コピーくん(Dr.スランプ)

登録日:2014/10/10 (金) 23:05:31
更新日:2021/04/22 Thu 19:06:51
所要時間:約 12 分で読めます




コピーくんとは、漫画「Dr.スランプ」やそのアニメ作品に登場したキャラクター。



★発端

ある日、則巻千兵衛アラレ達と翌日に一緒に遊園地に行く約束をした直後、
山吹みどりからかかって来た翌日の映画の招待の電話で、みどりに対する恋心(スケベ心)で思わずOKしてしまった。
その直後ブッキングしたと気付いた千兵衛がアラレたちに謝りに部屋に行った瞬間、
遊園地に行ける気持ちで部屋中メチャクチャにするアラレ達を見て、もし断れば自分は殺されてしまうと感じた千兵衛は

「もう一人わしがいればいいんだーーー!」

と思いついた。

こうして千兵衛博士が徹夜で開発したのがコピーくんである。
手足が付いている擬人化カメラ型ロボットであり、被写体を写してその複製を産みだすことが出来る。


ここでは基本的概要を除いて、アニメ1作目と2作目では特徴・設定が違うのでそれぞれ解説する。



「ホ、ホンマもんや・・・」

「ホンマもんのアホや・・・








そう言いながらこの直後、自分もアホな事をやってしまう・・・

第1作(Dr.スランプ アラレちゃん)50話に登場したコピーくん  CV.大竹宏

1作目の50話に登場したコピーくんは、基本的概要である通り口がある大型カメラに白色の手足があり、
手には赤の手袋、足は黒と赤の二色の靴を履いている。
なお、手足はアラレちゃんの身体同様に特殊ゴム製で、手袋を取ると五本指がある白色の素手が、靴を脱ぐと五本指がある素足が姿を現す。
口調は中年ぐらいの低い声でおっとりとしたスローな感じで話し、普段は標準語の敬語を話すが、時々関西弁も話す。
一人称は「わたし」。

「はじめまして、私コピーくんです。」


出来た直後から千兵衛に駄々をこねられてしまい、千兵衛の複製出産作業を行う羽目になってしまう(なぜ出産作業と言うのかは後述)。
被写体である千兵衛を撮影可能位置であるコピーくんの前方に立たせると、レンズの部分を回しながらピントを合わせる
(ピントを合わせる前のコピーくんの視力はボヤけて良くない)。
ピントを合わせると吊り下げ式のシャッターを右手に持ち、強烈なフラッシュをたきながら撮影する。
ちなみに一度に連続して撮影する事ができる。

「はーいチーズしてください、いきますよ、それ1、2、3!」


撮影が終わったコピーくんは右手に持っていたシャッターを放すとピタッと動かなくなり、
身体内部の被写体分析装置が複製製造装置と連動し始め、身体の点滅(製造装置の発光)開始と共に
体内の複製室(フィルムカメラのフィルム室の様な四角形の部分)に分析装置のデータを元にして、
性格・身体・精神がそっくり同じの複製が、撮影と同時に複製室で瞬時に形成された
余剰物質エネルギー(よーするにうんち)をベースに造られては宿り始め、
時間経過と共に身体の一部分がゆっくりと点滅するのが、次第に麻疹の様に身体全体に発光が広がっていき、
複製製造過程の様子がわかる。

なお、この時のコピーくんは感覚は働いており、身体に複製が宿るのが気になる時がある。ちなみに複製製造時間は5秒から十数秒である。


やがて、全身点滅が停止すると複製室に完全たる複製が宿り、複製と複製製造過程に発生したガスによる総合作用によって
複製室の神経回路を刺激して、制御装置を通じて電子頭脳に伝えられ、強烈な産気にも似た便意が瞬時に発生する。
便意を感じ取ったコピーくんは思わず両手を握りこぶしで前に突き出して前傾姿勢になり、
全身全霊で歯を食いしばっていきみ声を上げながらいきみこんで複製を産み始める。
そのいきみ声は普段のおっとりかつ低いコピーくんの声とは対照的に、甲高く部屋中に響く程の大きい声になっており、
その声を発して大量の汗をながしながら懸命に複製を出産する姿は、不思議と生命のドラマとコピーくんに対する
母性及び萌え属性を感じさせるものがある(?)。

「う~~~!う~~~~~!うっ!! うッう"~~~~~っ!!」

コピーくんの懸命のいきみと共に複製室が膨張してガスが充満してくると同時に、
複製室が急速収縮してそれらが複製を排出する力となって複製室の後方にある複製排出口であるカバーのロックも弛緩する。
その作用によって複製室に滞留していた複製がカバーが開く同時に痛快な排出音をあげながらガスと共に体外に押し出され、
めでたく(?)複製が誕生するのである。

「うー!うーーーーーーっ!!うーん!うーん!!ウンッ!!!」ポンッ!

