ガレス(コードギアス)

登録日:2014/10/10 (金) 21:04:52
更新日:2023/12/11 Mon 23:26:44
所要時間:約 5 分で読めます






ふんっ!このガレスの前には!!


出典:コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN18 「第二次 東京 決戦」 毎日放送、サンライズ、コードギアス製作委員会 2008年8月10日放送より




【目次】




【基礎データ】


型式番号:RPI-V4L
所属:神聖ブリタニア帝国
分類:第7世代相当KMF
全高:6,96m
重量:14,78t
推進機関:フロートシステム
武装:ハドロン砲×2
3連ミサイルポッド×2
4連ミサイルポッド×2
4連スラッシュハーケン×2

パイロット:グラストンナイツ
マリーカ・ソレイシィ
ブリタニア軍一般兵


【機体解説】


ブリタニア軍が開発した砲撃戦用KMFであり、かつて黒の騎士団に強奪された実験機・ガウェインの制式量産機にあたる機体。
そのため機体サイズは7m級と大型で、耳のようなパーツや胴体、脚部の形状などその外観に元型機の特徴を色濃く残している。
カラーリングも黒と灰色主体でガウェインに近い。

一方でドルイドシステムといった通常戦闘での利便性や一般兵での運用効率が低い実験装備をオミット。
頭部はファクトスフィアのみのシンプル構造となり、背面のコクピットも単座化(それでも内装は従来機よりかなり広い)。
フロートユニットは固定装備として継続採用されているが、翼は三対六枚から一対二枚に改めるなど全体的に簡略化され、機体全体を量産に向いた仕様に変更されている。
しかし空いたスペースに新たに実弾系の武装が追加されガウェインを上回る重装備機体となっており、量産型KMFとしてはトップクラスの火力を誇る。
……とはいえ近接戦用の武装が無く小回りも利かないためガウェイン同様近接戦闘は不得手。
腕部のマニピュレーターに加えて脚部のランドスピナーも省略されてしまったことで、汎用性と陸上での行動能力はガウェインより低くなっており、本当に空中砲撃戦しか出来ない機体となってしまっている。
ブリタニアもこの欠点は把握していたようで、当初から同時期にロールアウトしたヴィンセント・ウォードに近接戦を担当させる連携運用を想定していたようである。

同じガウェインの系列でありながら近接格闘戦特化ワンオフ機として開発されたギャラハッドとは対照的な存在ともいえるだろう。

なお、他のガウェイン系KMF同様脱出装置の有無は明言されていないが少なくとも劇中で使用されたことはない。


名前は「アーサー王伝説」の円卓の騎士であるガウェイン卿の末弟ガレス卿から。


【武装】


  • ハドロン砲
両前腕部と一体になった大型荷粒子砲。デザインや構造はガウェインの物と酷似している。
R2の時点でもKMF用の装備としてはかなり強力な部類。
腕に装備している分カバーできる範囲は広がったものの、この装備のためガレスにはマニピュレーター(掌)が無い。

  • 3連ミサイルポッド
両脇腹の部分に内蔵。

  • 4連ミサイルポッド
両脚部側面に内蔵。

  • 4連スラッシュハーケン
腰部に独立したユニットとして装備。
サザーランドなどの物に比べると一つ一つは小型。

このほか肩部に小口径のバルカン砲のようなものがあるがどういった用途の装置なのかは不明。


【劇中の活躍】


■TVシリーズ

◇皇暦2018年(『R2』)

来る超合衆国の日本奪還作戦に備えてビスマルクのギャラハッドと共に数機の先行量産機がブリタニア本国からエリア11に配備される。

第二次トウキョウ決戦ではグラストンナイツが搭乗。
その火力を活かし黒の騎士団のエース機と互角に渡り合って見せる。
しかしデヴィッド機は運悪く政庁から飛び出してきた紅蓮聖天八極式当て逃げされ損傷したところを千葉のに攻撃され爆散。

も、申し訳ありません父上!

エドガー機も藤堂の斬月にぶった斬られ爆散した。

そんな、このガレスがっ!?


近接格闘戦を得意とするグロースターから砲撃戦特化のガレスに乗り換えたのが不味かったのだろうか……。



その後の最終決戦の時期になると一般兵への配備が進んでおりウォードと共にルルーシュ皇帝側の戦力として多数登場。
パイロットがギアスで操られていたため死を恐れることなく黒の騎士団に立ち向かっていた。


皇帝陛下の為にいいいいい!!


