トンギヌスの槍

登録日:2014/10/22 Wed 20:20:40
更新日:2023/08/10 Thu 18:52:24
所要時間:約 7 分で読めます








この槍を手に入れたものが世界を手に入れる。

そして、今、誰が持っているか、その目に焼き付けろカツマスター!





概要

トンギヌスの槍とは、デュエル・マスターズの呪文である。
DMR-11「エピソード3 ウルトラVマスター」にて収録。レアリティはレア。

《神(シェン)》と名の付くクリーチャーの攻撃時に反応して、手札からタダで唱えられるアタック・チャンスを持つ。

解説

トンギヌスの槍 R 無色 (6)
呪文
アタック・チャンス-名前に《神(シェン)》を持つクリーチャー(自分の名前に《神(シェン)》を持つクリーチャーが攻撃する時、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい)
相手のカードを1枚、バトルゾーン、マナゾーン、またはシールドゾーンから選ぶ。バトルゾーンに自分の 《神聖牙 UK パンク》があれば、かわりにそれぞれのゾーンから1枚ずつ選ぶ。相手はその選んだカードを自身の山札の一番下に好きな順序で置く。
《神(シェン)》に対応したアタック・チャンスを持つ。

《神(シェン)》の名前を持つのは《神豚 ブータンPOP》《神豚槍 ブリティッシュROCK》《神聖牙 UK パンク》の3体。
見ての通りこの3体の専用呪文として設計された呪文である。

バトルゾーン・マナゾーン・シールドゾーンから相手のカード1枚を選び山札の下に送る能力、と広範囲かつ有用性の高い除去が可能で、単体で使用してもクリーチャー除去、ランデス、疑似シールド焼却を状況に応じて使い分けられるだけでなく、クロスギアや城、ドラグハート・フォートレスなど様々なカードを対象に取れる。
また、カードを山札の下に送るため、pigや破壊置換効果を発動させることなく除去することができ、エピソード3環境で流行した墓地戦略にも有効な除去となっている。
そして、神聖牙 UK パンクがバトルゾーンに存在していれば、それぞれのゾーンから1枚づつ選択できるようになり、たった1枚で1:3のアドバンテージを叩きだす。
ここまでくるとハイスペックを通り越してオーバースペックと言える。

補足すると、《名も無き神人類》で上記の三体のいずれかに名前を変えれば、アタック・チャンスを使うことも出来る。当然「神聖豚 UK パンク」と名前を追加すれば本家よりも早く槍の本領を発揮することも可能。
ここに ≪邪眼右神ニューオーダー≫と≪紫電左神ヴィタリック≫がリンクすればさらに甚大な被害を与えることができる。

ちなみにシールドゾーンにあるカードは原則、非公開ゾーンから非公開ゾーンへの移動になるため、表向きでもない限り誰もその時点で何のカードなのか確認することはできない。

非常に高性能な仕上がりのカードなのだが、強いて難点を挙げるのであれば、このカードでランデスを行うのはややコスト論的に損をしているだろうか。
もちろんどんな文明を使用したデッキにも入りうる汎用性の高さを考慮すればその限りではない。
もう一点は「効果処理の複雑化」が挙げられる。
「カード除去」自体は少数ながら過去にも点在していたが、ここにきてベーシックに扱われるようになってから様々な裁定変更が行われることとなった。

様々なカードに対応

トンギヌスの槍で指定できるカードの種類は多い。

2014/01/17の裁定変更に伴い、テキスト中における「カードを○○枚」の扱いが変更された。
つまりバトルゾーンやシールドゾーンにおけるオブジェクトを指定し、移動を強要したとする。
すると、まるまるそのオブジェクト自体を移動させるのではなく、そのオブジェクトを構成するカードから直接カードを指定枚数選んで移動させることになった。

結果的にトンギヌスの槍は発売当初よりさらに強化されているが、その後も幾度か裁定変更が為されており、王来MAX現在では(主にいくつかの能力をすり抜けられなくなった点で)やや弱体化しているともいえる。


相性の良いカード

神(シェン)豚(トン) ブータンPOP(ポップ) UC 無色 (4)
エグザイル・クリーチャー:アウトレイジMAX/オラクル 4000
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から3枚を見てもよい。そうした場合、そのうちの1枚を自分の手札に加え、残りを墓地に置く。
ドロン・ゴー:このクリーチャーが破壊された時、名前に《神豚》とあるエグザイル・クリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
自分の他の、名前に《神》とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。

DMR-11で登場した無色のアウトレイジMAX/オラクル。
強力なアタックトリガーを持ち、一度アタックするだけで手札を1枚増やしつつ墓地を2枚肥やすことができる。

名前に《神(シェン)》を持つため、アタック・チャンスでトンギヌスの槍が使える。
そのため、トンギヌスの槍を唱えながら積極的に殴っていくデッキも良いだろう。

注意点としては、アタックトリガーで見た中にトンギヌスの槍があったとしてもアタック・チャンスでそれを唱えることはできない。

しかしこのカードで手札に加えるカードは相手に見せないので元々手札にあったかどうかの証明が難しい。
相手とのトラブルを起こさないようにアタック・チャンスを先に解決するなどの策をとっておこう。