痛快な排出音と同時に産み出された複製は頭部から打ち付けられる様に落下し、
撮影時のポーズのままオリジナルの千兵衛が逆さまになった感じになった。
近づいた千兵衛が指で複製をツンツンすると倒れこみ、倒れこんだ瞬間、
衝撃を感じた複製は痛快な起動音を発しながら行動を開始した。


一方、複製を産み終えたコピーくんは深い安堵のため息をつきながら複製排出口である後方カバーを閉じると、
何所からか取り出したハンカチで複製出産時で流した汗を拭きながら千兵衛と複製の方に振り向いてその様子を見つめた。
ところが、複製が動き出した瞬間にオリジナルとどちらがデートが行くか喧嘩になってしまい
しまいには両方が劇画風の美形顔になる美形勝負等になった挙句、複製がオリジナルの千兵衛を殴った事を皮切りに
研究室全体をメチャクチャにする大喧嘩に発展してしまう。
これは前述の通り、コピーくんが性格、身体、精神等をひっくるめてオリジナルとまったく同じ複製を誕生させたからであり、
大方の予想通りブッキング対策には何も効果も無かったのである(もう少し千兵衛が素直な性格であれば、状況が違っていたかもしれないが・・・)。
それを見ていたコピーくんは複製を産み出す事しか取り柄が無かったので喧嘩を止める術は無く、
おっとりとした感じで数々の呆れ声を出しながら、ただ二人の喧嘩を見ているしかなかった・・・。
ちなみに、複製はオリジナルと同じ身体をしており、外見上ではほぼ見分けが付かないが、複製の身体のそばからよく嗅いてみると僅かにくさーい臭いがするのである。これは複製のベースが上述の通り余剰物質エネルギー、すなわちコピーくんのウンチである事であると同時に、複製出産作業=コピーくんの排便行動であるという証でもある。

喧嘩がエスカレートし、遂に家から飛び出した二人の背を見ながら続けて家を出たコピーくんは、喧嘩しながら消え行く二人に

「ホ、ホンマもんや・・・ ホンマもんのアホや・・・

とアホよばりして呆れてしまうのであった。
その直後、コピーくんの姿を見つけたアラレとガッちゃんが家から出てきて、
コピーくんに尋ねると強くは無いがすばらしい能力があると答え、興味を持った二人はその能力見せてほしいと頼む。
当然のようにコピーくんはアラレ達を撮影位置にあたる前方に立たせると、コピーくんはさっきの千兵衛の複製出産と同じように
二人にピントを合わせ、フラッシュを焚きながら撮影した。
十数秒後、コピーくんから甲高いいきみ声が周辺に響き渡った・・・

「うっ!う~~~~~ん! うお~~~~~っ!!」

コピーくんが千兵衛をアホよばわりしてここまで至るまで僅か1分15秒程であった・・・
これが新たなる大きなトラブル誕生の始まりだった・・・


千兵衛と複製の大喧嘩はさらにエスカレートし、2時間経っても決着がつかない程であった。
みどりとのデートに大幅に遅れた責任をお互いになすりつけた時、二人は異変に気付いた。
野原のあちこちにアラレとガッちゃんが姿を現していたのだ。
その異様な光景を目にした二人はようやく冷静さを取り戻し、大急ぎで自宅の周辺に戻ってみると、
なんと自宅周辺にはアラレとガッちゃんの複製が山の様に増加していたのである!

