オシリスの砂

登録日:2011/11/21(月) 20:46:36
更新日:2024/03/18 Mon 16:06:27
所要時間:約 6 分で読めます




我が赤き砂体を以て、万物を救罪する



『純血によって至宝は錬成される。
時は砂のように、砂は蜜のように器を満たす。
流転するのなら逆行もまた理なり。
さあ―――無数の苦悶、赤き液体をもって、ここに万物の死を癒そう』


DUST OF OSIRIS
CV:夏樹リオ

MELTY BLOODの登場人物でありActress Againで発生したタタリの元凶でありラスボス。
死徒二十七祖の十三位であるワラキアの夜の後継者。
冥界を実現させるタタリ、霊長を救う最後のアトラス、冥界の鳥、など呼ばれ方は様々。

タタリの後継を名乗るものの吸血鬼ではないと語り、生き延びるために血を必要としない。
なので死徒ではない模様。
そもそも生き延びるという選択を彼女はしない。
人間として持っていた感情は既にない。

『オシリス』はエジプト神話に登場する冥界の神様であり、名前が同じだからといって某ドジな竜とは関係ない。



以下ネタバレ



ワラキアの夜によって吸血されたシオン・エルトナム・アトラシアの“人間の命”が、体を亡くして人間のままタタリの中で倒錯した時間を過ごし、ワラキアの消滅に伴いタタリを完全に掌握し、ワラキアより上位に移動したシオンの別の姿(存在を維持するためか、本来の自身に関わった人間の記憶を改竄している。)。

シオンが日本には訪れず、タタリにもかかわらずに、エルトナムとして迷いを抱えたままでアトラスの長(アトラシア)に辿り着いた場合の可能性であり、人に落ちたシオンとも、魔に堕ちた吸血鬼シオンとも異なる。
歴代のアトラシアが導き出した答え『人類の消滅』にたどり着き、どう足掻いてもその答えを覆せないと結論付けて事後の策に走った存在。(因みに彼女は発狂はしていない)
防衛機構としてリーズバイフェ・ストリンドヴァリを再構成している。

彼女自身としては、滅びが不可避ならば、『完全な滅び』よりも『意味の残った滅び』に辿りつこうと考え、滅びた後の世界に人類が存在した証を残し、いずれ他の天体から訪れる来訪者(アリストテレスも例に漏れず)にこれを伝えることこそが、“人類”という種にとっての最後の希望であると信じている。
この考えから永劫に欠損・磨耗しない記録媒体を残すという救罪方法に至る。
だがこの理想はアルクェイド・ブリュンスタッドに言わせれば千年遅い、古い“一”の考えらしい。

暴走アルクェイド曰く「一切をゼロにして死を癒す」と言うアプローチは既に試されたらしい。


彼女の目的は一年前に起きた「ワラキアの夜のタタリ」の再演。
「オシリスの砂のタタリ」を発生させ、アルクェイドがワラキアを殺すために空想具現化で創り出した『終末の世界』を『人類全てが賢者の石と化した終末の世界』に書き換える事。
現実を空想に封じ込め、現実と空想を入れ替えるこの大禁呪は、シエルに「魔術理論・世界卵そのもの」と評されている。

こうして全人類を変換した賢者の石を用いて、巨大ゴーレム『霊子演算機ヘルメス』を稼働させ、永久に欠損摩耗しない人類の慰霊碑『冥界の鳥』を残そうとしている。
タタリの夜が明けたときオシリスの砂は塵に還り、死した五十億年後の地球とその上を永劫に羽ばたき続ける『冥界の鳥』だけが残される。

結末として人類が滅びるのではなく、目的のために人類が滅びるこの本末転倒な手法はやはり登場キャラクターからもかなりの批判をくらっており、
アルクェイドからは
「滅びのために滅びたとあってはあきれ果てて愚痴も言いたくなるというもの」
ワラキアからは
「エンターテイメントの何たるかを知らなければ、人を救うことなどとてもできない」
とまで言われた。