神(シェン)豚(トン)槍(ギヌス) ブリティッシュROCK(ロック) R 無色 (7)
エグザイル・クリーチャー:アウトレイジMAX/オラクル 6000
このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を墓地に置いてもよい。その後、自分の墓地にあるカードの枚数よりコストが小さい相手のクリーチャーを1体、破壊する。
W・ブレイカー
ドロン・ゴー:このクリーチャーが破壊された時、名前に《神》とあるエグザイル・クリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
自分の他の、名前に《神》とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。

アタックトリガーで自分の山札の上から1枚目を墓地に置き《怨念集結》のような効果を発揮することができる。

こちらもアタック・チャンスでトンギヌスの槍が使える。
こいつのアタックトリガーと組み合わさり、バンバン相手のクリーチャーを除去する動きが期待できる。

神(シェン)聖牙(チュリー) UK(ウルトラナイト) パンク ≡V≡ 無色 (11)
エグザイル・クリーチャー:アウトレイジMAX/オラクリオン 14000
このクリーチャーを召喚または「ドロン・ゴー」能力を使ってバトルゾーンに出した時、コスト7以下のオラクル、アウトレイジまたはデスパペットをすべて、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
T・ブレイカー
ドロン・ゴー:このクリーチャーが破壊された時、名前に《神》とあるエグザイル・クリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。
自分の他の、名前に《神》とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。

召喚かドロン・ゴーでバトルゾーンに出た際にコスト7以下のオラクル、アウトレイジ、デスパペットすべてをリアニメイトする能力を持つ。

トンギヌスの槍をアタック・チャンスで唱えることが可能。
しかもそれだけではなく、UK パンクでのアタックならば、トンギヌスの槍の効果でゾーンから1枚づつ選択できるようにもなる。

名も無き神人類 R 無色 (7)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァ 3000+
中央G・リンク360(このクリーチャーまたは自分の他のゴッドをバトルゾーンに出す時、クリーチャーの名前をひとつ選ぶ。このクリーチャーは、このようにして以前選んだ名前のかわりに、新たに選んだ名前を、カードに書かれている名前に加えて持つ。その後、自分のゴッド1体からカードを1枚リンクを外す。その後、このカードを、好きな数のリンク可能なカードとリンクしてもよい)

DMX-15で登場した無色のゴッド・ノヴァ。
新しいG・リンク、中央G・リンク360を持つ。

名前を変える効果を使えば、アタック・チャンスを使用できる。
そこに下記のニューオーダーと組み合わせれば、オーバーキルの一撃を加えられる。

邪眼右神ニューオーダー SR 無色 (7)
クリーチャー:ゴッド・ノヴァ/ダークロード/ドラゴン・ゾンビ 8000+
このクリーチャーが攻撃する時、墓地にあるコスト7以下の無色呪文を1枚、コストを支払わずに唱えてもよい。その後、その呪文を自分の山札の一番下に置く。
W・ブレイカー
右G・リンク

DMX-15で登場した無色のゴッド・ノヴァ/ダークロード/ドラゴン・ゾンビ。
邪眼皇ロマノフI世》がゴッド・ノヴァとなったクリーチャー。

アタック時に墓地からトンギヌスの槍を唱えられる。

さらに、名前をUK パンクに変えた、名も無き神人類とリンクさせれば1回の攻撃で相手のカードをそれぞれのゾーンから合計6枚も削り取る。
そこに《紫電左神ヴィタリック》をリンクさせれば、もはや最強レベルの攻撃を与えられると言っても過言ではない。

デュエル・マスターズ プレイス

トンギヌスの槍 R 無色 (6)
呪文
アタック・チャンス:名前に《神》または《槍》を持つ、無色または闇のエグザイル・クリーチャー
バトルゾーン、墓地、またはシールドゾーンから相手のカード1枚を選ぶ。自分の《神聖牙 UK パンク》があれば、かわりにそれぞれのゾーンから1枚ずつ選ぶ。相手はその選んだカードをランダムな順番で山札の下に置く。

DMPP-21「ジ・オーバー・ロワイヤル -無法神聖紀-」にて収録。レアリティに変更はない。
能力は変わっており、アタック・チャンスの対象が広がったので踏み倒しやすくなった。
除去効果は墓地のカードを山札の下に送れるようになったので墓地肥やしに対して対策が出来るようになった一方、ランデスが不可能になってしまった。
墓地肥やしを活かした戦法は多いのでメタとして光る場面もあるだろうが、単純にランデスの方が使う場面は多いので除去呪文としての威力は落ちたというべきか。

補足

元ネタは、処刑されたイエス・キリストの生死を確かめる為に盲目のロンギヌスが突き刺した槍、通称「ロンギヌスの槍」からだろう。
この槍は神的存在の体を貫いている…こちらの呪文の槍もゴッドに強い効果なのは狙ったのか?

ちなみに、白内障を患っていたロンギヌスだったが、槍を刺した際に滴ったイエスの血がその目に落ちると視力を取り戻した。
それを契機として彼は洗礼を受け、後に聖者(聖ロンギヌス)と言われるようになったという。







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最終更新:2023年08月10日 18:52