これはコピーくんが複製出産能力とその排便のような複製出産行為に興味を持った結果であり
(アラレはウンチを見るとつんつくつんと突っつく癖がある)、
コピーくんも前述のシャッター連続切りによって、アラレ達に言われるがままに複製を山のように出産してしまったのである。
千兵衛とその複製をアホよばりしたにもかかわらず、数分も経たないうちに自制も無く複製を山のように産んでしまった事は、
開発者の千兵衛と同様にアホだったという証明だった・・・


山の様に増加したアラレとガッちゃんを目にして、ただ呆然とする千兵衛とその複製をよそに、
自宅のそばには山の様なアラレとガッちゃんの無邪気な笑い声に囲まれて天を仰ぎながら倒れこんでいるコピーくんの姿があった。
それは一度に大量の複製を産みだしては疲れきって眠りに就こうとしていたのである。

「う、う~~ん もううみだせへん~~ ぼくちゃん~~もうおねむぅ~~~~ ぐぉ~~~ ぐぉ~~~」

と口をニッコリとして寝言を言いながら眠りに就いてしまった。レンズと口の間から鼻ちょうちんが膨らんで、
いびきをかきながら眠るその姿はついさっきまで一生懸命にアラレとガッちゃんの複製を産み出していた姿とはうって変わり、
無邪気な子供の様な可愛らしい姿だった・・・



第1作(Dr.スランプ アラレちゃん)210話に登場したコピーくん  CV.佐藤正治

210話に登場したコピーくんは形体・能力的には何も以前と変わりが無いが、
発声装置と制御装置を前回の事件の後に改良されたらしく(?)、声が以前の気の弱いオヤジ風の声からかなり若返った感じになり、
行動的にも以前はの~んびり的な感じだったが、草むらから現れる所は元気良くジャンプし、着地と同時にピースサインをする等、
全体的にかなり若返った感じである。

「イエーーイ!」

複製出生作業は方法としては以前と同じだが、レンズと被写体分析装置及び複製製造装置にも改良が加えられており、
以前よりも作業がスムーズになっている。
被写体がコピーくんの前方に立つとレンズが自動的にピントが合わせられ(オートフォーカス)、そのまま撮影が可能になる。

「いっきまーーす!はいっチーズ!」パシャッ!

撮影が終わると、改良された分析装置と製造装置が連動して僅か1,2秒で完全なる複製が内部の複製室に宿る事ができる。
また、コピーくんには新たに後部カバー制御装置が組み込まれており、この装置は複製排出口である後方カバーを制御する装置である。
複製の製造が開始されると同時に複製室の複製とガスが発する刺激が、僅かな刺激でも感知できるようになった改良された
総制御装置を通じてカバー制御装置のモーターが作動させて、後方カバーを制御して複製を産みだしやすくしている。
この装置と新しい総制御装置の影響で撮影が終わると同時に便意が発生し、複製を産むための前傾姿勢になる。
この装置が取り付けたのはこの装置が取り付けたのは複製出生作業をスムーズにして苦痛と負担を軽減するためであり、
以前は撮影から複製誕生まで30秒程かかっていたのが10秒以内に短縮されたのである。

ただし、時間が短くなって大量の汗をかく必要は無くなったものの、苦痛で身体全体を震わせながら
(カバー制御装置のモーターの振動も影響している)産みの苦しみのいきみ声を上げながら複製を産むのに四苦八苦しているのであった。
まあ、苦しんで複製を産んでいる姿が、ある意味コピーくんの最大の萌え要素だから・・・だが、いきみ声が負担が少なくなった影響で低くなってしまったのが残念だが・・・

「う~~~~~~ん!うんぐ!うぐぐぐぐっ! うんっ!!」
          /ジ~~~~~~~~~~~~~~~\カチャッ!バイーン!


だが複製を産み終えたコピーくんはこの時間短縮の影響下か元気が有り余っており、
則巻アラレの複製を産み出した数秒後には木緑あかねに元気良く挨拶するのであった。

「はじめまして、コピーくんともうしまーす!」


アラレとガッちゃんの鬼ごっこの最中に、自宅の大型発明品を格納している地下室(ちなみにピンポン号も格納されている)で
二人に発見された後連れ出され、あかねに出会った直後にアラレの複製を産み出してはその能力を見せ付けた後、
ペンギン村の住民の複製を産み出して混乱させるというあかねのイタズラの道具に利用されてしまうが、
イタズラを見ては大笑いするあかねを見てアラレは「ねえ、あかねちんコピーくんておもしろい?」と質問したところ、
あかねは「おもろい!おもろい!ギャーハハハハッ!!」と大笑いして答えるのだった。だが・・・

アラレ「あかねちん!」
コピーくん「はっ、はい」パシャッ!「う~~~~~~ん! うんっ!!」
                   /ジ~~~~~~~\カチャッ!バイーン!