戦闘に関して、一時期は初見殺しとも言われリーチの長いヘルメスやエーテライトの攻撃、ガードブレイク等で苦戦するが、これは序盤ではほとんどが近接キャラであり、パターンも読めていないから。
キャラが充実し慣れればそれほどでもない。

おまけにストーリーでは白レン琥珀翡翠ストーリーでは関わる前に七夜や秋葉にフルボッコされてる(しかも七夜ストーリーにはオシリスは出てこない)。

これらの事から多くのユーザーから型月のラスボス(笑)の一人と言われてしまう事になってしまった。







またこのヘルメスだが、奈須きのこ曰く地球規模のスパコンだが巷ではガッカリロボとか言われており、姿形でのツッコミ待ちらしい…。
本編に関しては二度目のタタリである『幻影の夏』の再演である為、ワラキアに関わった者だけが一年前にタイムスリップしたような状態になっている。

かなりの大魔術の為、青子曰く「これだけの大魔術を行使すれば第一の亡霊(スタンティア)が寄ってくるのではないか?」とまで言っている。
(スタンティアが何を指すかは不明。スタンローブ・カルハイン?)


オシリスの砂によるタタリには砂が流れるような雑音が発生しているが、これは無数の人の断末魔の悲鳴である。

彼女のステージである『巨人の穴蔵』では空が赤く全てが砂に帰った星の終焉を再現している。
この砂漠は心象風景でも空想具現化でもなくオシリスの砂が演算し運びこんだ切り取られた未来そのものらしい。
この事から鋼の大地でタイプ・プルートを倒した6人の魔女が血液で空を覆った後の世界と考える事も出来るが詳細は不明


『おまけ』
メルブラであーぱー吸血姫、人間ミサイルに次いでバストサイズが第三位だったシオンだったが(前者二人は88cm、シオンは86cm)、見た目の変化によりおっぱいも変化している可能性があるらしい。


ちなみにCarnival Phantasmのアイキャッチでちゃっかり出ている。


2013年エイプリルフール企画『路地裏さつき ヒロイン十二宮編』ではシオンがオシリスに変身。
ヘルメスを使い同じ悪落ちヒロインであるメガ林桜子と対決。縮退炉を爆発させ相討ちに持ち込んだ。
なお、口調はオシリスだがさつき達を「親友」と呼び守ろうとするなどあくまでシオンとして行動していた。



◆オシリス改
メルブラのドラマCD「路地裏ピラミッドナイトにて登場。
オシリスの砂をモデルにシオンが制作した工事ロボットであり、錬金術ロボット。
工事限定に特化しているため、本編での残虐さはない。
シオンが制作したばかりなのだが、琥珀曰く「10年来のペンフレンド」らしい。

ダメと野望でキラキラ地球会の会長も勤めている。

ドラマCDでは、無茶な工期に合わせるため暴走、巨大な保管庫としてピラミッドを建設してしまう。
最終目的は寸分違わぬ文明社会のジオラマであり、それは原寸大(地球まるごと)。


ちなみに、コンプエースでこの話が連載。これによるとつい再利用したらしい。
リーズ達には「どんだけ自分好きなんだよ」など呆れられた。

見た目はロリキャラ化したオシリスの砂。
ロボットなので電池式。
電池は帽子の中に入っている。

路地裏同盟や月姫ヒロイン達によって充電装置である玄室を破壊され機能停止、一晩で解体、元通りにした。
その後、路地裏の一員になったかは不明。


上述の内容で気付いたかも知れないが黒幕はやはり琥珀だった




追記・修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • TYPE-MOON
  • MELTY BLOOD
  • ラスボス(笑)
  • 人類根絶!
  • 基地建立!
  • 巨乳
  • 死徒
  • 錬金術師
  • 夏樹リオ
  • タタリ
  • 再演
  • オシリス
  • オシリスの天空竜←ではない
  • シオン
  • ついモデルに
  • オシリスの砂

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年03月18日 16:06