■漫画

◇皇暦2018年(『双貌のオズO2』)

第二次トウキョウ決戦の辺りから登場。
エリア24での決戦ではギルフォードのルートから用意された一機にマリーカが搭乗。
ズィーの月下・紫電と共にヴィンセント・グリンダ部隊と交戦。
ハドロン砲で足場を破壊するなど無茶な戦い方をしたものの無事生還した。



【関連機体】




オズたちよ、今は二人が争う時ではない

退け!!

◆アグラヴェイン

基礎データ

型式番号:IFX-4DW1
所属:不明
分類:不明
全高:7.26m
重量:15.76t
推進機関:フロートシステム
武装:MVS×2
ハドロン砲×2
3連ミサイルポッド×2
4連ミサイルポッド×2
4連スラッシュハーケン×2
特殊装備:ブレイズルミナス

パイロット:ウィザード(オイアグロ・ジヴォン)


機体解説

外伝『双貌のオズ』に登場。
テロ組織「ピースマーク」の大口スポンサーである仮面の男・ウィザードことオイアグロ・ジヴォンが搭乗する大型KMF。

仮面を付けたような頭部と大きな肩装甲、そこから生えたマントが特徴。
劇中ではシルエットによるガウェインとのフレーム適合率は79%と分析されているが、どちらかというとボディの形状はガレスに近くコクピットも単座式。
但し本機の登場時点ではまだガレスは存在しないためガレスの試作機にあたるものと思われる(後にオイアグロが大型KMF開発に出資していることが判明したためこの線が濃厚)。

フロートユニットの翼は一対二枚だがガレスの物と比べると若干大型で刃のような鋭利な形状。

ガレス同様前腕部はハドロン砲になっているが、肘部分に通常の五指マニピュレーターが存在し、ハドロン砲と切り替えることでMVSなどを振うことが出来る。
また、肩部の外装をパージし頭部前面のフェイスマスクを上方向に展開することで、近接戦闘用形態に移行することも可能。この形態では大型KMFのパワーを存分に活かすことができる。
ちなみにマスクの下はデュアルアイ。
ガレスと同等の火力に加え、MVS、更にハドロン砲さえ防ぎきる高出力のブレイズルミナスの搭載により遠近・攻防で隙の無い性能を誇る。

尚、通常形態の装甲は黒い部分多く「黒いKMF」などと呼ばれているが近接形態では白い部分が多くなり大分印象が変化する。

名前はガレスと同じく「アーサー王伝説」のガウェイン卿の弟アグラヴェイン卿から。


○武装

  • ハドロン砲
  • 3連ミサイルポッド
  • 4連ミサイルポッド
  • 4連スラッシュハーケン
ガレスの物と同型。

  • メーザーバイブレーションソード(MVS)
腕部に収納されている近接格闘用の装備。装飾の無いシンプルな両刃の直刀。
生身の時と同じくオイアグロは二刀流で使用。彼の剣腕も相まって凄まじい切れ味を発揮する。

  • ブレイズルミナス
ランスロットなどに採用されている物と同様のエネルギーシールド。
ハドロン砲を防げる程の出力を持ち自機のサイズ以上にまで展開することも可能。


【劇中の活躍】

◇皇暦2017年(『双貌のオズ』)
オズの初期からオルフェウスやオルドリンの前に姿を現しその性能を見せつける。
その後も敵・味方として二人の前に度々現れる。
中華連邦での戦いでは、相討ち寸前になっていた白炎ランスロット・グレイルのエナジーフィラーを瞬時に破壊し戦闘を中断させた。


◇皇暦2018年(『双貌のオズO2』)
移送の際にオイアグロが出資している大型KMFの備品に紛れさせる形で運ばれていたことが語られ、エリア18にも姿を現す。
その後はオルドリンのアマネセールと行動を共にしていたが、オルフェウスとオルドリンの記憶が戻ったのを機に別れる。

そして最後の復讐を果たすべく自身に挑んできたオルフェウスの烈火白炎と一騎打ちとなり、その性能を活かし圧倒するが七つの武装をフル活用した白炎に敗れ機体を破壊された。

修復されたのかエリア24の決戦にもマリーベル側の戦力として参加するが、再び対峙したオルフェウスの業火白炎のゲフィオン・ブラスターにより機能停止させられた。



ガウェイン

原型となった機体。


ギャラハッド

同じくガウェインの流れを汲むナイトオブワン専用機



【立体化】


無し。
但し『フォトストーリー版オズ』に登場するにあたってガウェインを改造したアグラヴェインが製作されている。



追記・修正は皇帝陛下の為にいいいいいい!!


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最終更新:2023年12月11日 23:26
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