アラレに言われるままにコピーくんはあかねの複製を産み出してしまった。
その様子を見ていたアラレ達(オリジナルのアラレと二人の複製)ガッちゃんは「おもろい!おもろい!」と大はしゃぎするのであった・・・
アラレのコピーくんが面白いという概念は上述の通りのコピーくんが複製を産み出す仕草の事であった。

図に乗ったアラレ達は「もっと! もっと!」と命じて、コピーくんは言われるがままあかねの複製を産み出してしまう・・・
内部が改良とはいえ以前と性格は同じで、以前にアラレとガッちゃんの複製を山の様に産み出したと同じ様に、
今度はあかねの複製を山の様に産み出すというアホな事をやってしまう。それを見ていたあかねは呆然とするしか無かったが・・・





第2作(ドクタースランプ)21話Bパートに登場したコピーくん  CV.田中一成

第2作目に登場したコピーくんは形体・能力は基本的に受け継いでいるが、ボディーの色は黒の部分が濃い青になっており、
特殊ゴム製の手足の色は橙色で、手には白い手袋を着けており、足には黄緑と白の靴を履いている。
また声は以前よりも若々しく青年の様な感じだが、性格も同じでのんびり屋である。

「どうも、徹夜ご苦労様です。」

複製製造方法は第1作との同じ要領で複製が造られる。オートフォーカスでピントを合わせる事ができ、第1作・210話と同じ方法で撮影する。

「じゃあいきますよー はいチーズ」カシャッ!

ただし、製造過程と造られる複製は以前と違っており、瞬時に体内の複製室で解析装置で解析させたデータによって
複製の特殊皮が造られると同時に、黒い特殊ガスが発生し始める。
このガスはコピーくんの余分エネルギーが成分で(よーするにおなら)、複製の動力源となる。
この時コピーくんは身体を回転させる(21話は左90度、41話は180度)癖を持っており、回転が終わると程なくして特殊ガスが満杯になり、
刺激を受けて前屈みの姿勢になると共に身体が震え出すと膨らみ始め、気合の踏ん張りによって複製室の複製の特殊皮にガスが注入される。
その勢いによって後部カバーが開いて複製が誕生する。

「はいおわりっと」(身体を回転し前屈みの姿勢になる)「ちょっと待ってくださいね。(苦悶の表情になって声と身体を震えながら)出ますよ、出ますよーー うっ・・・うーーーーん!しょっと!!」ポンッ! 

生まれた複製は第一作と同様にオリジナルと同じ精神・身体・性格の持ち主だが、
オリジナルよりも身体(皮膚・髪)と衣服の色が薄くて容易に見分けが付く。
これは元々オリジナルと同じ色彩の特殊皮膚が、複製製造時に風船の様に膨らんで色彩が薄くなった事と光の透過の影響である。
身体は特殊皮膚の影響であまり打たれ強くなく、ノックアウトする程度のダメージを喰らうと
動力源であるコピーくんの特殊ガスがゴワゴワと音を立てながら化学反応を起こして、
ダメージを受けて脆くなった特殊皮膚をプクーと大きく丸く膨らませて、ポンッ!と風船の如く破裂して複製は消滅してしまう。
ちなみに、破裂した複製は跡が残らない程皮膚ごと完全に消滅してしまい、弾けた複製からモクモクとした
灰色のコピーくんの特殊ガスが出てくるが、これを嗅ぐとかなりくさーい臭いがする。
これは上述の通り特殊ガスがコピーくんのオナラであり、複製出生作業はコピーくんの放屁行為の証でもある(複製を産み終えて後部カバーを閉じる前から普通の表情に戻っている)。
そのためか甲高いいきみ声を上げて大量の汗を流し、食いしばった歯を見せる等の苦労しながら複製を産んだ
第一作と比べると生命のドラマは薄れているが、苦しみながらも元気良く掛け声を上げながら産み出す姿(前傾姿勢は健在)や
人によっては生命のドラマの感動を受けるのである(?)


