た
リゾットとテトに遭遇。
彼らがコロッケの仲間と知るとその場でテトをヤキソバの体内に閉じ込め人質に取りリゾットを脅迫した。
裏バンカーサバイバル開催後は第二階戦でリーダーのマルゲリータを「狭いドームを水で満たし溺死させる」という策に嵌め見事勝利する。
ちなみにマルゲリータ曰くそれまで一度もレモネードが勝った事はなかったらしい。
第三階戦の禁カブト争奪戦では上記の通り人質のテトを盾にリゾットから禁カブトを横取りしてクリアする。
第四階戦でそれまでの悪行に腹を立てていたリゾットに勝負を挑まれ対決。
テトの事を持ち出して騙し討ちを仕掛け先手を打ち、更にチェリーの毒霧で一時的に視力を奪う等、今までにも増して悪役らしさを披露した。
圧倒的に優勢かと思われたが、自身の技でステージが水浸しになっていたのを逆手に取られ、
「王国(キングダム)セイバー」を水溜まりに放り込み感電させるという戦法によりチェリーもろとも大ダメージを喰らう。
それにより動かなくなったチェリーを抱きかかえ、作中で初めて悲しみの涙を流していた。
最後は瀕死のチェリーを投げ捨てて勝負を挑み、リゾットの最後の一撃を受け敗北、脱落する。
どんな手を使ってでも勝ち続ける事に固執したレモネードらしい終わり方だと言える。
その後、ピザの斜塔崩壊によってチェリーや他のBB7の仲間と共に復活。
戦いを通して何か心境の変化があったのか、自身を見て禁貨を入れるのを躊躇ったコロッケに「早くしろって言ってんだ」と言い、大量の禁貨を譲るという一面も見せた。
ビシソワーズ兄弟出現後はバン王を奪還すべく不本意ながらも仲間のヤキソバ・ルッコラと共にコロッケ達と共闘し、ビシソワーズパーティーに参戦、コロッケと２人でスズキと戦う事に。
コロッケとスズキの暢気さに呆れる姿も見られた。
【ゲームでの活躍】
GreatとDSに登場。
Greatではストーリーに登場しない隠しキャラ扱い。起動時点でいなくてもパスワード入力で出現。
DSでは
アンチョビ・
カラスミ及び
四獣士と反対側のルートに登場し、コロッケ一同に立ちはだかる。
また、シナリオの途中である理由によりBB7を脱退する。
【貯金箱】
ピンク色のタツノオトシゴ型貯金箱。
コロッケのメンチや、キャベツのパセリ同様生きている。鳴き声は「ピューイ」。
可愛さとは裏腹に鋭い歯で噛みつくなど、そこそこ凶暴。
口から吹き出す毒霧を目に受けてしまうと暫く目が見えなくなってしまう。
レモネードの究極技「水のドラゴン」で巨大な水の龍に変化し敵に突進する。
孤独に生きてきたレモネードにとっては唯一心許せる相棒で、チェリーに対しては普段からは想像つかない優しい笑顔を見せる。
レモネードの信念を理解しており、彼に切り捨てられても静かに受け止め復活後も変わらず接していた。
余談だが、後の同作者による冒険漫画「ぷにゅぷにゅ勇者ミャメミャメ」においてチェリーとよく似た水の龍が登場する。
ちなみに彼は願い事に関して
- チェリーいっぱいに禁貨を集めたらどんな夢も叶えられる
- どんな事をしてでもどん底人生から這い上がる
という結構抽象的な発言をしており、禁貨で叶えるような具体的な夢はよくわからなかったりする。
【ネタバレ】
ビシソワーズパーティーでスズキとの対戦中、一撃を受けた事により袖が破れ肩のアザが露わになる。
ふん！このアザがどうした！！てめーには関係ねーんだよ！！
それがそうでもないのにゃ……
――だってほら！ 僕にも同じアザがあるのにゃ！
ビシソワーズ家の人間の証だにゃ！！
レモネードの正体はビシソワーズ兄弟の末弟「シトロン」。
まだ赤ん坊の頃、他の兄弟がバン王により封印されると同時に宇宙船から地球に落とされ、その出自を知らないまま「レモネード」として地球で生活していた。
戸惑いを隠せないレモネードにスズキは「一緒に地球を破壊してマッシュ星で家族仲良く暮らそう」と誘う。