やはり、第一作の50話のリメイクである第二作の21話Bパートでも話の流れは変わらず、
どちらかがみどりとのデートに行くのか言い争いから喧嘩に発展してしまい、
あげくの果てにコピーくんはアラレとガッちゃんの複製を山の様に産み出すのであった・・・ 
複製を喧嘩の末に倒したオリジナルの千兵衛は(上述の通り、喧嘩に敗れた複製は膨らんだ後破裂して消滅した)、
自宅に戻って服を着替えてアラレ達を連れてデートに行こうとしたが、
次々と現れた山の様なアラレとガッちゃんの複製に唖然とするのだった・・・


正気に戻った千兵衛は事実を問うためにとコピーくんを探したが、コピーくんは玄関でアラレとガッちゃんの複製の産み疲れで
大きなイビキをかきながら眠っていた・・・ 
千兵衛が無理やり起こして問うとコピーくんは「ふぁ~」と大あくびしながらとぼけた口調で答えたのだった。

「だってぇ 二人に言われたとおりにやっただけですぅ」

千兵衛はそのとぼけた声に呆れながらも、早く複製達を何とかしろと叱りつけ、それを受けてまだ眠いと
いやいやながらも千兵衛と共に玄関の外に出たコピーくんは、こう掛け声と共に山の様な
アラレとガッちゃんの複製達に向けてフラッシュを焚くのだった。

「コピーよ消えろ!」

これはコピーくん自らが産んだ複製を消滅させるための第二作からの新しい設定である。
コピーくんが掛け声と共に焚いたフラッシュ(複製出生時はフラッシュの色が普通の白色だが、この時は黄色い白色である)の衝撃が
複製を構成する特殊ガスに化学反応を起こさせて上述の通りに複製を破裂させて消滅させるのである。

ちなみに、この能力は番外編的漫画である『コミックでわかるドクタースランプ ニコチャン大王チタマ脱出作戦』にも使われている。(余談だが、第一作のコピーくんとニコチャン大王は同じ声優である。)
だがこの能力はあくまでも数体の複製に対するものであり、山の様にたくさんの複製に使用するとどうなるか・・・

フラッシュを受けた複製達は一斉に特殊ガスが化学反応起こしたのでその音は大地を揺るがすような響きとなり、
それと共にゴムが膨らむような音を立てながら膨らみ始めて風船のようになった複製が、
周りが見えない程に一面を覆いつくすというシュールな光景になったと思った瞬間、一斉に破裂したのである!

ゴワゴワゴワッ!! キューーーーーーーッ!! ボカーーーーン!!!

山の様な複製が一斉に破裂し、台風並みの強烈な爆風と共に灰色の特殊ガスの塊(くりかえすよーだが特殊ガスはコピーくんのオナラ)があたり一面を覆ったのである!
「ギャー!くさーーいっ!!!」とガスを真に受けた千兵衛は爆風を受けたダブルショックで気絶してしまう。
また、オリジナルのアラレとガッちゃんもさすがに臭かったのか困った表情で鼻を抓んでしまうのであった・・・

風が止み、ガスの塊が消えて辺り一面が晴れてくると、あれほど山の様にいた複製が消えてさっきまでの賑やかさが嘘みたいに静まり返っていた。
爆風の影響で自宅のガラスは割れていたものの家そのものは無事だったが、千兵衛は自宅の玄関に通じる階段の下で気絶したままであり、
その傍ではガスの臭いが残っている影響でアラレとガッちゃんが相変わらず困った表情で鼻を抓んでいた。
一方、この騒動の最大の元凶であるコピーくんは階段の上で大威張りのドヤ顔で仁王立ちしていて、
それは爆風と強烈な臭いにも耐えた自分の強さをアピールするかの様だった。
アラレが困った表情でなぜコピーくんがなぜ平気だったのと訊ねると、コピーくんはドヤ顔から一転して崩れた表情になって

「やだなぁ、自分がやったオナラやウンチは臭くないと言うでしょ?」

と答えると頬ともいえるレンズ辺りを赤く染めながら左手で頭をかきながら照れ笑うのであった・・・




第1作・50話と第2作・21話Bパートでは
結局、映画館で長時間待たされて来なかった(第2作は夜まで気絶していた)千兵衛に対してみどりはこう怒るのだった。

「千兵衛のうんこたれ!!」


みどりさん、それを言うのならコピーくんに対してじゃないのかなぁ・・・なぜならコピーくんが騒動の元凶だし、その複製はコピーくんのうんこそのものだから・・・
第1作・50話のコピーくん「う、う~~ん、ぼくちんはうんこたれじゃないよ~~~むにゃ、むにゃ・・・」


追記・修正または誰が悪いのかはコピーくんが起きてからお願いします。

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最終更新:2021年04月22日 19:06