しかし地球を破壊した時とはすなわちビシソワーズ家も地球もろとも死滅する時である。レモネードを味方に付ける為の虚言だったのだろうか。
今まで孤独に生きてきたレモネードにとって憧れの存在であった「家族」との対面に一瞬心揺らぐが…
その誘惑に負ける事なく、スズキの胸を「水のレーザー」で貫き、致命傷を負わせる。
オレの家族はこのチェリーだけ！！
オレとチェリーがずっと生きてきたこの地球を…、
そう簡単に壊させるわけにはいかねーんだよ！！
スズキを倒した後はグランドパーティー出場を懸けてコロッケに勝負を挑む。
この時コロッケへ向けた表情はいつもの彼のそれとは違うどこか晴れやかなものであった…
しかし…瀕死のスズキは裏切り者の彼を道連れにと最後の大技「終・運命・ステッキ」を放つ。
エネルギーの規模が大きすぎて避けきれない。
レモネードは咄嗟にチェリーを飛ばしてコロッケを庇い、１人で技を受け、跡形もなく消え去った……
何故、レモネードは最後、コロッケを庇ったのか。それはわからない。
わかる事はただ一つ。
レモネードという男は紛れもなく地球に生きる、誇り高い１人のバンカーだったという事を。
【更にネタバレ】
実はチェリーはレモネード(シトロン)と共に地球へ落とされたマッシュ星の貯金箱。
レモネードと出会ったのも共に強力な大技を使う事が出来たのもその為であった。
更に、マッシュ星の貯金箱にブラック禁貨を入れればマッシュ星が消滅する。
全ての戦いが終わった後、レモネードはバン王(コロッケの願い)によって他の兄姉と共に復活した。
その後も地球で生活していると思われる。
敵方であり最後までコロッケ達と完全に和解する事はなかったものの、
いかにも敵キャラらしい性格と自分なりの信念に従った行動原理から
魅力的な悪役として人気の高いキャラクターである。
コロッケ!～BLACK LABEL～
コロッケ達がバンカー同士の争いを無くすため、全てのバンカーと禁貨を消すという願いをバン王に頼んだことで、レモネードとチェリーも消滅していたが、数百年後の未来で何者かがバンカーを復活させていることでレモネード、チェリーも復活。
他キャラクターの容姿が変化しているのに対し、レモネードは特に変わっていない。
復活直後にゴミ溜めの中で暮らしていた少女・タピオカに過去の自分を投影し、ドラム缶が崩れ、彼女が圧し潰れそうになったところを「水のリボルバー」で救出。
その後、新聞でバンカー達がグランシェフ王国に向かっていることを知り自身も向かう。
そこでシャトーブリアンの配下となったプリンプリンが開催した「第2回次の王様だ～れだ大会」に出場。
第1回戦のポイント制サバイバルバトルでアンチョビと対決することになる。チェリーの毒霧を用いて優位に立つが、アンチョビの完全再生により形成が逆転し、光剣滅殺で殺害されたことで敗北した。
今際の際に彼からパーフェクトリバースの効果について教えられ、笑みを浮かべて技の素晴らしさを称賛しながら事切れたのだった。
その程度の追記・修正で、このレモネード様の項目を編集できるわけねーだろ！！
だろ！？ だろ！？だろ！？
- ガジル -- 名無しさん (2014-10-27 10:46:35)
- カッコよかったけど、惜しむらくは最初に出てきた時のハンバーグを片手で受け止めるっていう強さ表現がリゾットの初登場時とダダ被りだったことだな。 -- 名無しさん (2014-10-27 14:14:56)
- リゾットが勝つ展開には驚いた -- 名無しさん (2014-10-27 14:35:57)
- 同じ星の生まれのチェリーとの出会いはなんとなく作為的なものを感じる -- 名無しさん (2014-10-27 16:08:25)
- ビシソワーズ兄弟の末っ子設定って掲載当時は取って着けた感が半端なかったけど、この項目読んで共に育ったチェリーの存在自体が伏線だったのかと今更になってわかった。 -- 名無しさん (2014-10-27 21:09:20)
- 水の滅竜魔導士 -- 名無しさん (2014-10-28 01:34:56)
- ↑ビシソワーズ兄弟は最終決戦でチェリーがマッシュ星のバンクだったのを利用し公平なルールで勝負してくれたんだよな -- 名無しさん (2014-10-30 16:37:25)
- 中の人が意外すぎる -- 名無しさん (2014-10-30 18:24:51)
- 仲間って感じではないにしろ、斜塔倒壊後やスズキ戦終盤の表情を見ると、コロッケの事はある程度気に入っているというか認めている風にも見えたな。「強さ」を評価してるからか、境遇が少し近いからかは知らないが -- 名無しさん (2014-11-03 21:25:38)
- はじけるレモンの香り！キュアレモネード！！←なんかヤダwww -- 名無しさん (2014-11-04 01:21:24)
- プリンプリンと合体したら微妙な姿にwww -- 名無しさん (2014-11-04 01:27:01)
- シトロニックギア・オン！！ -- 名無しさん (2014-11-04 01:29:00)
- 魔球・水のリボルバー -- 名無しさん (2014-11-04 13:04:32)
- ↑中の人はポケモンだとシトロンの妹だったな -- 名無しさん (2014-11-05 09:46:54)
- 他にも水のショットガンとかあったような気がするな -- 名無しさん (2014-11-17 00:36:35)
- 出自の元ネタは悟空? -- 名無しさん (2015-08-13 09:05:36)
- 今思うと良くコロコロで物語の大分終盤から出したぽっと出キャラなのにも関わらずここまでしっかり設定の纏まった悪役を出せたもんだよな思うわ。 -- 名無しさん (2015-08-13 09:20:11)
- ブックオフで立ち読みしてきた コロッケがボロボロだった -- 名無しさん (2015-08-13 09:51:41)
- 地球上 孫悟空=レモネード 惑星ベジータ カカロット=マッシュ星 シトロン -- 名無しさん (2016-03-07 22:51:07)
- リゾット戦はアツかった。ストーリーの展開上どっちが勝つか全く予測不可能かつ主人公に肩を並べる強豪同士の戦いで読んでて楽しかった。開幕不意打ちで「コイツ、やりやがった！」ってなった思い出 -- 名無しさん (2017-11-06 16:20:00)
- スズキを倒したのも「不意打ち」でスズキに道連れにされた時も「不意打ち」だった -- 名無しさん (2017-11-06 16:49:39)
- 4コマではツンデレキャラになってます。 -- 名無しさん (2018-09-23 10:07:45)
- ↑2 wikipediaだと誘惑に負けなかっただけどあれ不意打ち（わざと一緒に戦うと言った）なのか誘惑に負けなかったのか未だわからない -- 名無しさん (2020-03-15 09:06:27)
- 外道だけどやってる事自体はバンカーとしては真っ当な部類なんだよな、初登場時から。少なくともアンチョビやカラスミのような邪悪さはなかった記憶 -- 名無しさん (2021-02-27 00:00:06)
- マルガリータ戦で何でレモネードは溺死しなかったのか？リゾット戦で何故一方的に感電したのか？…など疑問はあるが技を出した本人には耐性があるからという事にしておこう -- 名無しさん (2021-02-27 00:48:07)
- BLACKLABELではもうちょい活躍を見たい -- 名無しさん (2023-06-15 01:20:57)
- 自分の中では古川登志夫さんの声で再生していた。 -- 名無しさん (2023-10-29 06:29:49)
最終更新：2023年10月29日 06:29
